テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

7月15日(水)
【7月14日の海外相場および市況】
ny0714

*14日のNY金は4日続落。6月の小売売上高は前月比0.3%減と、市場予想の0.2%増に反して落ち込んだ。為替市場ではドルが対ユーロで売られたため、ドル建て金に割安感が生じ、金が買われた。しかし、NYダウが上昇し、ドル売り・ユーロ買いも弱まると金買いも止まり、じり安に転じた。市場は15、16日に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の半年次議会証言を待っている。米利上げに関する発言や示唆が出る可能性があると注目されている。RSI(14日)=38.8%。白金は3日ぶりに反落。
RSI(14日)=32.0%。

*14日のNY原油は、イラン核協議が合意に達したものの、原油輸出の完全再開にはなお時間がかかるとの見方から反発した。当初は、イランと欧米6カ国の核協議が合意に達したことを受け、制裁解除後のイラン産原油の輸出増懸念から売り圧力が強まった。市場予想では、制裁解除後のイランの原油輸出量は、1年以内に約60%増える見通し。しかし、イランが国際原子力機関(IAEA)による査察を受け入れるかは不透明で、査察がスムーズに進まない可能性もあり、これが懸念されて、原油相場は反発に転じた。RSI(14日)=35.8%。北海ブレント原油は、イラン核協議が合意に達したとの報を受け、一時は2ドル近く下落していたが、今後の核査察への懸念から反発に転じた。

*米石油協会(API)が14日発表した7月10日までの1週間の原油在庫は、前週比730万バレル減の4億6060万バレルとなった。市場予想は120万バレル減。原油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫は42万バレル増加した。これを受けて、NY原油時間外は0.24ドル高の53.18ドル近辺で推移している。

*14日のシカゴトウモロコシは、天候回復見通しを受けて5日ぶりに反落した。米農務省が13日に発表した作況報告は変化がなかった。市場は良と優良の比率が1%引き下げられると予想されていた。気象予報によると、米中西部東域では間もなく天候が回復する見込み。RSI(14日)=71.0%。シカゴ大豆は、米中西部の天候回復を受けた利食い売りを受けて5日ぶりに反落。RSI(14日)=62.2%。

*14日のNY外国為替市場のドル円相場は、米経済指標の悪化を受けて一時122円台に反落したが、その後は123円台前半に反発して引けた。6月の米小売売上高は前月比0.3%減と、市場予想の0.2%増よりも低調だった。予想外の消費活動の弱さに米景気の先行きに対する楽観的な見方が後退し、ドル円は一時122円90銭台に反落した。その後は、買戻しに123円台前半に反発した。市場は15、16の両日に行われるイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見が強まった。

*14日のNY株式相場は続伸。ギリシャ債務問題は、ユーロ圏諸国が支援交渉再開で合意し、ギリシャ議会は15日に財政改革案を採択する予定。市場の関心は、米企業の4~6月期決算に移っている。市場予想では、原油価格の下落やドル高進行の影響が尾を引き、米主要企業の純利益は前年同期比2.9%減となる見込み。ただ、1~3月期も当初は減益が予想されていたが、結果的には増益となっていたため、市場は4~6月期も堅調になると期待しているようだ。一方、欧米など6カ国とイランの核協議が14日に最終合意したが、制裁解除に伴う同国産原油の輸出再開には時間がかかるとの見方から、原油価格が反発し、エネルギー関連株が買われた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
未定 (日) 日銀金融政策決定会合
11:00 (中) 第2四半期GDP [前期比] +1.3% +1.6% 
   (中) 第2四半期GDP [前年比] +7.0% +6.8%
11:00 (中) 6月鉱工業生産 [前年比] +6.1% +6.0%
11:00 (中) 6月小売売上高 [前年比] +10.1% +10.2%
16:00 (トルコ) 4月失業率 10.6% 9.9%
17:30 (英) 6月失業保険申請件数 -0.65万件 -0.90万件
17:30 (英) 6月失業率 2.3% 2.3% 
20:00 (南ア) 5月実質小売売上高 [前年比] +3.4% +2.5%
21:30 (米) 6月生産者物価指数 [前月比] +0.5% +0.2%
   (米) 6月生産者物価指数 [コア:前月比] +0.1% +0.1% 
   (米) 6月生産者物価指数 [前年比] -1.1% -0.9%
   (米) 6月生産者物価指数 [コア:前年比] +0.6% +0.7% 
21:30 (米) 7月ニューヨーク連銀製造業景気指数 -1.98 3.25 
22:15 (米) 6月鉱工業生産 [前月比] -0.2% +0.2% 
23:00 (加) 加中銀政策金利発表 0.75% -
27:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


