テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【3月22日(水)国内市況と終値】
tk0322

*22日の金は反発。前日のNY金が対ユーロでのドル安進行を背景に大幅続伸したのを受け、買いが優勢となった。白金は3日続落。NY金は、政治リスクに加えNYダウの急落など安全資産とされる金にとっては強材料がそろっており、2月27日の年初来高値1264.90ドルを目指す可能性が高い。仏大統領選挙をめぐり、欧州連合(EU)離脱を主張する国民戦線のルペン氏が当選するとの懸念が和らぎ、ユーロが対ドルで上昇し、割安感からファンドの買いが優勢となった。さらに、NYダウの急落が金を押し上げた。トランプ大統領の政策運営に対する懸念が強まった。

*22日の中東産原油は4日続落。石油製品も原油になびいて続落。米石油協会(API)が21日発表した週間統計によれば、原油在庫は前週比450万バレル増と、市場予想(280万バレル増)を上回る積み増しとなった。一方、ガソリン在庫は490万バレル減となり、減少幅は市場予想(200万バレル減)を大きく上回った。

*22日のゴムは、上海ゴム安や円高を受けて大幅続落。先限は3カ月ぶりに250円割れとなった。昨年夏頃から、天然ゴム相場が上昇したことで、生産者が増産に走っているという。また、今年に入り、タイ政府が備蓄在庫を数回にわたって売却したことも重なり、世界的に需給が緩和状態になっているという。

*22日のトウモロコシと一般大豆はシカゴ安と円高を受けて続落。

*22日の東京外国為替市場のドル円相場)は111円台半ばで推移した。ドル円は、国内輸入企業の買いに支えられている一方、日米株安や米金利低下が上値を抑えている。トランプ大統領による政策運営の不透明感から投資家のリスク選好意欲は後退しており、ドル円はさらに下値を試す可能性があるとの見方も出ている。

*22日の日経平均株価は、NYダウの大幅安と円高を受けて大幅下落。下げ幅は400円を超え、昨年11月の米大統領選後で最大となった。米国では23日に医療保険制度改革(オバマケア)見直し法案が下院本会議で採決される。現行案では否決の可能性が高く、景気対策が遅れるという懸念が顕在化してきたとみられる。同日は国内でも学校法人「森友学園」に対する衆参予算委員会の証人喚問も行われる予定で、投資家心理が悪化しているようだ。


第108回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


3月22日(水)
【3月21日の海外相場および市況】
ny0321

*21日のNY金は4日続伸。前日、4~5月に大統領選を控えたフランスで主要候補によるテレビ討論会が行われたが、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首の支持率が3位にとどまったため安堵感が広がり、為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル建て金には割安感が生じた。また、トランプ大統領の政権運営をめぐる不透明感などを背景に米国株が大幅に下落し、安全資産である金に資金が流入した。NY白金は4日ぶりに反落。

*21日のNY原油は続落し、3カ月半ぶりの安値をつけた。米国内での供給過剰に対する懸念を背景に下げ幅が拡大した。市場は米石油協会(API)と米エネルギー情報局(EIA)がそれぞれ発表する在庫週報に注目しているが、ロイター通信の調査によると、最新週の原油在庫は前週比260万バレルの積み増しが見込まれている。OPEC加盟国は減産合意期限が切れる6月以降も減産を延長する方向で検討しつつあるとみられるが、ロシアなどのOPEC非加盟国が協調減産の延長に協力するかどうか依然不透明であるため、市場の反応は限定的だった。

*21日のシカゴトウモロコシは続落。ブラジルでの降雨予報から、収穫増見通しが連想された。シカゴ大豆は小反発。

*21日のNY外国為替市場では、トランプ大統領の政策運営をめぐる不透明感を背景にドルが売られ、ドル円は一時111円55銭と、2016年11月28日以来約4カ月ぶりの安値を付けた。前日行われたフランス大統領選の主要候補らによる討論会で、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首の支持率が3位にとどまったとの世論調査を受けた安堵感から、この日はユーロが対ドルで急伸し、ドルは対円でも売られた。米国の利上げペースが緩やかになるとの見通しに加え、トランプ政権が医療保険制度改革(オバマケア)の見直しに手間取り、大型減税など財政刺激策の実行が遅れるとの見方が強まったことも、ドル売り要因となった。

