テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【3月6日 国内市況と終値】
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*金は4日続落。昨夜のNY金安を反映して売りが優勢となった。RSI(14日)=42.4%。昨夜のNY金は、週間新規失業保険申請件数や、1月の製造業受注などの米指標が全般的に弱含んだことから一時上昇する場面もみられたが、為替市場でドル高・ユーロ安が進んだため、売りが優勢となって4日続落し、終値では2月24日以来の1200ドル割れとなった。ただ、米雇用統計発表前で、売りも限定的だった。白金はしっかり。RSI(14日)=47.4%。

*2月の米雇用統計の非農業部門就業者数は、市場では前月比23万5000人増程度と予想されている。ただ、4日に発表された米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)の雇用報告は、21万2000人増と予想の22万人増を下回った上、5日に出た最新週の新規失業保険申請件数は32万件と、予想の29万5000件を上回った。豪雪の影響などで、雇用統計の非農業部門就業者数は予想よりも弱い内容になる可能性もありそうだ。

*中東産原油は小幅高。円安・ドル高に加え、NY(WTI)原油時間外相場が堅調に推移していたことから、小幅高となった。RSI(14日)=57.3%。イランの核協議に関して、オバマ大統領が声明を出し、「米国は核兵器のない世界の平和と安定を追求する」「イランの協議もその一環だ」と表明し、協議継続で先行きの需給緩和が意識された。石油製品も小幅高。ガソリンのRSI(14日)=56.8%。灯油のRSI(14日)=59.2%。

*ゴムは続落。上海相場の伸び悩みや、円安一服を映してマイナスに転じた。今週、2日に226円70銭の高値を付けた後は下げ基調となり、本日は209円台まで下落し、高値からは7.5%もの下落となって引けた。RSI(14日)=44.9%。タイ政府が現物買い介入を実施しながら、生産者に安値での販売自粛を要請したため、生産者在庫がだぶついているようだ。

*トウモロコシは小反発。材料に乏しく、米雇用統計発表を控えて様子見ムードが強まった。RSI(14日)=54.1%。一般大豆も小反発。RSI(14日)=53.6%。米国市場では、ドル高の進行が米国産穀物の輸出競争力をそぐため、相場が圧迫されるとの見方が強まっている。連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策の正常化観測や、新興国の景気停滞などを受け、ドル高・新興国通貨安が進んでいる。5日は欧州中央銀行(ECB)が9日から量的緩和を開始すると発表したことを受け、ドルが対ユーロで11年半ぶりに1.10ドルを抜いた。特にトウモロコシに関しては、週間純輸出成約量が、市場予想レンジの上限に近い98万6800トンとなり、南米産が出回る時期に、ドル高が進んでいるため、輸出市場での米国産が不利になるとの見方が強まっている。また、米国内でも燃料エタノール向けの需要が頭打ちとなっている。

*東京外国為替市場のドル円相場は、今夜の米雇用統計を控えて120円台前後で保ち合い。ただ、日経平均株価が堅調を維持する中でドル円の下げも限られた。米雇用統計の非農業部門就業者数は23万人前後の増加が見込まれるが、厳冬の影響により一部では弱めの数字も予想されている。

*日経平均株価は上昇。昨年来高値を更新し、終値としては2000年4月以来の水準まで上伸した。日経平均株価は1万9000円を目前に足踏みとなったが、景気や企業業績の回復期待、公的年金の株式組み入れ比率の引き上げなど、投資環境が良好で、欧州中央銀行(ECB)の量的金融緩和が9日から実施されることもあって、先高観が強い。次年度には2万円台も期待できるとの見方が強まっているという。


3月6日(金)
【3月5日の海外相場および市況】
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*5日のNY金は、対ユーロでのドル高を背景に売られ、4日続落した。ただ、この日は、欧州中央銀行(ECB)が2016年の物価上昇見通しを従来の1.3%から1.5%に引き上げるなどと発表した後、インフレ・ヘッジの金が買われ、一時的に相場が上昇した。しかし、その後はショートカバーが途切れたことで下落に転じ、終値は1200ドルの節目を割り込んだ。RSI(14日)=37.8%。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は5日、1月に決定した量的緩和策について9日から資産購入を開始すると発表。これを受けて、ユーロ安・ドル高が進行し、ドル建て金の割高感が生じ、売られた。 ただ、翌6日の2月の米雇用統計発表を控えて様子見ムードが広がり、下値は限定的だった。白金は3日続落。RSI(14日)=42.0%。

