テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【3月17日(金)国内市況と終値】
tk0317

*17日の金は続伸。白金は反落。16日のNY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)が緩やかな利上げペースを維持するとの見方を背景にドルが売られたことから上伸した。終値で1200ドルが維持されたため、地合いの底堅さが確認されたようだ。昨日、トランプ政権は、国防費の拡大などを軸とする予算教書の骨格を発表したが、歳入見通しや社会保障関連費用など義務的経費を含む詳細は5月の議会で提示される。大型減税も依然としてまとまっておらず、財政政策には不透明感が残る。このほか、イスラム圏6カ国からの入国を原則禁止する大統領令に関して、ハワイに続き、メリーランドの連邦地裁が執行停止を命じる仮処分を決定したが、政府はこれを不服として連邦高裁に上訴する方針を示すなど、政権運営に関する不安も払拭されておらず、安全資産である金には支援要因となっている。また、オランダの下院選挙では、極右の自由党が事前観測ほどの議席数は獲得できなかったが、フランスでの選挙が4月に予定されているため、金売りの材料になっていない。

*17日の中東産原油は続落。石油製品も原油になびいて軟調。3連休を控えて出来高も少ない。

*17日のゴムは、上海相場高を反映して反発。ゴム独自の新規材料に乏しく、為替に左右されて保ち合いが続きそうだ。ただ、中国では、昨年後半から、景気対策の影響でトラック向け大型タイヤの売れ行きが改善しているため、下値は限定的と見られている。

*17日のトウモロコシは上伸。一般大豆はまちまち。

*17日の東京外国為替市場のドル円相場は、週末にドイツで開催される主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えて113円台半ばで膠着している。

*17日の日経平均株価は、3連休前の利益確定売りが出て小反落。週末に主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えていることも様子見姿勢を強めた。


第108回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


3月17日(金)
【3月16日の海外相場および市況】
ny0316

*16日のNY金は3日ぶりに反発。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通りに0.25%の追加利上げを決定。同時に示された参加者の金利見通しでは、2017年中の利上げ回数は計3回と昨年12月時点の見通しを維持した。市場では、利上げペースの加速が否定されたため、ドル売りが強まり、米長期金利も下落して、金相場を押し上げた。ただ、オランダの総選挙では、反移民を掲げる極右政党の自由党が躍進しなかったため、金相場の上値を抑えた。今後は週末のG20とフランス大統領選や英国の欧州連合(EU)離脱などが材料になりそうだ。NY白金は3日ぶりに反発。

*16日のNY原油は小反落。米国内でのシェールオイル増産の動きを警戒した売りが強まった。FOMC後にドル安となったため、ドル建て原油に割安感が生じて買われた。また、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は原油在庫水準が平均を上回り続ければ、減産が延長される可能性があると述べたことも強材料となった。しかし、この日は、、米エネルギー情報会社ジェンスケープの情報として、受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が前週比200万バレル超増加したと伝わったことなどが弱材料となり、売りが優勢となった。

*16日のシカゴトウモロコシは3日続伸。週間輸出成約高が、予想よりも好調な内容だったことが好感された。シカゴ大豆は9日ぶりに反発。ただ、ブラジルでの記録的な豊作予想に加え、米国での作付け拡大から上げ幅は限られた。

*16日のNY外国為替市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)後から続いたドル売りが一服し、ドル円は113円台前半で小動きとなった。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通りに0.25%の追加利上げを決定し、同時に示された参加者の金利見通しでは、2017年中の利上げ回数は計3回と昨年12月時点の見通しを維持した。利上げペースの加速が否定されたため、ドル売りが強まった。この日もドル売りが継続し、節目の113円を割り込むと、売り一服感から買い戻された。ただ、買いの勢いは続かず、その後はほぼ横ばいで推移した。米政府が議会に提出した予算教書の骨格は、大した内容はなく、材料視されなかった。オランダの総選挙も、反移民を掲げる極右政党の自由党は躍進せず、市場に安心感が強まった。今後は週末のG20とフランス大統領選や英国の欧州連合(EU)離脱などが材料になりそうだ。

*16日の日経平均株価は反落。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通りに0.25%の追加利上げを決定。同時に示された参加者の金利見通しでは、2017年中の利上げ回数は計3回と昨年12月時点の見通しを維持した。市場は利上げペースの加速を警戒していただけに安心感が広がり、同日のダウは11ドル超上昇したが、この日は新たな買い材料に乏しく、利益確定売りが優勢になった。 一方、トランプ政権が16日、議会に提示した2018会計年度(2017年10月~18年9月)予算教書の骨格には、市場が期待する大型の税制改革は盛り込まれず、相場の後押しにはならなかった。逆に、米食品医薬品局(FDA)が徴収する医薬品や医療機器などの承認審査料を前年から2倍以上に引き上げる方針が示され、製薬大手株が売られ、相場の重石となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
06:30 (NZ) 2月企業景況感(PMI) 51.6(52.2) -- 55.2
19:00 (EU) 1月貿易収支 (季調前) +281億EUR -- --
19:00 (EU) 1月建設支出 (前月比) -0.2% -- --
22:15 (米) 2月鉱工業生産 (前月比) -0.3% +0.2% --
22:15 (米) 2月設備稼働率 75.3% 75.5% --
23:00 (米) 3月ミシガン大消費者信頼感指数・速報 96.3 97.0 


