テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【11月20日 国内市況終値】
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*金は4日続伸。19日のNY金は、利益確定売りなどに押されて反落。日中はNY安を映して売りが先行。その後は、円安が進行したため、買いが優勢となりプラス圏に浮上した。白金は、NY時間外安を背景に4日ぶり反落。日本時間午前4時に公表された10月のFOMC議事要旨では、量的緩和の終了を決定。ゼロ金利については「相当期間継続」する方針を表明した。市場は、議事要旨で、米利上げ時期を連想させる内容が盛り込まれるかに注目していたが、文言に変化はなかった。今夜は、週間新規失業保険申請件数、10月の中古住宅販売、10月の景気先行指数、11月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数など米国で経済指標等の発表がある。良好な内容となれば、ドルが一段高になる可能性があり、ドル建て金は下落しやすくなるが、すでに安値圏にあるため下落幅は限定的ではないか。そのため、円建て金にはさほど大きく影響しないだろう。

*中東産原油は4日続伸。円安が進行したため、買いが優勢となった。石油製品も4日続伸、中東原油高に追随した。午前10時45分に発表された11月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は、10月の確報値比0.4ポイント低下の50.0に悪化したが、目立った反応は見られなかった。

*ゴムは続伸。20日から始まる生産3カ国協議を控え、市況対策への思惑などから買い先行で始まった。11月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を下回ると、マイナス圏に沈んだが、その後は、堅調な上海相場と円安を受けて反発に転じた。10日現在の全国営業倉庫生ゴム在庫は、10月31日に比べて515トン少ない1万0394トンと、1万トン台前半に落ち込んだ。

*トウモロコシは期先3限月が4日続落。シカゴ相場が利益確定売りに下落したことを受け、手じまい売りに下落したが、時間外相場が堅調に推移し、円安が進行したことで安値から引き戻した。一般大豆はシカゴ安を受けて下落。19日のシカゴ大豆相場は軟調。米国では寒波が襲来しており、例年であれば輸送への悪影響が連想され、穀物相場が上昇しやすい場面だが、生産者の売りや、中国の需要減少観測が上値を抑えている。11月の中国HSBC製造業PMIは、市場予想を下回る50.0にとどまり、減速感が出ているため今後の輸入量の減少が予想される。

*東京外国為替市場のドル円相場は、118円台後半に上昇。菅官房長官が記者会見で「過度な円高からの脱却は政権公約だ。政策がしっかり浸透し始めてきているのではないか」と円安を容認する発言をしたことが伝えられてから円売りが強まったという。

*日経平均株価は円安を材料に堅調に始まったが、高値圏では利益確定売りに押され伸び悩んだ。

*東京金1時間足
昨夜の夜間取引では4538円まで上昇し、レンジの上限が切り上がった。急落して大陰線を付けたが、4450円のサポートラインと54本移動平均線のサポートが機能した。終値はプラスサイドに引き戻しており、3種の移動平均線も上昇のまま。上昇基調に変化はなく、4500円を挟んだレンジで値固めして高値を更新しよう。今年の年初来高値4545円を更新するのはそう遠くないかもしれない。ただし、4450円を割り込んだ後、4450~4538円に引き戻さなければ、調整安局面に入る可能性があるだろう。

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【中国PMI】

11月20日、英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが発表した11月の中国製造業購買担当者指数(PMI )速報値は50.0。市場予想の50.2を下回り、6ヶ月ぶりの低水準となった。10月改定値は50.4だった。同指数は50が製造業活動の拡大と縮小の境目。 11月の製造業PMIでは生産指数が49.5に低下し、7カ月ぶりの低水準を記録した。 中国経済が10-12月(第4四半期)に一段と減速していることが示された。

中国経済の減速は既に市場に織り込まれており、豪ドルに大きな動きはなかった。現状は、101.235~102.42円のレンジで推移している。3本の移動平均線(12本、24本、48本)は上昇しており、48本移動平均線のある101円前半がサポートラインになるだろう。

さて、11月1日から97.78~99.735円のレンジが形成されていたが、この上限をブレイクしたことで、99.735-97.78+99.735=101.69円が上値目標値として算定された。実際は101.69円を大幅に超えて102.42円まで上昇している。

今回もレンジの上限102.42円をブレイクすれば、102.42-101.235+102.42=103.605円が上値目標値として算定される。

さて、どうなるか。。。

*豪ドル円4時間足
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【BOE議事録】
11月19日、イングランド銀行(英中央銀行)は11月の金融政策委員会(MPC)議事録を公表した。それによると、7対2で政策金利 を過去最低の0.5%に据え置くことを決めた。委員2名が0.75%への利上げを主張した。また、資産買い入れ枠(3750億ポンド)の据え置きを9対0で決定した。