*5日のNY(WTI)原油は、対ユーロでのドル高から売られ反落した。一時52.40ドルと、2月18日以来約2週間ぶりの高値を付けた。欧州取引時間帯にリビア、イランからの供給懸念が強材料となったが、その後米政府がイラン核協議を継続する考えを示したことで値を消した。また、欧州中央銀行(ECB)が9日に量的緩和のための資産購入を開始すると発表したことから、ドルがユーロに対して約11年半ぶりの高値に上昇したことから、ドル建て原油相場は割高感から売られた。また、米政府が核問題についてイランと協議を続ける姿勢を示したことで、対イラン制裁が解除される可能性があり、だぶついている原油市場にさらにイラン産原油が供給されるとの見方が相場を圧迫した。RSI(14日)=50.5%。

*シカゴトウモロコシは小反発。小麦や大豆相場が大幅に下落したことに圧迫されたが、輸出増加が強材料視されて買われた。週間輸出成約高(2月20~26日)では、米国産トウモロコシの週間純成約量(今年度と来年度の合計)は98万6760トンとなり、市場予想の上限付近だった。RSI(14日)=53.1%。

*シカゴ大豆は4営業日続落。一時3週間ぶり安値を付けた。ブラジルのトラック運転手ストが終結したため、同国産大豆の入手が可能となる。ドル高により米国産大豆には割高感が強まっており、競争力の面ではマイナス。RSI(14日)=44.3%。

*5日のNY外国為替市場のドル円相場は、120円台前半に上昇した。この日、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が1兆1000億ユーロ規模の量的緩和を9日から実施することを表明したことを受けてユーロ売りが進行し、対ドルでは一時1.0988ドルと、2003年9月5日初旬以来11年半ぶりに1.10ドルを割り込んだ。ドルが対ユーロで上昇したことを受けて、ドル円も一時120円40銭台まで上昇した。その後、米労働省が発表した最新週の週間新規失業保険申請件数が前週比7000件増の32万件と市場予想の29万5000件を上回り、翌6日の米雇用統計発表に対する警戒感が出てきて、ドル買いの勢いも弱まった。

*5日のNY株式市場は、欧州中央銀行(ECB)が9日から量的金融緩和を開始すると発表したことを受けて、投資資金流入の期待感から反発した。ただ、雇用統計の発表を翌日に控えて上げ幅は小さかった。ユーロ安が進んだことで米企業の業績不安が台頭したことも上値を重くした。

【本日以降の主な経済指標およびイベント】
14:00 (日) 1月景気動向指数・速報 [先行CI指数] 105.6 105.8
    (日) 1月景気動向指数・速報 [一致CI指数] 110.7 112.2
16:00 (独) 1月鉱工業生産 [前月比] +0.1% +0.5%
19:00 (ユーロ圏) 第4四半期GDP・改定値 [前期比] +0.3% +0.3% 
    (ユーロ圏) 第4四半期GDP・改定値 [前年比] +0.9% +0.9% 
22:30 (米) 2月非農業部門雇用者数 +25.7万人 +23.5万人
22:30 (米) 2月失業率 5.7% 5.6%
22:30 (米) 1月貿易収支 -466億USD -415億USD


3/8(日)
 未定 (中) 2月貿易収支 +600.3億USD +40.0億USD 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

【3月5日 国内市況と終値】
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*金は3日続落。4日のNY金が為替のドル高・ユーロ安を受けて下落した地合いを引き継ぎ売られたが、その後はNY時間外の堅調を眺めて戻した。RSI(14日)=43.9%。NY金時間外相場は小動き。今夜は、ECB定例理事会があり、米国市場では週間新規失業保険申請件数や1月の米製造業受注などが公表される。

*白金は上伸。NY安を受けて安寄りしたものの、時間外の堅調を背景に切り返した。終値は10日移動平均線を上回っているが、25日移動平均線を下回っている。RSI(14日)=47.5%。

