テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【2月24日(金)国内市況と終値】
tk0224

*24日の金は上昇し、4523円と年初来高値を更新して引けた。白金も上昇。23日のNY金は大幅反発。ムニューシン米財務長官が米テレビとのインタビューで、トランプ大統領が掲げる大規模な税制改革について「8月の議会休会までに行う」と語り、来週28日に予定されているトランプ氏の議会演説では税制改革の具体的な内容が出てこないとの見方が広がり、失望感からドルが売られ、ドル建て金の割安感が強まった。一時は1252ドル台と、昨年11月11日以来約3カ月半ぶりの高値を付けた。

*24日の中東産原油は小反発。石油製品は堅調。23日のNY原油は、米エネルギー情報局(EIA)週間統計で、原油在庫の増加幅が市場予想を下回ったことなどから上昇し、一時54.94ドルと年初来高値(1月3日の55.24ドル)に迫った。その後はドルの反発を受けて上げ幅を縮小した。ただ、NY原は、産油国による協調減産進展と米シェールオイルの増産観測といった強弱両材料が交錯し、50ドル台前半のレンジ相場が続いている。

*24日のゴムは続落。円高と上海相場安を受けて売りが継続した。

*24日のトウモロコシと一般大豆は円高を受けて安い。

*24日の東京外国為替市場のドル円相場は、トランプ米大統領の議会演説などを来週に控えて動きが鈍くなり、112円台後半で保ち合い。来週は28日にトランプ大統領の議会演説、3月3日にイエレン米連邦公開市場委員会(FOMC)議長の講演が予定されている。重要イベントを前にポジションを取りにくくなっている。

*24日の日経平均株価は3日続落。ムニューシン米財務長官の発言により、米税制改革が遅れるのではないかとの懸念が強まったことが悪材料となり、売りが優勢な展開だった。米国の踏み込んだ減税策やインフラ投資の具体策の発表は先送りになりそうだとの見方が広がった。


第105回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


2月24日(金)
【2月23日の海外相場および市況】
ny0223

*23日のNY金は4日ぶりに反発し、3カ月半ぶりの高値をつけた。前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、「かなり早期」の利上げを適切としつつも、トランプ米政権の政策の不確実性を強く警戒していることが明らかになり、市場は議事要旨内容が想定よりもハト派的と受け止め、次回3月の会合での利上げ観測が後退した。このため、米長期金利が低下し、ドルもユーロなどの主要通貨に対して下落する中、安全資産である金は買われた。為替市場では、ドル安がさらに進行し、金相場は上げ幅を一段と拡大した。NY白金は金に連れて反発。

*23日のNY原油は反発。米石油協会(API)が発表した週間在庫統計で、原油在庫が大幅増加予想に反して小幅な取り崩しとなったことに加え、米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した在庫週報で、原油在庫が前週比60万バレル増と、小幅な積み増しにとどまったことから、米国内の供給過剰懸念が後退し、相場は一時54.94ドルまで上昇した。ただ、その後は利益確定の売りが出て、上げ幅を縮小した。

*23日のシカゴトウモロコシは反落。シカゴ大豆は5日続落。米農務省が発表した2017年の米国産トウモロコシの作付面積は前年比4.3%減の9000万エーカーと、市場予想の9104万6000エーカーを下回った。米国産大豆の作付面積見通しは8800万エーカーと、市場予想の8760万エーカーを上回った。トウモロコシは作付面積予測が予想を下回ったにもかかわらず、この日は下落した。世界的に供給過剰な状態が続いており、今年度(2016~17年度)の期末在庫(2017~18年度の期初在庫)を多く抱える見込みであることから、さほど強材料視されなかったようだ。また、世界最大の米トウモロコシ輸入国であるメキシコは現在、米新政権に反発を強めており、南米産が世界市場に豊富に出回るようになれば、そちらの輸入を優先させる方針であり、実現すれば米国産トウモロコシにとっては弱材料となる。

*23日のNY外国為替市場では、米財務長官の発言をきっかけにドルが売られ、ドル円相場は112円台後半に下落した。ムニューシン財務長官はこの日、米メディアとのインタビューで、トランプ大統領が掲げる大規模な税制改革について「8月の議会休会までに行う」との認識を示した。トランプ氏は9日、「2~3週間以内に驚くべき税制改革案をまとめる」と語っていた。市場では、来週28日に予定されているトランプ氏の議会演説で、税制改革の具体的な内容は出てこないとの見方が広がり、失望感からドルが売られた。財務長官が短期的なドル高や中国の為替操作に懸念を表明したことも、ドル売りの材料となった。

*23日のNYダウは10日連続で最高値を更新した。ムニューシン米財務長官はこの日、8月の議会休会までに大幅な税制改革を行う考えを表明した。大幅な法人減税への期待感が株価を押し上げた。NY原油が上昇したことも強材料となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
24:00 (米) 1月新築住宅販売件数 53.6万件 57.1万件 --
   (米) 1月新築住宅販売件数 (前月比) -10.4% +6.4% --
24:00 (米) 2月ミシガン大消費者信頼感指数・確報 95.7 96.0 
 
