テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

9月4日(金)
【9月3日の海外相場および市況】
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*3日のNY金は続落。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁はこの日の定例理事会後の記者会見で、必要に応じて量的緩和策を2016年9月以降も続ける用意があると表明。この発言を受けて、外国為替市場でユーロが急落したことから、ドル建て金に割高感が生じ、売られた。最新週の新規失業保険申請件数は前週比1万2000件増の28万2000件と、市場予想の27万1000件を上回った。8月ISM非製造業景況指数は前月から低下したものの、市場予想は上回った。市場は4日に発表される米雇用統計に注目している。RSI(14日)=48.5%。白金は反落。RSI(14日)=52.2%。

*3日のNY原油は続伸。欧米株の上昇を受けて、原油にも買いが入った。ただ、その後はNYダウの上げ幅が縮小すると、原油も上値を削った。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が量的緩和延長の可能性に言及したことから、ユーロ売り・ドル買いが強まり、ドル建て原油に割高感が強まったことも弱材料。RSI(14日)=54.6%。北海ブレント原油も欧州株の反発を受けて上昇。

*3日のシカゴトウモロコシは、輸出需要の低迷と小麦安が弱材料になり大幅続落。インフォーマ・エコノミクスが1エーカー当たりの平均収穫予想を165.4ブッシェルから168.8ブッシェルに引き上げたことも弱材料。RSI(14日)=34.3%。シカゴ大豆も、豊作観測に圧迫されて3日続落。インフォーマ・エコノミクスは大豆の収穫予想を39億2400万ブッシェル、1エーカー当たりの平均収量予想を47.0ブッシェルに引き上げた。RSI(14日)=36.1%。

*3日のNY外国為替市場のドル円相場は120円台前半に上昇した。この日、欧州中銀(ECB)は金融政策で、政策金利を0.05%に据え置くことを決定した。ドラギECB総裁は、定例理事会終了後の記者会見で、ユーロ圏の物価低迷や中国など新興国の景気減速に警戒感を示し、量的緩和を拡大する用意があると表明した。これを受けて欧州の緩和が長期化するとの見方が強まり、ユーロが主要通貨に対して売られた。対ユーロで買われた円は対ドルでも、一時119円台後半まで上昇した。ただ、NYダウが大幅上昇したことで、ドルは対円で買い戻され、120円台前半に反発した。市場は、4日に発表される米雇用統計に注目している。雇用統計について、市場予想では、非農業部門就業者数が前月比22万人増と、労働市場の改善が続くと見込まれている。堅調な結果が出れば9月利上げ観測が高まり、ドル買いが強まると予想されている。

*3日のNYダウは続伸したが、8月の米雇用統計の発表を控えて上値は重かった。欧州株は反発。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が記者会見で、一段の金融緩和の可能性に言及したことが買い材料となった。ただ、午後に入ると、4日の米雇用統計が意識されて上値の重い展開となった。市場は中国リスクに加え、米早期利上げへの警戒感が強い。

【本日の主な経済指標およびイベント】
上海休場
21:30 (米) 8月非農業部門雇用者数 +21.5万人 +21.7万人
21:30 (米) 8月失業率 5.3% 5.2%

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


第29回 『おしえて陳さん』 
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【9月3日 国内市況と終値】
tk0903

*3日の金は続落。2日のNY金がリスク回避一服で下落したことから、売り先行で始まった。NY金時間外も下落したため、下げ幅を拡大した。RSI(14日)=44.9%。市場の焦点は、4日(日本時間午後9時半)に発表される8月の米雇用統計。今週発表された8月ISM製造業景況指数、ADP全米雇用報告はいずれも市場予想を下回るさえない結果だった。今夜は8月のISM米非製造業景況指数が発表される。また、ECB理事会もあり、声明やドラギ総裁の記者会見で追加金融緩和が示唆されれば、ドルが対ユーロで上昇する可能性があり、その場合。金売り要因になりそうだ。白金は反発。RSI(14日)=47.9%。

*3日の中東産原油は反発。2日の欧米原油相場の上昇や円安を受けて、買いが優勢となった。2日の海外原油相場は、米原油在庫の予想外の増加とドル高が重しとなる一方で、米株価の上昇が下支え要因となった。RSI(14日)=50.7%。石油製品は原油になびき反発。ガソリンのRSI(14日)=52.0%。灯油のRSI(14日)=51.2%。

