テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

11月9日(月)
【11月6日の海外相場および市況】
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*週末6日のNY金は、10月の米雇用統計が予想以上に改善したため、利上げ観測が一段と強まり続落となった。終値は8月以来初めて1100ドルを割り込み、約3カ月ぶりの安値となった。10月の米雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比27万1000人増と、前月の13万7000人増(改定)から大幅に拡大した。市場予想の18万5000人も大きく上回った。失業率も5.0%と、7年半ぶりの低水準となった。さらに平均時給も前年同月比2.5%増と大きく伸び、インフレ見通しが強まり、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月にも利上げに踏み切るとの観測が強まった。RSI(14日)=27.5%。CFTC建玉11月3日時点:ファンドの金買い越しは11万6342枚(前週比-4万1092枚)と買い越し幅は減少。総取組高は44万3900枚と前週比2万2880枚の減少。ファンドは買いを減らし、売りを増やしている。

*週末6日のNY白金は、10月の米雇用統計の大幅改善を受けたドル高から続落した。RSI(14日)=36.6%。CFTC建玉11月3日時点:ファンドの白金買い越しは3万5263枚(前週比+1747枚)と買い越し幅は増加。総取組高は7万0053枚と前週比999枚の減少。ファンドは買い、売りを共に減らしている。

*週末6日のNY原油は、10月の米雇用統計の予想以上の改善を受けたドル高を受けて続落した。10月の米雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比27万1000人増と、前月の13万7000人増(改定)から大幅に拡大した。市場予想の18万5000人も大きく上回った。失業率も5.0%と、7年半ぶりの低水準となった。さらに平均時給も前年同月比2.5%増と大きく伸び、インフレ見通しが強まり、12月にも利上げに踏み切るとの観測が強まった。ドルが主要通貨に対して急伸し、ドル建て原油は割高感から大幅安となった。カナダと米メキシコ湾をつなぐ原油パイプライン「キーストーンXL」の建設計画が却下されたとの報道や、石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した6日時点の米石油掘削リグ稼働数が引き続き減少したとの発表は強材料だったが、あまり影響しなかった。RSI(14日)=43.8%。CFTC建玉11月3日時点:ファンドの原油買い越しは24万6191枚(前週比+9616枚)と買い越し幅は増加。総取組高は167万6897枚と前週比864枚の増加。ファンドは買い、売りを共に減らしている。

*週末6日のシカゴトウモロコシは10月の米雇用統計を受けたドル高から続落。RSI(14日)=42.3%。CFTC建玉11月3日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは10万1068枚(前週比-3186枚)と買い越し幅は減少。総取組高は135万0499枚と前週比2万9990枚の増加。ファンドは買いを減らし、売りを増やしている。

*週末6日のシカゴ大豆は、5日に約2カ月ぶり安値に落ち込んだ反動から反発。ただ、ドル高により上値は重い。RSI(14日)=40.4%。CFTC建玉11月3日時点:ファンドの大豆買い越しは1243枚(前週比-2万2560枚)と買い越し幅は減少。総取組高は63万7483枚と前週比1万9808枚の減少。ファンドは買いを減らし、売りを増やしている。

*週末6日のNY外国為替市場のドル円相場は、10月の米雇用統計の予想以上の改善を受けて、約2カ月半ぶりに123円台前半に急上昇した。10月の米雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比27万1000人増と、前月の13万7000人増(改定)から大幅に拡大した。市場予想の18万5000人も大きく上回った。失業率も5.0%と、7年半ぶりの低水準となった。さらに平均時給も前年同月比2.5%増と大きく伸び、インフレ見通しが強まり、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月にも利上げに踏み切るとの観測が強まった。ドル買い・ユーロ売りも進行し、一時1ユーロ=1.0705ドルと、約6カ月半ぶりの安値を付けた。

*週末6日のNYダウは、10月の米雇用統計の大幅な改善から、米国の景気回復への期待が高まり反発した。 
10月の米雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比27万1000人増と、前月の13万7000人増(改定)から大幅に拡大した。市場予想の18万5000人も大きく上回った。利上げ懸念から一時売り込まれたが、その後は米景気の力強い回復への期待感が高まり反発に転じた。

【本日の主な経済指標およびイベント】
16:00 (独) 9月貿易収支 +153億EUR(+154億EUR) +200億EUR 
16:00 (独) 9月経常収支 +123億EUR +224億EUR 
22:15 (加) 10月住宅着工件数 23.07万件(23.16万件) 19.75万件 
24:00 (米) 10月労働市場情勢指数 (前月比) 0.0 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


