テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

9月25日(月)
【9月22日の海外相場および市況】
ny0925

*週末22日のNY金は、北朝鮮情勢の緊迫化などを背景に買いが入り、反発した。トランプ大統領が国連演説で「北朝鮮を完全に破壊するしかなくなる」と警告したことを受け、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は21日付の声明で「史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮する」と表明。北朝鮮の李容浩外相は、同国が太平洋上で過去最大級の水爆実験を行う可能性を示唆した。北朝鮮リスクに対する警戒感が強まり、安全資産である金が買われた。ただ、20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後、「年内あと1回」の利上げ観測が一段と強まっていることから、金利を生まない資産である金の上値は抑えられた。CFTC建玉9月19日時点:ファンドの金買い越しは23万6089枚(前週比-1万8671枚)と減少。総取組高は57万0096枚と前週比1万0510枚の減少。

*週末22日のNY白金は、南アフリカランドの対ドルでの下落を受けて続落。CFTC建玉9月19日時点:ファンドの白金買い越しは3万1648枚(前週比-6349枚)と減少。総取組高は7万6633枚と前週比3844枚の減少。

*週末22日のNY原油は小反発。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国はこの日、ウィーンで合同閣僚監視委員会を開催した。来年3月末に期限を迎える協調減産の延長について、原油相場がこのところ50ドル台を維持していることを理由に、延長の勧告が見送られた。また、ロシアのノバク・エネルギー相は会合終了後、減産を延長するかどうかについて、来年1月までは決定しないとの見通しを示した。これらの報を受けて、相場は一時マイナス圏に沈む場面もあったが、需給均衡に対する期待が強く、その後はプラス圏に再浮上した。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが午後に入り公表した最新週の国内石油掘削リグ稼働数は前週比5基減の744基と、過去6週間のうち5週間が減少したことも支援材料となった。CFTC建玉9月19日時点:ファンドの原油買い越しは41万8074枚(前週比+4万3594枚)と増加。総取組高237万7488枚と前週比3万2363枚の増加。

*週末22日のシカゴトウモロコシは続伸。天気予報によると、コーンベルト北西部は今後数日、一部で降雨が見込まれている。一方、中部と東部は高温や乾燥が予想されており、収穫に好都合な天候になるという。CFTC建玉9月19日時点:ファンドのトウモロコシ売り越しは3万8025枚(前週比-1万3411枚)と減少。総取組高は139万5966枚と前週比2万7241枚の増加。
*週末22日のシカゴ大豆は続伸し、6週間ぶりの高値で引けた。堅調な輸出需要が強材料。CFTC建玉9月19日時点:ファンドの大豆買い越しは2万0124枚(前週比+1万6532枚)と増加。総取組高は66万2802枚と前週比4231枚の減少。

*週末22日のNY外国為替市場のドル円相場は、北朝鮮情勢に対する警戒感からドルの上値は重くなった。金正恩朝鮮労働委員長は21日付の声明で、トランプ米大統領が国連演説で北朝鮮の「完全破壊」に言及したことを強く非難し、「史上最高の超強硬措置を慎重に検討する」と言明。また、李容浩外相が訪問先のニューヨークで、過去最大級の水爆実験を太平洋上で実施する可能性があると威嚇したため、ドル売り・円買いが進行した。CFTC建玉9月19日時点:ファンドのドル買い・円売りは5万1322枚(前週比-5975枚)と減少。総取組高は18万5352枚と前週比1万5092枚の減少。

*週末22日のNYダウは小幅続落。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が21日付の声明で、米国に対して「史上最高の超強硬対応措置を考慮する」と威嚇。トランプ大統領が国連演説で北朝鮮の「完全破壊」を警告したことに対抗し、太平洋上で水爆実験を実施する可能性も出ている。これを受けて、株式市場では利益確定売りが優勢となった。

