テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【6月26日海外市況】
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*週末26日のNY外国為替市場では、米国で新型コロナウイルスの感染が再び広がる中、107円台前半で推移した。107円15~25銭。5月米個人消費支出(PCE)が前月比8.2%増と過去最大の伸びとなったことを好感し、当初はドル買いが優勢となり、一時107円36銭付近まで上昇した。しかし、南部テキサス州やフロリダ州、西部カリフォルニア州などで新型コロナ感染者が急増していることへの警戒感から、NYダウが下落すると上値が重くなった。「有事のドル買い」と「リスク回避の円買い」が交錯する中、107円10銭台を中心に小動きとなった。
*週末26日のNY金は、新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感を背景に、3日ぶりに反発した。1780.30ドル(+9.70)。米南部や西部を中心に新型コロナの新規感染者が増加。25日の同国の新規感染者は4万人近くに達し、過去最多を更新したと報じられた。テキサス州は同日、規制していた経済活動の再開を一時停止すると発表。26日にはバーを閉鎖し、レストランの入店者数も50%に制限する方針を示した。こうした動きを受け、安全資産とされる金の需要は増加し、一時1784.20ドルの高値を付けた。この日は、NYダウが下落し、10年物米国債利回りは、6月初旬以来の安値を付けた。米国の1日当たりの新規感染者数が過去最多を記録したことが響いた。
金ETFは、1178.90トン(+3.51)。年初来最大。年初から32%増加。
NY白金は3日ぶりに反発。809.90ドル(+7.20)。
パラジウムも高い。1894.40ドル(+49.30)。
*週末26日のNY原油は、米国で新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることを懸念し、反落した。38.49ドル(-0.23)。
南部テキサス州のアボット知事は26日、新型コロナ感染者の急増を受け、バーを閉鎖し、レストランの入店者数も50%に制限すると発表した。カリフォルニアやフロリダ、アリゾナなどの州でも感染者が大幅に増えており、経済活動が再び停滞し、エネルギー需要が減退することへの懸念が強まった。米エネルギー情報局(EIA)が24日発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が前週比140万バレル増の5億4070万バレルと過去最高を更新したことも相場の重石。一方、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが26日公表した1週間の国内石油掘削リグ稼働数は前週比1基減の188基と、2009年6月以来の低水準となった。需給引き締まりへの期待からやや下げ幅を削った。
*週末26日のシカゴ・トウモロコシは5日続落。317.00セント(-0.25)。約8週間ぶりの安値を付けた。米中西部の降雨で作物の生育見通しが改善したほか、新型コロナウイルスの感染急拡大で、経済への懸念が再燃した。週間ベースでは4.7%安と、3カ月超ぶりの大幅下落となった。トウモロコシの作付面積は、農務省の3月の報告から減少する見込みで、6月1日時点のトウモロコシ在庫は、4年ぶりの低水準が予想されている。
シカゴ大豆は5日続落。865.00セント(-4.25)。米中西部の降雨や、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを背景とした経済への懸念が響いた。新型コロナの感染者数の増加で、新たなロックダウン(都市封鎖)や、経済被害への懸念が高まり、株価や大半のコモディティー(商品)相場が押し下げられた。米中西部の降雨予報が相場を圧迫。作物の状況が改善すると予想。今年の大豆の作付面積は、農務省の3月の報告から増加する見込みで、6月1日時点の大豆の在庫は、史上2位の大きさになると予想されている。
*週末26日のNYダウは、新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念から大幅反落した。2万5015.55ドル(-730.05)。米国内で新型コロナの新規感染者数が再び増加傾向に転じている。景気回復の妨げとなることへの懸念が広がった。25日には、米国内の新規感染者が過去最多を更新したと報じられた。感染が増えているテキサス州やフロリダ州は26日、飲食店の利用制限などを発表した。米連邦準備制度理事会(FRB)が25日、大手銀行に対し、7~9月期の自社株買いを禁じ、株主配当に上限を設けると表明したことが金融株の売りを誘った。ナイキは3~5月期の純損益が市場予想に反して赤字に転落した。米中関係悪化への懸念も相場を下押した。米上院は25日、香港の自治侵害に関わった中国当局者らに制裁を科す「香港自治法案」を可決した。

【29日の経済指標】
08:50   (日) 5月 小売業販売額 [前年同月比]  -13.9%)
08:50   (日) 5月 百貨店・スーパー販売額(既存店) [前年同月比]  -22.1% 
18:00   (欧) 6月 経済信頼感  67.5  
18:00   (欧) 6月 消費者信頼感(確定値)  -14.7   
18:30   (英) ベイリー英中銀(BOE)総裁発言 
21:00   (独) 6月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前年同月比]  0.6%
23:00   (米) 5月 住宅販売保留指数 [前年同月比]  -34.6% 

