テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

4月16日(火)
【4月15日の海外相場および市況】
ny0415

*週明け15日のNY外国為替市場では、米中貿易協議の行方に注目が集まる中、112円近辺で小動きに推移した。111円99銭〜112円09銭。ムニューシン財務長官は15日、中国との貿易協議は「大きく前進した」と発言。ただ、合意事項を履行するための仕組みなども含めて「まだ多くの課題が残っている」と言及したことから、協議の行方を見極めようと様子見姿勢が強まり、112円を挟んだ小幅レンジ内での取引となった。4月のNY州製造業景況指数は10.1と3月の3.7から改善し、市場予想の6.7も上回ったが、ドル円相場の反応は限定的だった。

*週明け15日のNY金は、米中貿易協議の進展を背景に反落した。1291.30ドル(-3.90)。ムニューシン財務長官は15日、中国との貿易協議は「大きく前進した」と表明。これを受けて、米中貿易協議が妥結に向けて前進しているとの見方が広がったため、安全資産である金には売りが強まった。また、金相場は先週、心理的な節目である1300ドルの水準を下回っていたため、テクニカル要因からも売りが優勢となった。ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで弱含みに推移し、ドル建て金は割安感から買い支えも入り、下げ幅は限定的だった。

NY白金は金に連れて反落。894.50ドル(-4.00)。
パラジウムも反落。1334.70ドル(-15.50)。

*週明け15日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)による増産観測が圧迫材料となり、反落した。63.40ドル(-0.49)。ロシアのシルアノフ財務相は13日、米国とのシェア競争でロシアとOPECが増産を決定する可能性があるとの見解を表明。仮に増産すれば、相場は最長1年間40ドルないしそれを下回る水準まで下落するかもしれないとの見方を示した。OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国は6月の25〜26日に会合を開き、協調減産を延長するかどうか決定する予定だが、ここにきて増産に方針転換する可能性も取り沙汰され、市場では需給緩和懸念が強まった。OPEC関係筋も先週、米国の経済制裁を受けているベネズエラとイランの原油供給が一段と減少し、価格の上昇が続くようであれば、7月から増産に踏み切る可能性があると言及。OPEC側のこうした発言も引き続き相場を下押しした。ただ、米国が制裁を強化する兆しの中でイランとベネズエラの産油量が減少している状況や、リビアの原油生産が内戦再発で停止する可能性があることから、下げは抑制された。

*週明け15日のシカゴトウモロコシは続伸。362.75セント(+1.75)。米気象予報会社によると、デルタ地方とプレーンズ東部、中西部では今週、一層の降雨が予想されている。ただ、生産者はなおも作付けを迅速に行うための大型農機を使うことができるため、作付け遅れ懸念に基づく相場押し上げは限定的という。

シカゴ大豆は上伸。898.75セント(+3.50)。ムニューシン財務長官は、米中協議には多くの進展があるが、するべきことは多いと語った。

*週明け15日のNYダウは、米金融大手ゴールドマン・サックスの決算が冴えない内容だったことを受け、反落した。2万6384.77ドル(-27.53)。ゴールドマンが発表した2019年1〜3月期決算は、純利益が前年同期比2割減と不振。総収入も12%減と市場予想を下回った。1〜3月期は金融市場の変動率が低く、投資家の債券・株式取引が低調でトレーディング部門の収益が落ち込んだことが響いた。シティグループも総収入が市場予想を下回った。調査会社リフィニティブによると、米主要企業500社の純利益は前年同期比2.1%減と11四半期ぶりのマイナスとなる見通し。今週発表予定の企業では16日のネットフリックスやIBM、ユナイテッドヘルス・グループ、18日のハネウェル・インターナショナルなどの決算が注目されている。


