テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【2日の経済指標】
07:45   (NZ) 4月 住宅建設許可件数 [前月比]  -21.3% 
08:50   (日) 5月 マネタリーベース [前年同月比]  2.3% 
10:30   (豪) 1-3月期 経常収支  10億豪ドル 
13:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表  0.25%  0.25%   
16:55   (独) 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)  36.8   
17:00   (欧) 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)  39.5
18:30   (南ア) 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) [前期比年率]  -1.4%   
18:30   (南ア) 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比]  -0.5% 

*週明け1日のNY外国為替市場は、米中対立の激化への懸念を背景に安全資産の円が買われた。107円55~65銭。中国は先週、反体制活動を取り締まる「国家安全法」を香港に導入する方針を採択。トランプ政権は反発し、対抗措置を講じる方針を表明した。これに対し、中国が米国産の大豆や豚肉の購入を停止すると報じられた。米中対立の激化が懸念され円買いが優勢となり、一時107円40銭に下落した。しかし、5月米ISM製造業景況指数が43.1と前月の41.5から上昇し、景気の持ち直しが示されドル売りは限定的だった。

*週明け1日のNY金は、白人警官による黒人拘束死事件をきっかけに全米に広がった抗議デモや、米中対立激化への警戒感が高まったものの良好な米経済指標を受けて軟化。1750.30ドル(-1.40)。ミネソタ州で黒人男性が白人警官に押さえ付けられて死亡する事件が起き、抗議デモが全米に拡大。放火や略奪が相次いだ。経済的な影響のほか、デモ参加に伴う新型コロナウイルスの感染拡大も懸念されている。米政府は抗議デモ鎮圧のため15州と首都ワシントンに州兵を派遣した。また、トランプ大統領は先週末5月29日、中国の香港統制を強化する「国家安全法」導入への対抗措置を発表。香港に認めてきた優遇措置の撤廃に加え、世界保健機関(WHO)脱退の意向も表明した。これらを背景に、安全資産とされる金需要は底堅かった。しかし、5月米ISM製造業景況指数が43.1と前月の41.5から上昇し、景気の持ち直しが示された。NYダウはほぼ3カ月ぶりの高値に上昇した。新型コロナのワクチン開発をめぐる楽観的な見方と各種制限措置の緩和もあり金相場の上昇は抑えられた。

*6月1日時点の金ETFは1128.4トン、年初来最高を更新。

NY白金は続伸。901.10ドル(+26.50)。5月米ISM製造業景況指数の改善を好感。
パラジウムも高い。1988.40ドル(+15.50)。

*週明け1日のNY原油は、米中対立の激化による景気悪化懸念が広がり小幅反落。35.44ドル(-0.05)。中国は先週、全国人民代表大会(全人代)で反体制活動を取り締まる「国家安全法」の香港への導入方針を採択。米国は対抗策を打ち出した。1日、中国が国有企業に対し、米国産の大豆と豚肉購入を止めるよう要請した。米中対立の激化による景気悪化への懸念が強まり、原油相場は売りが優勢となった。一方、ロシアやサウジアラビアなど石油輸出国機構(0PEC)の加盟・非加盟国によるOPECプラスが、6月末を期限とする日量970万バレルの減産を7月以降も延長する方向で検討していることが1日、明らかになった。延長期間は1~2カ月で調整しているという。減産継続への期待が相場を支え、下落幅は限定的だった。OPEC議長国アルジェリアは今月9~10日に予定されていたOPECプラスの会合を4日に前倒しすることを提案している。サウジアラビアのムハンマド皇太子と非加盟のロシアのプーチン大統領は5月27日に電話会議を行い、減産に関して「緊密な連携の継続」で合意した。世界的には経済活動の再開に伴って石油需要の回復が見込まれており、大幅減産が長期化すれば原油価格が上昇する可能性がある。

*週明け1日のシカゴ・トウモロコシは続落。323.25セント(-2.50)。米中西部産地の天候が生育に適しているとの見通しが弱材料。トウモロコシ作付け進捗率の市場予想平均は、94%だった。

シカゴ大豆は小幅続落。840.50セント(-0.25)。中国国営企業は1日、米北西部太平洋側の港からの出荷分として、少なくとも計18万トンの米産大豆を購入した。一方、米国が香港の優遇措置を廃止したことへの対抗措置として、中国政府は国営企業に米産大豆や豚肉の購入を停止するよう求めた。

