テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

7月19日(水)
【7月18日の海外相場および市況】
ny0719

*18日のNY金は3日続伸し、6月30日以来約2週間ぶりの高値を付けた。為替市場でドル売り・ユーロ買いが先行し、ドル建て金に割安感が生じたことから、金が買われた。また、トランプ米大統領が公約した医療保険制度改革(オバマケア)代替案をめぐり、またも可決に必要な過半数を与党共和党が確保できないことが前日夜に判明し、トランプ政権が掲げる経済政策の実現性に懐疑的な見方が広がったことも、安全資産としての金には強材料となった。英貴金属調査会社GFMSのデータによると、6月のインドの金輸入は推計75トンと、前年の22.7トンから増加した。2017年上半期の金輸入は、前年同期比161%増の514トンに上った。

*18日のNY原油は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感から買いが入って反発。トランプ政権の政策運営に懐疑的な見方が広がったことから、ドル売り・ユーロ高が進行し、ドル建て原油は割安感が強まり、買いが優勢となった。

米エネルギー情報局(EIA)は月報で、8月の国内シェールオイル生産が増加するとの見通しを示した。増産は8カ月連続となり、2007年の統計調査開始以来最高水準を記録するとみられている。また、石油輸出国機構(OPEC)が主導する協調減産については、エクアドルが減産目標を満たしていないと報じられ、減産の足並みが乱れるのではないかとの不安が浮上した。

*引け後に米石油協会(API)が公表した14日までの1週間の国内原油在庫は、前週比160万バレル増の4億9720万バレルとなった。市場予想は320万バレル減だった。原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫は60万8000バレル増。ガソリン在庫は540万バレル減。市場予想は66万5000バレル減。ディーゼル油とヒーティングオイルを含むディスティレート(留出油)在庫は290万バレル減。市場予想は120万バレル増だった。これを受けてNY原油は前日比0.25ドル安の48.60ドル前後で推移している。

*18日のシカゴトウモロコシは反発。米中西部で高温乾燥天候により、受粉期を迎えた作物に悪影響が出るとの懸念が強材料。シカゴ大豆も天候要因を受けて反発。

*18日のNY外国為替市場では、トランプ政権の政策運営に対する懐疑的な見方を背景にドル売り・円買いが進み、112円台前半に下落した。米上院共和党の執行部が再度取りまとめた医療保険制度改革(オバマケア)代替案に対し、定数100のうち52議席を占める共和党内での反対総数が4人となり、も可決に必要な過半数を確保できないことが判明した。これを受けて、ドル売りが活発化し、ドル円は一時111円70銭と3週間ぶりの安値を付けた。その後は、売られ過ぎから買い戻されて112円台前半に浮上した。オバマケアの見直しが成立しないと大型減税などの財源を捻出できず、あらゆる経済政策に影響が及ぶとみられている。また、最近の物価指標の低迷などを眺め、米連邦準備制度理事会(FRB)が想定する「年内あと1回」の利上げについても不透明感が増しており、ドルの地合いが弱まっているようだ。

*18日のNYダウは続落。米上院共和党の執行部が提示した、医療保険制度改革(オバマケア)代替案の修正案は前日夜、不成立が確実となった。一部議員の反発を受けて6月に採決を断念した執行部は、修正案で可決を目指したが党内をまとめ切れなかった。オバマケアの見直しを最優先に掲げたトランプ政権の政策運営能力に失望感が広がる中、株式市場は売りが優勢となり、NYダウは一時158ドルも下落した。


【本日の主な経済指標およびイベント】
17:00 (南ア) 6月消費者物価指数 (前年比) +5.4% +5.2% --
18:00 (EU) 5月建設支出 (前月比) +0.3% -- --
20:00 (南ア) 5月小売売上高 (前年比) +1.5% -0.3% --
21:30 (米) 6月住宅着工件数 109.2万件 116.0万件 --
21:30 (米) 6月建設許可件数 116.8万件 120.1万件 --

第124回 『おしえて陳さん』 
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【7月18日(火)国内市況と終値】
tk0718