【16日の経済指標】
10:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
13:30   (日) 2月 第三次産業活動指数 [前月比]  0.4%  
16:00   (トルコ) 2月 鉱工業生産 [前月比]  1.0%   
17:30   (英) 3月 失業保険申請件数  2.70万件   
17:30   (英) 3月 失業率  2.9%   
17:30   (英) 2月 失業率(ILO方式)  3.9%
18:00   (欧) 2月 建設支出 [前年同月比]  -0.7%   
18:00   (独) 4月 ZEW景況感調査(期待指数)  -3.6   
18:00   (欧) 4月 ZEW景況感調査  -2.5 
22:15   (米) 3月 鉱工業生産 [前月比]  0.0%  0.3% 
22:15   (米) 3月 設備稼働率  79.1%  79.2% 
23:00   (米) 4月 NAHB住宅市場指数  62  63 


第207回 『おしえて陳さん』 
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*TOCOM TV 出演
https://youtu.be/LckFpKGtS74

https://tocomsquaretv.com/20190325/


【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は上昇し、8円を維持して引けた。格付け会社ムーディーズが格付けを発表を見送ったことが好感されて南アランドは買戻しが継続した。2月鉱業生産は前年比7.5%減少し、製造業生産の伸びは0.6%にとどまった。

*今週の南アランド円は底堅く推移しそうだ。格付け会社S&Pは南アフリカに対して、今の経済状況では、ジャンク級の格付けからの脱出は厳しいとの見解を示した。ただ、総選挙で与党・アフリカ民族会議(ANC)が勝利し、このまま改革が進めば、南アフリカへの投資増加が見込まれるとしている。5月8日の総選挙でラマポーザ現政権が勝利となれば、格上げへの見込みが強まりそうだ。

国営電力会社エスコムの債務問題は依然として、与党の信任を低下させ、南アフリカ経済の重石となっている。国際通貨基金(IMF)は2019年の世界成長見通しを10月予想の1.4%から1.2%に引き下げたことも、南アランドの上値を圧迫しそうだ。今週は17日に消費者物価指数(CPI)と小売売上高が発表される。同日には、中国の1-3月期国内総生産(GDP)や3月鉱工業生産、3月固定資産投資等の経済指標が発表されるため、注意が必要だろう。。


【南アフリカ経済指標】
17日水曜日
17:00 3月消費者物価指数前年比前回+4.1%、予想+4.5%
20:00 2月小売売上高前年比前回+1.2%、予想+0.7%


ZAR0415

*予想レンジ:7.90円~8.10円



情報提供:㈱ミンカブジインフォノイド
*チャートの著作権は、㈱ミンカブジインフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、㈱ミンカブジインフォノイドは一切の責任を負いません。


【ドル円相場、今週の予想】
*今週のドル円は、底堅く推移するものの、次第に上値の重さが意識されてくる可能性がありそうだ。今週は米国企業の決算発表が活発化する。15日にゴールドマン・サックス、16日にIBM、ネットフリックス、17日にモルガン・スタンレー、18日にGEなどが発表を予定している。調査会社リフィニティブによると、米主要企業500社の純利益は前年同期比2.5%減と11四半期ぶりのマイナスとなる見通し。トランプ政権の法人税減税の効果が薄らぐほか、米中通商摩擦の影響などが懸念されている。

しかし、先週末に発表された金融大手JPモルガン・チェースの2019年1~3月期決算は、純利益が前年同期比5.4%増の91億7900万ドルとなり、1株当たり利益も市場予想を上回った。ウェルズ・ファーゴの決算も堅調だったことから、市場では今後発表が本格化する企業決算への期待が高まっている。予想を上回る業績であればNYダウの上昇に連れてドルも買われるだろう。

先週発表された3月19-20日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに慎重なハト派姿勢を示す内容だった。年内利上げなしが好感されてNYダウは上昇しており、リスクオンモードからドルは買いが優勢となっている。一方、欧州中央銀行(ECB)は、少なくとも2019年末までの政策金利据え置きと緩和的な金融政策を堅持する方針を表明した。金利要因からもドル買い・ユーロ売りが続きそうだ。

また、先週末に発表された3月の中国貿易統計で、輸出が前年同月比14.2%と市場予想を大幅に上回り、同国経済が安定する兆候が見られたことがドルを押し上げたが、今週17日には中国の1-3月期国内総生産(GDP)や3月鉱工業生産、3月固定資産投資等の経済指標が発表される。良好な内容であればドル買いを促進しよう。

