テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

8月10日(金)
【8月9日の海外相場および市況】
ny0809

*9日のNY外国為替市場では、新興国通貨安などを受けてドルが買われ、ドル円は111円台前半に反発した。7月米卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことを受け、米金利低下への思惑から一時110円86銭まで下落した。しかし、米国債入札が無難に終わり、ポンドやユーロの下落に加え新興国通貨安が進んだことでドルが買い戻された。

*9日のNY金は小反落。米中間の「貿易戦争」に関連した目新しい材料もなく、値動きの乏しい「夏枯れ相場」が続いた。ただ、金の主要な買い手である中国の通貨・人民元の対ドル相場がやや持ち直したことなどが支えとなり、下げ幅は小さかった。米中貿易摩擦への懸念を受け、金相場はこのところ、人民元との連動が強まっている。NY白金はパラジウムに連れて上伸。

*9日のNY原油は、米中の貿易摩擦激化への懸念などを背景に売りが優勢となり、小幅続落した。米中が報復関税の応酬を繰り返す中、米中「貿易戦争」の激化により、世界的な経済減速でエネルギー需要に悪影響が及ぶのではないかとの警戒感が広がった。また、中国税関総署が8日発表した貿易統計によると、7月の原油輸入が3カ月ぶりに若干ながら増加に転じたものの、独立系製油業者の需要低速で引き続き低水準にとどまっていることも相場の重石となった。ただ、前日に1カ月半ぶりの安値をつけた反動からこの日は安値拾いの買いが入り、イラン制裁強化への警戒が依然くすぶっていることから、下値は限定的だった。米国は7日に対イラン制裁の一部を再発動。イラン産原油は11月まで直接の制裁対象にならないものの、トランプ大統領はできるだけ多くの国々に輸入をゼロまで削減するよう求めている。イラン産原油の禁輸措置の影響については不透明だが、最悪の場合、日量150万〜200万バレルのイラン産原油が市場から消える可能性もあるという。

*9日のシカゴトウモロコシは、需給報告を控えて反落。10日発表の需給報告では、2018年のトウモロコシの生産高が引き上げられると予想している。シカゴ大豆は反落。ただ、今後数週間、米中西部でより乾燥した天候になるという予報がある中、米国産大豆の生産が減少するとの見通しから下落幅は限定的だった。


*9日のNYダウは、米中「貿易戦争」激化への懸念から続落した。トランプ政権は7日、中国の知的財産権侵害に対抗した貿易制裁関税の第2弾を23日に発動すると発表。これに対し、中国も8日、同規模の報復措置を発動する方針を明らかにした。また、9日は早朝発表の7月の米卸売物価指数が前月比横ばいと市場予想の0.2%上昇を下回ったことから、長期金利が低下し、融資業務の利ざや縮小見通しから大手金融株に売りが出たことも相場を下押した。米主要企業の4〜6月期決算の発表もほぼ終了し、材料不足となったようだ。


【10日の経済指標】
08:50   (日) 7月 国内企業物価指数 [前月比]  0.2%  0.3% 
08:50   (日) 7月 国内企業物価指数 [前年同月比]  2.8%  2.9% 
08:50   (日) 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比]  -0.2%  0.3% 
08:50   (日) 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [年率換算]  -0.6%  1.3% 
10:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、四半期金融政策報告 
13:30   (日) 6月 第三次産業活動指数 [前月比]  0.1%  -0.4% 
17:30   (英) 6月 貿易収支  -123.62億ポンド  -125.00億ポンド 
17:30   (英) 6月 鉱工業生産指数 [前月比]  -0.4%  0.5% 
17:30   (英) 6月 製造業生産指数 [前月比]  0.4%  0.3% 
17:30   (英) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) [前期比]  0.2%  0.4% 
17:30   (英) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]  1.2%  1.3% 
17:30   (英) 6月 月次国内総生産(GDP) [前月比]  0.3%  ― 
21:30   (米) 7月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.1%  0.2% 
21:30   (米) 7月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.9%  2.9% 
21:30   (米) 7月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]  0.2%  0.2% 
21:30   (米) 7月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  2.3%  2.3% 
27:00   (米) 7月 月次財政収支  -749億ドル  


第176回 『おしえて陳さん』 
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8月9日(木)
【8月8日の海外相場および市況】
ny0808

