テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

2月23日(金)
【2月22日の海外相場および市況】
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*22日のNY外国為替市場のドル円相場は、106円台後半に下落した。日本と欧州の株安を受けて安全資産である円に買いが入った。また、欧州中央銀行(ECB)が同日公表した定例理事会議事要旨で、「今年の早い時期」にガイダンスを見直す可能性が示唆され、対ユーロでドル売りが優勢となった。ドル売り・ユーロ買いが優勢となり、ドル円も下押される展開となった。節目の107円を割り込んだため、ストップロスの売りが誘発され、一時106円58銭まで下落した。米週間新規失業保険申請件数や1月米景気先行指数は、いずれも市場予想を上回る好内容だったが、ドル買い材料にはならなかった。今日の東京時間は1月消費者物価指数、欧米時間は10〜12月期独GDP詳報、1月ユーロ圏消費者物価指数確定値などが発表される。

*22日のNY金は、ほぼ横ばいだった。対ユーロでのドル安を受けてドル建て金に割安感が生じたが、買いにつながる材料にも欠け、上値は重かった。21日に公表された1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らがインフレについて引き続き懸念しており、利上げを続ける意向であることが示された。インフレ懸念は安全資産を求めての金買いを促進する可能性があるものの、利上げは利子を生まない金には圧迫要因となる。NY白金は3日ぶりに反発。

*22日のNY原油は反発し、2週間ぶりの高値をつけた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計によると、16日までの1週間の原油在庫は前週比160万バレル減と、市場予想の180万バレル増に反して予想外の取り崩しとなり、4週ぶりに減少した。また、ディスティレート(留出油)在庫も前週比240万バレル減と、予想の150万バレル減を上回る取り崩しとなった。WTIの受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの在庫も前週比270万バレル減となった。クッシングの在庫減少は9週連続。需給不均衡に対する懸念が後退し、一時63.09ドルまで上昇した。原油の輸出が増加して輸入が減少したため、原油在庫は予想外の取り崩しとなったようだ。

*22日までのシカゴトウモロコシは続伸。シカゴ大豆は、利食い売りで反落。大豆生産世界3位のアルゼンチンでの干ばつを受け、同国の生産量が減少するとの見通しが強まっている。

*22日までのNYダウは3日ぶりに反発。前日は、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表後に債券売りが加速し、長期金利が上昇。NYダウは金利上昇を嫌気してマイナス圏に沈んだ。しかし、この日は金利が落ち着いたことから、買い戻しが先行。米原油相場が反発したことも好感された。ただ、今後の金利上昇や連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースの加速などへの警戒感から上げ幅を削った。


【23日の経済指標】
08:30 (日) 1月全国消費者物価指数 (前年比) +1.0% -- --
      (日) 1月全国消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比) +0.9% -- --
08:30 (日) 2月東京都区部消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比) +0.7% -- --
16:00 (独) 10-12月期GDP・確報 (前期比) +0.6% -- --
      (独) 10-12月期GDP・確報 (季調前:前年比) +2.3% -- --
19:00 (EU) 1月消費者物価指数(HICP)・確報 (前年比) +1.3% -- --
22:30 (加) 1月消費者物価指数 (前月比) -0.4% -- --
      (加) 1月消費者物価指数 (前年比) +1.9% 

第154回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

【円高再開か?】

*昨日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月30、31日開催分)では、トランプ米政権による減税策などで短期的な景気見通しが上振れする可能性が指摘されたほか、参加者の大半が「さらなる緩やかな利上げが適切である公算が大きい」との見解が示された。議事要旨は利上げペースの加速を示唆する内容ではなかったと受け止められ、NYダウは一時303ドル高と上昇した。しかし、債券市場は売られ、米10年債利回りが2.95%と4年超ぶりの高水準まで上昇すると、金利上昇が嫌気されてNYダウは下落に転じ、マイナス圏に沈んだ。