一方、トランプ大統領が欧州製品に関税を課す方針を示したことが報道されて、米欧貿易摩擦の懸念が台頭している。米中貿易摩擦ほど懸念されていないが、ユーロドル相場に影響してこよう。また、今週は15、16日の2日間、ワシントンで日米物品貿易協定(TAG)交渉が行われる。関税問題に加え為替問題も議論されそうだ。

ムニューシン財務長官は、TAGでは通貨切り下げを自制する為替条項を求める考えを示した。日本は同条項の導入に反対している。ドル円が112円台に上昇していることもあり、ドル円の水準の高さが意識され、思惑的な円買いが出てくる可能性もあろう。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はトランプ大統領が米金融当局の独立性を揺るがしているかどうかを巡る議論で意見を表明するという異例の行動に出た。「中銀の独立性に関し、確かに懸念している」と発言、特に「世界で最も重要な地域において」だと述べた。

一方、トランプ大統領は14日もFRBを批判。FRBが「適切に仕事をしていれば株式市場は5000ポイントから1万ポイント上昇していただろう」とぶちまけた。中銀の独立性に疑念が生じれば、ドルの重石になろう。

国際通貨基金(IMF)は9日公表した最新の世界経済見通し(WEO)で、2019年の世界成長率見通しを金融危機以降で最低の水準に下方修正した。先進国の大半で見通しに陰りが出ていることや、関税引き上げが貿易を圧迫する兆候が背景にある。IMFは今年の世界経済成長率を3.3%とし、1月に予測した3.5%から引き下げた。予測通りなら19年は世界経済が縮小した09年以来の低成長となる。


<今週の主な経済指標>
15日は4月NY連銀製造業景気指数、16日は3月米鉱工業生産、17日は2月米貿易収支、19日は3月米住宅着工件数。


CFTCYEN

*CFTC建玉4月9日時点:ファンドのドル買い・円売りは7万1520枚(前週比+8779枚)と増加した。総取組高は16万5736枚と前週比8898枚の増加。ファンドのドル買い・円売りがピークとなるのは、10万枚を超えてからであり、まだドル買い余力が残っているといえそうだ。

YEN0415

*予想レンジ:110.00円~113.00円


情報提供:㈱ミンカブジインフォノイド
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4月15日(月)
【4月12日の海外相場および市況】
ny0412

*週末12日のNY外国為替市場は、米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが優勢となり、112円台に上昇した。111円96銭~112円06銭。この日は米金融大手の決算内容などを好感して株買い・債券売りが進行し、安全通貨である円を売ってドルを買う動きが強まった。中国税関総署が12日発表した3月の貿易統計で、輸出が前年同月比14.2%と市場予想を大幅に上回り、同国経済が安定する兆候が見られたこともドルを押し上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)によるドイツ大手銀行DZバンクの一部事業買収に関連し、買収資金調達を見越した円売り・ユーロ買いが入ったとみられ、円が対ユーロで大幅下落し、ユーロで円が大きく売られた流れがドル円にも波及したもよう。

CFTC建玉4月9日時点:ファンドのドル買い・円売りは7万1520枚(前週比+8779枚)と増加した。総取組高は16万5736枚と前週比8898枚の増加。


*週末12日のNY金は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感による買い支えが入ったものの、利益確定売りも出て、ほぼ横ばいとなった。1295.20ドル(+1.90)。心理的な節目である1300ドルを割り込んで越週するのは、3週連続となった。外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル建て金は割安感から買われ、一時1299.10ドルまで上昇した。ただ、高値圏では利益確定売りが出て上げ幅を縮小。米銀行大手の好決算などを受けてNYダウが上昇したため、安全資産としての金需要は減退した。この日発表された3月の中国の貿易統計で輸出が市場予想を大きく上回ったことも、世界経済の減速懸念を和らげたため、金相場には圧迫要因となったようだ。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派的な姿勢や世界経済の減速懸念がサポート要因になった。

