テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

7月16日(木)
【7月15日の海外相場および市況】
ny0715

*15日のNY金は、5日続落。終値は、2014年11月6日以来約8カ月ぶりの安値。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日、下院公聴会における半期の金融政策報告に関する証言で、年内の利上げが適切との見解を堅持していることを明らかにした。このため、金利を生まない金には売り圧力が強まった。6月の卸売物価指数(PPI)や鉱工業生産、NY州製造業景況指数などの米経済指標がいずれも良好で、為替市場でドル買い・ユーロ売りが進行し、ドル建て金に割高感が生じたため、売りが強まった。ただ、ギリシャ議会は16日に財政改革の関連法案の採決を控えており、否決された場合は金融支援獲得が困難になるとの警戒感からドルが売られ、金もやや下げ幅を縮めた。RSI(14日)=36.2%。白金は続落。RSI(14日)=30.3%。

*15日のNY原油は大幅反落。イラン核協議が14日に最終合意したことで、過去数年間にわたって同国の原油輸出を抑えてきた制裁が、2016年初めにも解除される見込みとなり、イランからの原油が増えるとの見方が強まっている。イランのジャバディ石油副大臣は、生産量が日量50万~60万バレル増える可能性があり、需要が伴えば今後1年以内には制裁前の同400万バレルを回復するとの見通しを示した。米国の原油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫増を受けて売りが膨らんだ。RSI(14日)=31.6%。北海ブレント原油も大幅安となった。

*15日のシカゴトウモロコシは、高温予報を受けて小反発。RSI(14日)=71.5%。シカゴ大豆は続落。米中西部の天候が改善され、作物生育にとってプラスになるとの見方が強まった。RSI(14日)=58.5%。

*15日のNY外国為替市場のドル円相場は、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言から、年内の利上げ観測が強まったことでドル買い・円売りが強まり、123円台後半へ上昇した。イエレンFRB議長はこの日の下院金融サービス委員会の公聴会で、半年次金融政策報告に関して証言し、改めて「年内の利上げが適切」との見解を示した。その後、クリーブランド連銀のメスター総裁が講演で「米経済は利上げに対応できる」と表明したほか、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁も「今年が利上げの年になる」と言及した。6月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.4%上昇し、市場予想の0.2%を上回った。7月のニューヨーク州製造業景況指数も3.86と前月から大幅改善した。ただ、米長期金利が朝方から反落したため、ドル円も124円には届かなかった。FRBが発表した12地区連銀景況報告(ベージュブック)では、5月半ばから6月の米経済は全地区で拡大したことが明らかとなった。ユーロは下落。ギリシャ議会は16日に財政改革の関連法案の採決を控えており、否決された場合は金融支援獲得が困難になるとの警戒感から売り圧力が強まった。

*15日のNYダウは小安い。この日、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、下院公聴会で「年内のいずれかの時点で利上げするのが適切」と改めて言明したことから、売り優勢で始まった。ただ、内容に新味はなく、株価も反発に転じた。市場は既に利上げを織り込んでおり、利上げ時期よりも利上げのペースに焦点が移っているようだ。

【本日の主な経済指標およびイベント】
07:45 (NZ) 第2四半期消費者物価 [前期比] -0.3% +0.5% +0.4%
   (NZ) 第2四半期消費者物価 [前年比] +0.1% +0.3% +0.3%
18:00 (EU) 5月貿易収支 +249億EUR +218億EUR
20:45 (EU) 欧州中銀金融政策発表 0.05%
21:30 (米) 週次新規失業保険申請件数 29.7万件 28.5万件 
23:00 (米) 7月フィラデルフィア連銀景況指数 15.2 12.0 
23:00 (米) 7月NAHB住宅市場指数 59 59
29:00 (米) 5月対米証券投資 [ネット長期フロー] +539億USD +300億USD 
   (米) 5月対米証券投資 [ネットフロー合計] +1066億USD 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


第22回 『おしえて陳さん』 
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【7月15日 国内市況と終値】
tk0715

*金は5日続伸。堅調なNY金時間外を受けて買いが優勢となった。ただ、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を前に様子見気分が強まった。ここ最近の円建て東京金は、ギリシャ債務問題や中国株安などのリスク後退による弱材料があるが、為替の円安により買いが優勢となっている。市場は、15、16日のイエレン議長による議会証言に注目しており、9月の利上げ見通しが強まれば、金は売られる可能性が高い。RSI(14日)=41.6%。白金は反落。RSI(14日)=37.3%。

*中東産原油は続伸。14日の欧米原油先物相場は、イラン核協議の最終合意を受け、材料出尽くし感から買い戻され、NY原油と北海ブレントがともに上昇した。今回の最終合意は織り込み済みで、同国からの原油供給拡大にはさらに時間を要するとの見方から、原油市場への影響は小さいと見られ、買いが優勢となった。RSI(14日)=42.6%。石油製品も原油に連れて上昇。ガソリンのRSI(14日)=40.3%。灯油のRSI(14日)=40.5%。

