テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

12月12日(土)
【12月11日の海外相場および市況】
ny1212

*週末11日のNY金は、リスクオフモードが強まり反発した。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定されるとの観測が根強いことから、金需要は後退していたが、この日は原油安が一段と進み、株価も大幅安となったことで、リスク回避の金買いが強まった。為替市場でドルが対ユーロで売られたことも強材料となった。RSI(14日)=45.4%。CFTC建玉12月8日時点:ファンドの金買い越しは1万9623枚(前週比+9873枚)と買い越し幅は大幅増加。総取組高は39万4128枚と前週比3188枚の増加。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*週末11日のNY白金は続落。為替市場では、南アフリカランドが対ドルで大幅続落し、一時1ドル=16ランド台と、過去最安値を更新した。ズマ南ア大統領が9日夜、ネネ財務相の更迭を突然発表。同国経済運営に対する懸念の高まりから、ランドには売りが継続している。南アは白金の最大生産国であり、同国通貨の下落は輸出品である白金を大きく押し下げている。RSI(14日)=39.7%。CFTC建玉12月8日時点:ファンドの白金買い越しは2万1471枚(前週比+2726枚)と買い越し幅は増加。総取組高は7万6192枚と前週比90枚の減少。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*週末11日のNY原油は大幅続落し、36ドルを下回って引けた。国際エネルギー機関(IEA)が公表した12月の石油市場月報で、供給過剰状態が「少なくとも2016年末まで続く」との見通しが示され、世界的な需給緩和が改めて懸念された。また、米国北東部では暖冬が続いているため、ヒーティングオイル需要が鈍化するとの観測も広がり、ヒーティングオイル相場が大幅続落したことも弱材料となった。北海ブレント原油も38ドルを割り込み大幅安で引けた。RSI(14日)=26.5%。CFTC建玉12月8日時点:ファンドの原油買い越しは19万7874枚(前週比-1万0604枚)と買い越し幅は減少。総取組高は171万35373枚と前週比5万2397枚の増加。ファンドは買い、売りを共に増やしている。

*週末11日のシカゴトウモロコシは4日ぶりに反落。南米産の収穫が好調で、輸出市場での米国産のシェアが奪われるとの懸念が弱材料視された。アルゼンチンのプラットガイ経済財務相は、作物に対する輸出税を来週引き下げる見通しを明らかにした。ブラジル国家食糧供給公社(Conab)は、同国産トウモロコシの収穫見通しを引き上げた。両国産トウモロコシは既に米国産より国際市場で安く売られているため、米国産の輸出競争力が低下している。RSI(14日)=52.2%。CFTC建玉12月8日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは2万1221枚(前週比+2万0250枚)と買い越し幅は増加。総取組高は128万0685枚と前週比2万0257枚の減少。ファンドは買い、売りを共に減らしている。

*週末11日のシカゴ大豆は、南米産との輸出競合が弱材料視されて反落。アルゼンチンは自国通貨ペソを切り下げる可能性が高く、これが実施されれば同国農家の大豆売却が増え、国際市場に出回る現物が増える可能性がある。また、ブラジル国家食糧供給公社(Conab)は同国産大豆の収穫を1億0250万トンに上方修正した。RSI(14日)=45.7%。CFTC建玉12月8日時点:ファンドの大豆売り越しは1万0780枚(前週比-1万5428枚)と売り越し幅は減少。総取組高は69万8467枚と前週比9962枚の増加。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*週末11日のNY外国為替市場のドル円相場は、円高が進行し、120円台後半に下落した。原油安やNYダウの下落を受けて、安全資産とされる円買いが進行し、ドル円は一時120円59銭まで下落した。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは織り込み済みで、ドルの買い持ちポジションが整理されているようだ。また、米ファンド「サード・アベニュー・マネジメント」が高利回りの低格付け債に投資するファンドを清算するとの情報が広がったことも嫌気された。利上げが確実視される中、低格付け債への売り圧力が強まっていることもリスクオフ姿勢を強めている。11月の米小売売上高は前月比0.2%増と、市場予想とほぼ一致したため、材料視されなかった。

*週末11日のNYダウは一段の原油安を受けて反落した。11日のNY原油は36ドルを割り込んだ。このため、米株式市場では、エネルギー関連株の売りが強まった。また、米ファンド「サード・アベニュー・マネジメント」が高利回りの低格付け債に投資するファンドを清算するとの情報が広がったことも嫌気された。15、16両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げが確実視される中、低格付け債への売り圧力が強まっている。


