テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【10月27日 国内市況終値】
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*金は小幅続落。NY金時間外相場が下落したことから、手じまい売りが先行した。週末24日のNY金は、エボラ出血熱の感染拡大懸念などから小反発したが、週明けの時間外取引では軟調に推移している。9月の米新築住宅販売件数が、2008年7月以来の高水準を記録したことからドルが堅調に推移し、金にはマイナス要因となった。28、29日にはFOMCを控えているため、様子見ムードが強い。FOMCでは、既定路線通りQE3を終了するとの見方が多いが、声明では利上げ時期に関する何らかの言及があるかもしれず。金相場は様子見気分が強まっている。

*白金は続落。NY白金相場が下げたことから売りが先行した。パラジウムは上昇。白金とパラジウムはどちらも産業用需要が大きいが、パラジウムが堅調な米景気を映し6営業日続伸しているのに対し、白金は欧州経済に対する先行き懸念から3日続落した。パラジウムは、主に米国や中国のガソリン自動車の排ガス触媒に使用される。好調な米経済を受けて個人消費が上向き自動車販売が増えるとの見方が背景にあるようだ。一方、白金は、欧州経済の低迷などを背景に低水準にある。宝飾品以外にも欧州のディーゼルエンジン車の排ガス触媒に使われるため、欧州景気に左右される面が大きい。

*中東産原油は反落。週明けのNY原油(WTI)時間外相場の上値の重さを眺めて売りが先行した。ただ、その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを控える中、様子見ムードが強く、マイナス圏での一進一退の状態が続いた。原油安になびいて石油製品も下落した。米国では、26日発表した最新の調査によると、原油価格の急落に伴い、過去2週間でガソリンの平均小売価格は18セント下落し、ほぼ4年ぶりの安値になったという。

*ゴムは4営業日ぶり反落。上海ゴムの下げを受けて値を沈めた。天然ゴムの主要生産国であるタイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、カンボジアが、キロ当たり150セント以下での安値販売を自粛するという申し合わせをしたほか、タイ政府がゴム農家の保護政策を打ち出すなど、価格維持の姿勢を鮮明にしているため、ファンドが買い戻しを出しているようだ。

*トウモロコシは反落。24日のシカゴコーンは下落し、週明けの時間外相場も続落していたため、売り優勢となった。一般大豆もシカゴ大豆安を受けた売りに反落した。27日の東京穀物は、トウモロコシ、一般大豆ともに売りが優勢となっている。米国の穀物産地では前週、おおむね乾燥した天候が続き、農務省が27日に発表するクロップ・プログレスで収穫が進展するとの思惑から売り優勢となった。ただ、豊作はすでに相場の下落過程で織り込まれているとの見方が強い。米国と並ぶ穀物輸出国のブラジルでは26日、大統領選の決選投票が行われ、現職のルセフ氏が再選を決めた。ブラジルの通貨レアルは選挙情勢をにらんで対ドルで下落が続いていたが、前週末24日には急反発しており、米国産穀物にはプラス要因となっている。

*東京外国為替市場のドル円相場は、107円台後半で小動き。今週は後半にFOMCや日銀決定会合など日米金融政策の重要イベントを控えており、様子見ムードが強まっている。

ユーロドル相場は一時1.2714ドルと、3営業日ぶりのユーロ高値を付け、その後は1.27ドル台前半で推移した。ユーロ円相場は早朝に一時137円47銭と、9日以来の水準までユーロ高・円安が進行した後、137円台前半で推移した。本日は、ドイツのIfo経済研究所が10月の独企業景況感指数を発表する。同指数は9月まで5カ月連続で低下している。14日に欧州経済研究センター(ZEW)が発表した10月の独景況感指数 は10カ月連続の低下となった。 10月も悪化となれば、ユーロ売りが強まりそうだ。

*日経平均株価は前週末の米国株高などを材料に大型株が買い戻され続伸した。ただ、為替が108円前後で推移し、一段の円安・ドル高に進まなかったため、上げ幅は限定的だった。28、29日に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)が終わるまでは、積極的に上値を追いにくい相場が続きそうだ。


*東京金1時間足
18本、36本、54本の移動平均線を割り込んで、上値重い展開が続いている。しかし、下値は浅く、ほぼ4270円が維持された。ストキャスティックス(スロー12本)を見ると、サイクル的にボトムに達した可能性があり、ここから反転して54本移動平均線を上回れば、上昇基調に転じる可能性が高まるだろう。逆に、移動平均線をブレイクできなければ、次第に下値を切り下げる展開が予想され、次のサポートラインである4260円をトライする可能性もありそうだ。

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10月27日(月)
【10月24日 海外相場および市況】
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*週末24日のNY金は3日続落。経済指標の回復を受けて、NYダウが上昇に転じたため、リスクヘッジとしての金の需要が低下した。9月の米新築一戸建て住宅販売件数は6年ぶりの高水準となった。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの今週の金保有高は2008年末以来の低水準になり、投資マインドの低下を示している。CFTC建玉10月21日時点:ファンド筋の買い越しは10万7984枚(前週比+2万2569枚)と買い越しは増加。