*週明け1日のNYダウは、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた世界経済の回復期待から反発した。2万5475.02ドル(+91.91)。5月米ISM製造業景況指数は43.1と、2009年4月以来11年ぶりの低水準だった前月(39.9)から上昇した。景気拡大と縮小の節目とされる50を3カ月連続で下回ったが、前月より改善したことが評価された。一方、香港情勢をめぐる米中対立の激化は懸念材料。中国が米国の大豆輸入の一部を停止する可能性があると報道された。また、米中西部ミネソタ州で黒人男性が白人警官による拘束時に死亡した事件をめぐり、人種差別への抗議デモが全米各地に広がっていることも不安感を強めた。

ny0602



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4月8日(水)
【4月7日の海外相場および市況】
ny0408

*7日のNY外国為替市場では、NYダウの下落を受けて円が買われ、108円台後半に下落した。108円72〜82銭。欧米の一部地域で新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが鈍化したとの見方を背景に米株高・長期金利の上昇に連れてドルが買われたが、NY州の1日当たりの死者が過去最多を更新したと発表されたのを機に、状況は楽観できないとの警戒感が台頭。ダウが反落に転じるとドル円も下落した。安倍晋三首相が7日夕、緊急事態宣言を発したことへの市場の反応は鈍かった。
*7日のNY金は、新型コロナウイルスに対する市場の警戒感が幾分和らぐ中、上値の重い展開となり、4営業日ぶりに反落した。1683.70ドル(-10.20)。NYダウが、欧米で新型コロナの感染拡大ペースが鈍化するのではとの期待感を背景に上伸すると、市場のリスク回避姿勢はやや後退し、安全資産とされる金は売られた。米長期金利の上昇も、金利を生まない金にとっては圧迫材料となった。金相場は前日まで3営業日続伸し、一時1742.60ドルの高値を付けていたため、利益確定売りも出やすかったようだ。米国の幾つかの区域で(コロナウイルスの)数字がピークに達する中、コロナの世界的流行が終息するとの期待が出ているものの、リスクが払拭されることはないとの見方に加え、今後も景気刺激策が講じられて金利が低下するとの見方も引き続き金相場を支えている。ユーロ圏財務相らは5000億ユーロ相当の財政支援策で合意する公算が大きい。安倍首相は緊急事態宣言を発令し、経済への影響を和らげるために1兆ドル近い規模の刺激策を打ち出した。
NY白金は続伸。745.00ドル(+13.00)。
パラジウムは反発。2094.30ドル(+17.50)。

*7日のNY原油は、主要産油国による協調減産の実現に懐疑的な見方が強まり、続落した。23.63ドル(-2.45)。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が9日の会合で協調減産に合意するとの期待で、相場は海外時間帯からプラス圏で推移していた。一方OPECプラスは、減産合意の条件に米国が減産に参加することを挙げているとされる。米エネルギー省は7日、「日量200万バレルの減産を見込んでいるが、これは連邦政府の介入によるものではない」と表明し、OPEC主導の減産への不参加を示唆した。これを嫌気して相場はマイナス圏に沈み、急速に下げ幅を拡大した。同省は来年の産油量が日量平均1100万バレルとなり、昨年のピークに比べ約200万バレル減少すると見込んでいるという。米石油協会(API)が発表した前週の米原油在庫は1190万バレル増加し、市場予想(930万バレル増)を上回った。北海ブレント原油は、31.87ドル(-1.18)。
サウジアラビアやロシアなどの主要産油国は9日に会合を開いて協調減産を検討する計画。ただ、数カ国のエネルギー相は米国が自ら減産に加わった場合に限って減産に応じる考えを示しているという。石油輸出国機構(OPEC)関係者は、OPECと非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が最終的にどれだけの減産で合意するかは、米国やカナダ、ブラジルなどの自主的減産の規模によって決まるとの見方を明らかにした。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスは9日に開く会合で、2020年4月の全体の生産量に対し日量430万バレル減の協調減産で合意に至る公算が大きくなった。割り当ては、サウジアラビアが日量220万バレル減、アラブ首長国連邦(UAE)が約100万バレル減、イラクが約50万バレル減、クウェートとロシアが30万バレル減の見込み。このところの170万バレル減産から大幅な減産だが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減少量には見合わない。トランプ大統領はOPECプラスに対し日量1000万バレル以上の減産を求めたが、OPECプラスは「緩い減産」で合意する見通し。

