テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【プラチナ、1500ドルもあるか?】
金が低迷する一方で、プラチナ相場は上昇している。

今週初めにNYプラチナは約6年ぶりに1300ドルを突破した。

工業用需要の回復と排ガス規制の厳格化で需給がひっ迫するとの見方が背景にある。


排ガス規制の厳格化で自動車メーカーは触媒コンバーターとしてプラチナの使用量を増やす必要がある。

プラチナは数年にわたって供給過剰が続いていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で南アフリカの鉱山が操業を停止し、2020年にはおよそ40万オンスの供給不足に陥ったとの調査結果が出た。

世界の自動車大手が相次いで電気自動車(EV)へのシフトを鮮明にしている中で環境銘柄としてプラチナはこれからも買われていくと予想する。

CFTC建玉を見ると、ファンドの買い越しは直近で3万6000枚台と増加傾向にあるが、昨年の同時期の6万枚越えに比べると4割り以上少ない。

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需給タイトで環境というテーマのもと、ファンドの買いが本格化するのはこれからだろう。

NY白金は1300ドルに達したが、次の上値目標値はチャートから1500ドルが見えてくる。

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*英貴金属大手ジョンソン・マッセイ(JM)が10日公表した統計(暫定値)によると、2020年は、プラチナ、パラジウム、ロジウムなど自動車エンジンの排気フィルター(触媒装置)に使用される金属は全て供給不足だった。

内訳でみると、プラチナは39万オンスの供給不足で、19年の不足幅(30万1000オンス)を上回った。

パラジウムは60万6000オンスの不足。19年は89万3000オンスの不足だった。

ロジウムは8万4000オンスの不足で、不足幅は19年(3万8000オンス)から拡大した。

供給不足によって、足元では価格が急速に押し上げられ、プラチナ取引価格は6年ぶりの高値、ロジウムとパラジウムは過去最高値に迫っている。

同社は、今年もロジウムとパラジウムの供給不足は続くと予想。ロジウムは3年連続、パラジウムは10年連続で不足する見込み。

プラチナについては、今年で3年連続の供給不足になると予想。ただ、投資家の備蓄状況により変化する可能性も指摘した。

自動車各社は現在、環境規制の強化を受けて車両1台当たりのプラチナなどの使用量を増やすことを余儀なくされている。プラチナについて言えば、宝飾や投資用の需要も大きい。供給面では、新型コロナウイルスの感染拡大による打撃も受けた。採掘やリサイクルに混乱が生じたほか、産業活動も停滞し、自動車や宝飾品の販売もさえなかった。

特に南アフリカでの大規模な加工工場が数カ月にわたり閉鎖したことが痛手となった。同社は、21年の需給見通しについては、感染拡大が抑制されるのに伴い、大きく回復するとの見方を示した。


*米フォード・モーター、米ゼネラル・モーターズ(GM)、英ジャガー・ランドローバー(JLR)はそれぞれ、全乗用車のEV化を表明。「脱炭素」の動きが先進国で本格化する中、ガソリン車・ディーゼル車に見切りを付ける流れが加速している。フォードは17日、2030年までに欧州で販売する乗用車を全てEVにすると表明した。JLRも高級車ブランド「ジャガー」を25年以降は全てEVにすると発表。GMも1月下旬、35年までに全ての乗用車をEVにすると発表した。これらの背景には、多くの国が温室効果ガス排出量を50年までに実質ゼロとする目標を打ち出したことがある。特に欧州では30年までの気候変動の中期目標を掲げる動きも出ている。


情報提供:株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド

※上記ロゴのチャートの著作権は、ミンカブ・ジ・インフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。 提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、ミンカブ・ジ・インフォノイドは一切の責任を負いません。

【NY金はレンジ切り下げへ】
NY金は節目の1800ドルを下回った。

新型コロナウイルスのワクチンに対する楽観的な見方から、NYダウが上昇し、安全資産である金は売られている。

昨日は、外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが進行し、一時1767.90ドルまで下落した。

昨日発表された1月米卸売物価指数(PPI)は予想を大きく上回り、インフレ懸念を強める内容だったが、1月米小売売上高が季節調整済みで前月比5.3%増になり、1月米鉱工業生産統計でも製造業生産指数が1.0%上昇した。

インフレ懸念よりも米国経済の回復が見込まれたことで金が売られた。

バイデン政権が提案している1兆9000億ドルの追加経済対策に対する楽観やインフレ期待の高まりによって金と同じ安全資産である米国債が売られ、国債利回りが上昇しているためドル相場も1週間ぶりの高値水準を付けた。

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金はインフレヘッジとして買われるが、米国債利回りの上昇により、金利を生まない金は売りが先行している。


堅調な米株式市場を背景に投資資金は金市場から流出している。
金ETFは、年初から4.6%減少している。

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CFTC建玉を見ると、ファンドの買い越しは25万枚レベルで伸び悩んでいる。すでに追加経済対策による金融緩和も織り込まれており、材料的には目新しいものがない。