*週明け18日の金と白金は上昇。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の先週の議会証言がややハト派的と受け止められたことや、先週末発表の6月の消費者物価指数(CPI)が低調だったことで、年内の追加利上げ観測が後退し、金利の付かない金への買いが入った。

*週明け18日の中東産原油は反落。石油製品も安い。NY原油は6日ぶりに反落した。米国の原油在庫が先週、予想以上に大きく減少したほか、中国の6月の製油所原油処理量が日量112万バレルと、過去2番目の水準となったことが強材料視されたが、為替が円高で推移したため、売りが優勢となった。

*週明け18日のゴムはまちまち。連休中に産地のオファー価格やタイ現物価格が上昇したことを映し、高寄りしたが、その後は、円高を受けて売りが優勢となった。国内の営業倉庫生ゴム在庫が急増している。日本ゴム輸入協会がまとめた6月30日時点の全国営業倉庫生ゴム在庫は、20日時点比1149トン増の6348トン。東京商品取引所の指定倉庫在庫も、5月末から増加傾向に転じ、6月30日時点で2804トンとなっている。国内荷圧迫が、期近の上値を重くしているようだ。

*週明け18日のトウモロコシと一般大豆は上昇。米農務省が17日発表したクロップ・プログレス(16日現在)によると、トウモロコシの作柄状況は、「優」「良」の占める割合が前週から1ポイント低下の64%になった。特に全米で最大の生産量を誇るアイオワ州が急激に悪化した。アイオワ州の「優」「良」の占める割合は71%と、前週の77%から6ポイント低下。土壌水分不足が大きな要因で、同州の「非常に不足」「不足」の割合は51%と、前週の40%から11ポイントも上昇している。

*連休明け18日の東京外国為替市場のドル円相場は、米長期金利の低下に圧迫され、112円台前半に下落した。ドル円は米国の早期利上げ観測後退や、オバマケア代替法案の先行き不透明感なども重しとなり、弱地合いが続いている。ただ、一時112円を割り込んだが、売りは続かず、112円10銭台に戻している。

*連休明け18日の日経平均株価は3日ぶりに反落。為替が円高で推移したため、売りが優勢となった。


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7月18日(火)
【7月17日の海外相場および市況】
ny0718

*週明け17日のNY金は続伸。為替市場ではユーロに対してドル安が進行し、ドル建て金に割安感が生じたことから、買いが優勢となった。また、市場ではイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長による先週の議会証言がややハト派的な発言と受け止められており、「年内あと1回」の利上げに懐疑的な見方が広がっていることから、金利を生まない資産である金には買いが入りやすかった。また、低調な米経済統計の発表が相次いでいることも、安全資産である金の支援要因となった。NY白金はドル安を受けて続伸。

*週明け17日のNY原油は反落。中国国家統計局が6月の製油所原油処理量が過去2番目の高水準になったと発表。同国のエネルギー需要の旺盛さが裏付けられたとして、相場には強材料だったが、改めて米国内の在庫水準の高さが意識されて次第に売りが優勢となった。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国が24日に開く閣僚級監視委員会の会合では、一段の減産には踏み込まない見通しと報じられているほか、現在は協調減産が免除されているナイジェリアとリビアの産油量に上限を設ける案に関してもまとまるかどうか依然不透明な点も下押し要因となった。

*週明け17日のシカゴトウモロコシは小反落。降雨予報が嫌気された。高温少雨により作物の生育に悪影響が懸念されていたミネソタ州やアイオワ州、ネブラスカ州の一部で、週末に雨が降る見通し。シカゴ大豆はトウモロコシに連れて小反落。米国産トウモロコシの大半は7月に受粉期を迎える一方で、大豆は8月が生育に最も重要な時期となる。

*週明け17日のNY外国為替市場のドル円相場は、112円台後半に軟化した。7月のNY州製造業景況指数は前月比9.8と、前回の19.8、予想の15.0から大幅に低下した。ただ、市場の反応は薄く、前週末のドル下落の反動から112円80銭台まで買い戻された。その後は、利益確定のドル売りや、先週のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言を受けて追加利上げペースが鈍化するのではないかとの観測も広がっているため、ドルは上値を削った。