*3日のゴムは小幅続落。中国市場は本日を含めて4連休。東京ゴムはこれまで、上海ゴムや上海株をにらんだ動きが続いたことから、手掛かり材料を欠いた状態。RSI(14日)=26.4%。

*3日の東京トウモロコシはまちまち。RSI(14日)=34.5%。2日のシカゴトウモロコシは、一時364.25セントの安値を付け、8月24日の365.50セントを割り込んだ。大手商品会社FCストーンが新穀のイールドを165.9ブッシェル(前月予想は165ブッシェル)、生産を134億5700万ブッシェル(133億8100万ブッシェル)とそれぞれ上方修正した。また、アレンデールがイールドを167.1ブッシェル、生産予想を135億4800万ブッシェルとする調査結果を公表した。いずれの数字も弱材料となった。一般大豆もまちまち。RSI(14日)=28.3%。

*3日の東京外国為替市場のドル円相場は、120円台前半で小動き。日経平均株価の上昇を受けて一時120円70銭前後に反発したが、午後以降は、日経平均株価が上値を削ると、ドル円も売られる展開となった。

*3日の日経平均株価は4日ぶりに反発。米国株の大幅高を好感して朝方は全面高となり、一時400円近く上昇したが、午後にかけて伸び悩んだ。


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9月3日(木)
【9月2日の海外相場および市況】
ny0902

*2日のNY金は反落。前日は中国の景気指標の悪化を受けて世界的な株安連鎖が再燃したため、リスクヘッジで買われたが、この日は欧米株価が反発し、ドルも対ユーロで上昇したため、金は売りが優勢となった。RSI(14日)=52.9%。市場は、4日に発表される8月の米雇用統計を待っている状況で、動きにくくなっているようだ。白金は3日ぶりに反発。RSI(14日)=53.5%。

*2日のNY原油は反発。米石油協会(API)が前日発表した統計で、8月28日までの1週間の原油在庫が760万バレル増と大幅な積み増しを記録し、米エネルギー情報局(EIA)発表の週報でも原油在庫が市場の横ばい予想に反して470万バレル増加したことから在庫増が嫌気され、一時43.21ドルまで下落したが、米株価が大幅反発したため、原油も買い戻されて反発に転じた。RSI(14日)=53.5%。北海ブレント原油も反発。

*2日のシカゴトウモロコシは豊作見通しから続落し、一時3週間ぶりの安値をつけた。RSI(14日)=38.0%。シカゴ大豆も豊作予想から軟調。RSI(14日)=37.2%。

*2日のNY外国為替市場のドル円相場は、120円台前半に上昇。この日は欧米株の反発で世界的な株安連鎖に歯止めがかかり、リスク回避姿勢が弱まった。8月のADP全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は前月比19万人増にとどまり、市場予想の20万1000人増には達しなかった。ただ、9月の利上げを妨げるほど弱い内容ではないとの見方から、ドル買いが進んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は、12地区連銀景況報告(ベージュブック)を公表。7月~8月半ばにかけて、米経済が大半の地区で拡大したことが判明した。

*2日のNYダウは、大幅反発。この日の上海株は、一時4%安まで下落したものの、前日終値比0.2%安まで値を戻して引けたため、地合いの好転が意識された。欧州株が反発し、NYダウも買いが優勢となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
上海休場
10:30 (豪) 7月貿易収支 -29.33億AUD -31.60億AUD
10:30 (豪) 7月小売売上高 [前月比] +0.7% +0.4%
16:00 (トルコ) 8月消費者物価指数 [前月比] +0.09% +0.10%
      (トルコ) 8月消費者物価指数 [前年比] +6.81% +6.86%
17:30 (英) 8月PMIサービス業 57.4 57.7
18:00 (EU) 7月小売売上高 [前月比] -0.6% +0.5%
      (EU) 7月小売売上高 [前年比] +1.2% +2.0%
20:45 (EU) 欧州中銀金融政策発表 0.05%
21:30 (米) 週次新規失業保険申請件数 27.1万件 27.5万件
21:30 (米) 7月貿易収支 -438.4億USD -422.0億USD
23:00 (米) 8月ISM非製造業景況指数 60.3 58.2

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


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【9月利上げはない?】
現在の金融市場の最大の関心事は、米国が9月16、17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げをするか、しないのかという事だろう。

8月26日、ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、中国発の世界的な株安を受けて、利上げを実施する論拠は数週間前に比べてやや弱くなっていると述べた。もっとも、9月のFOMCまでに、正常化の論拠が強まる可能性もあるとも付け加えており、9月利上げを否定したわけでもなかった。