第22回 『おしえて陳さん』 
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7月14(火)
【7月13日の海外相場および市況】
ny0713

*週明け13日のNY金は3日続落。欧州連合(EU)ユーロ圏19カ国首脳は12~13日に開いた会合で、ギリシャの支援交渉を再開することで原則合意した。ギリシャは、今後3年で約950億ドルの金融支援を受ける可能性について、条件付きで合意を得た。財政改革案の一部法制化が条件だが、ギリシャのユーロ圏離脱はひとまず回避された。これを受けてリスク回避姿勢が後退し、金には売りが強まった。ギリシャ支援交渉の再開合意を受けたユーロの買い戻しは限定的で、ドルは対ユーロでお堅調に推移した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が先週末の講演で「年内の利上げが適切」と改めて表明したことがドル買い要因となったようだ。ドル建て金には割高感が強く、売りが継続した。RSI(14日)=39.7%。白金は続伸。RSI(14日)=34.1%。

*週明け13日のNY原油は続落。イラン核開発問題をめぐる同国と主要6カ国による協議は最終合意の期限を迎えた。関係当事国の外相らが相次いで交渉が合意に近付いていると発言したため、売り圧力が強まった。交渉が合意に至れば、対イラン制裁解除により同国産原油輸出が拡大し、世界的な供給過剰状態は一層強まると見られている。イランに対する制裁により、同国の原油輸出は日量100万バレル以下と、2011年時点の300万バレルから大きく落ち込んでいる。しかし、13日中に合意に至る可能性が薄まるにつれて下げ幅が縮小した。また、ギリシャ支援策の合意を受けて、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことも、ドル建て原油に割高感が強まり、圧迫材料となった。RSI(14日)=31.4%。北海ブレント原油も、ギリシャ支援策の合意を受けて下落。

*週明け13日のシカゴトウモロコシは、大雨による作柄悪化の可能性から4日続伸し、1年ぶりの高値を付けた。RSI(14日)=83.6%。シカゴ大豆は、作柄が一段と悪化するとの予想から続伸した。RSI(14日)=63.6%。

*週明け13日のNY外国為替市場のドル円相場は、123円台半ばで推移した。ユーロ圏諸国の首脳は13日、ギリシャが提示した財政改革案の一部法制化を条件に金融支援交渉を再開することで合意した。これをきっかけに、海外市場ではリスク回避によるドル売り・円買いポジションが巻き戻され、122円台半ばから123円台前半へと上昇した。NY市場でもこの流れが継続し、123円台半ばで堅調に推移した。ギリシャのユーロ圏離脱リスクは、交渉再開により、とりあえず回避されたが、改革案の法制化には議会の承認を得る必要があり、安心はできない状態で、ユーロはジリ安で推移した。

*週明け13日のNYダウは、3日連続で上昇。ユーロ圏19カ国の首脳は13日まで続いた会議で、対ギリシャ支援の交渉再開に原則合意した。ギリシャが当面の危機を回避したことで、市場には安心感が広がった。アジアや欧州の株式が上昇し、米国株も買いが優勢となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
17:30 (英) 6月消費者物価指数 [前月比] +0.2% +0.1%
   (英) 6月消費者物価指数 [前年比] +0.1% 0.0%
17:30 (英) 6月生産者物価指数 [コア:前年比] +0.1% +0.1%
18:00 (独) 7月ZEW景況感調査 31.5 29.0
18:00 (EU) 7月ZEW景況感調査 53.7
18:00 (EU) 5月鉱工業生産・季調済 [前月比] +0.1% +0.2%
21:30 (米) 6月小売売上高 [前月比] +1.2% +0.3%
   (米) 6月小売売上高 [前月比:除自動車] +1.0% +0.5% 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


