テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

8月28日(金)
【8月27日の海外相場および市況】
ny0827

*27日のNY金は続落。中国人民銀行(中央銀行)が2日連続で大規模な資金供給を実施したことなどを受け、この日の上海株は6日ぶりに急反発した。米国の早期利上げ観測も後退したため、押し目買いが先行した。しかし、4~6月期の実質GDP(国内総生産)改定値は季節調整済み年率換算で前期比3.7%増となり、伸び率は市場予想の3.2%増を上回った事に加え、最新週の新規失業保険申請件数は前週比6000件減の27万1000件と、市場予想の27万6000件を下回った事から、米経済の好調さから株価が上昇し、金には利益確定売りが強まった。RSI(14日)=48.7%。NY白金は株価上昇を受けて続伸。RSI(14日)=51.8%。

*27日のNY原油は急騰。中国上海株が急伸したことでリスクオフモードが後退した。日米欧の株価も上昇したため、原油の買戻しが活発化した。2015年4~6月期の実質GDP(国内総生産)改定値は年率換算で前期比3.7%増と、速報値の2.3%増から大幅上方修正されたことも支援材料となった。RSI(14日)=44.5%。北海ブレントも大幅急反発となった。

*27日のシカゴトウモロコシは小反発。大豆相場の上昇と米トウモロコシの週間純成約量が予想を上回ったことが強材料となった。RSI(14日)=42.9%。シカゴ大豆は、中国上海株の上昇を受けて需要懸念が後退し反発。米大豆の週間輸出成約量も予想を上回った。RSI(14日)=37.4%。

*27日のNY外国為替市場のドル円相場は、堅調な米経済指標とNYダウの上昇を受けて121円台に上昇した。日経平均株価、上海株が上昇し、欧米の株価も上昇した。4~6月期の実質GDP(国内総生産)改定値は季節調整済み年率換算で前期比3.7%増となり、伸び率は市場予想の3.2%増を上回った。また、最新週の新規失業保険申請件数は前週比6000件減の27万1000件と、市場予想の27万6000件を下回った。ただ、9月の米利上げ観測が後退しているため、ドル円の伸びは鈍かった。なお、前日にはNY連銀のダドリー総裁が、最近の相場混乱を受けて、9月の利上げの可能性が低下したとの見方を示したが、この日は、米カンザスシティー連銀のジョージ総裁が、米景気が十分に強くなったとして、9月の米利上げの可能性を排除しないと発言した。

*27日のNYダウは、良好な米経済指標を反映して全面高となった。4~6月期の米実質GDP(国内総総生産)は、伸び率が上方改定され、上海株が6日ぶりに上昇し、日欧など海外の株式市場も上昇したことを受けて買い安心感が広がった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
08:30 (日) 7月全国消費者物価指数 [前年比] +0.4% +0.2%
      (日) 7月全国消費者物価指数 [前年比:除生鮮] +0.1% -0.2%
08:30 (日) 7月失業率 3.4% 3.4%
17:30 (英) 第2四半期GDP・改定値 [前期比] +0.7% +0.7%
      (英) 第2四半期GDP・改定値 [前年比] +2.6% +2.6%
17:30 (英) 第2四半期個人消費 [前期比] +0.9% +0.7%
21:00 (独) 8月消費者物価指数・速報 [前月比] +0.2% -0.1%
      (独) 8月消費者物価指数・速報 [前年比] +0.2% +0.1% 
21:30 (米) 7月個人所得 [前月比] +0.4% +0.4%
21:30 (米) 7月個人支出 [前月比] +0.2% +0.4%
21:30 (米) 7月PCEデフレーター [前年比] +0.3% +0.3% 
21:30 (米) 7月PCEコア・デフレーター [前月比] +0.1% +0.1% 
      (米) 7月PCEコア・デフレーター [前年比] +1.3% +1.3% 
23:00 (米) 8月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値 92.9 93.0

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第28回 『おしえて陳さん』 
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8月27日(木)
【8月26日の海外相場および市況】
ny0826

*26日のNY金は、3日続落。日米の株価が上昇したため、リスク回避姿勢が後退し、金には売り圧力がかかった。7月の耐久財受注額(季節調整後、半導体を除く)が前月比2.0%増と、市場予想の0.4%減に反して改善し、為替市場ではドルが対ユーロで反発したため、ドル建て金の割高感が強まったことも、弱材料となった。ただ、NY連銀のダドリー総裁が、9月の利上げは数週間前に比べれば必然さが低下したと発言したことは、サポート要因となった。RSI(14日)=49.6%。白金は4日ぶりに反発。RSI(14日)=42.9%。