8月27日~29日に開催されたワイオミング州ジャクソンホールでのシンポジウムで、フィッシャー副議長は、米テレビとのインタビューで、金融市場の不安定さにもかかわらず、9月の利上げ実施について結論を出すのは時期尚早であり、引き続き状況がどのように展開していくかを見極めていると発言した。一方で、利上げ実施に向けた論拠が圧倒的となるまで待っていては遅過ぎるとの見解も示した。なお、イエレン議長は、欠席している。

4日には8月の米雇用統計が発表される。2日時点での予想は、非農業部門就業者数が22.0万人(前回21.5万人)、失業率が5.2%(前回5.3%)。これに沿った数字で、平均時給が前月に引き続き上昇していれば、9月利上げへの見通しが強まりそうだ。

その場合、ドル買い・円売りが強まる可能性がある。

ドル円の日足チャートを見ると、一目均衡表は三役逆転しており、下落基調入りを示している。
主要な移動平均線である50日線、100日線、200日線をすべて下回っており、上昇基調にヒビが入った状態だ。

8月24日には116円14銭まで急落したが、長大下ヒゲを引いて反発に転じ、200日移動平均線を上回り、8月31日には121円68銭まで上昇した。しかし、昨日は大陰線を引いて、再び200日移動平均線を割り込み、戻り売りに遭っている。

上昇相場が崩れかけ、ドル円の状況は、9月の利上げはない、と言っているようだ。仮にあったとしても、相場には織り込まれており、ドル円相場を押し上げる力には欠けるだろう。

つまり、6月5日につけた年初来高値125円85銭を上回るのは困難で、上回る事があるとしたら、かなり先の事になるだろう。

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【9月2日 国内市況と終値】
tk0902

*2日の東京金は4日ぶりに反落。NY金の軟化や円相場を受けて売りが優勢となった。昨日のNYダウは大幅安となり、上海株も大きく下げて始まったが、日経平均株価は朝方の大幅安から大きく反発に転じたことで、ドル円はほぼ120円台を維持した。東京金も下値をサポートされた。RSI(14日)=45.9%。白金は下落。ただし、中国株の下げ幅縮小を受けて買い戻され、安値を切り上げた。RSI(14日)=46.0%。

*2日の中東産原油は6日ぶりに反落。1日の欧米原油相場が最近の上昇に対する利益確定売りで急落したことを受け、大きく値下がりした。原油相場は、世界的な供給過剰への根強い懸念に加え、不安定な中国の株価動向から、依然として下振れリスクが警戒されているようだ。米石油協会(API)が発表した週間統計で、原油在庫が前週比760万バレル増と、市場予想(3万2000バレル増)以上の大幅な積み増しとなったことで、NY原油時間外は続落した。RSI(14日)=45.9%。石油製品も原油になびき大幅反落。ガソリンのRSI(14日)=46.8%。灯油のRSI(14日)=45.7%。

*2日のゴムは、中国経済への懸念から大幅続落し、一時167円と、25日以来約1週間ぶりに安値を付けた。1日に発表された中国の経済指標が弱い内容だったことを受け、ゴム相場も弱気が優勢。RSI(14日)=28.1%。

*2日の東京トウモロコシは3日続落。31日に発表された米クロップ・ブログレスでは、主要18州の作柄の優・良の合計が68%と前週から1ポイント低下したが、市場予想と変わらず、強材料視されなかった。テキサス州など南部では収穫が進み、豊作の可能性が高まっているという。RSI(14日)=33.7%。一般大豆は軟化。RSI(14日)=28.0%。

*2日の東京外国為替市場のドル円相場は、反発した日経平均株価が、マイナスに転じたため、上値が重くなり120円を挟んで保ち合いとなった。昨日のNY市場は119円台後半で引けたが、朝方は一時120円40銭台を回復。その後は日経平均株価の動きに連れて上下する展開となった。

*2日の日経平均株価は、上海株に連れて上下するも、結局、3日連続やすとなった。前日の欧米株安を受けて朝方、前日比で300円以上安い1万7857円30銭まで下落したが、上海株が一時プラスに転換すると、日経平均も前日比で300円以上上昇し、1万8467円44銭まで上伸した。1日の値動きは600円を超え、荒い展開となった。ただ、中国経済の減速懸念を背景に、結局、下落して引けた。


第29回 『おしえて陳さん』 
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