*中東産原油は反落。4日の北海ブレント原油が米国産原油の在庫増を背景に売られたため、売り優勢となった。RSI(14日)=57.3%。米エネルギー情報局(EIA)が4日発表した週報によると、2月27日までの1週間の米原油在庫は前週比1030万バレル増の4億4440万バレルに膨らみ、8週連続で過去最高を更新した。市場予想は420万バレル増だった。ただ、受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫は53万6000バレルの伸びにとどまった。また、連邦準備制度理事会(FRB)が4日発表した12地区連銀景況報告(ベージュブック)で、米経済は1月上旬から2月半ばにかけて、大半の地区や分野で拡大を継続したのと見方が示されたことが原油需要の増加観測につながった。さらに、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が4日、原油価格は安定すると語ったとロイターが報じた。石油製品は、ガソリンが中東産原油の下げに追随して反落。ガソリンのRSI(14日)=56.8%。灯油のRSI(14日)=59.3%。

*ゴムは急反落。終値は25日移動平均線を下回った。RSI(14日)=50.3%。タイ政府の現物買い介入や減産期入り、中国政府の備蓄などで、需給がタイトになりつつあるため、売り一巡後は底堅く推移しそうだ。

*トウモロコシは3日続落。RSI(14日)=53.8%。一般大豆はシカゴ相場安を受けて軟調。RSI(14日)=53.4%。3月に入ってシカゴ穀物市場では、トウモロコシ、大豆、小麦の主要3品の相場が、いずれも軟調に推移している。需給面での材料に乏しく、ドル高が弱材料になっている。トウモロコシは、米エネルギー情報局(EIA)が4日発表した週報で、燃料エタノールの生産が減少したことが弱材料視されている。大豆は、2月後半に始まったブラジルのトラック運転手によるストの規模が縮小し、物流が阻害される懸念が後退した。小麦は世界的に在庫が潤沢で、ドル高により米国産は輸出競争力が弱まっている。10日に米農務省から需給報告が発表されるが、新味はなさそうだ。31日の作付け意向面積報告と四半期在庫報告が注目される。

*東京外国為替市場のドル円相場は、株高が支援要因となり、119円台後半で堅調に推移した。今夜のECB理事会と6日の2月米雇用統計発表を控えて動きにくいようだ。

*日経平均株価は、利益確定売りが先行し続落して始まったが、売り一巡後は押し目買いが優勢となって底堅く推移した。景気回復や企業業績への期待から先高観が根強く、押し目を買う動きが続いた。さらに、日銀の上場投資信託(ETF)買い入れや年金資金の買いが入っている。

3月5日(木)
【3月4日の海外相場および市況】
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*4日のNY金は、ドル高が弱材料となり3日続落。2月のADP雇用統計は21.2万人と予想の21.9万人を下回ったが、1月の雇用者数が21.3万人から25.0万人に上方修正されたことで、為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進んだ。ユーロは対ドルで一時約11年6カ月ぶりに1.10ドル台後半に下落した。ドル建て金の割高感が強まって売り込まれ、一時1197.70ドルと、節目の1200ドルを割り込んだ。ただ、売り一巡後は買い戻しが入り、1200ドル台に浮上。5日の欧州中央銀行(ECB)の理事会や6日の米雇用統計を控えて下げ渋った。RSI(14日)=39.6%。白金は続落。RSI(14日)=42.6%。
*4日のNY(WTI)原油は、米原油在庫の急増で一時売られたが、その後じゃ反発に転じ続伸した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報によると、最新週の米原油在庫は前週比1030万バレル増と市場予想の420万バレル増を2倍以上上回る積み増しとなった。ガソリンは予想の190万バレル減に対してほぼ変わらず。ディスティレート(留出油)は170万バレル減(予想は270万バレル減)となった。原油在庫の大幅な積み増しを受けて相場は下落し、一時50ドルを割り込んだ。しかし、サウジアラビアが前日、アジアと米国向けライト原油の公式販売価格(OSP)を引き上げたことや、ヌアイミ石油鉱物相がベルリンの講演で原油の需給関係は安定するとの見解を示したことが強材料視され反発に転じ、高値圏で引けた。RSI(14日)=52.7%。北海ブレント原油は下落。ただ、イランが欧米諸国との核協議をめぐり、核開発の長期凍結を迫る米国案に強い反対を唱えたことから、安値からは引き戻した。

*シカゴトウモロコシは小幅反落。トウモロコシを原料とするエタノールの生産が減少したことや、ドル高が米国産トウモロコシの輸出を抑えるとの見方から売りが先行した。RSI(14日)=52.2%。