ただ、1800ドルを下回ったことで、春節明けの中国市場では割安感による買いが期待されそうだ。

NY金は1800~1850ドルのレンジから、1750~1850ドルのレンジに切り下がったと予想する。


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テクニカル的には、昨年の高値2107.6ドル(8月7日)と安値1467.0ドル(3月16日)にフィボナッチ比率を当てはめると、高値からの0.38倍=1864ドル、0.5倍=1787ドル、0.62倍=1710ドルが算定されるが、現時点は0.5倍押しを下回ったことで、0.62倍押しの水準が下落の目安になりそうだ。


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【2月17日海外市況】
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*17日のNY外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景とした円売り・ドル買いの流れが一服し、105円台後半に下落した。105円81~91銭。米景気回復期待や新型コロナウイルスワクチン接種の進展などを背景に、長期金利の指標である10年物米国債利回りは約1年ぶりに1.3%台を付けた後も高止まり。1月米小売売上高は前月比5.3%増と、市場予想を大きく上回り、4カ月ぶりにプラスに転じた。足元の個人消費が持ち直したとの見方からドルが買われ一時106円21銭まで上昇した。ただ、その後は利益確定のドル売りが出たほか、金利上昇を手掛かりとした円売り・ドル買いに一服感が強まり105円台後半で推移した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(1月26、27日開催分)は、想定通りの内容で市場の反応は薄かった。

*17日のNYダウは、堅調な米小売売上高が支援材料となる中、3営業日続伸した。3万1613.02ドル(+90.27)。1月米小売売上高は前月比5.3%増加したほか、変動の激しい自動車・同部品ディーラーを除くと5.9%増となり、ともに市場予想を大きく上回る内容。大型経済対策への期待も根強く、ダウは堅調に推移した。1月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の相場への影響は限られた。


*17日のNY金は、対ユーロでのドル高を受けた割高感による売りに押され、4営業日続落した。1772.80ドル(-26.20)。昨年6月下旬以来約8カ月ぶりの安値となった。米大型経済対策や新型コロナウイルスワクチン普及への期待が広がる中、米長期金利は約1年ぶりの高水準で推移。外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが優勢で、ドル建て金に割高感が生じたため、金売りが活発化し、一時1767.90ドルまで下落した。

金ETFは、1132.89トン(-3.79)。

NY白金は反落。1257.70ドル(-21.90)。
パラジウムも安い。2369.70ドル(-18.50)。


*17日のNY原油は、米テキサス州の寒波の影響で石油供給網が混乱するとの懸念が根強く、3営業日続伸した。61.14ドル(+1.09)。米国の主要な石油関連施設が集積するテキサス州は前週末、歴史的な寒波に見舞われ、気温が氷点下となった。これを受け、エネルギー各社は製油所の稼働停止や天然ガスパイプラインの操業制限を実施。米国内全体の少なくとも5分の1の製油能力が打撃を受けたという。一時61ドル台を付けた。しかし、その後は急速に売りが膨らみ、一時は2ドル近く値を消す展開。石油輸出国機構(OPEC)の盟主であるサウジアラビアが、最近の石油価格の持ち直しを受け、数カ月以内に産油量を増やす計画だと米紙が報じたことがきっかけとなった。ただ、新型コロナウイルスとの戦いにおける勝利宣言は時期尚早などと指摘し、産油国の立場として警戒を継続する姿勢を示した同国のアブドルアジズ・エネルギー相の発言が伝わったことから、相場は終盤にかけて再びじりじりと上げ幅を拡大し、61ドルを越えて引けた。

*17日のシカゴトウモロコシは小幅続伸。553.00セント(+0.75)。輸出企業などからの旺盛な需要や、ブラジルでの2期作目の作付けが遅れるとの懸念が、相場を下支えている。一方、寒波に襲われた穀倉地帯、米プレーンズでは今後、気温が落ち着くとの予報があり、これが上値を抑えている。

シカゴ大豆は小反落。1383.75セント(-1.00)。手掛かり材料に欠き、前営業日の取引レンジ内でもみ合った。

【18日】
09:30   (豪) 1月 新規雇用者数  5.00万人   
09:30   (豪) 1月 失業率  6.6% 
20:00   (トルコ) トルコ中銀政策金利  17.00%  
22:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数  79.3万件  
22:30   (米) 1月 住宅着工件数 [年率換算件数]  5.8%  -1.1%  
22:30   (米) 1月 建設許可件数 [前月比]  170.4万件  166.8万件  
22:30   (米) 2月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数  26.5  20.0  
24:00   (欧) 2月 消費者信頼感(速報値)  -15.5 


