テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

8月21日(火)
【8月20日の海外相場および市況】
ny0820

*週明け20日のNY外国為替市場では、米長期金利の低下を背景に円買い・ドル売りが進み、ドル円は110円台前半に下落した。米中「貿易戦争」などに対する過度の警戒感が弱まり、当初はドル買いが先行していた。ただ、その後は米長期金利が低下したことから、徐々に円高・ドル安が進んだ。今週は米中による貿易摩擦の緩和に向けた通商協議が再開されるほか、22日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表、23〜25日にはワイオミング州ジャクソンホールで毎年恒例の経済金融シンポジウムの開催が予定されているため、様子見ムードも広がった。市場は米中協議の行方やパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演などに注目している。

*週明け20日のNY金は、安値拾いの買いなどが入り、続伸した。この日は人民元が上昇したことで、世界最大の金消費国・中国の買い手にとって金に割安感が生じたことも支援要因となった。前週に約1年7カ月ぶりの安値水準を付けた反動から、実需筋が安値拾いの買いを入れた。また、対ユーロでのドル高が一服し、ドル建金の割高感が後退したことも金を押し上げた。ただ、今週は米中通商協議が再開されるほか、23〜25日にはワイオミング州ジャクソンホールで経済金融シンポジウムが開催される。このため、米中協議の行方やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演内容を見極めたいとの思惑から、相場の上値は重かった。NY白金はドル安を受けて反発。

*週明け20日のNY原油は、米中「貿易戦争」収束への期待感が広がり、3営業日続伸した。米中が22、23日に貿易摩擦緩和に向けた協議を開催するとの報を受けて「貿易戦争」収束に向かうとの期待が広がり、この日は米株も上伸したため、株と並んでリスク資産とされる原油にも買いが入った。また、ドルが対ユーロで下落に転じ、ドル建て原油の割高感が薄れたことも原油相場を押し上げた。米政府が金融分野に対する対イラン制裁を再発動し、11月からは石油分野も制裁対象とする予定であることも買い材料視されている。ただ、米エネルギー情報局(EIA)が公表した最新週の原油在庫が予想に反して大幅な積み増しとなっていたことから、米国内の供給過剰懸念が改めて意識され、上値は抑えられた。

*週明け20日のシカゴトウモロコシは続落。小麦安と産地の天候改善が嫌気された。シカゴ大豆は小反発。米中の貿易協議再開によって両国間の緊張が和らぎ、世界最大の大豆輸入国である中国向けの輸出が回復するとの楽観的な見方が相場を支えた。ただ、米国の大豆収穫量が記録的な規模に増加するという見通しから上げ幅は縮小した。

*週明け20日のNYダウは、米中貿易摩擦の緩和期待から3営業日続伸した。22、23日に開催されると報じられた米中間の次官級貿易協議への期待感が相場の支えとなった。6月初旬以来、両国の貿易協議は中断しているだけに、市場では通商摩擦緩和に向け、何らかの進展があるのではないかとの思惑が広がっている。対立解消に向けてトランプ米大統領と習近平中国国家主席が11月に会談する可能性があると報じられたことも投資家心理を改善させた。
米国は23日、中国の知的財産権侵害を理由とした貿易制裁の第2弾として、同国製品160億ドル相当への追加関税措置を発動する予定。一方、今週は23日から米ワイオミング州ジャクソンホールで経済金融シンポジウムが開催される。24日には米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演する予定で、今後の利上げペースを探るため、市場関係者の注目が集まっている。


【21日の経済指標】
未定   (トルコ) 休場 
10:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表


第178回 『おしえて陳さん』 
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8月20日(月)
【8月17日の海外相場および市況】
ny0818

*週末18日のNY外国為替市場のドル円相場は、110円台半ばに下落した。米国人牧師の拘束を続けるトルコに対し、米政府が追加の制裁措置も辞さない強硬姿勢を見せる中、リラが再び急落。トルコ通貨不安が他の新興国にも波及し、世界経済に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念が強まり、安全資産とされる円は110円台前半で推移していた。ただ、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が午後に入り、トランプ大統領と習近平中国国家主席が貿易摩擦解消に向けて11月に会談する可能性があると報じると、「貿易戦争」終結への期待が広がり、投資家のリスク選好意欲が若干回復し、ドル円は下げ幅を縮小した。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドのドル買い・円売りは5万8368枚(前週比-4439枚)と減少した。総取組高は18万5834枚と前週比2068枚の減少。

*週末17日のNY金は、ほぼ横ばい。ドル安により金が買い戻された。米国人牧師の釈放問題をめぐって米国とトルコの外交関係が冷え込む中、米国がトルコに対して追加制裁措置を科すことも辞さないと警告したことから、この日はトルコ通貨リラが再び急落。他の新興国にも混乱が波及するのではとの懸念が再燃したため、安全資産としての金買いが一時入った。ただ、市場では今月下旬に再開される米中貿易協議が進展し、両国間の貿易摩擦が緩和に向かうとの期待も広がり、トルコ不安を相殺する形となったもようで、安全資産としての金需要も限られた。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドの金売り越しは3688枚(前週比-1万6376枚)と増加。途転売り越しに転じた。総取組高は47万6739枚と前週比1万7265枚の増加。

*週末17日のNY白金は続落。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドの白金売り越しは1万0182枚(前週比+2039枚)と増加。総取組高は8万3991枚と前週比4909枚の増加。