*週末24日の原油相場は、WTI、ブレント共に世界的な需給バランスの緩みを警戒した売りに押されて反落。相場は前日、サウジアラビアが産油量の調整に踏み切るとの期待を背景に大幅上昇した。しかし、実際は市場への原油供給量は減ったものの、9月の生産量は8月を上回ったと伝えられたことから、この日は一転して売りが優勢となった。西アフリカからNY市に戻った医師のエボラ出血熱感染に関する報道から、感染が拡大すれば、消費者心理の冷え込みにつながるとの警戒感が強まり、相場は終日マイナス圏で推移した。石油輸出国機構(OPEC)は11月27日に開く総会で、2015年上半期の生産目標を検討するが、引き下げを求める国は少数にとどまっている。CFTC建玉10月21日時点:ファンド筋の買い越しは28万101枚(前週比+1321枚)と微増。

*コーンは反落。取引時間中の早い段階で約2カ月ぶりの高値を付けた後、利益確定売りが出た。米中西部の辺りでは収穫が進展し、乾燥天候がさらに続くとの見方も相場下落の要因。ベトナムの食物製粉業者が、相場が急落したことから米国産トウモロコシ20万トンの購入をキャンセルした事も嫌気された。CFTC建玉10月21日時点:ファンド筋の買い越しは12万6320枚(前週比+2万2553枚)と買い越しは増加。

*大豆は反落。6週間ぶりに一時1000セントを上回ったことを受け、利益確定売りがでた。乾燥天候が今後も続き、収穫が進展するとみられており、過去最高の収穫高になるとの見方が相場を重くしている。乾燥天候となっていたブラジルの穀倉地帯では散発的な降雨があったことも嫌気された。CFTC建玉10月21日時点:ファンド筋の買い越しは6647枚(前週比+1万3735枚)と9週間ぶりに買い越しに転じた。

*週末24日のNY外国為替市場の円相場は、エボラ出血熱の感染拡大懸念や米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控えた警戒感から堅調に推移した。金融センターのNY市で初めてのエボラ熱感染例が確認され、経済活動への影響を懸念して投資家のリスク志向が低下。米長期金利の低下も加わり、円が買われた。28~29日に開かれるFOMCでは、量的緩和第3弾(QE3)の終了が決定されるとの見方が有力。市場では当局が金融政策正常化への道筋をどう示すかについて関心が高まっている。CFTC建玉10月21日時点:ファンド筋の円売りは7万1738枚(前週比-2万9409枚)と縮小傾向にある。

ユーロは堅調。欧州中央銀行(ECB)による大手銀行を対象とした特別検査(ストレステスト)の結果(26日公表)が注目材料。検査結果をめぐる思惑からドルに対するショートカバーが活発化した。CFTC建玉10月21日時点:ファンド筋のユーロ売りは15万9371枚(前週比-4029枚)と再び増加している。

国際通貨基金(IMF)は今週、サハラ以南のアフリカの経済成長率予想を5%とし、従来の5.5%から下方修正した。理由の1つとして、エボラ出血熱の流行による「経済への影響が具体的に現れ始める」ことを挙げている。 エボラ熱の感染者は今年、シエラレオネ、ギニア、リベリアの3カ国を中心に1万人近くに上り、うち約4900人が死亡している。

*週末24日のNY株式相場は、好調な米企業決算などを受けて続伸し、半月ぶりの高値で終了した。9月の米新築住宅販売件数が市場予想を下回ったことで、ダウ平均は一時マイナス圏に沈む場面もあったが、堅調な内容の米企業決算が続く中、徐々に買いが優勢な展開となった。

【本日の主な経済指標およびイベント】
18:00 (独) 10月IFO景況指数 104.7 104.5
23:00 (米) 9月中古住宅販売成約 [前月比] -1.0% +1.0%

*数値は順に、前回、予想。

【10月24日 国内市況終値】
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*金は下落。23日のNY金相場が欧米株高を受けて下落したことから売りが先行した。ただ、その後はNY時間外相場が反発に転じたため、下値を切り上げた。23日のNY金相場は、良好な米経済指標や米株価の上昇を受けて下落したが、時間外取引ではポジション調整の買いが入っている。23日発表された9月の米景気先行指標総合指数は、前月比0.8%上昇と市場予想の0.6%上昇を上回り、米経済の回復を示す内容となった。また、米週間新規失業保険申請件数は前週比1万7000件増えたものの、30万件を下回り、米雇用環境が改善傾向にあることが確認された。中国やユーロ圏のPMIも好内容となっており、世界景気に対する過度な不安が一服したとみられる。ただ、来週にFOMCを控えているため、動きにくいようだ。