第104回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

【2月23日(木)国内市況と終値】
tk0223

*23日の金と白金は円高を受けて反落。NY金時間外は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を受けて上伸した。3月の追加利上げに関して特段の言及がなかったことや、トランプ政権の先行き不透明感が示されたことが要因だが、東京金は円高が弱材料となった。市場は来週28日に予定されているトランプ大統領の議会演説を注目している。施政方針が評価されてNY株が上昇するか、失望感で下落するかがポイントで、金もそれに連動して動きそうだ。

*23日の中東産原油は4日ぶりに反落。石油製品も安い。今朝公表された米石油協会(API)週間統計で、原油在庫が市場予想に反して減少したのを受けてNY原油時間外は54ドル台に反発しているが、為替の円高を受けて上値が重くなった。APIの週報によれば、原油在庫は前週比88万4000バレル減(市場予想は350万バレル増)。原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫は170万バレル、ガソリン在庫は89万3000バレルそれぞれ減った。了)

*23日のゴムは急落。円高や上海ゴム安を受けて下げ幅を拡大した。なお、2月10日現在の取引所指定倉庫在庫は1674トンと、1月末に比べ22.1%減少し、水準は低い。東南アジア産地はウインタリング(落葉期)に入り、今後は生産量の落ち込みが予想されるという。

*23日のトウモロコシは続落。一般大豆は反発。

*23日の東京外国為替市場のドル円相場は、軟調な日経平均株価に連動し、113円台前半の安値圏で保ち合いとなった。朝方は、ムニューシン米財務長官のドル高容認発言を受けて買い戻しが優勢となり、113円50銭近くまで反発したが、その後は株安に圧迫されて113円台前半に沈んだ。

*23日の日経平均株価は小幅続落。NYダウは連日の史上最高値を更新しているものの、為替が円高基調で推移しているため、本邦株価は盛り上がりに欠けている。


第104回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

2月23日(木)
【2月22日の海外相場および市況】
ny0222

*22日のNY金は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて早期利上げが意識される中、徐々に売りが優勢となり、3日連続で下落した。序盤は、大統領選を控えたフランスで極右候補が台頭しつつあるなど、欧州情勢の先行きを警戒したリスク回避的な金買いに支えられて堅調に推移した。しかし、引け後に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨は、早期利上げに関してタカ派的な内容ではないかとの見方から徐々に売りが優勢となった。ただ、公表されたFOMC議事録要旨では、参加者の多くが経済が予想通りかそれ以上に進展すれば「かなり早期」の利上げが適切と主張していたことが判明したが、同時にインフレ懸念がそれほど高まっていない上に、バランスシートの縮小に関する議論がまだ行われていないことが確認されたたため、市場が警戒していたほどタカ派的な内容でなかったとの見方から、NY金時間外は4ドル強反発し、1238ドル程度で推移している。NY白金は反落。

*22日のNY原油は4日ぶりに反落。この日は、米国の原油在庫統計発表を控えて買いが細る中、対ユーロでのドル高進行を受けて売りが優勢となった。引け後に発表された米石油協会(API)による17日までの1週間の国内原油在庫は前週比88万4000バレル減の5億1270万バレルとなった。市場予想は350万バレル増だった。原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫は170万バレル減。ガソリン在庫は89万3000バレル減。ディーゼル油とヒーティングオイルを含むディスティレート(留出油)在庫は420万バレル減。総じて強気の内容となり、引け後の時間外相場は0.40ドル強反発し、54ドル台で推移している。

*22日のシカゴトウモロコシは続伸。アナリストらは、2017年の米国産トウモロコシの作付面積は、昨年の9400万エーカーより減少すると予想している。シカゴ大豆は、南米産の豊作見通しを受けて続落。

*22日のNY外国為替市場は、この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、想定されていたほど利上げペースを速める内容でなかったことから円買い・ドル売りが優勢となり、113円台前半に反落した。FOMC議事要旨では、参加者の多くが経済が予想通りかそれ以上に進展すれば「かなり早期」の利上げが適切と主張していたことが判明。しかし、同時にインフレ懸念がそれほど高まっていない上に、バランスシートの縮小に関する議論がまだ行われていないことが確認された。市場が警戒していたほどタカ派的な内容でなかったとの見方から円買い・ドル売りが優勢となった。この日のユーロは対ドルで一時1.05ドルを割り込んだ。フランス大統領選の先行き不透明感から朝一時1.0496ドルと、1月11日以来の安値を付けた。ただその後、中道政党・民主運動のバイル議長が出馬を断念し、中道系独立候補のマクロン前経済相を支持すると表明したため、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首による勝利を阻止できるのではないかとの期待が広がり、対ドルで買い戻され、1.05ドル台前半まで反発した。