*週末17日のNY原油は続伸。対ユーロでドル安が先行し、ドル建て原油に割安感が生じた。また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が、トランプ大統領と習近平中国国家主席が貿易摩擦解消に向けて11月に会談する可能性があると報じると、「貿易戦争」終結への期待が広がり、投資家のリスク選好意欲が回復し、NYダウが上昇すると、同じリスク資産である原油にも買いが入った。ただ、トルコを中心とした新興国経済・通貨危機に対する警戒感は根強く、相場の上値は重かった。米国内の供給過剰も嫌気されている。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドの原油買い越しは57万3428枚(前週比+3万5499枚)と増加。総取組高232万9989枚と前週比1万2586枚の減少。

*週末17日のシカゴトウモロコシは小反落。米国と中国が11月までの貿易摩擦解消に向けて協議するとの報道で、いったんはプラス圏に浮上したものの、その後値を消した。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは12万2706枚(前週比1391枚)と増加。総取組高は171万7134枚と前週比4万3366枚の減少。

*週末17日のシカゴ大豆は小反落。米国と中国が貿易摩擦解消に向けて動いているとの報道を受けて、値を戻した。

CFTC建玉8月14日時点:ファンドの大豆売り越しは3万5761枚(前週比+1万7083枚)と増加。総取組高は80万0037枚と前週比1万0210枚の増加。

*週末17日のNYダウは続伸。トルコ通貨安など「新興国リスク」に対する懸念を背景にもみ合っていたが、その後買いが優勢となった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は前日、貿易摩擦の緩和に向けた米中両国による協議が22、23両日に開かれる見通しだと報道した。二大経済大国間の「貿易戦争」に対する警戒感が後退し、投資家のリスク選好意欲が徐々に回復した。ただ、ムニューシン米財務長官は16日、トルコ政府が拘束している米国人牧師を早期に釈放しなければ、追加制裁も辞さない構えを強調。この発言を受け、トルコ国有銀行の元幹部による対イラン経済制裁違反事件に関連し、米財務省が懲罰的な罰金を科すのではないかとの観測が浮上したため、この日はトルコ通貨リラが再び急落。他の新興国にも混乱が波及し、世界経済に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念から、上値が抑えられた。


【20日の経済指標】
15:00   (独) 7月 生産者物価指数(PPI) [前月比]  0.3%   
18:00   (欧) 6月 建設支出 [前月比]  0.3%   
18:00   (欧) 6月 建設支出 [前年同月比]  1.8%  


第178回 『おしえて陳さん』 
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8月16日(木)
【8月15日の海外相場および市況】
ny0817

*16日のNY外国為替市場では、米中貿易摩擦の緩和期待からリスク回避の円買いが一服し、ドル円は110円台後半に上昇した。中国商務省は16日、8月下旬に米中貿易協議を再開させると発表。通商摩擦による中国景気の悪化懸念から下落が続いていた人民元が反発し、新興国通貨安に対する過度の懸念が後退し、111円12銭まで上昇した。

*16日のNY金は、ほぼ横ばい。中国商務省は16日、代表団が今月下旬に貿易協議のため米国を訪問すると発表。米中による貿易摩擦緩和に向けた協議が進展するのではないかとの期待が広がり、リスク回避姿勢が後退した。このため、これまで資金の逃避先として買われてきたドルが下落し、ドル建て金に割安感が生じたことから買いが入った。ただ、トルコリラの急落をきっかけに広がった「新興国リスク」に対する懸念は完全には消えておらず、ドルが下げ渋ったことで、金の上値も重くなった。NY白金はドル安を受けて反発。

*16日のNY原油は、4営業日ぶりに反発。中国商務省はこの日、今月下旬に貿易協議のため米国を訪問すると発表した。これを受けて、米中「貿易戦争」の激化で世界第1、2位の経済大国のエネルギー需要が落ち込むのではないかとの懸念が後退した、この日は外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが一服し、ドル建て原油の割高感が後退し安値拾いの買いも入りやすかった。ただ、米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した最新週の原油在庫が取り崩し予想に反して大幅な積み増しだったことから、米国内の供給過剰懸念から相場の上値は抑えられた。

*16日のシカゴトウモロコシ、大豆は反発。貿易摩擦解決に向けた米中間の協議が再開されるとの報や、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の進展をめぐる期待感が支援材料になった。

*16日のNYダウは、米中「貿易戦争」の収束期待が広がる中、大幅反発した。中国商務省がこの日、8月下旬に米中貿易協議を再開させると発表したことを受け、世界1、2位の経済大国である米中が「貿易戦争」の終結に向けて歩み寄るのではないかとの観測が浮上。トランプ政権は9月以降、2000億ドル規模の中国産品に追加の制裁関税を課す方針だが、回避される可能性が意識され、中国での事業展開に積極的なボーイングやキャタピラーをはじめ幅広い銘柄に買いが入った。市場ではトルコ経済不安への警戒感はなお残るが、米中関係の改善が注目され、トルコが米経済に及ぼす影響は小さいという雰囲気になったようだ。


【17日の経済指標】
07:45   (NZ) 4-6月期 四半期卸売物価指数(PPI) [前期比]  0.2%  ― 
17:00   (欧) 6月 経常収支  224億ユーロ  ― 
18:00   (欧) 7月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]  2.1%  2.1% 
23:00   (米) 7月 景気先行指標総合指数 [前月比]  0.5%  0.4% 
23:00   (米) 8月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値  97.9  98.0


第178回 『おしえて陳さん』 
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