*ドル円は長期金利上昇を受けて、議事要旨発表直後は反発したが、株安が嫌気されて売りが優勢となった。

*FOMC議事要旨を受けた米長期金利の上昇はドル買い要因だが、金利高が株安を招きドル安要因となっている。

*1時間足チャートでテクニカル的に見ると、2月の高値が110円48銭、安値が105円54銭。半値押しのレベルが108円。ドル円の戻りは107円92銭で、108円の抵抗を受けて上げ止まった格好になった。また、高値から引かれた下落トレンドラインも上値抵抗線になっている。

本日の東京時間にはネックラインの107円30銭を下回り、下落基調がやや強まり、一時107円13銭まで下落した。ドル円は戻り一杯となって再び下落基調が強まりそうだ。

*2月の安値105円54銭と今回の戻り高値107円92銭の半値押しは106円73銭。

*ただ、下落トレンドラインを上回る反発となれば、上昇基調への転換が予想される。


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2月22日(木)
【2月21日の海外相場および市況】
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*21日のNY外国為替市場のドル円相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて売り買いが交錯した後、ドル買い・円売りが優勢となって107円台後半に上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)が発表したFOMC議事要旨(1月30、31日開催分)では、トランプ米政権による減税策などで短期的な景気見通しが上振れする可能性が指摘されたほか、参加者の大半が「さらなる緩やかな利上げが適切である公算が大きい」との見解が示された。景気過熱やインフレ加速に対して一段と強い警戒感が示されるとの見方が広がり、発表直後はドル売り・円買いで反応。ただその後は、FRBが景気過熱やインフレ加速に対してあまり強く懸念していないとの観測が浮上したため長期金利が上昇し、これを受けて、ドル買い・円売りに転じた。米長期金利は、利上げペースが加速するとの見方から2.95%台に上昇。これを嫌気して、NYダウは一時300ドル超値を上げていたが、166ドル安で引けた。FOMC議事要旨を受けた米長期金利の上昇はドル買い要因だが、金利高が株安を招きドル安要因となって、方向性が定まりにくくなっている。本日の経済指標は東京時間には特にない。欧米時間は2月独IFO景況感指数、10〜12月期英GDP改定値、1月25日開催のECB理事会議事要旨、米週間新規失業保険申請件数、1月米景気先行指数等。

*21日のNY金場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表待ちとなる中、様子見姿勢が強く買い戻しに小反発となった。引け後に発表されたFOMC議事要旨は当初、予想よりもタカ派的ではないと受け止められたが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが速まるとの見方から米長期金利が上昇し、ドルが買われると、NY金電子取引は割高感から売りが優勢となった。NY白金はパラジウムに連れて続落。

*21日のNY原油は、米原油在庫の積み上がり懸念やドルの堅調地合いに圧迫される中、6日ぶりに反落した。ロイター通信の調査によると、16日までの1週間の原油在庫は前週比180万バレル増と、4週連続で積み増しとなったもよう。米国内で増産が続いていることへの懸念が再燃した。また、ドルがユーロに対して強含んだこともドル建て原油には圧迫材料となった。

*21日のシカゴトウモロコシとシカゴ大豆は、アルゼンチンの干ばつ懸念で反発。

*21日のNYダウは続落。この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、短期的な米経済見通しの上振れリスクに言及され、大半の参加者が「さらなる緩やかな利上げが適切」として、追加利上げに前向きな姿勢を示したことが明らかになった。議事要旨は利上げペースの加速を織り込むほどの内容ではなかったと受け止められ、一時上げ幅を303ドルまで拡大した。一方、債券市場は売られ、米10年債利回りは2.95%と4年超ぶりの高水準まで上昇。金利上昇が嫌気されてNYダウは下落に転じ、マイナス圏に沈んだ。


【22日の経済指標】
18:00 (独) 2月Ifo景況感指数 117.6
18:30 (英) 10-12月期GDP・改定 (前期比) +0.5%
     (英) 10-12月期GDP・改定 (前年比) +1.5%
22:30 (米) 新規失業保険申請件数 23.0万件 
22:30(加) 12月小売売上高 (前月比) +0.2% 
30:45 (NZ) 10-12月期小売売上高 (前期比) +0.2%

第153回 『おしえて陳さん』 
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