*26日のNY原油は、ドルが対ユーロで上昇したことや、米ガソリン在庫の大幅増が嫌気されて反落した。米エネルギー情報局(EIA)の週報では、21日までの1週間の米原油在庫は前週比550万バレル減と、100万バレル増の市場予想に反し大幅減と
なったものの、ガソリン在庫は170万バレル増と、市場予想の130万バレル減に反して積み増しとなった。ディスティレート(留出油)は140万バレル増で、市場予想の90万バレル増を若干上回った。夏のドライブシーズン需要がピークを過ぎる中で、在庫が増加したため、売り圧力が強まった。RSI(14日)=26.7%。北海ブレント原油は小反落。

*26日のシカゴトウモロコシは、好調な収穫見通しに反落。RSI(14日)=41.5%。シカゴ大豆は、中国の需要低下懸念から反落。RSI(14日)=32.6%。

*26日のNY外国為替市場のドル円相場は、119円台後半に上昇。日経平均株価が反発し、NYダウも600ドルを超える上昇となって、世界的な株安連鎖が落ち着いたとの見方が広がり、ドル売り・円買いが巻き戻された。NYダウの上昇により米債券が売られ、長期金利が上昇したこともドル買い・円売り要因となった。ただ、NY連銀のダドリー総裁は同日の記者会見で、9月の利上げについて、数週間前に比べて可能性は低くなったと述べたため、米連邦準備制度理事会(FRB)は早期の利上げに慎重との見方がドル円の上値を抑えた。ユーロは対円、対ドルともに下落。欧州中央銀行(ECB)のプラート専任理事が「世界経済の動向から見て、2%のインフレ目標達成に対する下振れリスクが高まった」と発言し、ECBの追加緩和観測が強まった。

*26日のNYダウは、7日ぶりに急反発した。日経平均株価の急反発を受けて、中国経済の減速懸念を背景にした世界的な株安に下げ止まったとの見方が広がり、NYダウも反発した。7月の米耐久財受注が市場予想を大きく上回ったことも好感された。NY連銀のダドリー総裁が会見で、9月利上げの正当性は数週間前よりも低下したと発言すると早期利上げへの警戒感が和らぎ、サポート要因となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
18:30 (南ア) 7月生産者物価指数 [前年比] +3.7% +3.8%
21:30 (米) 週次新規失業保険申請件数 27.7万件 27.4万件
21:30 (米) 第2四半期GDP・改定値 [前期比年率] +2.3% +3.2%
23:00 (米) 7月中古住宅販売成約 [前月比] -1.8% +1.0% 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

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【8月26日 国内市況と終値】
tk0826
*金は3日続落。ドル円相場が、リスク回避姿勢の後退によって円安基調になっているため、下げ幅も限定的だった。昨日発表された米経済指標が良好だったほか、中国人民銀行が利下げを含む追加金融緩和に踏み切ったことが金を押し下げたが、中国経済への懸念は依然として払拭されていないため、下値は支えられそうだ。RSI(14日)=40.7%。白金はNY白金時間外の反発と円安を受けて上昇。RSI(14日)=36.9%。

*中東産原油は9日ぶりに反発。25日の海外原油相場が買戻しに急伸したことに加え、為替が円安に振れたため、買いが優勢となった。RSI(14日)=24.4%。25日に米石油協会(API)が発表した週間統計によると、原油在庫は前週比730万バレル減少した。市場予想の100万バレル増に反して、大幅な在庫取り崩しとなったが、相場の反応は鈍かった。石油製品も原油に追随して上伸。ガソリンのRSI(14日)=29.6%。灯油のRSI(14日)=21.6%。

*ゴムは日経平均株価の上昇と円安を受けて反発。中国人民銀行(中央銀行)が25日に追加利下げと預金準備率の引き下げを発表したことで、景気てこ入れへ期待が高まっている。ただ、金融緩和により一時的に株価を押し上げても、実体経済にどれほど影響を及ぼすのか疑問視されている。RSI(14日)=23.7%。