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【7月13日 国内市況と終値】
tk0713

*金は続伸。為替市場で円安・ドル高が進んだため、強気買いが先行した。その後はNY金時間外が弱含んだため、伸び悩んだ。RSI(14日)=40.7%。白金は下落。NY白金時間外が下落したことを受けて売りが優勢となった。RSI(14日)=33.9%。ギリシャ問題を議論する欧州連合(EU)ユーロ圏首脳会議で、EUのトゥスク大統領は、ギリシャ第3次支援をめぐる公式協議の開始に必要な改革について同国と債権者との間で合意が成立したと語った。リスクオフモードが外れ、NY金時間外、NY白金時間外は共に下落している。また、ドル円は123円20銭台に上昇。

*中東産原油は急反落。NY原油時間外が軟化したため、下げ幅を拡大した。RSI(14日)=39.6%。石油製品も原油安になびいて反落。ガソリンのRSI(14日)=38.6%。灯油のRSI(14日)=38.2%。国際エネルギー機関(IEA)は10日に発表した月報で、供給過剰を背景に原油相場はさらに下げる可能性があるとした。石油需要の伸びは弱く、2016年の石油需要の増加幅は日量120万バレルと、今年の140万バレルを下回るとの見通しを示した。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが10日発表した統計によると、同国の石油掘削リグ稼働数は2週連続の増加となった。また、最終合意の期限が延長されているイランの核協議が打ち切りになれば、原油相場はいったん押し上げられる可能性がありそうだ。

*ゴムは上海ゴム安を受けて反落し、下げ幅を拡大した。ギリシャ問題の不透明感や原油安、中国の
新車販売の減少などが弱材料となった。10日に発表された中国の6月の新車販売は前年同月比2.3%減と、3カ月連続の対前年比割れになった。市場では、世界最大のゴム需要国である中国の自動車市場の落ち込みが続いていることで、ゴム消費が減るのではないかとの見方が浮上している。RSI(14日)=37.8%。

*トウモロコシは反落。前週末のシカゴトウモロコシが7月の米農務省需給報告を強材料視した買いに上昇したことや、円安の進行を受けて買いが先行した。先限は一時2万8330円と、昨年5月以来、約1年2カ月ぶりに高値を付けた。しかし、高値警戒感から利益確定売りが出て反落に転じた。RSI(14日)=73.6%。一般大豆も安い。シカゴ大豆時間外の軟化を受けた売りに押された。RSI(14日)=58.3%。

*東京外国為替市場のドル円相場は、122円台後半で推移した。朝方のドル円は一時121円90銭台に急落した。先週末のユーロ圏財務相会合でギリシャ支援に関しての合意ができず、交渉開始にはギリシャが15日までに年金や税制などの改革案を法制化すべきとしたことから、楽観的な見方が覆された。東京市場がオープンしてからは、最終的には何らかの合意に至るとの楽観論から、122円台半ばへと戻した。ただ、ギリシャ情勢の行方が不透明なため、日経平均株価が2万円の大台を回復したにもかかわらず、上値を追うには至らず、122円台後半で推移した。

*日経平均株価は1週間ぶりに2万円台を回復した。ギリシャ財政問題や中国株の先行きに対する警戒感が和らぎ、買い戻しが活発化した。欧州情勢は依然として不透明だが、欧州連合(EU)が求めている財政改革の主要部分をギリシャが受け入れつつあると伝わり、地合いが好転したようだ。中国に関しては、6月の輸入が市場予想より悪くなかったことで先行き懸念が後退した。

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7月13(月)
【7月10日の海外相場および市況】
ny0710

*週末10日のNY金は続落。ギリシャ政府が9日に財政改革案を提出し、金融支援問題をめぐる債権団との交渉が妥結するのではないかとの期待が高まったことを背景に、為替市場ではユーロが上昇し、ドル建て金に割安感が生じた。ただ、ギリシャの金融支援交渉が進展すれば、リスク回避の金買いは弱まるとの見方から売りが優勢となった。中国株安も一服したため、安全資産である金の買いも弱まった。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で「年内の利上げが適切」との意向を改めて示したことも、金相場には弱材料となった。RSI(14日)=40.8%。CFTC建玉7月7日時点:ファンドの金買い越しは5万0448枚(前週比-1万6707枚)と買い越し幅は減少。総取組高は45万2145枚と前週比9844枚の増加。ファンドは買いを減らし、売りを増やしている。

*週末10日のNY白金は6日ぶりに反発。RSI(14日)=32.1%。CFTC建玉7月7日時点:ファンドの白金買い越しは2万1517枚(前週比+222枚)と買い越し幅は微増。総取組高は7万8321枚と前週比651枚の増加。ファンドは買い、売り共に増やしている。