*週明け17日のNYダウは小反落。前週末まで3日連続で史上最高値を更新していたため、高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。また、7月のNY州製造業景況指数が前月比で大幅に低下したことも下押し材料となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
07:45 (NZ) 4-6月期消費者物価指数 (前期比) +1.0% +0.2% 0.0%
      (NZ) 4-6月期消費者物価指数 (前年比) +2.2% +1.9% +1.7%
10:30 (豪) RBA議事録
17:30 (英) 6月消費者物価指数 (前年比) +2.9% +2.9% --
17:30 (英) 6月小売物価指数 (前月比) +0.4% +0.4% --
      (英) 6月小売物価指数 (前年比) +3.7% +3.6% --
17:30 (英) 6月生産者物価指数 (前年比) +3.6% +3.4% --
18:00 (独) 7月ZEW景気期待指数 18.6 18.0 --
18:00 (EU) 7月ZEW景気期待指数 37.7 -- --
21:30 (米) 6月輸入物価指数 (前月比) -0.3% -0.2% --
23:00 (米) 7月NAHB住宅市場指数 67 67 --
29:00 (米) 5月対米証券投資 +18億USD 

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7月17日(月)
【7月14日の海外相場および市況】
ny0717

*週末14日のNY金は反発。6月の米消費者物価指数(CPI)は前月から横ばいと、市場予想の0.1%上昇を下回った。また、コア指数も0.1%上昇にとどまり、予想の0.2%上昇を下回った。さらに、6月の米小売売上高も前月比0.2%減と、予想の0.1%増よりも悪かった。これを受けて、米経済と物価の先行きに警戒感が広がり、利上げペースが一段と緩やかになるとの観測が広がり、為替市場ではドルがユーロに対して売られ、ドル建て金に割安感が生じたことから、金が買われた。また、低調な経済統計を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げに動きにくくなるのではないかとの観測が浮上したことから、金利を生まない資産である金にとっては支援材料となった。CFTC建玉7月11日時点:ファンドの金買い越しは6万0260枚(前週比-3万3539枚)と減少。総取組高は47万5669枚と前週比1万8468枚の増加。

*週末14日のNY白金はドル安を受けて反発。CFTC建玉7月11日時点:ファンドの白金買い越しは5397枚(前週比-2813枚)と減少。総取組高は7万4471枚と前週比1674枚の減少。

*週末14日のNY原油は5日続伸し、2週間ぶりの高値をつけた。冴えない、米国の経済指標を受けて、為替市場では、ドルが売られ、ドル建て原油は割安感が強まり、買いが優勢となった。また、英・オランダ系石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルのナイジェリア子会社が不可抗力条項を発動し、ボニーライト原油の輸出用パイプラインの一部を閉鎖したとの報も相場を押し上げる要因になったようだ。直近1週間の米国内石油掘削リグ稼働数は2週連続増加したものの、増加ペースは今年最低となった。一方、税関当局によれば、今年前半の中国の原油輸入は前年同期比13.8%増加した。CFTC建玉7月11日時点:ファンドの原油買い越しは35万8025枚(前週比+1万6978枚)と増加。総取組高は213万3575枚と前週比3万9057枚の減少。

*週末14日のシカゴトウモロコシは反発。米国中西部では、来週、作物の生育に悪影響のある高温が予報されていることが支援材料となった。CFTC建玉7月11日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは17万5745枚(前週比+13万2265枚)と増加。総取組高は137万3866枚と前週比4万3346枚の増加。

*週末14日のシカゴ大豆はトウモロコシの上昇に連れて反発。CFTC建玉7月11日時点:ファンドの大豆買い越しは1万8000枚(前週比+7万7429枚)と増加。総取組高は67万5354枚と前週比1万6837枚の増加。