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【6月25日海外市況】
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*25日のNY外国為替市場では、新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念から「有事のドル需要」が高まり、ドル円は107円台前半に上昇した。107円14~24銭。米国の一部の州で新型コロナの新規感染者が増えていることへの懸念などを背景に、ドル買いが優勢となった。ドルが対ユーロで上昇したことが対円相場にも波及し、一時107円45銭まで上昇した。5月米米耐久財受注額は、5年10カ月ぶりの伸びとなった。また、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が、一部の州の新型コロナ感染増によって全米での経済活動の停止が必要となるわけではないとの見方を示し、市場の警戒感が幾分和らいだ。
*25日のNY金は、ドル高や換金売りに押され続落した。1770.60ドル(-4.50)。米国内での24日の新型コロナの新規感染者数は3万6000人を上回り、過去最多を記録。感染の「第2波」や景気回復の遅れに対する懸念が広がった。これを受け、金相場は損失補填目的の換金売りが加速した。外国為替市場で主要通貨に対するドル高が進んだこともドル建て金には圧迫要因となった。
金ETFは、1175.39トン(-1.46)。
NY白金は続落。802.70ドル(-1.90)。
パラジウムも安い。1845.10ドル(-43.40)。
*25日のNY原油は、景気回復への期待が盛り返し反発した。38.72ドル(+0.71)。5月米耐久財受注額は前月比15.8%増と、5年10カ月ぶりの伸びとなった。最新週の新規失業保険申請は148万件と市場予想を上回った。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、一部の州で新型コロナウイルスの感染が急増しているが、全国規模で増加しているわけではないとの見方を示した。ただ、米国の一部州で新型コロナウイルスの感染者が増加したことが上値を抑制した。地図情報大手トムトムによると、6月の世界の主要都市の道路交通量は2019年の水準に回復した。

*25日のシカゴ・トウモロコシは4日続落。317.25セント(-7.00)。
米中西部の生育に好ましい天気予報を受け、作柄が改善されるとの見通しが重石となった。
シカゴ大豆は4日続落。869.25セント(-1.50)。米中西部の降雨予報が、作柄を改善させるとの見通しが強まった。米中西部の降雨予報を受け、アナリストらは大豆の作付け状況が改善すると予想している。

*25日のNYダウは、米金融当局が発表した規制緩和を好感し反発した。2万5745.60ドル(+299.66)。新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念も強く一時200ドル超下落する場面もあった。米連邦準備制度理事会(FRB)などは25日、金融危機後に導入した金融規制を一部緩和すると発表した。デリバティブ取引に伴う証拠金規制を緩和するのに加え、ファンドへの投資も拡大しやすくする内容。金融機関の手元資金増加や投資機会拡大につながるとの期待が広がり、金融株が大きく上昇、相場を押し上げた。また、原油価格の持ち直しで、エネルギー関連株も買われた。フロリダ州やアリゾナ州などでは感染者が急増。テキサス州は、経済再開の動きを一時中断すると発表した。景気回復の遅れへの懸念は強く、株価は伸び悩む場面も多かった。

【26日の経済指標】
(中) 休場 
08:30   (日) 6月 東京都区部消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  0.2%  
20:00   (墨) 5月 貿易収支  -30.87億ドル  ― 
21:30   (米) 5月 個人所得 [前月比]  10.5%  -5.4% 
21:30   (米) 5月 個人消費支出(PCE) [前月比]  -13.6%  5.1% 
21:30   (米) 5月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比]  0.5%  ― 
21:30   (米) 5月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター) [前月比]  -0.4%  0.1% 
21:30   (米) 5月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター) [前年同月比]  1.0%  ― 
23:00   (米) 6月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値  78.9  

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「NY原油、35~45ドルのレンジを想定」
*今週のNY原油は、週明け22日に需給改善への期待から40.46ドル(+0.71)。と3カ月半ぶりに40ドル台を回復した。

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石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟産油国で構成するOPECプラスが協調減産順守をより徹底する見通しに加え、新型コロナウイルスの世界の感染者数が記録的な増加を示しているにもかかわらずロックダウン(都市封鎖)の緩和が続いていることが好感された。