*8日のNY外国為替市場は、米中両国の「貿易戦争」に対する懸念から円買いが継続し、111円を下回った。米通商代表部(USTR)が7日、中国からの160億ドル相当の輸入品に25%の関税を上乗せする制裁第2弾を今月23日に発動すると発表した。これに対し、中国政府も同規模の米国製品に報復関税を課す方針を示した。米中「貿易戦争」が長期化するとの見方から、世界経済への打撃が懸念されるとの見方から、安全資産として円が買われた。ただ、9日から始まる日米新貿易協議(FFR)を控えて、積極的な売り買いも手控えらたもよう。

*8日のNY金は、米中の報復関税の応酬が激化する懸念を背景に買われ、続伸した。米通商代表部(USTR)は7日、中国の知的財産権侵害に対抗した貿易制裁関税の第2弾を今月23日に発動すると発表。中国からの輸入品279品目、160億ドル相当に25%の関税を上乗せする。これに対し、中国政府も同規模の報復措置を23日に発動すると表明。世界第1、2位の経済大国による「貿易戦争」がさらに激化するのではないかとの懸念が強まったことから、安全資産とされる金が買われた。ただ、ドル高・ユーロ安が進行し、ドル建て金には割高感が生じたことから、上値は抑えられた。米金利高に加え、安全資産としての米国債需要が世界的な貿易摩擦を背景に堅調なことから、最近のリスク回避場面では、金は安全資産として機能していない。世界最大の金上場投資信託(ETF)「SPDRゴールド・トラスト」の保有高は、2017年8月以来の低水準となっている。NY白金は反落。

*8日のNY原油は、米中による報復関税の応酬が激化する懸念などを背景に売り込まれ、大幅反落した。米通商代表部(USTR)は7日、中国からの160億ドル相当の輸入品に25%の関税を上乗せする貿易制裁の第2弾を今月23日に発動すると発表した。これに対し、中国政府も同規模の報復措置で対抗すると表明。米中「貿易戦争」の激化により、二大経済大国のエネルギー需要が減退するのではないかとの懸念が再燃した。米エネルギー情報局(EIA)の在庫週報では、最新週の国内原油在庫が前週比140万バレル減と、市場予想の330万バレル減よりも小幅な取り崩し幅となっていたことが明らかになった。ガソリン在庫も170万バレル減の予想に反し、290万バレルの積み増しだった。この週報を受けて、相場は下げ幅を拡大し一時66.32ドルの安値を付けた。

*8日のシカゴトウモロコシは小反発。乾燥した天候や作柄の悪化が支援要因。シカゴ大豆は続伸。米中西部の乾燥天候予報や中国の購入再開期待が支援余韻。

*8日のNYダウは、米中両国の「貿易戦争」を嫌気して4営業日ぶりに反落した。米通商代表部(USTR)は7日、中国の知的財産権侵害に対抗し、同国からの輸入品160億ドル相当に25%の関税を上乗せする貿易制裁の第2弾を23日に発動すると発表。中国政府も8日、同規模の報復措置を取ると表明したため、「貿易戦争」の激化が嫌気された。また、米エネルギー情報局(EIA)が8日発表した週間原油在庫統計で、在庫の取り崩し幅が市場予想よりも小さかったことを受けて原油相場が大幅反落したことも下落要因となった。


【9日の経済指標】
未定   (南ア) 休場 
06:00   (NZ) ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利  1.75%  1.75%08:01   (英) 7月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数  2   
08:50   (日) 6月 機械受注 [前月比]  -3.7%  -1.9% 
08:50   (日) 6月 機械受注 [前年同月比]  16.5%  9.1% 
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)  5265億円   
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)  -634億円   
10:30   (中) 7月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]  4.7%   
10:30   (中) 7月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  1.9%   
17:00   (欧) 欧州中央銀行(ECB)月報 
21:30   (米) 7月 卸売物価指数(PPI) [前月比]  0.3%  0.3% 
21:30   (米) 7月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  3.4%  3.4% 
21:30   (米) 7月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]  0.3%  0.3% 
21:30   (米) 7月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  2.8%  2.8% 
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数  21.8万件   
22:00   (墨) 7月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.39%   
23:00   (米) 6月 卸売売上高 [前月比]  2.5%   
23:00   (米) 6月 卸売在庫 [前月比]  0.6%   


第176回 『おしえて陳さん』 
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