*週末14日のNY外国為替市場では、低調な米経済指標を受けてドル円は112円台半ばに下落した。6月の米消費者物価指数(CPI)は前月から横ばいと、市場予想の0.1%上昇を下回った。また、コア指数も0.1%上昇にとどまり、予想の0.2%上昇を下回った。さらに、6月の米小売売上高も前月比0.2%減と、予想の0.1%増よりも悪かった。これを受けて、米経済と物価の先行きに警戒感が広がり、利上げペースが一段と緩やかになるとの観測が広がり、米長期金利が低下し、ドル売り・円買いが加速した。一時112円26銭まで下落したが、その後は週末ということもあり、ドルが買い戻された。CFTC建玉7月11日時点:ファンドのドル買い・円売りは11万2125枚(前週比+3万7089枚)と増加。総取組高は23万9786枚と前週比3万2189枚の増加。

*週末14日のNYダウは続伸し、3日連続で最高値を更新した。6月の米消費者物価指数(CPI)は前月から横ばいと、市場予想の0.1%上昇を下回った。また、コア指数も0.1%上昇にとどまり、予想の0.2%上昇を下回った。さらに、6月の米小売売上高も前月比0.2%減と、予想の0.1%増よりも悪かった。これを受けて、利上げペースが一段と緩やかになるとの観測が広がり、株価を押し上げた。

【本日の主な経済指標およびイベント】
東京休場(海の日)
11:00 (中) 6月鉱工業生産 (前年比) +6.5% +6.5% --
11:00 (中) 4-6月期GDP (前期比) +1.3% +1.7% --
      (中) 4-6月期GDP (前年比) +6.9% +6.8% --
11:00 (中) 6月小売売上高 (前年比) +10.7% +10.6% --
16:00 (トルコ) 4月失業率 11.7% 11.0% --
21:30 (米) 7月NY連銀製造業景況指数 19.80 15.00 --

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【7月14日(金)国内市況と終値】
tk0714

*14日の金は小幅安。白金は下落。欧米の金融引き締め局面で、新規の買い材料にも乏しく、金利の付かない金は下げ基調に転じている。NY金が伸び悩む一方で、NYダウは2日連続で史上最高値を更新し、投資資金は金市場から流出しているようだ。

*14日の中東産原油は上昇。石油製品は原油に連れて高い。国際エネルギー機関(IEA)はこの日発表した月報で、石油輸出国機構(OPEC)の主要輸出国の増産を指摘し、供給過剰が予想より長びくとの認識を明らかにした。一方、世界の需要は2大需要国の米国と中国を中心に増加傾向を示している。中国の今年上半期の原油輸入量は前年同期比13.8%増の日量855万バレルと、米国を抜いて世界首位に立った。ただ、IEAによると、経済協力開発機構(OECD)諸国の在庫は依然として5年平均を上回っている。

*国際エネルギー機関(IEA)が13日発表した報告書によれば、6月の石油輸出国機構(OPEC)の減産順守率は78%と前月の95%を下回り、半年間で最低の水準に落ち込んだ。一部の国が割り当てを超えて生産している。減産を厳格に守ったのは、サウジアラビア、クウェート、カタール、アンゴラ。一方、アルジェリア、エクアドル、ガボン、イラク、アラブ首長国連合(UAE)、ベネズエラでは生産が割当量を超えたという。ただ、2017年下半期と18年の堅調な需要の伸びは、市場再均衡を促進すると予測している。

*14日のゴムは堅調。ただ、上値は重く、産地の増産期入りや国内の在庫増があり、買いを入れにくいという。

*14日のトウモロコシと一般大豆は米国産地の天候予報を受けて下落。

*14日の東京外国為替市場のドル円相場は、113円台前半で膠着している。午前は、実質的な五・十日に伴う国内輸入企業のドル買い・円売りを受けて、一時113円50銭台まで水準を切り上げた。午後は動意に乏しく、113円30銭台で小幅推移となった。

*14日の日経平均株価は小幅続伸。3連休前でSQも重なって出来高は少なかった。


第124回 『おしえて陳さん』 
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