*また、最新週の米国の石油・天然ガス掘削リグの稼働数が7週連続で過去最低を更新したことも支援要因となった。

*しかし、23日、24日は利益確定売りが優勢となった。米国では1日あたりの新規感染者数が、2番目の大きさを記録し、「第2波」への警戒感が高まったことが背景。ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットの3州が、感染増加地域からの来訪者に隔離を求めると発表したが、ドライブ需要が妨げられとみなされた。IHSマークイットが発表した6月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値がユーロ圏と比べてさえない内容だったことも売り要因になった。中国、中南米、インドでも感染者数が増加していることから、夏場の航空機需要も回復のメドがたたず、燃料需要の一段の低下が懸念されている。

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*米エネルギー情報局(EIA)が24日発表した19日までの1週間の米石油在庫統計によると、原油在庫は前週比140万バレル増加し、事前予想の29万9000バレルを上回った。3週連続で過去最高を記録し、供給超過への懸念が強まった。一方、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟産油国で構成するOPECプラスが協調減産順守をより徹底する見通し。サウジアラビアやロシアなど主要産油国による石油輸出国機構(OPEC)プラスは合同閣僚監視委員会を開催し、イラクやカザフスタンが、5月の減産未達成分を今後相殺すると約束した。

*こうした背景から、米金融大手バンク・オブ・アメリカは、主要産油国による減産などを理由に、原油価格予想を引き上げた。WTIについて、今年の平均価格を1バレル=39.70ドル(従来予想32.00ドル)に引き上げ、2021年は47.00ドル、22年を50.00ドルと予想した。
*ただ、短期的には「第二波」への懸念が上値を抑えよう。
*NY原油は当面、35~45ドルのレンジで推移すると予想する。

【6月24日海外市況】
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*24日のNY外国為替市場では、新型コロナウイルスの感染再拡大や景気回復の遅れへの懸念から、ドル買いが強まり、107円近辺に上昇した。106円99銭~107円09銭。米国では、経済活動を早期に再開した地域を中心に、新型コロナの感染者が増加。ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットの3州は、感染が増加している地域からの来訪者に2週間の隔離を求めると発表した。国際通貨基金(IMF)は2020年の世界経済の成長率見通しを下方修正した。また、トランプ米政権は、欧州航空機大手エアバスへの補助金をめぐり、欧州連合(EU)への報復関税強化を検討することを明らかにした。市場では、景気回復の遅れに加え、米欧の貿易摩擦激化への警戒感が高まり、ドルが主要通貨に対し上昇。円も下落した。
*24日のNY金は、NYダウの下落を受けた損失補填の換金売りなどに圧迫され、4営業日ぶりに反落した。1775.10ドル(-6.9)。一時1796.10ドルの高値を付けたが、マイナス圏に沈んだ。この日のNYダウは、米国内で新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることを嫌気して大幅下落。新型コロナウイルスの新たな感染者が世界的に急増していることを受け、投資家の間では、急いで資産を現金へと換金させる動きが先行した。
金ETFは1176.85トン(+7.60)。年初最大で年初からは31.7%増。
NY白金は4日ぶり反落。804.60ドル(-41.80)。
パラジウムも安い。1888.50ドル(-62.60)。
*24日のNY原油は、新型コロナウイルスの感染再拡大や景気回復の遅れへの懸念が広がり、大幅続落した。38.01ドル(-2.36)。米国では1日の新規感染者数が、流行が始まってから2番目の大きさを記録。中国、中南米、インドでも感染者数が増加していることが投資家を不安にさせ、原油相場を圧迫した。米国では、早期に経済活動を再開した南部や西部を中心に、新型コロナの感染者が急増。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は前日の議会証言で、「憂慮すべき増加」が起きていると懸念を示した。米エネルギー情報局(EIA)が24日発表した19日までの1週間の米石油在庫統計によると、原油在庫は前週比140万バレル増加した。在庫の伸びは事前予想の29万9000バレルを上回った。原油在庫は3週連続で過去最高を記録した。市場予想を超える増加幅となり、供給超過への懸念が強まった。国際通貨基金(IMF)は24日、新型コロナの世界的流行は当初考えられていたよりも広範で深刻な打撃を経済に与えているとの認識を示し、2020年の世界国内総生産(GDP)予想を一段と引き下げた。
*24日のシカゴ・トウモロコシは3日続落。324.25セント(-0.75)。米中西部での生育に好ましい天気予報や、株式・原油相場の大幅下落が背景。米中西部では、降雨や穏やかな気候が見込まれており、収穫への懸念が和らいだ。一方、堅調な現物相場や、エタノール生産の増加で下値は限られた。
シカゴ大豆は3日続落。870.75セント(-4.25)。米中西部での生育に良好な天気予報に加え、株・原油安に圧迫された。米中西部では降雨が見込まれ、全般的に穏やかな気候になるとの予報を受け、大豆の収穫をめぐる懸念が後退した。
*24日のNYダウは、米国内で新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることを懸念し、急反落した。2万5445.94ドル(-710.16)。下げ幅は一時850ドルを超えた。23日の米国の新型コロナ新規感染者は3万5588人と、危機が始まって以来、過去2番目の多さとなった。トランプ大統領が遊説に訪れた西部アリゾナ州では、3591人と過去最多を記録。南部テキサス州でも入院患者が急増し、医療現場の混乱を招いている。全米50州のうち半分以上の州で感染者が増加傾向にあり、市場では経済活動が再び停滞することへの懸念が広がった。また、ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットの北東部3州が24日、新型コロナの感染率の高い州からの来訪者に対し、2週間の自主隔離を求める勧告を出すと発表。人の移動が抑制されるとの思惑から、航空株など旅行関連株の売りにつながった。国際通貨基金(IMF)は24日、最新の世界経済見通しで、2020年の成長率をマイナス4.9%と4月時点の予測(マイナス3.0%)から下方修正した。新型コロナの感染拡大が収束せず、景気回復が想定より鈍いと分析。1930年代に深刻化した大恐慌以来の不況に陥ると警告したことも嫌気された。