*7日のシカゴトウモロコシは反発。331.50セント(+3.75)。8営業日ぶりに反発。前日まで7営業日続落し、3年半ぶりの安値を付けていた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が穀物の主要な消費者である畜産市場に及ぼす長期的な影響をめぐる懸念が重石。新型コロナの感染急拡大で世界的な供給が引き続き混乱しており、需要の減退が心配されている。トウモロコシを原料とするエタノールの生産者にとって利益が大幅に低下していることに加え、米国でトウモロコシの作付けが昨年に比べ増加するとの見通しも相場の上値を抑えた。
シカゴ大豆は、ほぼ横ばい。854.75セント(-0.75)。一時はトウモロコシ相場の上昇に追随したものの、エネルギー市場が落ち着いたことを受け値を消した。ブラジルの収穫見通しの減少が相場を幾分下支えした。南米では日照りが続いている。
*7日のNYダウは、前日に大幅に上昇した反動から利益確定売りに押され、小反落した。2万2653.86ドル(-26.13)。欧米で新型コロナウイルスの感染拡大ペースがやや鈍化したことを好感し一時930ドル超上昇したが反落に転じた。NY州では、前日までの鈍化していた死者数が急増し、過去最多となった。市場では、感染拡大が長期化するとの懸念が再び台頭し、楽観論が後退した。主要産油国間の協調減産の実現に懐疑的な見方が広がり、原油先物価格が下落に転じたことも、売り要因となった。

【8日の経済指標】
08:50 (日) 2月 国際収支・経常収支(季調前) 6123億円
08:50 (日) 2月 国際収支・経常収支(季調済) 1兆6268億円
08:50 (日) 2月 国際収支・貿易収支 -9851億円
08:50 (日) 2月 機械受注  [前年同月比] -0.3%
14:00 (日) 3月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 27.4
14:00 (日) 3月 景気ウオッチャー調査-先行き判断DI 24.6
20:00 (墨) 2月 鉱工業生産 [前月比] 0.3%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
27:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

*第244回
『おしえて陳さん』 
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4月7日(火)
【4月6日の海外相場および市況】
ny0407

*週明け6日のNY外国為替市場では、新型コロナウイルスの感染拡大が欧州の一部で1日の死者数が減少したことで、安全資産である円が売られた。109円18〜28銭。 感染拡大が深刻なスペインやイタリアで、感染者や死者の増加ペースが鈍化。米国で最も感染者が多いNY州でもここ2日間は死者の増加数がほぼ横ばいだった。一方、日本政府は7日に非常事態宣言をする方針。市場では、欧米で新型コロナ拡大が終息に向かうとの期待が高まり、円を売り、ドルやユーロを買う動きが広がった。円は対ユーロでも下落した。米株価上昇もドル買いを促した。

*週明け6日のNY金は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気減速懸念を背景に買われ、3営業日続伸した。1693.90ドル(+48.20)。ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計によると、新型コロナによる世界全体の死者は6日時点で7万人を突破。感染者数は130万人に達した。経済活動の長期的な停滞で景気が大幅に落ち込むとの懸念が強まり安全資産である金が買われた。日本では安倍首相が6日、新型コロナの感染拡大を受け、総額108兆円規模の緊急経済対策を実施すると発表。7日には東京など7都府県を対象に緊急事態宣言を発令する方針。実施期間は同日から5月6日までの1カ月間。イエレン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長は6日、新型コロナ感染拡大による景気悪化に関し、「現在の失業率は12〜13%で、さらに上昇している」と警告。また、ドイツのメルケル首相は「欧州連合(EU)は創設以来最大の課題に直面している」と危機感を示した。世界最大の金ETF(上場投資信託)、SPDRゴールド・トラストの金保有高は3日に0.7%増の978.99トンと、3年超ぶりの高水準となった。
NY白金は反発。732.0ドル(+13.90)。
パラジウムは続落。2076.8ドル(-29.20)。
*週明け6日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の緊急テレビ会合が延期となったことで減産合意への期待が後退し、3営業日ぶりに反落した。26.08ドル(-2.26)。先週、主要産油国のサウジアラビアは、原油価格の低迷を受け、OPECプラスの会合の開催を要請。対立していたロシアも応じ、6日にテレビ会議を開くと決めた。トランプ大統領が日量1000〜1500バレルの減産で合意する可能性があるとの見通しを示した。市場では、供給過剰の緩和期待が広がった。ただ週末、原油価格低下の原因をめぐり、サウジ、ロシアの対立が再燃。テレビ会議の開催が9日に延期されると、減産合意への期待が後退すると売りが優勢となった。
*週明け6日のシカゴトウモロコシは続落。327.75セント(-3.00)。感染ペースの勢いに歯止めがかからない新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)の中で、エタノール需要が急落したことを受け、約定新安値を更新した。
シカゴ大豆は反発。855.50セント(+1.25)。南米での干ばつで、ブラジルの収穫が減少するとの見方を手掛かりに買いが先行した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)は、世界的な供給を混乱に陥らせ、需要減につながるとの懸念をかき立てており、相場に下押し圧力をかけ続けている。ブラジルの農業調査会社アグルーラルは、同国南部の干ばつを理由に、2019年〜20年大豆収穫高を下方修正した。
*週明け6日のNYダウは、一部の国で新型コロナウイルスの感染ペースが鈍化したことを好感し、急反発した。2万2679.99ドル(+1627.46)。週末から週初にかけ、イタリアやスペインなどで新型コロナによる死者・感染者の増加ペースが鈍化。米国で最多の感染者が出ているNY州でも、5日発表した新たな死者数が初めて前日を下回った。同州では5、6日の2日間で死者数は「実質横ばい」となった。投資家の警戒感が和らぎ、株価は終日大幅高で推移した。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国が、米国の減産を条件に減産に合意する見通しだと報じられ、買いが加速した。投資家の不安心理を示す「VIX指数(恐怖指数)」が45.24と、2週間ぶりの低水準まで落ち着いたことも好感された。