*週末10日のNY原油は小反落。イランと主要6カ国核協議は13日まで再延長されたものの、協議が妥結すれば同国産原油が市場に流入し、需給が一段と緩むとの見方が弱材料になった。国際エネルギー機関(IEA)が10日に発表した7月の石油市場月報で、大幅な供給過剰が原油価格をさらに押し下げる可能性が高いと指摘したことも、相場を圧迫した。ただ、ギリシャ金融支援交渉が進展するとの期待が広がり、米株価が急伸したため、原油にも買い支えが入った。RSI(14日)=32.8%。CFTC建玉7月7日時点:ファンドの原油買い越しは29万6160枚(前週比-3万2019枚)と買い越し幅は減少。総取組高は169万1891枚と前週比2万1800枚の増加。ファンドは買い、売り共に増やしている。北海ブレント原油は、ギリシャ債務問題の交渉進展が期待され、中国株も反発したため反発した。

*週末10日のシカゴトウモロコシは、需給報告が強材料となって3日続伸。需給報告によると、2014~15年度の米国産期末在庫は17億7900万ブッシェルと、予想平均の18億1100万ブッシェルを下回った。飼料やエタノール需要の拡大が背景。米国での記録的な降雨が新穀の生育を妨げるとの懸念も強材料となった。RSI(14日)=82.1%。CFTC建玉7月7日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは20万8700枚(前週比+9万8131枚)と買い越し幅は増加。総取組高は132万3094枚と前週比1万4739枚の増加。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*週末10日のシカゴ大豆は、需給報告が強材料となって3日続伸。需給報告によると、旧穀の期末在庫は2億5500万ブッシェルと、予想の2億8700万ブッシェルを下回った。予想を上回る収穫に、新穀の期末在庫予想は4億2500万ブッシェルと、市場予想の3億7000万ブッシェルを上回った。ただ、米国産地の記録的な降雨が新穀の生育を妨げると懸念されている。RSI(14日)=62.2%。CFTC建玉7月7日時点:ファンドの大豆買い越しは9万8593枚(前週比+1万8477枚)と買い越し幅は増加。総取組高は66万5404枚と前週比561枚の減少。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*米農務省は10日発表した7月の農産物需給報告で、2015~16年度の米国産トウモロコシの期末在庫予測を15億9900万ブッシェルと、前月(17億7100万ブッシェル)から下方修正した。市場予想の15億4000万ブッシェルは上回った。イールド(単位面積当たり収量)は据え置き、収穫面積を引き下げるとともに、飼料や輸出需要が下方修正された。米大豆の同年度の期末在庫予測も前月の4億7500万ブッシェルから4億2500万ブッシェルに引き下げたものの、市場予想(3億7000万ブッシェル)は上回った。イールドは据え置き、収穫面積を引き上げる一方、圧砕向け需要も上方修正した。

*週末10日のNY外国為替市場のドル円相場は、122円台後半に上昇した。ギリシャ債務問題をめぐる懸念が後退し、米国の利上げが意識される中、円売り・ドル買いが進み、大幅に円安が進行した。ギリシャが9日に提出した財政改革案は、年金削減などを盛り込み、債権団側の要求に譲歩する内容だった。これを受け、支援交渉妥結への期待感が強まり、市場はリスクオンとなり、ドル買い・円売りが進行した。中国株が前日に続き大幅高となったことも強材料となった。また、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で、年内の利上
げ開始が適切との認識を示し、米長期金利が一段と上昇したこともドル買い要因となった。ユーロは対円、対ドルともに上伸。対円では一時137円26銭と、約1週間半ぶりの高値を付けた。

*週末10日のNYダウは大幅続伸。10日の欧州市場では、ギリシャが新たな財政改革案を欧州連合(EU)などの債権団に提出したことで同国への金融支援交渉が合意に向かうとの期待が膨らみ、欧州株価は軒並み上昇した。NYダウも欧州株高の流れを受けて買い優勢となった。ただ、中国株とギリシャ情勢の先行きに対する警戒感は完全には消えておらず、やや上値が重い展開となった。

【本日の主な経済指標およびイベント】
未定 (中) 6月貿易収支 +594.9億USD +567.0億USD
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


第22回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

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