第39回 『おしえて陳さん』 
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【11月6日(金) 国内市況と終値】
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*6日の金は6日ぶりに反発。NY金時間外が反発し、為替も円安で推移したため、買いが優勢となった。10月の米雇用統計は、日本時間の今夜10時半に発表される。市場予想は非農業部門就業者数が前月比18.5万人増で、これに沿った数字であれば、利上げ機運が高まり、ドル高・NY金安となりそうだ。RSI(14日)=38.4%。白金は5日ぶりに反発。RSI(14日)=46.1%。

*6日の中東産原油は小幅続落。5日の欧米原油が供給過剰懸念から下落したため、売りが優勢となった。ただ、為替が円安で推移したため、下げ幅小さかった。RSI(14日)=50.0%。石油製品は円安を受けて小反発。ガソリンのRSI(14日)=51.4%。灯油のRSI(14日)=46.3%。5日のロイター通信は、12月4日に開催される石油輸出国機構(OPEC)の定例総会では、OPEC非加盟の主要産油国の減産協力が得られなければ、OPECは12月の総会で生産目標を据え置く公算が大きいと報じている。

*6日のゴムは株高、円安を受けて小反発。RSI(14日)=31.1%。

*6日のトウモロコシは、シカゴ安を受けて下落。RSI(14日)=31.8%。一般大豆も安い。RSI(14日)=52.6%。昨日のシカゴ大豆は、輸出低迷で20セントも下落した。最新の輸出成約高は65.5万トンと、前週の208.7万トンや予想レンジ下限の140万トンを大きく下回った。為替のドル高も輸出には障害になっているようだ。

*6日の東京市場のドル円相場は、日経平均株価の上昇を受けて121円台後半で堅調に推移した。今夜発表される10月の米雇用統計の市場予想は非農業部門就業者が18.5万人増、失業率が5.0%。これに沿った数字であれば、12月の利上げに対して強材料となるため、ドル円は一段高になる可能性がある。

*6日の日経平均株価は続伸。2015年9月中間決算では、トヨタが過去最高になるなど市場心理が好転している。テクニカル的には、本日の終値で200日移動平均線を上回った。


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11月6日(金)
【11月5日の海外相場および市況】
ny1105

*5日のNY金は続落。12月の利上げに前向きな米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らの発言を受けて、金には売りが継続している。イエレンFRB議長が前日の議会証言で12月にも利上げに動く可能性に言及したほか、NY連銀のダドリー総裁も会見で、イエレンFRB議長の発言を支持する意向を明らかにした。また、米アトランタ連銀のロックハート総裁は5日、FRBが発表した直近の声明文は、年内の利上げについて意図的に投資家を説得させようとした内容だと指摘した。RSI(14日)=31.7%。NY白金も利上げ機運の高まりから続落。RSI(14日)=40.1%。

*5日のNY原油は続落。前日発表された米エネルギー情報局(EIA)週報で、原油在庫の積み増しが確認されたことに加え、エネルギー情報会社ジェンスケープがWTIの受け渡し拠点である米オクラホマ州クッシングの在庫の大幅な積み上がりを予想しているとの報が伝わったため、供給過剰感が意識された。ガソリン相場が2%の下げとなったことも嫌気された。RSI(14日)=46.9%。北海ブレント原油も続落。

*5日のシカゴトウモロコシは、米国産の収穫が終盤を迎え供給が潤沢なことが弱材料視されて続落し、2週間ぶりの安値を付けた。RSI(14日)=43.6%。シカゴ大豆は、輸出成約高が低調だったことから大幅反落。RSI(14日)=38.4%。

*5日のNY市場のドル円相場は121円台後半で堅調に推移した。米国の12月利上げ観測を背景に、約2カ月半ぶりに122円台をつける場面もあった。ただ、6日発表の10月の米雇用統計の結果を見極めようと、徐々にドル買いの勢いは弱まった。10月の米雇用統計の市場予想は非農業部門就業者数が前月比18.5万人増、失業率が5.0%。予想通りの数字となれば、12月利上げの見方が強まり、ドルは一段と上昇しそうだ。

*5日のNYダウは小幅安。6日に10月の米雇用統計の発表を控えて様子見姿勢が強まった。

【本日の主な経済指標およびイベント】
09:30 (豪) 豪準備銀行(RBA)四半期金融政策報告
16:00 (独) 9月鉱工業生産 (前月比) -1.2% +0.5%
18:30 (英) 9月鉱工業生産 (前月比) +1.0% -0.1%
18:30 (英) 9月製造業生産 (前月比) +0.5% +0.6%
18:30 (英) 9月貿易収支 -111.49億GBP -106.00億GBP
22:30 (米) 10月非農業部門雇用者数 +14.2万人 +18.5万人
22:30 (米) 10月失業率 5.1% 5.0%
22:30 (加) 10月就業者数 +1.21万人 +1.00万人
22:30 (加) 10月失業率 7.1% 7.1%
22:30 (米) 10月平均時給(前月比) 0.0% +0.2%
22:30 (加) 9月建設許可件数 (前月比) -3.7% +1.5%
24:00 (英) 英国立経済研究所(NIESR)GDP +0.5%
29:00 (米) 9月消費者信用残高 +160.18億USD +180.00億USD