*ゴムは小高い。RSI(14日)=38.1%。ギリシャ債務問題やイラン核問題などをめぐる協議が進んだため、リスク懸念は後退している。産地タイで干ばつ懸念が広がっていることも強材料。中国の国家統計局が発表した4~6月期GDPは、前年同期比7.0%増だったが、ゴム市場には目立った反応はなかった。

*トウモロコシは反落。14日のシカゴトウモロコシ相場が米中西部の天候回復観測から急落したため、利益確定売りが優勢となった。RSI(14日)=66.4%。米海洋大気局(NOAA)が14日公表した8~15日予報で、米中西部の気温が通常より高め、降水量は通常だったため、作柄悪化懸念が後退した。一般大豆は下落。RSI(14日)=60.7%。

*東京外国為替市場のドル円相場は、黒田日銀総裁の記者会見やイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見となり、123円台半ばで小動き。正午すぎに発表された日銀金融政策決定会合では予想通り現状維持を決
め、ドル円への影響は限定的だった。

*日経平均株価は小幅続伸。前日のNYダウの上昇を受けて買いが優勢となった。日銀の黒田東彦総裁の会見や米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言を前に、様子見が強まった。


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7月15日(水)
【7月14日の海外相場および市況】
ny0714

*14日のNY金は4日続落。6月の小売売上高は前月比0.3%減と、市場予想の0.2%増に反して落ち込んだ。為替市場ではドルが対ユーロで売られたため、ドル建て金に割安感が生じ、金が買われた。しかし、NYダウが上昇し、ドル売り・ユーロ買いも弱まると金買いも止まり、じり安に転じた。市場は15、16日に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の半年次議会証言を待っている。米利上げに関する発言や示唆が出る可能性があると注目されている。RSI(14日)=38.8%。白金は3日ぶりに反落。
RSI(14日)=32.0%。

*14日のNY原油は、イラン核協議が合意に達したものの、原油輸出の完全再開にはなお時間がかかるとの見方から反発した。当初は、イランと欧米6カ国の核協議が合意に達したことを受け、制裁解除後のイラン産原油の輸出増懸念から売り圧力が強まった。市場予想では、制裁解除後のイランの原油輸出量は、1年以内に約60%増える見通し。しかし、イランが国際原子力機関(IAEA)による査察を受け入れるかは不透明で、査察がスムーズに進まない可能性もあり、これが懸念されて、原油相場は反発に転じた。RSI(14日)=35.8%。北海ブレント原油は、イラン核協議が合意に達したとの報を受け、一時は2ドル近く下落していたが、今後の核査察への懸念から反発に転じた。

*米石油協会(API)が14日発表した7月10日までの1週間の原油在庫は、前週比730万バレル減の4億6060万バレルとなった。市場予想は120万バレル減。原油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫は42万バレル増加した。これを受けて、NY原油時間外は0.24ドル高の53.18ドル近辺で推移している。

*14日のシカゴトウモロコシは、天候回復見通しを受けて5日ぶりに反落した。米農務省が13日に発表した作況報告は変化がなかった。市場は良と優良の比率が1%引き下げられると予想されていた。気象予報によると、米中西部東域では間もなく天候が回復する見込み。RSI(14日)=71.0%。シカゴ大豆は、米中西部の天候回復を受けた利食い売りを受けて5日ぶりに反落。RSI(14日)=62.2%。

*14日のNY外国為替市場のドル円相場は、米経済指標の悪化を受けて一時122円台に反落したが、その後は123円台前半に反発して引けた。6月の米小売売上高は前月比0.3%減と、市場予想の0.2%増よりも低調だった。予想外の消費活動の弱さに米景気の先行きに対する楽観的な見方が後退し、ドル円は一時122円90銭台に反落した。その後は、買戻しに123円台前半に反発した。市場は15、16の両日に行われるイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見が強まった。

