テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【ドル円テクニカル分析】

ドル円は短期的に調整安場面を迎えそうだ。

1時間足を見ると、転換線を下回っており、転換線の向きが下向きに転じている。
基準線が121円にあるが、ここでサポートされるなら、下げ止まって再び上昇する可能性はある。

しかし、121円を割り込むと、下落基調が強まって72本移動平均線(現時点で120.30円)に向かって下落する可能性が高まるだろう。すでにMACDはデッドクロスして、下落シグナルが発生している。72本移動平均線との乖離率はダブルトップを形成しており、調整安が示唆されている。

今夜、121円が維持されるかどうか注意したい。

*ドル円1時間足
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情報提供:(株)インベステック
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【12月8日 国内市況終値】
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*金は上昇。先週末は、11月の米雇用統計が良好だったことからドルが大きく上昇したため、NY金は下落したが、121円台に乗せた円安を受けて東京金は上昇した。週明けの時間外取引は反発しており、これを受けて週明けには4670円と年初来最高値を更新した。ドル建て金価格に変化がなければ、1円の円安で40円近く上昇するため、円安基調にある現在、NY金相場の動向よりも為替の影響の方が大きそうだ。RSI(14日)=71.5%。白金も時間外取引の上昇と円安を受けて上昇。RSI(14日)=70.4%。

*中東産原油は軟調。円安がサポートとなって下げ幅が圧縮された。WTI時間外取引も下げ幅を縮めた。石油製品はガソリン、灯油共に、朝方は先週末の原油安を受けてマイナスだったが、時間外相場の引き締まりと円安を受けてプラスサイドに反発した。ただ、終値は10日、25日、50日の3本の移動平均線を下回ったまま。RSI(14日)=31.5%。先週末5日のWTIは、サウジアラビアの販売価格引き下げやドル高を背景に続落し、終値では2009年7月29日の63.35ドル以来約5年4カ月ぶりの安値で引けた。週明けの時間外では一時64.63ドルと、年初来安値の63.73ドル以来の安値に下落したが、次第に買い戻されて65ドル台に戻した。国内では、寒さが厳しくなったことで、冬場の灯油需要が意識されて下落に対する警戒感が出ている。年末年始はお歳暮のトラックの配送や帰省によりガソリン需要も増える。東京ガソリン終値は、10日、25日、50日の3本の移動平均線を下回ったままで、RSI(14日)=32.2%。東京灯油終値も、10日、25日、50日の3本の移動平均線を下回ったままで、RSI(14日)=32.8%。

*東京ゴムは反発。大幅な円安を受けて朝方は一時205円20銭まで上昇し、11月26日以来2週間ぶりの高値を付けた。その後は、円安の一服や上海相場の軟化を受けて上げ幅を縮小した。天然ゴム生産国連合(ANRPC)は5日の月報で、今年の世界生産見通しを3カ月連続で下方修正し、前年比7.6%減の1032万トンとしたことは強材料となった。本日の上昇で、終値は10日、25日、50日の3本の移動平均線を上回った。RSI(14日)=52.6%と強地合いに転じた。

*トウモロコシは続伸。シカゴ相場の上昇に加え円安が加わって、11月17日に付けた直近高値の2万6560円を上抜き、20日高値を更新した。RSI(14日)=67%。シカゴトウモロコシは、好調な輸出や、エタノールの増産が強材料になっている。ただ、シカゴ相場は395セントと、400セントの大台が接近しており、割安感が解消される可能性もある。一般大豆も先週末のシカゴ相場高と円安を受けて大幅上昇となった。これで、終値は10日、25日、50日の3本の移動平均線を上回った。RSI(14日)=63.4%。

*週明け8日の東京外国為替市場のドル円相場は、早朝のオセアニア市場で121円80銭台まで上昇したが、日本の第3四半期(7~9月期)GDP改定値が下方修正されたため、121円前半まで反落した。その後は121円半ばに浮上して小動きとなった。第3四半期GDP改定値は前期比で-0.5%となり、予想の-0.1%を下回った。速報値は-0.4%だったため、上方修正が期待されていた。前期比年率も-1.9%となり、予想の-0.5%を下回った。速報値は-1.8%だった。

*日経平均株価は、円安を受けた買いと下方修正された第3四半期(7~9月期)GDP改定値を巡っての売りが交錯したが、結局、小幅ながら7営業日続伸した。日銀の上場投資信託(ETF)買いが入るとの期待がサポート要因となって、一時1万8030.83円と2007年7月以来の1万8000円の大台乗せを実現した。ただ、11月の景気ウオッチャー調査では、先行き判断DI(指数)ともに好不況の分かれ目とされる50を下回ったため、マイナスに転じる場面もあった。