【本日の主な経済指標およびイベント】
ヨハネスブルグ休場(伝統文化継承の日の振替休日)
17:00 (独) 9月Ifo景況感指数 115.9 116.0 

第134回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

9月22日(金)
【9月21日の海外相場および市況】
ny0922

*21日のNY金は反落。米連邦準備制度理事会(FRB)が前日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に追加利上げに前向きな姿勢を示したため、金利を生まない金には売り圧力がかかった。前日のFOMCでは、FRBは政策金利の据え置きと保有資産の縮小開始を決定。FOMC参加者による政策金利見通しでは、これまでの想定通り「年内あと1回」の利上げを堅持したほか、来年3回の利上げ想定回数なども据え置いた。FRBが市場の想定よりもタカ派的な姿勢を示したことから、金売りが進んだ。また、為替市場ではFRBによる政策決定を受けて対ユーロでドル高が進行し、ドル建て金に割高感が生じた。今後は、米国で医療保険制度改革(オバマケア)の代替や税制改革、資金の本国送還に関する法律が成立すれば、経済成長の加速を意味し、金にとっては弱材料になると予想されている。ペンス米副大統領は21日、所属する共和党の議員らに対し、同党がオバマケアを撤廃・代替する「最後の最良のチャンス」を支持するよう促した。NY白金はドル高を受けて10日続落。

*21日のNY原油は小反落。石油輸出国機構(OPEC)主導の会合を翌22日に控える中、利食い売りに小反落した。ただ、OPECにロシアなどを加えた非加盟国が過剰在庫の解消に取り組む一方で、米国では商品価格の上昇に乗じたシェールオイル増産が継続。米エネルギー情報局(EIA)が前日に公表した週間統計によると、原油在庫は15日までに3週連続で増加したほか、産油量も5週連続で拡大していた。

*石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国は22日にウィーンで開く閣僚級会合で、協調減産の延長の可能性について協議するほか、減産合意の順守状況を見極める輸出を監視することを検討する。22日のOPEC加盟国・非加盟国合同監視委員会の会合には、OPEC側からクウェート、ベネズエラ、アルジェリア、非加盟国側からロシアとオマーンの閣僚が出席。 クウェートのマルズーク石油相は記者団に対し、減産合意の順守率は前月から改善し100%を超えていると述べた。このほか、アルジェリアのギトウニ・エネルギー相は前日、今回の会合で現行の協調減産の延長について協議するとの見通しを表明。また、ロシアのノバク・エネルギー相は今回の会合で原油輸出を監視する方法について協議することを明らかにしている。現行の減産合意の期限は2018年3月末。OPEC代表者によると、どの程度延長するかについては、これまでのところ合意は得られていない。

*21日のシカゴトウモロコシは小幅続伸。シカゴ大豆は続伸。

*21日のNY外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利上げ観測を背景にしたドル買いが継続し、ドル円は112円台半ばに上昇した。20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表された参加者の政策金利見通しでは、「年内あと1回」の利上げの想定などが維持された。低インフレが警戒される中、参加者が利上げへの姿勢を変えていないことが確認されると、長期金利が上昇し、ドル買い・円売りが活発化した。この日もドル買い・、円売りの流れが継続したが、米国が対北朝鮮の追加制裁を発表するとの報を受けて警戒感が広がり、利益確定のドル売りも加わり、高値圏で保ち合いとなった。FOMCを通過し、市場の焦点は米政権と与党共和党執行部が来週公表する税制改革法案に移っている。

*21日のNYダウは10日ぶりに反落。日米などで22日に発売される腕時計型端末「アップルウオッチ」の新製品の一部に、通信接続の不具合があると伝わったことや、米国や中国でスマートフォン「iPhone8」の先行予約数が過去のモデルより大幅に少ないとのアナリストリポートも嫌気された。また、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、市場では「年内あと1回」の利上げ観測が拡大し、金融の引き締まりへの警戒感も重石になった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
16:30 (独) 9月製造業PMI・速報 59.3 59.0 --
16:30 (独) 9月サービス業PMI・速報 53.5 53.7 --
17:00 (EU) 9月製造業PMI・速報 57.4 57.2 --
17:00 (EU) 9月サービス業PMI・速報 54.7 54.8 --

第133回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


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