テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

11月28日(金)
【11月27日の海外相場および市況】
*米国市場は感謝祭で休場。
*北海ブレント原油=72.58ドル(-5.17)

*27日、中東、アフリカ、南米の産油国12カ国で構成する石油輸出国機構(OPEC)は、ウィーン本部で総会を開き、生産目標の据え置きを決定した。原油価格は大幅下落しているが、OPEC最大の産油国サウジアラビアが減産に同意せず、生産目標は現行の日量3000万バレルで維持された。ベネズエラなど一部加盟国が主張していた減産は見送られた。原油市場は北米でのシェールオイルの生産拡大や、カダフィ政権崩壊後混乱していたリビアでの原油生産の回復などを背景に供給が過剰となる一方、世界的な景気停滞で需要は伸び悩んでいる。そのため、OPECは価格を維持するための減産は見送り、生産目標の確保を決定した。

*NY市場は感謝祭で休場だが、OPEC減産見送りを受けて、時間外取引では、WTIが急落し一時67.75ドルと2010年5月以来、4年半ぶりの安値を付けた。北海ブレントも一時71.25ドルに急落し、2010年7月上旬以来、約4年5カ月ぶりの安値をつけた。

【本日の主な経済指標およびイベント】
08:30 (日) 10月全国消費者物価指数 [前年比] +3.2% +3.0% +2.9%
      (日) 10月全国消費者物価指数 [前年比:除生鮮] +3.0% +2.9% +2.9%
08:30 (日) 10月失業率 3.6% 3.6% 3.5%
08:50 (日) 10月鉱工業生産・速報 [前月比] +2.9% -0.6%
      (日) 10月鉱工業生産・速報 [前年比] +0.8% -1.7%
16:00 (独) 10月小売売上高指数 [前月比] -3.2%(-2.8%) +1.5%
     (独) 10月小売売上高指数 [前年比] +2.3% +1.7%
19:00 (ユーロ圏) 11月消費者物価指数・速報 [前年比] +0.4% +0.3%
19:00 (ユーロ圏) 10月失業率 11.5% 11.5%
21:00 (南ア) 10月貿易収支 -29億ZAR -63億ZAR
22:30 (加) 第3四半期GDP [前期比年率] +3.1%(+3.6%) +2.1%
22:30 (加) 9月GDP [前月比] -0.1% +0.4% 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

【11月27日 国内市況終値】
*金は続落。NY金時間外相場の下落や円高の進行につれて売りが膨らんだ。ただ、引け間際ではNY金時間外相場が値を戻したことから、やや下げ幅を縮小して終えた。白金は反落。NY白金相場の上昇を眺めた買いに高寄りしたが、その後はNY白金時間外相場の軟化や為替の円高を受けて値を沈めた。昨夜公表された米週間失業保険申請件数や10月の米個人消費は、市場予想を下回る内容だった。一方、米株式市場は年末商戦への期待感からダウが史上最高値を更新し、金には強弱混じる状況だった。目先は、30日のスイス金準備売却禁止法案の国民投票が材料となる。

*中東産原油、石油製品はWTI時間外取引の大幅安と為替の円高を受けて大幅安。WTI原油は、現在取引が行われている時間外で一時72.87ドルと節目の73ドルを割り込んだ。これは2010年9月21日の72.81ドル以来約4年2カ月ぶりの安値水準。石油輸出国機構(OPEC)定例総会が日本時間27日午後6時に開催される。ロイター通信によると、サウジアラビアを中心とするOPEC加盟のペルシャ湾岸4カ国は、総会での協調減産を提案しないことで一致した。このため、市場では、OPECが減産で合意する可能性は限りなく小さくなったとの見方が広がっている。

*ゴムは続落。原油安や円高・ドル安進行が弱材料となり、下げ幅が拡大した。先限は199円30銭まで値を下げたが、終値は200円を維持した。26日には中国政府が2015年の国内総生産(GDP)成長目標を14年の7.5%から7.0~7.2%に引き下げるとの観測が報じられたが、上海ゴム相場への影響は小さかったようだ。市場は12月1日に発表される中国の11月の製造業購買担当者景況指数(PMI)待ちの状況。

*トウモロコシは小反落。シカゴ時間外相場が感謝祭で入電がなかったものの、円高・ドル安の進行を反映して整理売りが優勢となった。一般大豆はまちまち。シカゴ穀物相場は、大豆ミール相場が大幅続伸したことを反映して堅調に推移している。米中西部の東部地域で大豆ミールの需給逼迫感が強まっているため。大豆の収穫がほぼ終了し、今後、ミールの需給が緩むとの見方から、上昇は一服していたが、20日以降、反発に転じている。今シーズンの米穀物は豊作だったものの、中西部の東部地域では大豆の収穫遅れの影響で、大豆ミールが不足し、相場は急騰、トウモロコシや大豆も連れ高となっている。11月中旬からは大規模な寒波による荷動き停滞懸念も強材料になっている。

*東京外国為替市場のドル円相場は、米市場の休場を控え調整的な売りが優勢となり、117円台前半で軟調に推移している。今夜の米国市場が感謝祭で休場となるため、調整的なドル売り・円買いが出やすいようだ。