【7日の経済指標】
08:30 (日) 2月 全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比] -3.9%
08:30 (日) 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比] 1.5%
10:30 (豪) 2月 貿易収支 52.10億豪ドル
13:30 (豪) 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表 0.25%
14:00 (日) 2月 景気先行指数(CI)・速報値 90.5
14:00 (日) 2月 景気一致指数(CI)・速報値 95.2
15:00 (独) 2月 鉱工業生産  [前年同月比] -1.3%
20:00 (墨) 3月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 0.42%
28:00 (米) 2月 消費者信用残高 [前月比] 120.2億ドル

*第244回
『おしえて陳さん』 
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4月6日(月)
【4月3日の海外相場および市況】
ny0404

*週末3日のNY外国為替市場は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたドル需要の高まりや原油価格の上昇などを背景に、108円台半ばに反発した。108円44~54銭。新型コロナの感染拡大が続く中、海外市場で安全資産としてのドル買いの流れが続いた。主要産油国による減産合意への期待から、原油相場が大幅続伸したこともドル買いを誘った。3月米雇用統計は、非農業部門就業者数は前月から70万1000人減少し、失業率は大幅に悪化した。ただ、今回の統計の調査期間は外出規制が実施される前で、新型コロナの影響を完全に反映しておらず、市場ではあまり材料視されなかった。