*14日のNY株式相場は続伸。ギリシャ債務問題は、ユーロ圏諸国が支援交渉再開で合意し、ギリシャ議会は15日に財政改革案を採択する予定。市場の関心は、米企業の4~6月期決算に移っている。市場予想では、原油価格の下落やドル高進行の影響が尾を引き、米主要企業の純利益は前年同期比2.9%減となる見込み。ただ、1~3月期も当初は減益が予想されていたが、結果的には増益となっていたため、市場は4~6月期も堅調になると期待しているようだ。一方、欧米など6カ国とイランの核協議が14日に最終合意したが、制裁解除に伴う同国産原油の輸出再開には時間がかかるとの見方から、原油価格が反発し、エネルギー関連株が買われた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
未定 (日) 日銀金融政策決定会合
11:00 (中) 第2四半期GDP [前期比] +1.3% +1.6% 
   (中) 第2四半期GDP [前年比] +7.0% +6.8%
11:00 (中) 6月鉱工業生産 [前年比] +6.1% +6.0%
11:00 (中) 6月小売売上高 [前年比] +10.1% +10.2%
16:00 (トルコ) 4月失業率 10.6% 9.9%
17:30 (英) 6月失業保険申請件数 -0.65万件 -0.90万件
17:30 (英) 6月失業率 2.3% 2.3% 
20:00 (南ア) 5月実質小売売上高 [前年比] +3.4% +2.5%
21:30 (米) 6月生産者物価指数 [前月比] +0.5% +0.2%
   (米) 6月生産者物価指数 [コア:前月比] +0.1% +0.1% 
   (米) 6月生産者物価指数 [前年比] -1.1% -0.9%
   (米) 6月生産者物価指数 [コア:前年比] +0.6% +0.7% 
21:30 (米) 7月ニューヨーク連銀製造業景気指数 -1.98 3.25 
22:15 (米) 6月鉱工業生産 [前月比] -0.2% +0.2% 
23:00 (加) 加中銀政策金利発表 0.75% -
27:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


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7月14(火)
【7月13日の海外相場および市況】
ny0713

*週明け13日のNY金は3日続落。欧州連合(EU)ユーロ圏19カ国首脳は12~13日に開いた会合で、ギリシャの支援交渉を再開することで原則合意した。ギリシャは、今後3年で約950億ドルの金融支援を受ける可能性について、条件付きで合意を得た。財政改革案の一部法制化が条件だが、ギリシャのユーロ圏離脱はひとまず回避された。これを受けてリスク回避姿勢が後退し、金には売りが強まった。ギリシャ支援交渉の再開合意を受けたユーロの買い戻しは限定的で、ドルは対ユーロでお堅調に推移した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が先週末の講演で「年内の利上げが適切」と改めて表明したことがドル買い要因となったようだ。ドル建て金には割高感が強く、売りが継続した。RSI(14日)=39.7%。白金は続伸。RSI(14日)=34.1%。

*週明け13日のNY原油は続落。イラン核開発問題をめぐる同国と主要6カ国による協議は最終合意の期限を迎えた。関係当事国の外相らが相次いで交渉が合意に近付いていると発言したため、売り圧力が強まった。交渉が合意に至れば、対イラン制裁解除により同国産原油輸出が拡大し、世界的な供給過剰状態は一層強まると見られている。イランに対する制裁により、同国の原油輸出は日量100万バレル以下と、2011年時点の300万バレルから大きく落ち込んでいる。しかし、13日中に合意に至る可能性が薄まるにつれて下げ幅が縮小した。また、ギリシャ支援策の合意を受けて、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことも、ドル建て原油に割高感が強まり、圧迫材料となった。RSI(14日)=31.4%。北海ブレント原油も、ギリシャ支援策の合意を受けて下落。

*週明け13日のシカゴトウモロコシは、大雨による作柄悪化の可能性から4日続伸し、1年ぶりの高値を付けた。RSI(14日)=83.6%。シカゴ大豆は、作柄が一段と悪化するとの予想から続伸した。RSI(14日)=63.6%。

*週明け13日のNY外国為替市場のドル円相場は、123円台半ばで推移した。ユーロ圏諸国の首脳は13日、ギリシャが提示した財政改革案の一部法制化を条件に金融支援交渉を再開することで合意した。これをきっかけに、海外市場ではリスク回避によるドル売り・円買いポジションが巻き戻され、122円台半ばから123円台前半へと上昇した。NY市場でもこの流れが継続し、123円台半ばで堅調に推移した。ギリシャのユーロ圏離脱リスクは、交渉再開により、とりあえず回避されたが、改革案の法制化には議会の承認を得る必要があり、安心はできない状態で、ユーロはジリ安で推移した。

*週明け13日のNYダウは、3日連続で上昇。ユーロ圏19カ国の首脳は13日まで続いた会議で、対ギリシャ支援の交渉再開に原則合意した。ギリシャが当面の危機を回避したことで、市場には安心感が広がった。アジアや欧州の株式が上昇し、米国株も買いが優勢となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
17:30 (英) 6月消費者物価指数 [前月比] +0.2% +0.1%
   (英) 6月消費者物価指数 [前年比] +0.1% 0.0%
17:30 (英) 6月生産者物価指数 [コア:前年比] +0.1% +0.1%
18:00 (独) 7月ZEW景況感調査 31.5 29.0
18:00 (EU) 7月ZEW景況感調査 53.7
18:00 (EU) 5月鉱工業生産・季調済 [前月比] +0.1% +0.2%
21:30 (米) 6月小売売上高 [前月比] +1.2% +0.3%
   (米) 6月小売売上高 [前月比:除自動車] +1.0% +0.5% 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


第22回 『おしえて陳さん』 
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