【14日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 日銀短観大企業製造業業況判断DI 12 11 --
08:50 (日) 日銀短観大企業非製造業業況判断DI 25 23 --
08:50 (日) 日銀短観大企業設備投資 (前年比) +10.9% +10.2% --
13:30 (日) 10月鉱工業生産・確報 (前月比) +1.4% -- --
13:30 (日) 10月第3次産業活動指数 (前月比) -0.4% +0.5% --
19:00 (EU) 10月鉱工業生産 (前月比) -0.3% +0.3% 
 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第44回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

12月11日(金)
【12月10日の海外相場および市況】
ny1210

*10日のNY金は反落した。為替市場では、ドルが対ユーロで上昇し、ドル建て金に割高感が強まり売られた。NYダウの上昇も弱材料となった。米新規失業保険申請件数は前週比1万3000件増の28万2000件と、市場予想の26万9000件よりも悪い内容だったが、相場は大きく反応しなかった。RSI(14日)=43.1%。NY白金はドル高を受けて反落。RSI(14日)=42.9%。

*10日のNY原油は5日続落。終値は約6年10カ月ぶりの安値を更新した。石油輸出国機構(OPEC)がこの日公表した12月月報によると、加盟12カ国の11月の産油量(日量)は前月比23万0100バレル増加していた。原油安にもかかわらず、市場シェア確保を重視するOPECが高い生産水準を維持していることが確認され、供給過剰懸念が強まった。また、為替市場でドルが対ユーロで反発したため、ドル建て原油は割高になり、売りが優勢となった。米エネルギー情報局(EIA)が公表した週報では、原油在庫が360万バレル減少したが、製油業者が年末に向けた在庫調整を行っているとの見方から、強材料視されなかったようだ。RSI(14日)=29.3%。北海ブレント原油も供給過剰感から下落し、2009年2月以来の安値を更新した。

*10日のシカゴトウモロコシは、週間輸出検証高が予想を上回る内容となったことを受けて反発。RSI(14日)=56.5%。シカゴ大豆は、米国産大豆の輸出需要が好調になる兆しが出たことで反発した。RSI(14日)=49.9%。

*10日のNY外国為替市場は、121円台半ばに反発した。特に材料となる米経済指標がないため、原油相場の下落に連れてリスク回避の円買い・ドル売りが進んだが、NYダウが反発すると、ドル買い・円売りに転じた。米新規失業保険申請件数は前週比1万3000件増の28万2000件と、市場予想の26万9000件よりも悪い内容だったが、相場は大きく反応しなかった。

*10日のNYダウは、4日ぶりに反発。前日まで3日続落していたため、買戻しが優勢となった。一時200ドルを超える上昇場面もあったが、原油相場がこの日も下落したため、上げ幅は縮小した。


【本日の主な経済指標およびイベント】
22:30 (米) 11月小売売上高 (前月比) +0.1% +0.3%
     (米) 11月小売売上高 (前月比:除自動車) +0.2% +0.3%
22:30 (米) 11月生産者物価指数 (前月比) -0.4% 0.0%
     (米) 11月生産者物価指数 (コア:前月比) -0.3% +0.1%
     (米) 11月生産者物価指数 (前年比) -1.6% -1.4%
     (米) 11月生産者物価指数 (コア:前年比) +0.1% +0.2%
24:00 (米) 12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報 91.3 92.0
24:00 (米) 10月企業在庫 (前月比) +0.3% +0.1%

12日(土)
14:30 (中) 11月鉱工業生産 (前年比) +5.6% +5.7%
14:30 (中) 11月小売売上高 (前年比) +11.0% +11.1% 
 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第43回 『おしえて陳さん』 
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【12月10日(木) 国内市況と終値】
tk1210

*10日の金は大幅下落。NY金時間外の下落と為替の円高を受けて売りが優勢となった。原油安を受けてインフレヘッジとしての金の魅力が後退している。RSI(14日)=43.4%。白金も円高受けて軟調。RSI(14日)=41.6%。

*10日の中東産原油は続落。9日の欧米原油先物相場は、米国の石油製品在庫の増加を受けて下落したため、売りが優勢となった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報によると、原油在庫は前週比360万バレル減と、市場予想の30万バレル増に反して大幅な取り崩しとなった。しかし、ヒーティングオイル(暖房用油)を含むディスティレート(留出油)在庫が500万バレル増と、市場予想の250万バレル増の2倍に相当する積み増しになったことが弱材料視された。RSI(14日)=28.0%。石油製品も原油安を受けて続落。ガソリンのRSI(14日)=27.5%。灯油のRSI(14日)=23.2%。