*週末3日のNY金は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う米雇用統計の大幅悪化で買いが膨らみ、続伸した。1645.70ドル(+8.00)。3月米雇用統計によると、景気動向を示す非農業部門就業者数は季節調整済みで前月比70万1000人減少。リーマン・ショック後の2010年9月以来9年半ぶりにマイナスに転じた。失業率も4.4%(前月3.5%)と大幅悪化し、17年8月(4.4%)以来2年7カ月ぶりの水準に上昇した。これを受け、安全資産される金は急伸した。ただ、外国為替市場ではドルが上昇し、ドル建て金に割高感が強まり、上値を抑えた。
NY白金は反落。718.1ドル(-11.90)。
パラジウムは続落。2106.0ドル(-15.70)。
*週末3日のNY原油は、主要産油国による減産合意への期待が続く中、大幅続伸した。28.34ドル(+3.02)。前日、トランプ大統領がツイッターで、サウジアラビアとロシアの減産合意に期待を表明したことを受けて急反発。過剰供給が解消されるとの見方が強まった。
この日も減産合意への期待が継続。サウジとロシアを軸に、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が週明け6日にテレビ会議で緊急会合を開くと伝わり、一時12%超上昇した。また、ロイター通信によると、ロシアのプーチン大統領は3日、政府当局者や石油業界関係者らとのテレビ会議で、米国やOPEC加盟国と共に産油量を大幅に削減する用意があると発言。各国が協調すれば世界の産油量の1割に当たる日量1000万バレルの削減が可能だと述べたことも支援材料となった。一方、市場では、新型コロナウイルスの大流行で原油需要が日量3500万バレル減少したとの声もある。1000万バレル程度の減産では不十分との見方が相場の上げ幅を抑えた。
北海ブレント原油は、34.11ドル(+4.17)。週間では36.8%高と、過去最大の上昇率を記録した。
*週末3日のシカゴトウモロコシは6日続落。330.75セント(-2.75)。新型コロナウイルスの感染拡大を背景にエタノール生産者と畜産業者が生産縮小に動く中、今後徐々に減少する需要に懸念が高まり、3年半ぶりの安値に沈んだ。トウモロコシはエタノールや家畜用飼料の原料となるだけに、エタノール生産者らは主要な消費者と位置付けられている。原油価格がさえない中、エタノール生産者が生産量を絞ったり停止したりしたため、トウモロコシ需要の減少が価格を下押しした。さらに、牛や豚の出荷価格の下落が、飼料需要そのものを減らしかねない、頭数の削減という懸念を強めた。
シカゴ大豆は続落。854.25セント(-4.50)。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が世界的な供給を破壊し、需要の減退に対する懸念が高まったことを受け、2週間ぶりの安値に沈んだ。ブラジルの生産と2019~20年度渡しの輸出量は、リオグランデドスル州での猛烈な暑さの気温と干ばつによりこれまでの予想よりも約400万トン下回る形となりそうだ。
*週末3日のNYダウは、3月米雇用統計の大幅悪化を嫌気し、反落した。2万1052.53ドル(-360.91)。下げ幅は一時550ドルに達した。3月米雇用統計は、新型コロナウイルスの感染拡大で雇用削減が広がる中、非農業部門就業者数が前月比70万1000人減となった。マイナスは9年半ぶりで、市場予想の10万人減を大きく下回った。失業率も4.4%と、2年7カ月ぶりの水準に上昇。米国が深刻なリセッション(景気後退)に陥っているとの見方を裏付けた。一方、雇用統計の調査期間は3月中旬までで、行動自粛要請が本格化した月後半の数字
は反映されていない。3月米ISM非製造業景況指数が3年7カ月ぶりの低水準に落ち込んだこともマイナス材料になった。

【6日の経済指標】
(中) 休場
15:00 (独) (独) 2月 製造業新規受注 [前年同月比] -1.4%
17:30 (英) 3月 建設業購買担当者景気指数(PMI) 52.6

*第244回
『おしえて陳さん』 
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*ストックボイス「FXフォーカス」出演
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4月3日(金)
【4月2日の海外相場および市況】
ny0402

*2日のNY外国為替市場では、原油相場の急伸などを手掛かりにドルを買って円を売る動きが優勢となり、ドル円は107円台後半に上昇した。107円86〜96銭。最新週の新規失業保険申請は664万8000件と、前週に続き過去最多を更新した。市場予想の350万件を大幅に上回り、新型コロナウイルス感染拡大に伴う雇用悪化の深刻さが浮き彫りになった。これを受けて一時107円02銭付近まで下落した。その後、トランプ米大統領がツイッターに「サウジアラビアとロシアは、日量約1000万バレルの原油生産を減らすと予測、期待している」と投稿。主要産油国による減産期待から原油相場が急反発した。原油高を背景にNYダウも上昇したため、リスク回避姿勢が後退し、ドル買い・円売りが進行した。
*2日のNY金は、米雇用関連指標の悪化などを背景に買いが先行し、反発した。1637.70ドル(+46.30)。3月28日までの1週間の新規失業保険申請は、季節調整済みで664万8000件(市場予想350万件)と、前週比334万1000件増加。前週(330万7000件)に続き、過去最多を更新した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が米雇用環境の悪化につながっている形で、景気減速懸念が一段と強まった。このため、安全資産とされる金は買いが強まった。
NY白金は反発。730.0ドル(+12.20)。
パラジウムは続落。2121.70ドル(-19.10)。
*2日のNY原油は、主要産油国による減産期待から急反発した。25.32ドル(+5.01)。1日の上昇率としては過去最大となった。サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子は2日、トランプ大統領と電話会談した。トランプ大統領は会談後にツイッターで「サウジとロシアは、日量約1000万バレルを削減すると私は予測、期待している。削減は1500万バレルになるかもしれない」と表明。主要産油国による減産合意の可能性が高まり、過剰供給が解消されるとの見方が強まった。サウジ国営通信によると、同国は石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の緊急会合の開催を呼び掛けた。サウジは4月1日から最大限の増産となる日量1230万バレルを生産する方針。ロシアも大幅増産の構えを示し、市場に供給過剰懸念が強まっていたが、一転して相場の安定に期待感が広がった。原油相場が低迷する中、産油量の削減を協議する方針。トランプ大統領が前日、原油相場の急落で打撃を受けている米石油各社のトップと3日に会い、経営支援策を協議すると明らかにしたことも支援材料となった。ただ、ロシアとサウジが大幅減産で実際に合意する可能性について疑問が浮上したことから、相場は上げ幅を縮小した。石油輸出国機構(OPEC)非加盟国のロシアと、場合によっては米国やカナダが協調減産に加わらない限り、サウジが減産する可能性は小さいとの認識を示した。北海ブレント原油は、29.94ドル(+5.20)。
*ロシアのノバク・エネルギー相は2日、石油市場の供給過剰を踏まえ、同国としては増産する計画はないとの見解を示した。また、石油市場についてサウジと協議していないが、その可能性は除外出来ないと語った。