*日経平均株価は、円安の一服感を背景に利益確定売りが広がり、続落した。

*東京金1時間足
18本、36本、54本の3本の移動平均線を下回った。MACDもデッドクロスして下落し、ゼロラインを下回った。下落基調に転じた可能性があるが、4450円のサポートラインが維持されるなら、レンジ内で推移することになる。4450円を下回れば、4400円のサポートラインが試される展開になるだろう。
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【英国経済指標】

英政府統計局(ONS)が26日発表した第3四半期の国内総生産(GDP )改定値は前期比0.7%増と、速報値と一致。前年同期比では3%増で、これも速報値と変わらずだった。7-9月(第3四半期)は7四半期連続のプラス成長となった。なお、4-6月GDPは前期比0.9%増だった。

個人消費は0.8%増と、2010年4-6月(第2四半期)以降で最大となった。一方、企業の設備投資は約1年ぶりに落ち込んで0.7%減、輸出は0.4%減少した。

輸出と設備投資は減ったものの、個人消費 が約4年ぶりの大きく伸びた事がGDPに寄与した。

ユーロ圏経済が低迷する状況ながら、英国経済は内需に依存して好調な状況がうかがえる。

イングランド銀行(英中央銀行)は政策金利を来年半ばまで過去最低に維持すると予想されている。

好調な個人消費を受けて、ポンド円は184円後半から186円前半へと上昇した。しかし、27日には、反落に転じている。

ポンド円の1時間足を見ると、186円超えはこれで3度目となっているが、下値は184円でサポートされており、おおよそ184~186円のレンジが形成されている。

一目均衡表を当てはめると、雲がサポートゾーンとして機能しており、上昇基調が崩れた状況にはない。MACDはデッドクロスして下落しているものの、依然としてゼロラインを上回っているので、上昇基調は崩れていない。RSI(14日)は43.6%にあり、押し目完了が近い可能性がある。

仮に、上昇に転じてレンジの上限を明確に上抜いて来ると、レンジ幅186-184=2円をレンジの上限に上乗せして、186+2=188円が上値目標値として算定される。

逆に、雲を割り込んで、下落に転じて184円を下回れば、トリプルトップが完成され、レンジ幅186-184=2円をレンジの下限から下に伸ばして、184-2=182円が下値の目安になるだろう。

*ポンド円1時間足
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【ドル円テクニカル分析】
昨日のドル円相場の分析では、1時間チャートで144本移動平均線を割り込んだので、下落の可能性(円高への進行)が高まるとした。ただ、小さい長方形(紫)や大きい長方形(緑)の中で推移しているため、まだレンジの中にあり、上昇基調が崩れたわけではないが注意したい、とした。

しかし、昨夜のNY市場では冴えない米経済指標を受けてドル売り・円買いが進み、ドル円は小さい長方形の下限を下回った。加えて、雲のねじれの時間帯とほぼ一致していたため、基調転換の可能性も高い。

小さい長方形(紫)は、上限118.595円、下限117.68円で構成されるが、下限を割り込んだ事で、レンジ幅の118.595-117.68=0.915円をレンジの下限から伸ばして、117.68-0.915=116.765円が次の安値として算定される。

ただし、大きい長方形(緑)の下限でサポートされて下げ止まる可能性はある。しかし、仮に大きい長方形(緑)の下限を下回ると、こちらは、上限118.995円、下限117.345円で構成されるため、レンジ幅は118.995-117.345=1.655円となり、これをレンジの下限から伸ばして117.345-1.65=115.695円が算定されるだろう。

117.345円を割り込んだ時は、下落基調に転換する可能性が高まるだろう。市場ではドル高・円安を当然視する見方が多いため、注意しておきたい。

*ドル円1時間足

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【東京トウモロコシテクニカル分析】
東京トウモロコシは押し目を確認したようだ。

年初来高値2万8490円(4月30日)と年初来安値2万2680円(10月3日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、高値から0.38倍押し=2万6280円、0.5倍(半値)押し=2万5590円、0.62倍押し=2万4890円となり、20日には0.5倍押しラインを割り込んだ。

しかし、翌日には反発に転じ、0.5倍押しラインを上回って推移している。現在は、200日移動平均線(2万5790円)と転換線(2万5930円)を上回っており、17日の高値2万6560円からの調整安は終了したと見ていいだろう。

一目均衡表でも、再び”三役好転”状態になった。
三役好転(一目均衡表では、「買いシグナル」となる)とは、①.ろうそく足が雲を上回っている、②.転換線が基準線を上回っている、③.遅行線が実体を上回っている、状態を指す。

また、50日移動平均線と100日移動平均線がゴールデンクロスを示現しつつあり、長期的な上昇の条件が加わる。MACDが再びゴールデンクロスとなれば、新たな上昇相場再開のシグナルとなるだろう。

短期的には前回の高値2万6560円を目指す展開になるだろうが、より長期的に見るならば、N型パターンを当てはめると、2万6560円(11月17日高値)-2万2680円(10月3日安値)+2万5300円(11月20日安値)=2万9180円が算定される。

N型計算に関してはコチラ
⇒ http://www.ntaa.or.jp/technical/counting/count_ichimoku

達成時期としては、10月3日から11月17日または11月20日までの日柄が対等に延長されると想定すると、2015年1月~2月になると予想される。

以上は強気の見方だが、相場が2万5300円を下回った場合、下落相場に転換したと判断した方がいいだろう。


*東京トウモロコシ日足

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