*10日のゴムは株安、原油安、円高を受けて下落。RSI(14日)=54.9%。

*10日のトウモロコシは下落。シカゴ相場が需給報告を受けて下落したため、売りが優勢となった。RSI(14日)=49.4%。一般大豆も軟調。RSI(14日)=44.9%。

*10日の東京外国為替市場のドル円相場は、121円台前半から半ばに浮上した。日経平均株価が大幅安となったことで121円20銭台に下落したが、押し目買いが入って121円台半ばに戻した。

*10日の日経平均株価は3日続落。原油相場の下落を受けてNYダウが続落したため、売りが優勢となったが、1万9000円は維持した。

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12月10日(木)
【12月9日の海外相場および市況】
ny1209

*9日のNY金は小幅続伸。為替市場では、ドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て金に割安感が強まって金が買われた。ただ、原油安に伴うデフレ圧力への懸念に加え、来週15、16両日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが決定される公算が大きいとの観測から、上値は重かった。RSI(14日)=45.2%。NY白金はドル安を受けて反発。RSI(14日)=45.7%。

*9日のNY原油は4日続落。米エネルギー情報局(EIA)が公表した週報は、原油在庫が360万バレル減と市場予想の30万バレル増に反して大幅な取り崩しとなり、相場は上昇した。しかし、その後はヒーティングオイルの下落を受けて急落に転じた。米原油在庫は市場予想に反して減少したが、ディーゼルを含むディスティレート(留出油)の在庫増加幅が予想の2倍となったことが弱材料視された。ただ、ドルが対ユーロで下落したため、下値は限られた。RSI(14日)=30.3%。北海ブレント原油も続落し、一時約7年ぶりの安値となる39.57ドルまで下げた。

*9日のシカゴトウモロコシは小幅高。米農務省が発表した12月の穀物需給報告では、米国産トウモロコシの輸出予想が下方修正される一方、エタノール、食品、種子、産業用需要予想が引き上げられた。期末在庫予想は、市場予想をやや上回った。RSI(14日)=51.5%。シカゴ大豆は横ばい。ドル安を受けた買いと、潤沢な供給を受けた売りが相殺した。米農務省が発表した12月の穀物需給報告は、前回とほぼ変わらずの内容で材料視されなかった。RSI(14日)=49.0%。

*9日に発表された米農務省の12月需給報告では、2015~16年度の米国産トウモロコシの期末在庫予測を17億8500万ブッシェルと、前月の17億6000万ブッシェルから上方修正した。市場予想の17億6800万ブッシェルも上回った。また、供給面は前月の予測を全て据え置かれた。需要面では、エタノール向けを2500万ブッシェル上方修正する一方、輸出を5000万ブッシェル下方修正した。この結果、期末在庫は2500万ブッシェル上方修正された。米大豆の期末在庫は4億6500万ブッシェルと、前月から据え置かれたが、市場予想の4億6200万ブッシェルは上回った。

*9日のNY外国為替市場のドル円相場は、121円台前半に下落した。121円台は11月上旬以来約1カ月ぶりのことで、一時121円08銭の安値をつけた。来週15、16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが見込まれているが、利益確定のドル売りが出ているようだ。

*9日のNYダウは、原油相場の下落を受けて3日続落となった。

【本日の主な経済指標およびイベント】
5:00 (NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレート 2.75% -- 2.50%
08:50 (日) 10-12月期景況判断BSI・大企業全産業 9.6
08:50 (日) 10-12月期景況判断BSI・大企業製造業 11.0
09:01 (英) 11月RICS住宅価格 +49% +48%
09:30 (豪) 11月就業者数 +5.86万人(+5.83万人) -1.00万人
09:30 (豪) 11月失業率 5.9% 6.0%
17:00 (トルコ) 7-9月期GDP (前年比) +3.8% +2.7%
17:30 (スイス) スイス中銀政策金利発表 -0.75%
18:30 (英) 10月貿易収支 -93.51億GBP -97.00億GBP 
21:00 (英) BOE政策金利発表 0.50%
21:00 (英) BOE議事録
22:30 (米) 新規失業保険申請件数 26.9万件 27.0万件 
22:30 (米) 11月輸入物価指数 (前月比) -0.5% -0.8%
 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第43回 『おしえて陳さん』 
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