CFTC建玉4月9日時点:ファンドの金買い越しは10万5364枚(前週比+1万0808枚)と増加した。総取組高は44万7539枚と前週比73695枚の増加。


白金は反発。898.50ドル(+3.20)。パラジウムも高い。1350.20ドル(+17.60)。

CFTC建玉4月9日時点:ファンドの白金買い越しは3万1844枚(前週比+8489枚)と増加した。総取組高は7万4605枚と前週比6541枚の増加。


*週末12日のNY原油は、国際石油市場の供給逼迫観測の強まりを受けて反発した。63.89ドル(+0.31)。11日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、リビア国営石油会社(NOC)のサナラ会長が、内戦の再発によって同国の原油生産が全面的に停止する可能性があると語ったと報道。これを受けて、相場は一時64.65ドルの高値を付けた。前日には、国際エネルギー機関(IEA)が月報で、ベネズエラの3月の産油量が米制裁や経済崩壊、さらに停電の影響で大幅に減少したと報告しており、石油輸出国機構(OPEC)に加盟する両国の生産体制の混乱により、国際市場への原油供給が逼迫するのではないかとの見方が広がった。3月の中国輸出の回復でエネルギー需要の減退懸念が和らいだことや、シェブロンによるアナダルコ・ペトロリアムの買収発表も相場を押し上げた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国は6月の会合で、協調減産を継続するかどうかを決める。OPECの盟主サウジアラビアは減産継続を希望しているが、産油国の複数の関係者は、供給面の混乱が続けば7月から増産にかじを切る可能性を示唆した。


CFTC建玉4月9日時点:ファンドの原油買い越しは51万6662枚(前週比+3万5301枚)と増加。総取組高202万1814枚と前週比4万6805枚の増加。

*週末12日のシカゴトウモロコシは反発。361.00セント(+1.00)。米中西部の一部で、天候不良により作付け作業が遅れることへの懸念が支援材料だが、アルゼンチンやブラジルでの豊作見通しが上値を抑えた。

CFTC建玉4月9日時点:ファンドのトウモロコシ売り越しは12万9238枚(前週比+2万4127枚)と増加した。総取組高は174万8710枚と前週比7万5147枚の減少。


シカゴ大豆は横ばい。895.25セント(変わらず)。天候不良をめぐる懸念を背景にトウモロコシや小麦相場高が支援材料になった。ただ、トウモロコシの作付けが遅れ、米国の農家が一部の畑で、トウモロコシから大豆の栽培に転換する可能性がある。

CFTC建玉4月9日時点:ファンドの大豆売り越しは3万8643枚(前週比-5397枚)と減少。総取組高は76万7938枚と前週比3万0836枚の増加。


*週末12日のNYダウは、米金融大手の決算を好感して大幅反発した。2万6412.30ドル(+269.25)。金融大手JPモルガン・チェースが朝方発表した2019年1~3月期決算は、金利収入の大幅な伸びが寄与し、純利益が前年同期比5.4%増の91億7900万ドルとなった。1株当たり利益も市場予想を上回った。ウェルズ・ファーゴの決算も堅調だったことから、市場では今後発表が本格化する企業決算への期待が高まった。新たな動画配信サービスの発表が材料視されたウォルト・ディズニーも買われ、ダウの上昇を主導した。中国税関総署が12日発表した3月の貿易統計で、輸出が前年同月比14.2%増と市場予想を大幅に上回ったことも好感された。


【15日の経済指標】
16:00   (トルコ) 1月 失業率  13.5%   
21:30   (米) 4月 ニューヨーク連銀製造業景気指数  3.7  6.7 


第207回 『おしえて陳さん』 
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*TOCOM TV 出演
https://youtu.be/LckFpKGtS74

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4月12日(金)
【4月11日の海外相場および市況】
ny0411

*11日のNY外国為替市場では、好調な米経済指標を受けてドルが買われ、111円台後半に上昇した。111円61〜71銭。6日までの1週間の新規失業保険申請は、季節調整済みで19万6000件と前週比8000件減少し、市場予想の21万1000件を下回った。申請件数は1969年10月4日(19万3000件)以来約49年半ぶりの少なさとなった。また、3月米卸売物価指数(PPI)も季節調整後で前月比0.6%上昇し、上昇率は昨年10月以来5カ月ぶりの大きさとなった。