経済成長が想定以上に鈍化するリスクがあり、時期尚早に金融政策を引き締めた場合、経済的な弱さが残る」との見方を示した。一方、「インフレ率が上昇して2%の目標を上回る可能性がある」とも指摘したという。

議事録の内容は、12日に、カーニー総裁が四半期物価報告に関して明らかにした、「下向き見通し」とは対照的な内容となった。

同総裁は世界経済の「低迷」と欧州の停滞を挙げて英成長率・インフレ率の見通し下方修正を発表したため、市場は利上げの早期開始機運が後退したと判断した。

この日発表された議事録にはユーロ圏のほか、国内住宅市場が英景気回復に及ぼすリスクへの言及があったが、企業投資の伸びが「上向き」で賃金上昇ペースが速まる兆候があるともした。

また、原油価格に対して、世界的な需要の伸び鈍化が石油価格下落の一因としたものの、下落の要因は供給に関連するようだと指摘。リビアの生産回復や米国での堅調な生産、さらに石油輸出国機構(OPEC)が原油安を容認するとの見方が強まっていることなどを挙げた。供給増により原油が一段安となれば、「世界や英国でインフレ圧力は短期的に一層弱まる」と予想した。

MPC議事録の内容が、タカ派的だったことから、ポンド円は上昇。

11月に入ってから形成された上限184.66円(11月12日)、下限181.05円(11月10日)のレンジを上方にブレイクした。短期的には、このレンジ幅184.66-181.05=3.61円をレンジの上限に上乗せして、184.66+3.61=188.27円が上値目標値として算定される。

さらに長期的に見るならば、11月初めから形成されたレンジは、10月16日の安値167.99円(10月16日)を起点とする上昇トレンドの中段保ち合いと見ることもできるので、184.66-167.99+181.05=197.72円(N型)が算定される。

N型解説はコチラ
⇒ http://www.ntaa.or.jp/technical/counting/count_ichimoku

197円台となれば、2008年8月以来の高値となるが、ドル円やユーロ円が2008年台の水準を回復していることを考えれば、あながち不可能ともいえないだろう。

*ポンド円4時間足
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【FOMC議事録】
米連邦準備制度理事会(FRB)が19日公表したFOMC(10月28、29日開催)の議事録によると、多くの政策当局者は国民のインフレ期待低下の兆候に警戒すべきだとの認識を示した。また、FOMCメンバーは「インフレ期待が抑えられた環境の中で、労働資源のスラック(たるみ)が減少し、インフレ率は目標の2%に戻ると引き続き予想した」ことが示された。

議事録では、国外の成長減速の米経済への影響は「極めて限定的」と予想した。理由として米経済における外国との貿易が占める割合が「比較的小さい」ほか、ドル相場の変動の影響も「穏やか」で、外需の鈍化は「懸念されたほど深刻にはならない可能性が高い」と説明した。

FOMC議事録を受け、米10年債利回りは2.36%付近へ上昇した。

米金利の上昇を受けてNY外国為替市場では、ドル円相場が2007年8月以来7年3カ月ぶりに118円台に上昇した。

ドル円は長期的に見なければ、チャートから次の高値の目途が見えてこない。

最安値は75.54円(2011年10月)であるが、これ以前の節目となる高値は110.67円(2008年8月)、124.15円(2007年6月)、135.10円(2002年1月)、147.57円(1998年8月)となる。

110.67円は既に上回っている。110.67円から75.54円までの日柄(およそ3年2ヶ月)を75.54円をつけた2011年10月から先に延ばすと、2015年1月となり、現時点(2014年11月)で118円台を突破していることから、2011年10月以前の下落のスピードより現在の上昇のスピードがかなり速いことがわかる(赤い長方形)。

次の高値の目途は124.15円になるが、124.15円から75.54円までの日柄(およそ4年4ヶ月)を最安値をつけた2011年10月から伸ばすと、2016年2月になる。現在と同レベルのスピードが続けば、124円を超えて上昇している可能性が高いだろう(緑の長方形)。

75.54円から118円までおよそ3年1ヶ月(37ヶ月)かかっているので、1ヶ月あたり(118-75.54)÷37=1.15円上昇している計算になる。124.15円をつけた2007年6月から2011年10月までの4年4ヶ月=52ヶ月が次の対等日柄になるので、この分の上昇を加えると、75.54+1.15×52=135.34円となり、価格的にはほぼ2002年1月の高値と同レベルになる。

短期的には120円が迫っているが、長期的にはかなりスケールの大きい展開になる可能性がありそうだ。

*ドル円月足
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11月20日(木)
【11月19日の海外相場および市況】
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*NY金は、利益確定売りに反落。今月30日にスイス国民投票で中央銀行に金保有の積み増しなどを義務付ける法案の賛否が問われるが、事前の世論調査で賛成が38%(10月時点では44%)に低下したとの報道があった。金需要の見通しに弱気の見方が広がり、相場の下押し要因となった。10月下旬開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されたが、インフレ圧力の緩和に対する懸念が示されており、インフレヘッジ資産としての金にはマイナス要因となった。