*21日のNYダウは、トランプ大統領の政策運営への懸念からリスク回避の流れが強まり、大幅続落した。医療保険制度改革(オバマケア)見直し法案をめぐり共和党内が分裂していることを受け、税制改革などトランプ氏が掲げる他の政策も停滞するとの懸念が拡大。これまで相場を押し上げていた期待が剥落し、下げ幅が拡大した。リスク回避からで安全資産である債券が買われ、金利が低下したため、金融株んぼ売りが強まった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 2月貿易収支 -1兆869億円(-1兆876億円) +8072億円 --
08:50 (日) 日銀・金融政策決定会合議事要旨(1月30-31日開催分)
17:00 (南ア) 2月消費者物価指数 (前年比) +6.6% +6.3% --
17:00 (南ア) 10-12月期経常収支 (対GDP比) -4.1% -3.2% --
22:00 (米) 1月住宅価格指数 (前月比) +0.4% +0.4% --
23:00 (米) 2月中古住宅販売件数 569万件 555万件 --
   (米) 2月中古住宅販売件数 (前月比) +3.3% -2.5% --
29:00 (NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレート 1.75% 


第108回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

【3月21日(火)国内市況と終値】
tk0321

*21日の金は円高やNY金時間外の下落を受けて売りが優勢となった。白金は午前中はプラスサイドで推移していたが、午後に入って、NY白金時間外が下落したため、売りが優勢となり、マイナスサイドに沈んだ。本日21日、白金先物の限日取引「プラチナスポット」が開始された。2015年5月にスタートした「ゴールドスポット」を上回る出来高となった。プラチナスポットは、取引単位が1枚当たり100グラムと小さく、決済期限がない。

*21日の中東産原油は円高を受けて小安い。石油製品も原油安を受けて軟調。

*21日のゴムは下落。上海ゴムの下落を受けて水準を切り下げている。節目の250円が維持されるかどうかがポイントになりそうで、下抜ければ、昨年12月27日の安値248円80銭が目安になりそうだ。

*21日のトウモロコシと一般大豆は円高を受けて下落。トウモロコシは一時、2万2200円まで売られ、2月8日以来、約1カ月半ぶりの安値に沈んだ。

*21日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の下げ渋りを受けて、112円台後半に小戻した。早朝は112円40~50銭台で推移していたが、日経平均株価の下落を受けて112円20銭台に軟化した。ただその後は、株価が下げ幅を縮小し、米長期金利の上昇もあって112円台後半に上昇した。

*21日の日経平均株価は小幅続落。米国での長期金利低下を背景にしたドル安・円高が相場を圧迫した。


第108回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


3月21日(火)
【3月20日の海外相場および市況】
ny0320

*週明け20日のNY金は3日続伸。終値は3月1日(1250.00ドル)以来約3週間ぶりの高値を付けた。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議における米政権の保護主義的なスタンスを受けたドル安を受けて、金が買われた。NY白金はドル安を受けて3日続伸。

*週明け20日のNY原油は反落。石油サービス会社ベーカー・ヒューズが前週末に発表した米国内の石油掘削リグ稼働数
は前週比14基増の631基と、2015年9月以来の高水準となった。米国内のシェールオイル生産が引き続き拡大していることが明らかになったことなどから、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産効果が薄れるのではないかとの不安が再燃し、売りが優勢となった。OPEC加盟国が減産合意期限が切れる6月以降も減産を延長する方向で検討中との報道があったが、反発は一時的だった。

*週明け20日のシカゴトウモロコシは、小麦安に圧迫されて5日ぶりに反落。シカゴ大豆は続落。南米産の豊作予想や、今後数週間で米国産への輸出需要が弱まるとの懸念が圧迫材料。

*週明け20日のNY外国為替市場では、米長期金利の低下などを背景にドルが売られ、ドル円は112円台半ばに下落した。20カ国・地域(G20)財務省・中央銀行総裁会議は18日に共同声明を採択して閉幕したが、声明から「保護主義に対抗する」という文言が削除された。「米国第一」を掲げるトランプ政権の意向が強く働いた形で、保護主義政策が世界的に広がるのではないかとの懸念が浮上した。さらに、エバンズ・シカゴ連銀総裁の発言や長期金利の低下なども受けて、円がじりじりと買われる展開となった。エバンス総裁はこの日、テレビ番組で、今年計3回の利上げは可能だと強調し、「計4回もあり得る」と述べたが、物価が想定以上に上昇すればという条件を付けた。またその後、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げに動くかどうかの判断を下すためには少なくとも6月の会合まで待つ公算が大きいとの見通しを明らかにしたが、FRBによる年内の利上げペースは想定ほど加速しないとの観測が広がり、円買い・ドル売りが優勢となった。今週はFRBのイエレン議長ら複数の高官が講演を控えており、市場は利上げペースをめぐる新たな手掛かりを期待している。