*シカゴ大豆は3日続落。終値は10日、25日、50日の移動平均線を下回った。RSI(14日)=47.0%。

*4日のNY外国為替市場のドル円相場は、週末の米雇用統計発表を控えて様子見が広がり、119円台後半で値幅の狭い動きとなった。オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)の2月の民間就業者数や米サプライ管理協会(ISM)の2月の非製造業景況指数はあまり材料視されなかった。ユーロは、翌5日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて追加金融緩和観測が強まり、対円、対ドルで売られた。欧州各国のサービス業購買担当者景況指数(PMI)も弱材料となった。ユーロはロンドン市場では、対ドルで2003年9月初旬以来11年6カ月ぶりに一時1.10ドル台を付けた。対円では一時132円41銭と、2月3日以来1カ月ぶりの安値を付けた。

*NYダウは続落。高値警戒感による利益確定の売りが強まった。2月のADP雇用報告で、非農業部門の民間就業者数が前月比21万2000人増と市場予想を下回ったことも売り材料となった。米サプライ管理協会(ISM)が発表した2月の米非製造業景況指数は市場予想を上回り、下げ幅は縮小した。ただ、欧州中央銀行(ECB)の理事会を5日に、米労働省の雇用統計を6日に控えて、動きにくくなった。ECBは3月から追加金融緩和を実施する予定で、緩和マネーが米株市場にも流入するとの期待感が高まっている。

【本日以降の主な経済指標およびイベント】
09:30 (豪) 1月小売売上高 [前月比] +0.2% +0.4%
09:30 (豪) 1月貿易収支 -4.36億AUD -9.25億AUD
21:00 (英) BOE政策金利発表 0.50%
21:45 (ユーロ圏) 欧州中銀金融政策発表 0.05% 
22:30 (米) 週次新規失業保険申請件数 31.3万件 29.5万件

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


【3月4日 国内市況と終値】
tk0304

*金は続落。3日のNY金の下落を受けて売られた。終値は10日、25日、50日の移動平均線を下回った。RSI(14日)=44.9%。今夜は、雇用統計の関連指標とされる2月のADP全米雇用報告、2月米ISM非製造業景況指数が発表される。いずれも重要な指標で、結果次第で金が動意付く可能性は高い。白金は小安い。終値は10日移動平均線を上回った。RSI(14日)=46.8%。

*中東産原油は反発。終値は10日、25日、50日の移動平均線を上回った。RSI(14日)=58.2%。3日の欧米原油相場が、サウジアラビアの原油販売価格引き上げや、イランの核問題をめぐる先行き不透明感の高まりを背景に上昇したことが強材料視された。APIの週報によると、2月27日までの1週間の原油在庫は前週比290万バレル増、クッシング在庫は120万バレル増、ガソリン在庫は53万バレル増。市場予想は原油が420万バレル増、ガソリンが190万バレル減だった。ここ最近は、200万~300万バレル程度増加していたクッシング在庫の増加ペースが鈍ったことから、発表直後のWTI時間外相場は上昇する場面もあったが、次第にガソリン在庫の増加を嫌気した売りが強まり、上値が重くなった。石油製品も原油高になびき反発。ガソリンの終値は10日、25日、50日の移動平均線を上回った。RSI(14日)=57.5%。灯油の終値は10日、25日、50日の移動平均線を上回った。RSI(14日)=58.4%

*ゴムは反発。安寄りした上海ゴム相場が切り返したのを受け、東京もプラス圏に浮上した。RSI(14日)=58.0%。2月末に決定された中国人民銀行(中央銀行)による利下げは、同国の景気が悪化しているとの懸念を強めているようだ。

*東京トウモロコシは小幅下落。終値は10日移動平均線を維持した。RSI(14日)=55.8%。米国では、燃料用のエタノール相場が堅調。主原料であるトウモロコシは、米農務省が2月の展望会議(アウトルック・フォーラム)で、今春の米国での作付面積が減少するとの見方を示したことから、3ドル台後半で推移していることが背景にある。一般大豆は小幅安。RSI(14日)=59.6%。

*4日の東京外国為替市場のドル円相場は、株価をにらんで119円台後半でもみ合う展開となった。東京市場は、119円70銭台で始まったが、その後は軟調な日経平均株価を眺めて119円50銭前後に下落。株価が下げ幅を縮小したため、ドル円もやや反発した。

*日経平均株価は小反落。世界的な株高を背景に高値警戒感から調整安となったが、下値は堅く下げ渋った。日経平均は1万9000円の大台を目前に短期的な調整局面を迎えたようだ。ただ、下値では日銀や公的年金などの買いが期待できるほか、企業の好業績も押し目買い意欲を誘い、底堅く推移している。


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