*海外原油相場は、北海ブレント、WTI原油共に3営業日続落。石油輸出国機構(OPEC)が減産に踏み切るとの観測から一時値を上げたものの、公表された10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、インフレ率がかなりの期間にわたり目標を下回るとの見方が示され、圧迫要因になった。今後予想される利上げはドルを押し上げるため、ドル建て原油価格にはマイナス要因になる。27日のOPEC総会では、現行生産目標を超過する分について、減産することで合意するとの見通しが報道された。米エネルギー情報局(EIA)が19日発表した14日までの1週間の米石油在庫統計によると、原油在庫は前週比260万バレル増。市場予想は80万バレル減。

*コーンは4営業日続落し、2週間ぶりの安値となった。利益確定売りに加え、米国の収穫高が過去最高となったことを受けた売りが出た。米国産トウモロコシの収穫はほぼ終了。20日発表の週間輸出成約高予想は50万~70万トン。前週実績は50万5348トンで、伸び悩んでいる。大豆は2日続落。現物市場で供給量が豊富なことが圧迫要因。週間輸出成約高予想は70万~100万トン。前週実績は107万4000トンと前週より低下する見込み。

*NY外国為替市場のドル円相場は2007年8月以来7年3カ月ぶりに118円台に上昇した。昨日の日本市場では、安倍首相が消費税の再引き上げ延期を発表した後に、黒田日銀総裁が会見で、消費者物価(CPI)の上昇率が1%を割る可能性があるとの認識を示したことで、追加緩和の思惑が出たことから、ドル買い・円売りが強まった。10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の内容に大きなサプライズはなく、公表直後にいったんドル売りが強まったが、その後再び反発し、118円を突破した。議事要旨を受けて長期金利が上昇に転じたこともドル買い・円売りを強めた。円は対ユーロでも一段と下落し、一時148円10銭と2008年10月2日以来6年2カ月ぶりのユーロ高となった。ユーロドル相場は一時1.2600ドルと先月31日以来の水準までユーロ高・ドル安に振れたが、20日の東京市場にかけては1.25ドル台半ばで推移している。

*FOMC議事録:
米連邦準備制度理事会(FRB)が19日公表したFOMC(10月28、29日開催)の議事録によると、多くの政策当局者は国民のインフレ期待低下の兆候に警戒すべきだとの認識を示した。また、FOMCメンバーは「インフレ期待が抑えられた環境の中で、労働資源のスラック(たるみ)が減少し、インフレ率は目標の2%に戻ると引き続き予想した」ことが示された。

議事録では、国外の成長減速の米経済への影響は「極めて限定的」と予想した。理由として米経済における外国との貿易が占める割合が「比較的小さい」ほか、ドル相場の変動の影響も「穏やか」で、外需の鈍化は「懸念されたほど深刻にはならない可能性が高い」と説明した。 FOMC議事録を受け、米10年債利回りは2.36%付近へ上昇した。

*NY株式市場は、高値圏からの利益確定売りに押されて3営業日ぶりに反落。10月に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されたが、内容的には、市場の関心が高い利上げの時期に関しての手掛かりに乏しく、史上最高値を更新していたため、利益確定売りが出た。

【本日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 10月通関ベース貿易収支 -9583億円 -1兆270億円
10:45 (中国) 11月HSBC/マークイット製造業PMI・速報 50.4 50.2
16:00 (独) 10月生産者物価指数 [前年比] -1.0% -1.0%
17:30 (独) 11月PMIサービス業・速報 54.4 54.5
17:30 (独) 11月PMI製造業・速報 51.4 51.5
18:00 (ユーロ圏) 11月PMIサービス業・速報 52.3 52.4
18:00 (ユーロ圏) 11月PMI製造業・速報 50.6 50.8 --
18:30 (英) 10月小売売上高指数 [前月比] -0.3% +0.3%
      (英) 10月小売売上高指数 [前年比] +3.1% +4.2%
22:30 (米) 10月消費者物価指数 [前月比] +0.1% -0.1%
   (米) 10月消費者物価指数 [コア:前月比] +0.1% +0.1%
   (米) 10月消費者物価指数 [前年比] +1.7% +1.6%
   (米) 10月消費者物価指数 [コア:前年比] +1.7% +1.7%
22:30 (米) 週次新規失業保険申請件数 29.0万件 28.4万件
24:00 (米) 11月フィラデルフィア連銀景況指数 20.7 18.5
24:00 (米) 10月中古住宅販売件数 517万件 515万件
24:00 (ユーロ圏) 11月消費者信頼感・速報 -11.1 -10.7
未定 (南ア) SARB政策金利発表 5.75% 
 
*数値は順に、前回、予想。

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