*中東産原油は大幅反発。23日の欧米原油相場が、世界景気の先行き不安の後退などを受けて上昇した上、円相場の軟化を受け、買い先行で始まった。その後は、利益確定の売りに伸び悩む場面もあったが、終盤にかけては再び買い直され上げ幅を拡大した。石油製品も原油高に追随して反発。11月当限は、ガソリンが1840円高の7万3070円、灯油が570円高の7万3270円。23日のWTIは、サウジアラビアの9月の原油供給量減少などを背景に買われ、82ドル台に急反発したが、時間外に移行後は水準を切り下げている。米株価指数先物が急落していることから、利益確定が出たようだ。NY市の医師がエボラ出血熱の検査で陽性反応を示したことが株安要因になっているようだ。

*ゴムは続伸。先ぎりは一時9月5日以来7週間ぶりに200円を回復した。その後は週末を控えた利食い売りに押される場面もあったが、午後は再び買いが強まり、堅調に推移した。タイのゴム農家への補助施策と、主要生産5カ国の安値販売自粛でここまで戻したが、生産国では在庫が積み上がりつつある一方、安値販売自粛には拘束力はなく、目標のキロ当たり150セント以下の売り物が出ているため、200円を大幅に超えて行くのは困難との見方が強い。減少傾向だった国内生ゴム在庫が、年明けには増加する可能性もあるという。

*コーンは反発。シカゴ相場の上昇と円安を受けて買いが先行し、その後もシカゴ時間外相場の上昇により堅調に推移した。一般大豆も大幅続伸。

*東京外国為替市場のドル円相場は、週末を控えて108円前後で小動き。米国の医師がエボラ出血熱の検査で陽性だったとの報道で一時107円80銭台に下落したが、再び108円付近に戻した。米国で23日に発表された経済指標は、失業保険申請件数の過去1カ間の平均が14年ぶりの低水準となったほか、8月の米連邦住宅金融局(FHFA)住宅価格指数が市場予想を上回る伸びとなった。

*日経平均株価は自動車など主力株を中心に買いが広がり反発した。

*東京金1時間足
昨夜の夜間取引以降、18本、36本、54本の移動平均線を割り込んで、下落基調が強まり一時4264円まで下落した。MACDもデッドクロスを示現して、ゼロラインを割り込んだ。本日の終値は4273円とサポートラインまで戻している。ここから上昇した場合、4285円のレジスタンスラインをブレイクすれば上昇基調に転じ、4300円にトライする展開になるだろう。逆に、下落した場合、4250~4260円のサポートゾーンで下げ止まるかどうかに注意したい。

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【ドル円テクニカル分析】
ドル円相場を4時間チャートを見てみる。10月1日に110.110円と6年ぶりの高値を付けたが、その後は反落に転じ16日には105.185円まで反落した。この高値と安値にフィボナッチリトレースメントを当てはめると。0.38倍押し=108.24円、0.5倍(半値)押し=107.65円、0.62倍押し=107.06円となる。本日早朝には108.365円まで値を伸ばし、0.38倍押しラインを上抜いたが、現在上値を削り、0.38倍押しのラインを下回っている。

一目均衡表を見ると、転換線は基準線を上回り、両者共に雲を上回っているため上昇基調に転じていると言える。MACDもゼロラインを越えて上昇しているが、RSI(14本)は73%まで上昇した後、反落に転じ70%を下回っている。遅行線も雲の中に入り込んでいるため、雲の抵抗を受けて伸び悩んでいる。

以上から、短期的には上値重く推移する可能性が高く、110円を目指すような円安基調が強まるには、まだ相応の時間が必要だろう。短期的には0.5倍押しラインのレベルまで下落する可能性がありそうだ。仮にこのラインを下回っても、0.62倍押しのラインには雲があるため、このレベルは維持されるだろう。

以上は慎重な見方だが、108.40円に達する円安となれば、遅行線が一気に雲をブレイクするため、全値戻しとなる上昇相場へ発展する可能性が高まるだろう。

*ドル円4時間足
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【東京金テクニカル分析】

東京金相場は10月22日に4300円の節目にタッチしたが、この上値抵抗線をブレイクすることができず次第に上値を切り下げる展開になっている。日足における一目均衡表の雲の上限が4300円であり、これが上値抵抗線として機能したようだ。ただ、転換線と基準線はすでにゴールデンクロスしており、50日、100日、200日の主要な移動平均線を上回っていることに加え、MACDもゴールデンクロスしていることなどから、軟調な展開に転じても下値は堅いと予想する。

また、6月以降の高値4075円(6月2日)と安値4382円(7月11日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、0.38倍押し=4265円、0.5倍(半値)押し=4229円、0.62倍押し=4192円となるが、現状は0.38倍押しのラインを上回っているため、全値戻しに向けて上昇していく可能性がある。

直近では雲が上値抵抗ゾーンになっているが、厚さはそれほどなく、今月下旬には雲自体が切り下がり、厚みがさらに薄くなるため、上方へのブレイクが今よりも容易になる可能性が高い。日柄待ちというところだろう。

以上は強気の見方だが、0.62倍ラインを下回った場合、下落基調が新たに始まった可能性もあるため注意したい。

*東京金日足
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