11/8(日)
未定 (中) 10月貿易収支 +603.4億USD +621.7億USD 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


第38回 『おしえて陳さん』 
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【11月5日(木) 国内市況と終値】
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*5日の金は続落。4日のNY金は、米国の利上げ観測を受けて一時1カ月ぶりの安値に下落したが、これを受けて売りが優勢となった。RSI(14日)=36.8%。昨日、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は議会で、12月の利上げの可能性があると述べ、海外の景気減速によるリスクに関しても、低減していると説明した。さらに、ダドリーNY連銀総裁もイエレン議長が12月利上げの可能性を示したことについて、完全に同意すると言及し、利上げに慎重姿勢だったブレイナードFRB理事も、米景気について以前より前向きな見通しを示した。白金は金に連れて続落。RSI(14日)=44.4%。

*5日の中東産原油は大幅反落。4日の欧米原油相場が、ドル高や米原油在庫の増加などを受けて反落したため、売りが優勢となった。RSI(14日)=50.6%。石油製品も原油安を受けて反落。ガソリンのRSI(14日)=51.1%。灯油のRSI(14日)=45.2%。米エネルギー情報局(EIA)が4日発表した週間統計によれば、原油在庫は前週比280万バレル増加し、6週連続の積み増しとなった。

*5日のゴムは上海ゴムの下落を受けて続落。中国の新車販売減速が弱材料視されている。RSI(14日)=30.1%。当限は、納会での渡し物が多いとの見方から、2009年3月以来の130円台半ばまで下落した。

*5日のトウモロコシは上伸。RSI(14日)=34.8%。4日のシカゴトウモロコシは、米エネルギー情報局(EIA)週報で、バイオエタノール生産が、前週から日量で2万5000バレル多い96万9000バレルと、7月17日以来の高水準だったことが支援要因となった。一般大豆は下落。RSI(14日)=54.6%。

*5日の東京市場のドル円相場は、121円台半ばで小動き。日経平均株価が堅調に推移しているため下値は堅いが、121円台半ばでは、週末の10月米雇用統計の発表を控えて売りが優勢のようだ。

*5日の日経平均株価は続伸。昨日上場された日本郵政グループ3社の株が活況を呈し、企業の好決算が株価を押し上げ、終値は1万9000円台を突破した。


*第38回 『おしえて陳さん』 
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【トルコリラは上昇基調に転換した可能性】

11月1日に実施されたトルコの総選挙では、事前の世論調査を覆して、与党・公正発展党(AKP)が過半数を奪還した。最大野党・共和人民党(CHP)は6月選挙とほぼ同水準。極右の民族主義者行動党(MHP)とクルド系の国民民主主義党(HDP)は議席を減らした。

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イラクやシリアとの国境沿いではイスラム国(IS)やクルド人武装勢力との戦闘が激化し、国内では相次ぐテロ事件が起きていることから、有権者は政治的安定を何よりも第一に考え、単独政権へと傾斜したようだ。

13年間にわたり国のトップとして君臨してきたエルドアン大統領は、オスマントルコ帝国のスルタンを自認しているという事もあり、選挙結果を受けて同大統領の権力基盤はさらに強化される見込み。

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この結果を受けて、トルコリラ円は先週末終値から窓を空けて大幅上昇し、一時43円59銭の高値をつけた。

トルコ中銀は先週、インフレ予想を、2015年は6.9%から7.9%へ、2016年は5.5%から6.5%へとそれぞれ上方修正した。そのため、米国が利上げに踏み切れば、トルコも利上げする可能性を示唆していた。

ただ、3日に発表された10月消費者物価指数(CPI)は、前年比で7.58%と前回の7.95%を下回り、インフレ率はやや低下した。

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CPIがやや落ち着いたことに加え、今回の選挙で過半数を握ったAKPのエルドアン大統領はもともと利下げ派であることから、”利上げ派の中銀と利下げ派の大統領”のせめぎ合いが強まるだろう。

トルコは世界景気の減速を受けて高成長に陰りが出る一方で、インフレ率の高止まりが経済的な課題となっており、地政学的リスクへの対処以上に、経済運営が大きな課題になっている。

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日足チャートを見ると、週明けにギャップアップして8月17日以来の高値水準に達した。急激な上昇の後は、利益確定売りに次第に上値を削っているが、下値は3本の移動平均線(10日線、25日線、50日線)にサポートされるだろう。

しかも10日移動平均線と25日移動平均線はそれぞれ50日移動平均線とゴールデンクロスしているため、上昇相場に転じている。

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情報提供:(株)インベステック
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