*2日のシカゴトウモロコシは5日続落。333.50セント(-1.25)。序盤は原油価格急伸が相場を支援したが、その後は新型コロナウイルスの世界的流行を背景とした穀物需要への根強い懸念に圧迫された。トランプ大統領が、主要産油国のロシアとサウジアラビアとの間の減産合意を仲介したと表明したことを受けて原油価格が上昇、トウモロコシも連れ高となった。これまでの原油価格急落はエタノール業界に打撃を与えていた。米国産トウモロコシの3分の1超を消費するエタノール・プラントは、エネルギー価格安を背景に生産を縮小または停止している。新型コロナ危機で米国の失業者が増加し、世界経済が景気後退に陥る中、穀物トレーダーの間では需要減退懸念が根強い。
シカゴ大豆は続落。858.75セント(-4.00)。トランプ大統領が、主要産油国のロシアとサウジアラビアとの間に立って、原油を減産して価格急落に歯止めをかける合意をまとめたと表明したことを受けて、原油価格が上昇。これを追い風に大豆も取引時間中の高値に上伸した。しかし、大豆ミールの値下がりが弱材料となってマイナス圏に沈んだ。
*2日のNYダウは、原油相場の急伸を好感してエネルギー株を中心に買いが入り、3日ぶりに反発した。2万1413.44ドル(+469.93)。トランプ大統領のツイッター投稿をきっかけに、主要産油国サウジアラビアとロシアが減産で合意するとの期待が高まり、原油相場が急伸した。NY原油は一時、前日比で約35%上昇した。トランプ大統領は、サウジのムハンマド皇太子と電話会談したと投稿。サウジとロシアによる減産規模が「1500万バレルになるかもしれない」との期待を示した。一方ダウは、米新規失業保険申請の急増を嫌気し、一時マイナス圏に沈んだ。3月28日までの週間新規失業保険申請は664万8000件と、前週に続き過去最多を更新。市場予想の350万件を大幅に上回り、新型コロナウイルス感染拡大に伴う雇用環境の急速な悪化が示された。

【3日の経済指標】
09:30 (豪) 2月 小売売上高 [前月比] -0.3% 0.4%
10:45 (中) 3月 Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI) 26.5 39.5
16:00 (トルコ) 3月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 12.37% 11.85%
16:55 (独) 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 34.5 34.3
17:00 (欧) 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 28.4 28.2
17:30 (英) 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 35.7 34.8
18:00 (欧) 2月 小売売上高  [前年同月比] 1.7% 1.6%
21:30 (米) 3月 非農業部門雇用者数変化 [前月比] 27.3万人 -10.0万人
21:30 (米) 3月 失業率 3.5% 3.8%
21:30 (米) 3月 平均時給 [前年同月比] 3.0% 3.0%
22:45 (米) 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 39.1 38.5
22:45 (米) 3月 総合購買担当者景気指数(PMI、改定値) 40.5
23:00 (米) 3月 ISM非製造業景況指数(総合) 57.3 44.7

*第243回
『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

*ストックボイス「FXフォーカス」出演
https://www.stockvoice.jp/vod_playlists/PL84385BD60AE8CDE1

*マーケットスクランブル出演
https://www.mkt-s.com/past_video/

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