*ストックボイス「FXフォーカス」出演
https://www.stockvoice.jp/vod_playlists/PL84385BD60AE8CDE1

【NY金、長期の足取り】


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【2月16日海外市況】
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*連休明け16日のNY外国為替市場では、ドル買いの流れが加速し、昨年10月上旬以来、約4カ月ぶりに106円台を付けた。106円00~10銭。ドイツの有力シンクタンク欧州経済調査研究所(ZEW)が発表した2月の景気期待指数が前月比で上昇したことなどでユーロ高・ドル安が進み、つられてドル円は105円20銭前後まで下落した。しかし、セントルイス連銀のブラード総裁が、今年はインフレ率が上昇する公算が大きいと発言したと伝わると、大型の追加経済対策や新型コロナウイルスワクチン普及への期待も加わり、米債券市場で長期金利が約1年ぶりの高水準に大幅上昇、2月ニューヨーク州製造業景況指数も5カ月ぶりに改善し、市場予想を上回ったことでドル買いが強まり一時106円08銭を付けた。

*連休明け16日のNYダウは、米大型経済対策への期待を支えに続伸。3万1522.75ドル(+64.35)。2営業日連続で史上最高値を更新した。米議会下院の与党民主党は、新型コロナウイルス感染拡大に対応する大型経済対策に関する法案を週内にまとめる方針。バイデン政権は、上院でのトランプ前大統領に対する弾劾裁判が終了したのを受け、経済対策の成立を急ぎたい考えだ。市場では、景気下支えへの期待が広がり、株式の買いが先行した。米国内で新型コロナ感染拡大に落ち着きがみられることも、投資家心理の改善につながった。長期金利の上昇や原油価格回復を受け、金融株やエネルギー株が上昇し相場をけん引した。


*連休明け16日のNY金は、米長期金利の上昇や対ユーロでのドル反発を眺め、3営業日続落した。1799.00ドル(-24.20)。セントルイス連銀のブラード総裁は16日朝、今年はインフレ率が上昇する公算が大きいとの見解を述べた。米長期金利が大幅上昇。また、2月のニューヨーク州製造業景況指数が5カ月ぶりに改善し、市場予想を上回ったことでドルが買われ、ドル建て金の割高感が強まった。心理的な節目である1800ドルを割り込み、一時1788.10ドルまで下落した。

金ETFは、1136.68トン(-5.54)。

NY白金は7日続伸。1279.60ドル(+20.60)。となった。
パラジウムも高い。2388.20ドル(+5.60)。

*連休明け16日のNY原油は、供給懸念から続伸した。60.05ドル(+0.58)。昨年1月上旬以来1年1カ月ぶりに60ドル台を回復した。テキサス州では先週末からの3連休中、異例の厳しい寒波に見舞われ、エネルギー各社は石油施設の稼働停止などを余儀なくされた。寒さのため米国で50万~120万バレルの原油生産が停止されると推定。製油施設では精製能力日量約300万バレル分の操業が停止。米国最大級の製油所数カ所も操業を止めた。供給に悪影響が出るのではないかとの懸念から原油が買われた。また、官民が今週発表する週間在庫統計で原油在庫の減少が見込まれていることも原油の支援材料。サウジアラビア主導の有志連合軍が14日、イエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」がサウジに向けて発射した2発の爆発物を破壊したと発表。これを受けて、地政学的リスクへの警戒感も広がった。

*連休明け16日のシカゴトウモロコシは反発。552.25セント(+13.50)。3連休中の米プレーンズでの冷え込みを背景とした小麦相場の上昇に追随した。力強い輸出需要も支援要因。米農務省が発表した最新週の輸出検証高は132万2412トンと、100万~140万トンの予想レンジ内だった。

シカゴ大豆は続伸。1384.75セント(+12.75)。好調な内容の米圧砕高統計に加え、ブラジルでの収穫遅延、小麦・トウモロコシの上昇が材料視された。

【17日】
未定   (中) 休場  
08:50   (日) 12月 機械受注 [前年同月比]  -11.3%  
08:50   (日) 1月 貿易統計(通関ベース、季調済)  4771億円  
16:00   (英) 1月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  1.4%  
16:00   (英) 1月 小売物価指数(RPI) [前年同月比]  1.2%  
17:00   (南ア) 1月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  3.1%  
20:00   (南ア) 12月 小売売上高 [前年同月比]  -4.0% 
22:30   (米) 1月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  0.8%  0.9% 
22:30   (米) 1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  1.2%  
22:30   (米) 1月 小売売上高 [前月比]  -0.7%  0.8%  
22:30   (米) 1月 小売売上高(除自動車) [前月比]  -1.4%  0.8% 
23:15   (米) 1月 鉱工業生産 [前月比]  1.6%  0.4%  
23:15   (米) 1月 設備稼働率  74.5%  74.9%  
28:00   (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨  

*ストックボイス「FXフォーカス」出演
https://www.stockvoice.jp/vod_playlists/PL84385BD60AE8CDE1

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