*トウモロコシは反落。25日のシカゴトウモロコシ相場が米国産の豊作観測を背景に下落したため、売りが優勢となった。RSI(14日)=35.5%。米農業調査会社のプロファーマーは21日公表した産地の視察調査結果で、2015~16年度のイールドを164.3ブッシェルと予測。米農務省が8月の需給報告で示した168.8ブッシェルを下回った。また、24日発表のクロップ・プログレスで「優」と「良」の占める割合は、前週と変わらずの69%(前年同期は73%)とやや強気の内容。しかし、2015~16年度の米コーン生産高は8月報告で136億8600万ブッシェル見通しで、昨年度(142億1600万ブッシェル)に続いて豊作見通しとなっている。一般大豆はまちまち。米国産地の天候は良好で生育に特にストレスはないという。RSI(14日)=18.8%。

*東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価が一段高となったことで買われ、119円台後半に上昇した。ドル円は今後も株価動向に連動する値動きが想定されるため、株価が落ち着かない限り、ドル円も不安定で変動の大きい動きが続きそうだ。

*日経平均株価は、中国経済の減速懸念が和らぎ、7日ぶりに大幅反発となった。日経平均株価は、前日の中国人民銀行(中央銀行)の追加金融緩和を好感して反発して始まった。午後に入って上げ幅を拡大し、一時前日比636円14銭高の1万8442円84銭まで急伸した。ただ、中国経済に対する不安が完全に消えたわけではなく、米国の金融政策をめぐる不透明感もあって、完全に出直りとも言い切れないようだ。


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8月26日(水)
【8月25日の海外相場および市況】
ny0825

*25日のNY金は続落。中国人民銀行(中央銀行)は25日、金融機関の期間1年の貸出基準金利と預金基準金利を26日から0.25%引き下げると発表した。これを受けて、過度のリスク回避姿勢が後退し、安全資産の金は売られた。また、米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが発表した8月の消費者信頼感指数が101.5と、前月から大幅に上昇し、市場予想の93.4を上回ったことも、金には弱材料となった。RSI(14日)=56.0%。白金は大幅続落し、8月7日(962.20ドル)以来約2週間半ぶりの安値となった。RSI(14日)=41.6%。

*25日のNY原油は反発。中国人民銀行(中央銀行)はこの日、金融機関の期間1年の貸出基準金利と預金基準金利をそれぞれ0.25%引き下げた。中国当局による追加金融緩和を受けて、前日のリスク回避姿勢が後退し、買い戻された。ただ、中国の景気先行き不安や世界的な供給過剰懸念から、上値は重かった。RSI(14日)=28.2%。北海ブレント原油も買戻しに反発。

*25日のシカゴトウモロコシは、米国産の豊作観測や小麦の下落に連れて反落。米農務省が公表した作柄報告によると、良と優良の割合は69%を維持した。RSI(14日)=43.7%。シカゴ大豆は3日ぶりに小反発。RSI(14日)=34.9%。

*25日のNY外国為替市場のドル円相場は、リスク回避の円買い・ドル売りが一服し、118円台後半に反発した。中国人民銀行(中央銀行)が2カ月ぶりに追加金融緩和を同日決定したことを受けて欧州株が反発し、NYダウも寄り付きは大幅高となった。そのため、ドル売り・円買いの流れが巻き戻され、119円台後半で推移した。7月の新築住宅販売件数は年換算で前月比5.4%増と、2カ月ぶりに前月を上回った。米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが発表した8月の消費者信頼感指数も前月比で大幅改善し、市場の予想を上回ったことが好感された。ただ、午後に入りNYダウが下げに転じたことから、再び円買い・ドル売りに転じ、118円台後半に戻した。

*25日のNYダウは、中国経済の減速懸念が払拭くされず、続落した。中国では、中国人民銀行(中央銀行)が追加の金融緩和を発表し、景気下支えの姿勢を打ち出したことが好感され、寄り付き直後は大幅反発した。原油価格が下げ止まったことも強材料となり、一時上げ幅は400ドルを超えた。しかし、市場では、今回の追加緩和でも変わらないと実効性に懐疑的な見方が強まり、NYダウは次第に戻り売りに値を崩した。


【本日の主な経済指標およびイベント】
18:30 (南ア) 7月生産者物価指数 [前年比] +3.7% +3.8%
21:30 (米) 週次新規失業保険申請件数 27.7万件 27.5万件
21:30 (米) 第2四半期GDP・改定値 [前期比年率] +2.3% +3.2%
23:00 (米) 7月中古住宅販売成約 [前月比] -1.8% +1.5% 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第28回 『おしえて陳さん』 
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