*22日のNYダウは9日連続で最高値を更新した。1月の米中古住宅販売件数が約10年ぶりの高水準となり、化学大手デュポンと同業ダウ・ケミカルの合併計画について、欧州連合(EU)の規制当局が承認する見通しが強材料となった。この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、多数の参加者が、経済が予想通りかそれ以上に進展すれば「かなり早期」の利上げが適切と述べていたことが判明。早期利上げ観測から一時的に売りが出たものの、まもなく買い戻された。


【本日の主な経済指標およびイベント】
16:00 (独) 10-12月期GDP・確報 (前期比) +0.4% +0.4% --
   (独) 10-12月期GDP・確報 (季調前・前年比) +1.2% +1.2% --
18:30 (南ア) 1月生産者物価指数 (前年比) +7.1% +6.6% --
22:30 (米) 新規失業保険申請件数 23.9万件 24.0万件 --
23:00 (米) 12月住宅価格指数 (前月比) +0.5% +0.5%

 
第104回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


【 東京金は4500円台を示現後に押し目を形成、再び高値トライへ 】

*先週は、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言があり、年内の利上げに関して前向きな姿勢を見せた。米長期金利が上昇し、ドルが買われ、NY金は1230ドル台に下落した。小売売上高や消費者物価指数が予想以上に伸び、早ければ3月にも利上げする可能性があると思惑された。

しかし、年3回の利上げは昨年12月に想定されていたわけで、イエレン議長の発言は、FRBの姿勢を再確認したということで、あまり弱材料にはならなかった。

それよりも、マイケル・フリン大統領補佐官がロシア問題の件で辞任し、労働長官の指名を受けていたパズダー氏が指名辞退を表明したため、トランプ政権の運営混乱を受けて「リスク回避」の金買いが優勢となった。

17日には1241ドル台まで上昇し、2016年11月10日(1266.40ドル)以来約3カ月ぶりの高値を付けた。3連休明け21日は、対ユーロでのドル高進行に伴う割高感や米早期利上げ観測などに上値を抑えられ、ほぼ横ばいだった。

フィラデルフィア連銀のハーカー総裁とクリーブランド連銀のメスター総裁が3月の利上げの可能性を示唆し、米長期金利の上昇を受けてドルが買われ、金は売られた。

しかし、トランプ大統領の政策運営に対する不透明感が強く、極右政党が台頭しつつある欧州情勢への懸念もあって、下げ幅は小さかった。2月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)が53.9と、市場予想の55.8と1月の55.6を下回ったことも金のサポート要因となった。

*25日移動平均線に沿って上昇、100日移動平均線をブレイクしたものの、1250ドルが上値抵抗線となったようだ。しかし、下落しても100日移動平均線にサポートされており、25日移動平均線と100日移動平均線がゴールデンクロスしつつある。下値は堅く、値固め局面が続きそうだ。1200~1250ドルのレンジで保ち合いが続くだろう。

nyg0222


*CFTC建玉2月14日時点:ファンドの金買い越しは10万9752枚(前週比-7397枚)と減少。総取組高は41万5128枚と前週比415枚の減少。

*NY金の上昇を受けて、東京金も上昇基調を強め、16日には4512円まで上昇し、年初来高値を更新した。チャートからは、昨年7月につけた4523円が目前になったことがわかる。4500円台を値固めし、昨年3月の高値4622円を目指す展開になろう。

tkg0222


さて、先週のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言や、週明けの複数のFRB高官のタカ派的発言を受けて、早ければ3月にも利上げとの見方が出ているが、CMEのFED WATCHでは、21日における3月の利上げ見通し確率は22%にすぎない。6月は46%であり、利上げは6月になると予想する。それよりも、週明けはドルが対ユーロで上昇したにもかかわらず、NY金が底堅く推移したことに注目だろう。

3月に入れば、欧州の政治リスクがさらに金相場に影響を及ぼすだろう。 3月のオランダ総選挙、4~5月のフランス大統領選は、いずれも移民政策に反対する極右やポピュリスト政党が優勢になっている。特に、フランスでは、欧州連合(EU)脱退を公約に掲げている国民戦線(FN)のルペン党首が勝利する可能性が高まっているが、フランスがEU脱退となれば、ユーロが瓦解する可能性が高まる。欧州の政局は混迷を深め、欧州発のリスク回避の金買いが本格化するだろう。ドイツが予定を前倒しして、海外に預けてる「金塊」を自国返還させようとしているのも、こうした背景からだろう。NYダウは2万ドル台で推移しているが、金ETF保有量は増加傾向にあり、投資家はリスク回避に備えているといえるだろう。

*金ETF「SPDRゴールド・トラスト」の金保有高は、2月21日時点で841.17トン。2月に入ってから増加に転じ、1月末(799.07トン)から比較すると、5.2%の増加。今年の最大量は843.54トン(2月15日)、昨年の最大量は982.72トン(7月5日)。

goldetf


*今週の予想レンジ:4400~4550円


情報提供:(株)エムサーフ
※上記ロゴが記載されたチャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフは一切の責任を負いません。


↑このページのトップヘ