第107回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/

【3月16日(木)国内市況と終値】
tk0316

*16日の金はNY金時間外の反発を受けて上伸。白金も反発。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場の予想通り、0.25%の利上げを決定したものの、声明は、今年の利上げ回数を従来通り3回に据え置き、予想されていたほどタカ派的な内容にならなかったため、金相場を押し上げた。

*16日の中東産原油は反落。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後にドル円が急落したことから、円高を受けて売りが優勢となった。石油製品も原油安を受けて安い。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で、原油在庫は前週比20万バレル減(市場予想は370万バレル増)となり、10週ぶりにマイナスに転じた。ただ、在庫の減少幅は小さく、在庫水準は前週記録した統計開始以来の過去最高(5億2840万バレル)に近い水準。また、シェールオイルを含む同国原油生産は、2万1000バレル増の日量910万9000バレルとなっている。国際エネルギー機関(IEA)は15日発表した月報で、石油輸出国機構(OPEC)加盟国による減産順守率について、サウジアラビアの減産幅が大きかったことから、1~2月は平均98%に達したと指摘。これに対し、ロシアなど非OPEC産油国の順守率は37%にとどまったとしている。

*16日のゴムは、上海ゴム安を受けて反落。上海相場は、需給面で材料を欠き、10日以降の出来高は1万枚
を割り込んでいる。

*16日のトウモロコシと一般大豆は円高を受けて軟調。

*16日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の伸び悩みに圧迫され、113円台前半で推移した。本日未明に終了した米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利上げが決定されたが、声明で、年内の利上げペースに関しては従前通り年3回とあったことから、失望のドル売り・円買いが進行した。

*16日の日経平均株価は3日ぶりに小反発。円高進行にもかかわらず切り返し、地合いの強さが確認されたようだ。


第107回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


3月16日(木)
【3月15日の海外相場および市況】
ny0315

*15日のNY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を前に小幅続落。ただ、終値は1200ドルを維持した。利上げが確実視される米連邦公開市場委員会(FOMC)での結果待ちの中、オランダ下院選の投票が始まり、イスラム系移民排斥を主張する極右・自由党(PVV)の躍進を警戒して安全資産としての金需要にも支えられ、下げ幅は小幅だった。引け後に終了したFOMCでは、政策金利の0.25%引き上げを決定された。ただ、FOMC参加者による最新の景気・金利見通しでは、昨年12月時点と同じ年内計3回の利上げを想定していることが明らかとなり、4回への上方修正を織り込みつつあった市場は一斉にドル売りで反応した。ドル安を受けて、NY金時間外は20ドル以上も急伸し、1222ドル前後で推移している。NY白金は続落。時間外はドル安を受けて8ドル強反発し、962ドル前後で推移している。

*15日のNY原油は8日ぶりに反発。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計では、原油在庫が前週比20万バレル減と、市場予想の370万バレル増に反して減少した。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り0.25%の利上げが決定された。ただ、声明で利上げ見通しを昨年12月と同じく3回を想定していることが判明し、ドルが急落した。このため、ドル建て原油に割安感が強まり買いが強まった。

*15日のシカゴトウモロコシは続伸。1カ月半ぶりの安値を付け、買いが優勢となった。ただ、南米の豊作により今後数週間にわたって世界の市場が供給過剰になるとの見方から、上げ幅は抑えられたシカゴ大豆は8日続落。米油実加工業者協会(NOPA)が15日発表した2月の大豆圧砕高は1億4279万2000ブッシェルと、予想を下回ったことが嫌気された。

*15日のNY外国為替市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明などの発表を受け、年内の利上げペース加速を見込んで買い進まれていたドルの巻き戻しが活発化し、ドル円は113円台前半に急落した。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日終了したFOMCで、政策金利の0.25%引き上げを決定した。ただ、FOMC参加者による最新の景気・金利見通しでは、昨年12月時点と同じ年内計3回の利上げを想定していることが明らかとなり、4回への上方修正を織り込みつつあった市場は一斉にドル売りで反応した。2週間ほど前から、FRBはさらにタカ派的になるのではないかと前のめりになっていたため反動も大きく、ドル円は114円60銭近辺から1円以上急落した。