*11日のNY金は、対ユーロでのドル高先行を背景に売られ、反落した。1293.30ドル(-20.60)。心理的な節目の1300ドルを割り込んで引けた。6日までの1週間の新規失業保険申請件数は季節調整済みで前週比8000件減の19万6000件と、市場予想の21万1000件を下回り、約49年半ぶりの少なさとなった。また、3月米卸売物価指数(PPI)は季節調整後で前月比0.6%上昇、エネルギーと食料品を除いたコア指数は0.3%上昇し、いずれも市場予想を上回った。良好な雇用環境と物価の上振れを示す指標の発表を受け、対ユーロでドル高が先行し、ドル建金は割高感から売られた。また、英国の欧州連合(EU)離脱が10月末まで延期されたことで、安全資産としての金には売りが強まった。

NY白金は反落。895.30ドル(-13.60)。
パラジウムは5日ぶりに反落。1332.60ドル(-30.60)。

*11日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)が増産に転じる可能性の浮上や米国内の原油在庫増加などに圧迫され、反落した。63.58ドル(-1.03)。ロイター通信によると、OPEC関係筋は11日までに、米国による経済制裁を受けているベネズエラとイランの原油供給が一段と減少し、原油価格の上昇が続くようであれば、OPECは7月から増産に転じる可能性があると述べた。世界的な需給緩和懸念が台頭したため、売りが強まった。協調減産を延長するかどうかを決めるOPEC総会およびOPEC加盟・非加盟の有力産油国会合が6月25、26両日に開催される予定であるため、減産延長の是非を差し置いて増産の可能性が浮上したことが嫌気された。米エネルギー情報局(EIA)が発表した前週の国内原油在庫は700万バレル増で、17カ月ぶりの高水準に膨らんだ。また、米産油量は日量1220万バレルと過去最高水準を維持し、ロシアやサウジアラビアを上回り世界首位になった。

*11日のシカゴトウモロコシは反落。360.00セント(-1.75)。週間輸出成約高が予想を下回ったのに加え、潤沢な旧穀在庫予想が米国の作付け遅れに対する懸念を弱める可能性が重石となった。ただ、主要生産地のサウスダコタ、ミネソタ両州で、吹雪により春の作付けが遅れる恐れが出ている。

シカゴ大豆は反落。895.25セント(-6.75)。米国の週間輸出成約高が予想を下回ったほか、南米の大豆収穫高見通しの上方修正が圧迫要因となった。

*11日のNYダウは、米金融大手の決算発表を控えて様子見から小反落した。2万6143.05ドル(-14.11)。3月米卸売物価指数(PPI)は前月比0.6%上昇と市場予想(0.3%上昇)を上回った。また、週間新規失業保険申請件数も約49年ぶりの低い水準。世界経済の減速懸念がくすぶる中、良好な米指標を受けてダウは買いが先行した。しかし、金融大手の2019年1〜3月期決算を見極めようとの様子見姿勢が強まり反落に転じた。調査会社リフィニティブによると、米主要企業500社の純利益は前年同期比2.5%減と11四半期ぶりのマイナスとなる見通し。トランプ政権の法人税減税の効果が薄らぐほか、米中通商摩擦の影響などが懸念されている。


【12日の経済指標】
未定   (中) 3月 貿易収支(米ドル)  40.8億ドル  109.5億ドル 
未定   (中) 3月 貿易収支(人民元)  344.6億元 
18:00   (欧) 2月 鉱工業生産 [前月比]  1.4%   
18:00   (欧) 2月 鉱工業生産 [前年同月比]  -1.1%   
21:30   (米) 3月 輸入物価指数 [前月比]  0.6%  0.4% 
21:30   (米) 3月 輸出物価指数 [前月比]  0.6%   
23:00   (米) 4月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値  98.4  98.0


第206回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


*TOCOM TV 出演
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