*東京金1時間足
3本の移動平均線(18本、36本、54本)にサポートされてじりじりと下値を切り上げ、日中取引では、4670円と年初来高値を更新した。上昇トレンドに変化はないが、現時点では、MACDは横ばいで推移しており、上昇のモメンタムが弱まっている。ストキャスティックス(スロー12本)はダブルトップを形成しているため、直近のサポートラインである4630円を下回ると調整安場面を迎える可能性がある。
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情報提供:(株)インベステック
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【豪ドル円テクニカル分析】

先週5日に発表された11月の米雇用統計を受けてドル円が121円半ばまで上昇した影響で、豪ドル円も101円台に浮上した。11月26日以降、何度か100円のサポートを割り込むような動きを見せてきたが、先週末の上昇で、目先的には下抜けが回避された。

しかし、4時間足を見ると、先週の反発で101.38円まで上昇したものの、一目均衡表の雲の上限に抑えられており、レンジを上回ってはいないことがわかる。

上昇相場が再開するには、雲の上限をブレイクする必要がある。上方にブレイクすれば102円を目指す展開になるだろう。

現時点では雲の下限を割り込むような動きを見せており、雲を割り込めば再び100円のサポートを試す可能性もありそうだ。その場合、11月下旬以降に100~102.86円(11月22日高値)のレンジが形成されているため、100円を割り込めば、このレンジ幅102.86-100=2.86円をレンジの下限から下に伸ばして、100-2.86=97.14円が下値目標値として算定される。

また、10月以降の安値は91.75円で、高値は102.86円なので、これにフィボナッチリトレースメントを当てはめると、0.38倍押し=98.64円、0.5倍(半値)押し=97.31円、0.62倍押し=95.97円となり、半値押しのレベルとレンジ下放れで算定された数値がほぼ一致するため、97円台はサポートラインとして有効に機能しそうだ。

MACDはゼロラインに差し掛かっており、上に抜けるか、再び反落するかのポイントに来ている。ストキャスティックス(スロー12本)は80%を割り込んで下向きに転じており、調整安を示唆している。現状は、再び100円のサポートラインを試す可能性が高そうだ。

*豪ドル円4時間足

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【11月米雇用統計と金、ドル円】
5日に発表された11月の米雇用統計は、非農業部門就業者数は前月比32万1000人増と、市場予想の23万人増を大幅に上回った。市場のリスク回避が後退し、株式市場に資金が流入したため、安全資産の金には売りが強まった。堅調な米雇用統計を背景に早期利上げ観測が強まり、為替市場では、ドル買い・ユーロ売りが活発化し、ドル建て商品価格は割高感が強まって、金の売りにつながった。

ドル円は、2007年7月23日以来約7年4カ月ぶりに121円台に急上昇し、一時121円70銭近辺まで値を上げた。チャートを見ると、日足、週足からは次の上値目標値が見つからず、市場では、月足から2007年の高値124円台が意識されている。124円を超えれば2002年の135円、長期的には1998年の147円台が視野に入ってくる。

*ドル円月足
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NY金は、一目均衡表の雲の抵抗を受けて反落し、50日移動平均線を割り込んだ。MACDもゼロラインで押し返される展開になりそうだ。RSI(14日)も50%を割り込んで地合いは弱くなっている。転換線と基準線のある1175~1180ドルのゾーンで下げ止まるかどうかがポイントになるだろう。ここを割り込むと、再び1150ドル割れも想定される。

*NY金日足

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東京金は、先週末の夜間取引で、円安を受けて4670円と年初来高値を更新しているが、上ヒゲが続出し、高値警戒感が強まってきているようだ。日足の動きとRSI(14日)では逆行現象が出現しており、終値が4600円を割り込めば、調整安場面が訪れる可能性がありそうだ。

*東京金日足
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12月8日(月)
【12月5日の海外相場および市況】
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*NY金は続落。終値は10日移動平均線を割り込み、RSI(14日)=47.9%と50%を下回った。11月の米雇用統計が予想以上に良好な内容だったことから、米国の早期利上げ観測が高まり、為替市場でドルが大幅に上昇し、ドル建て金は割高感が強まって売りが優勢となった。米労働省が発表した11月の雇用統計は、非農業部門就業者数は前月比32万1000人増と、市場予想の23万人増を大幅に上回った。市場のリスク回避が後退し、株式市場に資金が流入したため、安全資産の金は売りが強まった。堅調な米雇用統計を背景に早期利上げ観測が強まり、為替市場では、ドル買い・ユーロ売りが活発化し、ドル建て商品価格は割高感が強まって、金や原油の売りにつながった。CFTC建玉12月2日時点:ファンドの買い越しは8万9330枚(前週比+1万3123枚)と買い越し幅は増加。総取組高は36万8128枚と前週より2万24枚減少し、新規の売りが減少している。