*15日のNYダウは反発。この日の米連邦公開市場では、予想通り0.25%の追加利上げが決定された。注目されていたFOMC参加者らによる金利見通しは、2017年末と18年末の中央値が昨年12月時点の水準で据え置かれ、ともに年間の想定利上げ回数は3回のままだった。利上げペースは加速しないとの見方から、株式市場には安心感が強まった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
未定 (日) 日銀金融政策決定会合
06:45 (NZ) 10-12月期GDP (前期比) +1.1%(+0.8%) +0.7% +0.4%
      (NZ) 10-12月期GDP (前年比) +3.5%(+3.3%) +3.2% +2.7%
09:30 (豪) 2月就業者数 +1.35万人(+1.37万人) +1.60万人 --
09:30 (豪) 2月失業率 5.7% 5.7% --
17:30 (スイス) スイス中銀政策金利発表 -0.75% -- --
19:00 (EU) 2月消費者物価指数(HICP)・確報 (前年比) +2.0% +2.0% --
20:00 (トルコ) トルコ中銀政策金利発表 8.00% -- --
21:00 (英) BOE政策金利発表 0.25% -- --
21:00 (英) BOE議事録
21:30 (米) 2月住宅着工件数 124.6万件 126.4万件 --
21:30 (米) 3月フィラデルフィア連銀製造業指数 43.3 30.0 --
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 24.3万件 24.0万件 --
21:30 (米) 2月建設許可件数 128.5万件(129.3万件) 126.8万件 --

第107回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


【 東京金は調整安場面、4400円でサポートされるか 】

*先週のNY金は、米国の早期利上げ見通しが高まり下落基調が強まったものの、節目の1200ドル絡みで下げ止まり、逆に、地合いの堅調さが確認された。9日に心理的な節目である1200ドルを割り込み、一時1月30日(1196.00ドル)以来約1カ月半ぶりの安値をつけた。週末10日には2月の米雇用統計が発表された。非農業部門就業者数は前月比23万5000人増と、市場予想を上回り、好調の目安となる20万人を超えた。失業率は0.1ポイント改善し、4.7%と予想と一致し、今月の14、15日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ決定はほぼ確実となり、3月以降の利上げペースも加速するとの見方からNY金は1194.5ドルまで下落した。

しかし、欧州央銀行(ECB)の一部当局者が前日の理事会で、量的緩和策(QE)の終了前に利上げを開始する可能性を協議したとの報道を受け、ユーロ買い・ドル売りの動きが活発化したため、NY金は下げ渋り、1200ドルを挟んでの保ち合いとなった。週明け13日は小反発した。9日続落していた反動から安値拾いの買いやショートカバーが入って上昇し一時1210.90ドルを付けた。

テクニカル的に見ると、1200ドルは、2015年の安値1046.20ドル(12月3日)と2016年の高値1375ドル(7月6日)の半値押しにあたる1210ドルとほぼ同水準にあり、現在は高値からの調整安場面と言える。FOMCの結果と声明を受けて、今後の方向性を探る展開になろう。

nyg0314


*CFTC建玉3月7日時点:ファンドの金買い越しは13万3685枚(前週比-3万0113枚)と減少。総取組高は43万4401枚と前週比1万1680枚の減少。


*金ETF「SPDRゴールド・トラスト」の金保有高は、3月13日時点で832.03トン。2月に入ってから増加に転じ、1月末(799.07トン)から比較すると4%あまり増加している。前年同期比では5.3%増加。しかし、先週は早期利上げ見通しを受けて増勢が一服している。今年の最大量は845.32トン(3月2日)、昨年の最大量は982.72トン(7月5日)。

etf0314


*東京金は2月28日に4537円を付け、昨年7月の高値4523円を上回った。その後は反落に転じ、4500円を割り込んで調整安場面に入ったようだ。

2月の米雇用統計は良好な内容で、 3月の利上げ見通し確率は95%を超えた。このため、14、15日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは決定される見込みで、年内の利上げ回数も3回から4回に増えるとの観測が浮上している。

今回の会合では声明と併せて公表される参加者らの政策金利見通し(ドット・チャート)が焦点となろう。仮にイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、利上げペースの加速に言及すれば「ドル高・NY金安」の展開が予想されるが、その反応も限定的になりそうだ。

15日投票のオランダ下院選では、欧州統合に懐疑的な政党が勝利する可能性は低いとみられているものの、選挙で多数の票を獲得すれば、4月と5月のフランス大統領選挙が予想外の結果になるとの臆測が強まり、リスク回避の金買いが出てくる可能性がある。

また、17日からドイツで始まるG20では、ムニューシン米財務長官は、通貨安競争を容認しないと言明し、早くもドル高を牽制している。ドルの上値が抑えられることになれば、NY金は値固め局面に入るだろう。東京金もそれに連れて反発する可能性がある。

テクニカル的に見ると、4400円台は、2016年の安値4046円(1月15日)と2016年の高値4622円(3月7日)の0.38倍押しの水準にない、現在は高値からの調整安場面と言える。FOMCの結果と声明を受けて、このレベルで値固めして再び上昇相場が始まると予想する。

tkg0314


*今週の予想レンジ:4350~4480円


情報提供:(株)エムサーフ
※上記ロゴが記載されたチャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフは一切の責任を負いません。

↑このページのトップヘ