【25日の経済指標】
未定   (中) 休場
07:45   (NZ) 5月 貿易収支  12.67億NZドル
15:00   (独) 7月 GFK消費者信頼感調査  -18.9 
18:30   (南ア) 4月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  3.3%   
20:00   (トルコ) トルコ中銀、政策金利  8.25%   
21:30   (米) 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) [前期比年率]  -5.0%  -5.0% 
21:30   (米) 1-3月期 四半期GDP個人消費・確定値 [前期比年率]  -6.8%   
21:30   (米) 1-3月期 四半期コアPCE・確定値 [前期比年率]  1.6%   
21:30   (米) 5月 耐久財受注 [前月比]  -17.2%  10.0% 
21:30   (米) 5月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比]  -7.4%  
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数 
27:00   (墨) メキシコ中銀、政策金利  5.50% 

*マーケットスクランブル出演
https://www.mkt-s.com/past_video/

*ストックボイス「FXフォーカス」出演
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「NY金、1800ドルの可能性大」 
*米連邦準備制度理事会(FRB)は、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利を少なくとも2022年末まで継続するとし、金融緩和の長期化を見込んだ。世界的にロックダウン(都市封鎖)解除を受けて新型コロナウィルス「第2波」への警戒が高まっている。特に米国は、感染者数、死者数ともに世界最多。経済活動再開への期待と不安が混在している。こうした環境の中で、安全資産である金は底堅く推移している。

*ファンドの買いにも増加の兆しが出てきた。CFTC建玉では直近のファンドの買い越しは22.4万枚と前週より1万5700枚増加。
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*「世界的な金融緩和がもたらす将来のインフレ懸念」、「感染第二波の影響」、「米中間の緊張」、「米大統領選の不透明感」等を強材料に、NY金は現在1700~1750ドルのレンジを上抜けてきた。
*1750~1800ドルのレンジに上方シフトしてきており、1800ドル達成をうかがう展開になると予想。

*「安全資産」需要を背景に金ETFは増加し、6月23日時点で1169.25トンと年初来の最大保有となった。年初からおよそ31%増加で、2013年4月以来の水準となった。

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*先物市場ではファンドがようやく買いをふやしつつあるが、現物市場では一貫して金の保有が拡大している。景気先行きについて強気と弱気の見方が交錯しており、株価も不安定な状況で、安全資産である金需要が継続している。

*金融緩和等の景気刺激策を受けて年初からNY金は16%、東京金は14%それぞれ上昇している。
金は保有していても利子を生じないが、「株価」、「インフレ」、「ドル安」等の懸念に対するヘッジの対象となる。
*23日の米各種PMIが予想より悪かったことでNY金は押し上げられた。東京金も6000円の大台を回復している。

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*6月に入り米経済指標が予想より悪くないとの見方から楽観的見通しから株価が上昇し、金には重石となってきたが、その後の経済指標は期待できる内容ではなかったことから市場には失望感が強まっている。米中関係の軋轢や米大統領選挙を巡る分裂騒動等も金相場を支援しよう。東京金が上場来最高値6133円を更新する可能性は高いだろう。

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