4月7日(火)
【4月6日の海外相場および市況】
*週明け6日のNY外国為替市場では、新型コロナウイルスの感染拡大が欧州の一部で1日の死者数が減少したことで、安全資産である円が売られた。109円18〜28銭。 感染拡大が深刻なスペインやイタリアで、感染者や死者の増加ペースが鈍化。米国で最も感染者が多いNY州でもここ2日間は死者の増加数がほぼ横ばいだった。一方、日本政府は7日に非常事態宣言をする方針。市場では、欧米で新型コロナ拡大が終息に向かうとの期待が高まり、円を売り、ドルやユーロを買う動きが広がった。円は対ユーロでも下落した。米株価上昇もドル買いを促した。
【4月6日の海外相場および市況】
*週明け6日のNY外国為替市場では、新型コロナウイルスの感染拡大が欧州の一部で1日の死者数が減少したことで、安全資産である円が売られた。109円18〜28銭。 感染拡大が深刻なスペインやイタリアで、感染者や死者の増加ペースが鈍化。米国で最も感染者が多いNY州でもここ2日間は死者の増加数がほぼ横ばいだった。一方、日本政府は7日に非常事態宣言をする方針。市場では、欧米で新型コロナ拡大が終息に向かうとの期待が高まり、円を売り、ドルやユーロを買う動きが広がった。円は対ユーロでも下落した。米株価上昇もドル買いを促した。
*週明け6日のNY金は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気減速懸念を背景に買われ、3営業日続伸した。1693.90ドル(+48.20)。ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計によると、新型コロナによる世界全体の死者は6日時点で7万人を突破。感染者数は130万人に達した。経済活動の長期的な停滞で景気が大幅に落ち込むとの懸念が強まり安全資産である金が買われた。日本では安倍首相が6日、新型コロナの感染拡大を受け、総額108兆円規模の緊急経済対策を実施すると発表。7日には東京など7都府県を対象に緊急事態宣言を発令する方針。実施期間は同日から5月6日までの1カ月間。イエレン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長は6日、新型コロナ感染拡大による景気悪化に関し、「現在の失業率は12〜13%で、さらに上昇している」と警告。また、ドイツのメルケル首相は「欧州連合(EU)は創設以来最大の課題に直面している」と危機感を示した。世界最大の金ETF(上場投資信託)、SPDRゴールド・トラストの金保有高は3日に0.7%増の978.99トンと、3年超ぶりの高水準となった。
NY白金は反発。732.0ドル(+13.90)。
パラジウムは続落。2076.8ドル(-29.20)。
パラジウムは続落。2076.8ドル(-29.20)。
*週明け6日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の緊急テレビ会合が延期となったことで減産合意への期待が後退し、3営業日ぶりに反落した。26.08ドル(-2.26)。先週、主要産油国のサウジアラビアは、原油価格の低迷を受け、OPECプラスの会合の開催を要請。対立していたロシアも応じ、6日にテレビ会議を開くと決めた。トランプ大統領が日量1000〜1500バレルの減産で合意する可能性があるとの見通しを示した。市場では、供給過剰の緩和期待が広がった。ただ週末、原油価格低下の原因をめぐり、サウジ、ロシアの対立が再燃。テレビ会議の開催が9日に延期されると、減産合意への期待が後退すると売りが優勢となった。
*週明け6日のシカゴトウモロコシは続落。327.75セント(-3.00)。感染ペースの勢いに歯止めがかからない新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)の中で、エタノール需要が急落したことを受け、約定新安値を更新した。
シカゴ大豆は反発。855.50セント(+1.25)。南米での干ばつで、ブラジルの収穫が減少するとの見方を手掛かりに買いが先行した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)は、世界的な供給を混乱に陥らせ、需要減につながるとの懸念をかき立てており、相場に下押し圧力をかけ続けている。ブラジルの農業調査会社アグルーラルは、同国南部の干ばつを理由に、2019年〜20年大豆収穫高を下方修正した。
*週明け6日のNYダウは、一部の国で新型コロナウイルスの感染ペースが鈍化したことを好感し、急反発した。2万2679.99ドル(+1627.46)。週末から週初にかけ、イタリアやスペインなどで新型コロナによる死者・感染者の増加ペースが鈍化。米国で最多の感染者が出ているNY州でも、5日発表した新たな死者数が初めて前日を下回った。同州では5、6日の2日間で死者数は「実質横ばい」となった。投資家の警戒感が和らぎ、株価は終日大幅高で推移した。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国が、米国の減産を条件に減産に合意する見通しだと報じられ、買いが加速した。投資家の不安心理を示す「VIX指数(恐怖指数)」が45.24と、2週間ぶりの低水準まで落ち着いたことも好感された。
【7日の経済指標】
08:30 (日) 2月 全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比] -3.9%
08:30 (日) 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比] 1.5%
10:30 (豪) 2月 貿易収支 52.10億豪ドル
13:30 (豪) 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表 0.25%
14:00 (日) 2月 景気先行指数(CI)・速報値 90.5
14:00 (日) 2月 景気一致指数(CI)・速報値 95.2
15:00 (独) 2月 鉱工業生産 [前年同月比] -1.3%
20:00 (墨) 3月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 0.42%
28:00 (米) 2月 消費者信用残高 [前月比] 120.2億ドル
*第244回
『おしえて陳さん』
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/
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*ストックボイス「FXフォーカス」出演
https://www.stockvoice.jp/vod_playlists/PL84385BD60AE8CDE1
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*マーケットスクランブル出演
https://www.mkt-s.com/past_video/
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