*イスタンブール金取引所の統計によると、11月のトルコの金輸入量は46.9トンと前年比で倍増し、6年超ぶりの高水準となった。

*ペルーのエネルギー・鉱山省は5日、同国の10月の産金量が前年同月比8.9%増の13.45トンとなり、1年超ぶりの増加に転じたと発表した。国内最大級のヤナコチャ金鉱山での生産が前年比63%増と大幅増加したことが主因。同山は国内最大規模の生産を誇っている。ペルーは世界5位の産金国。銅と銀の生産国としては3位となっている。

*白金はドル高を受けて急反落。終値は10日移動平均線を下回り、RSI(14日)=47.4%と50%を下回った。CFTC建玉12月2日時点:ファンドの買い越しは2万5826枚(前週比3504枚)と買い越し幅は若干増加。総取組高は6万3522枚と前週より520枚減少し、新規の売りが大幅に減少している。


*NY原油は、サウジアラビアの原油販売価格引き下げやドル高を受けて続落。RSI(14日)=27.4%。米雇用統計の改善を受けて上昇する場面もあったが、サウジが前日、1月積みの米国およびアジア向け公式原油販売価格(OSP)をそれぞれ0.7ドル、1.9ドル引き下げたことが蒸し返されて売りが強まって反落に転じた。米雇用統計発表後に、為替市場でドルがユーロに対し急伸したこともドル建て原油価格の割高感が強まって売り要因となった。CFTC建玉12月2日時点:ファンドの買い越しは26万4996枚(前週比+1万1995枚)と買い越し幅は増加。総取組高は143万9654枚と前週より5万3019毎増加し、新規の買いが増える一方、新規の売りが減少している。北海ブレント原油も、米雇用統計の強い数字を反映したドル上昇を受けて下落。


*米金融大手モルガン・スタンレーは5日、原油の供給過剰と石油輸出国機構(OPEC)の減産見送りを理由に、2015年と16年の北海ブレント原油価格見通しを下方修正した。ブレント原油価格予想は2015年が70ドル、2016年は88ドルとし、従来予想からそれぞれ引き下げた。ただし、供給過剰は、来年下半期にピークに達するとみている。


*コーンは続伸。堅調な輸出需要と大豆相場高が強材料になって、3週間ぶりの高値を付けた。終値は10日、25日、50日すべての移動平均線を上回り、RSI(14日)=62.9%。CFTC建玉12月2日時点:ファンドの買い越しは24万139枚(前週比-4960枚)と買い越し幅は減少。総取組高は119万2166枚と前週より2万5470枚減少し、新規の買いが大幅に減少している。


*大豆は大幅続伸。新たな輸出需要や大豆ミール高が支援材料となった。2014~15年度渡しで24万トンの米国産大豆を民間輸出業者が売却したと、米農務省が発表すると、相場は上昇に転じた。終値は10日、25日、50日すべての移動平均線を上回り、RSI(14日)=54.5%。CFTC建玉12月2日時点:ファンドの買い越しは1430枚(前週比-1万7812枚)と買い越し幅は大幅減少。総取組高は67万5751枚と前週より3177枚増加し、新規の買いが大幅に減少している。


*週末5日のNY外国為替市場のドル円相場は、予想以上に堅調な米雇用統計の発表を受けてドル買いが進み、2007年7月23日以来約7年4カ月ぶりに121円台に急上昇し、一時121円70銭近辺まで値を上げた。11月の米雇用統計では、非農業部門就業者数は前月比32万1000人増加し、市場予想の23万人前後を大きく上回った。失業率は5.8%で変わらず。ユーロは、強い米雇用統計を受けて対ドルで大幅下落した。1.23ドルを割り込み2012年8月20日以来約2年3カ月ぶりの安値をつけた。一方、ユーロ円は149円台に上昇し、2008年10月1日以来約6年2カ月ぶりの水準に続伸した。


*週末5日のNY株式相場は、11月の米雇用統計が予想を上回る強い内容となったことを好感し反発し、終値としての史上最高値を2営業日ぶりに更新した。強い米経済指標は早期利上げ観測を強め、株価を圧迫する要因にもなるが、市場では景気が強ければ利上げに耐えられるとの見方が強まっているという。

【本日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 10月経常収支 +9630億円 +3701億円
08:50 (日) 10月貿易収支 -7145億円 -5696億円
08:50 (日) 第3四半期GDP・二次速報 [前期比] -0.4% -0.1%
   (日) 第3四半期GDP・二次速報 [前期比年率] -1.6% -0.5%
16:00 (独) 10月鉱工業生産 [前月比] +1.4% +0.4%
未定 (中国) 11月貿易収支 +454.1億USD +439.5億USD 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

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