*週明け20日のNYダウは3日続落。この日は主要な米経済指標の発表がなく、やや売りが優勢となった。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が18日採択した共同声明で、米国に配慮する形で「保護主義に対抗する」との文言が削除されたことも、影響をめぐり投資家の警戒感を高めた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
09:30 (豪) RBA議事録
18:30 (英) 2月消費者物価指数 (前年比) +1.8% +2.1% --
18:30 (英) 2月小売物価指数 (前月比) -0.6% +0.8% --
      (英) 2月小売物価指数 (前年比) +2.6% +2.9% --
18:30 (英) 2月生産者物価指数 (前年比) +3.5% +3.7% --
18:30 (英) 2月財政収支 +98億GBP -28億GBP --
21:30 (米) 10-12月期経常収支 -1130億USD -1290億USD 


第108回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

3月20日(月)
【3月17日の海外相場および市況】
ny0317

*週末17日のNYは小幅続伸。15日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの経済・金利見通しで年内の利上げ想定回数が3回に据え置かれたことを受け、ドル指数が約5週間ぶりの低水準となったことを受けて、この日も金には買いが入った。ただ、週末とあって利益確定の売りも出やすく、上値は重かった。CFTC建玉3月14日時点:ファンドの金買い越しは10万6038枚(前週比-2万7647枚)と減少。総取組高は42万6170枚と前週比8231枚の減少。

*週末17日のNY白金は金につれて続伸。CFTC建玉3月14日時点:ファンドの白金買い越しは3万0175枚(前週比-8452枚)と減少。総取組高は6万6039枚と前週比2161枚の減少。

*週末17日のNY原油は、ほぼ横ばい。米原油在庫が依然記録的な水準にある上、石油サービス会社ベーカー・ヒューズがこの日発表した同日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数が前週比14基増になったとの報などを受け、米国内での生産拡大が石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産効果を相殺するのではないかとの懸念が強まったことは、上値を抑えたようだ。

サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は前日、原油在庫水準が平均を上回る状況が続く場合、OPECによる協調減産を延長する可能性があるとの見解を示していたが、市場の反応は限定的だった。石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産に加わった非加盟11産油国の2月の減産順守率は64%と、OPECを引き続き下回った。OPEC加盟国のクウェート、ベネズエラ、アルジェリア、非加盟国のロシア、オマーンがウィーンで会合を開き、各国の削減状況を検証。OPECの順守率は106%と、14日に公表された最新月報に沿った数字が示された。またロシアは会合で、4月末までに公約通り日量30万バレルの削減を行い、協調減産の期日である6月末まで、その水準を維持すると説明した。CFTC建玉3月14日時点:ファンドの原油買い越しは43万3800枚(前週比-7万4725枚)と減少。総取組高は224万0261枚と前週比10万2729枚の増加。

*週末17日のシカゴトウモロコシは4日続伸。CFTC建玉3月14日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは11万2805枚(前週比-8万6085枚)と減少。総取組高は137万6269枚と前週比2862枚の減少。

*週末17日のシカゴ大豆は、ブラジル産の豊作に圧迫されて反落。CFTC建玉3月14日時点:ファンドの大豆買い越しは10万5478枚(前週比-3万7901枚)と減少。総取組高は67万6014枚と前週比550枚の減少。

*週末17のNY外国為替市場では、米長期金利の低下を背景に円買い・ドル売りが先行し、ドル円は112円台後半に下落した。米債買いに伴う米長期金利の低下を受け、日米金利差が縮小したため、円買い・ドル売り優勢となった。ミシガン大学が発表した1年先、5年先のインフレ見通しが、前月発表時から低下していたこともドル売り・円買い要因となったようだ。ただ、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の行方を見極めたいとの思惑も広がり、112円台後半で値幅の狭い動きとなった。CFTC建玉3月14日時点:ファンドのドル買い・円売りは7万1297枚(前週比+1万6597枚)と増加。総取組高は20万2647枚と前週比1万5335枚の減少。

*週末17日のNYダウは小幅続落。ミシガン大学が発表した1年先、5年先のインフレ見通しが、前月発表時から低下していたことをきっかけに米長期金利が低下すると、利ざや縮小懸念から金融株が下落し、NYダウの重石となった。G20の行方を見たいとの思惑もあり、小動きだった。

【本日の主な経済指標およびイベント】
*東京休場(春分の日)
16:00 (独) 2月生産者物価指数 (前年比) +2.4% +3.2% +3.1%

第108回 『おしえて陳さん』 http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

↑このページのトップヘ