テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【9月8日の海外相場および市況】
*NY金=1254.30ドル(-13.00)、NY銀=1896.10セント(-19.50)
*NY白金=1397.50ドル(-13.50)、NYパラジウム=886.50ドル(-5.30)
*WTI原油=92.66ドル(-0.63)、ブレント原油=100.20ドル(-0.62)
*シカゴコーン=348.25セント(-7.75)、シカゴ大豆=1008.50セント(-13.00)
*NYダウ=17111.42ドル(-25.94)、CRB指数=286.7549(-1.2650)
*NYドル円=106.040(+0.055)、NYユーロドル=1.2891(-0.0008)
*日本10年債=0.525(-0.013)、米10年債=2.472(+0.013)
*VIX=12.66(+0.57)

*週明け8日のNY金は大幅下落。ドルが対ユーロ、対円で上昇する中、ドル指数 が13カ月ぶりの高値となる中ドル建て金価格の割高館が強まり売られた。1250ドル台まで下落し、約3カ月ぶりの安値圏に値を沈めた。ウクライナ情勢の緊張緩和を受けて、地政学的リスクが後退したことも弱気要因。NY白金は反落。ドル高が進行し、金相場が大幅下落したことに影響受けたようだ。4月24日以来の1400ドル割れとなった。

*週明け8日のNY原油は続落し、1月以来の安値水準に沈んだ。ロンドン北海ブレント原油は1年4カ月ぶりの安値に下げた。前週末の米雇用統計が低調となったほか、8月の中国貿易統計で輸入が市場予想に反して2カ月連続の減少となったため、世界的な原油需要の減退観測が強まった。8日のリビア原油生産が日量74万バレルで、前日の72万バレルから増加。7月平均の日量40万バレルを上回っで推移しているため、需給が緩むとの見方も強まった。

*週明け8日のシカゴコーン、大豆は共に反落。今週の米中西部産地で、降霜に対する懸念が和らいでいることが弱材料。

*8日、ドルが対円で約6年ぶりとなる106円台を付けた。米国の利上げ観測を背景に米長期金利が上昇し、ドル買いが強まっている。 一時106円09銭と前日の海外市場で付けた。2008年10月以来の高値に達した。ユーロ・ドル相場も海外時間に一時1ユーロ=1.2882ドルを付け、昨年7月10日以来のドル高・ユーロ安となった。8日の米国債市場では10年債利回り が一時2.48%と1カ月ぶりの水準まで上昇した。

*NYダウは反落。米国の利上げ観測を背景に米長期金利が上昇し、株式市場では高値警戒観が強まったようだ。

【本日の主な経済指標およびイベント】
(火) 香港休場(中秋節)
08:50 (日) 日銀金融政策決定会合議事要旨(8月7・8日分)
17:30(英)7月鉱工業生産指数(前月比) (前回=+0.3%、予想=+0.2%)
17:30(英)7月鉱工業生産指数(前年比) (前回=+1.2%、予想=+1.3%)
17:30(英)7月製造業生産高(前月比) (前回=+0.3%、予想=+0.3%)
17:30(英)7月製造業生産高(前年比) (前回=+1.9%、予想=+2.2%)
19:45(英)カーニーBOE総裁講演  


【国内市況終値】
*東京金=4290円(+3)、東京銀=65.3円(+0.3)、
*東京白金=4820円(-1)、東京パラジウム=3022円(-1)
*東京原油=66680(-210)、東京ゴム=196.6円(-1.0)
東京ガソリン=79780円(-30)、東京灯油=81830円(-270)
*東京コーン=24210円(+210)、東京大豆=49490円(+430)
*日経平均=15705.11円(+36.43)、東京ドル円=105.09円(+0.045)

*明け8日の東京金は、午前は、先週末のNY金は米雇用統計の弱気な内容を受け小反発したが、円相場が強含みとなって上値を削った。午後はNY時間外の上伸を眺め、反発に転じプラス圏に浮上した。白金はNY高と円高でまちまち。

*東京原油は下落。先週末の欧米原油相場が雇用統計の悪化を受けて米景気への懸念から下落したのを受け、軟調に推移した。ガソリンは期近高・期先安でまちまち、灯油も原油安に連れて下落。

*東京とうもろこしは上昇。先週末のシカゴ相場が米産地での降霜への懸念を背景に上昇し、夜間相場も強含みで推移して、東京市場も上昇となった。一般大豆も上昇。夜間相場の上昇を受けた買いが入った。

*週明け8日午前の東京外国為替市場の円相場は、先週末の海外市場の流れを引き継いで始まった後、午前中は円が強含んで推移したが、午後にはドル買いが強まった。前週末の米雇用統計は弱い内容だったが、「単月の一時的な振れであり、米経済の回復基調の修正を迫るものではない」と受け止められている。
 
*週明け8日の東京株式市場は3営業日ぶりに小反発。円安基調が維持されたことが好感されたようだ。


【8月米雇用統計はネガティブサプライズ、金は底堅く推移】
8月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は、前月比予想23万人増に対し14万2000人増加となった。これは、市場予想の下限をも下回った。7月は21万2000人増(速報20万9000人増)に修正された。 失業率 は6.1%と、前月の6.2%から低下した。 労働参加率 は62.8%と、前月の62.9%から低下し、1978年以来の低水準に並んだ。非農業部門雇用者数は20万人台を割り込まないという大方の予想を大きく下回るネガティブサプライズとなったが、市場は、テーパリングは予定通り終了するだろうが、利上げ開始時期は(相当)先延ばしされるとの見方を強めたようだ。
 

ウクライナ政府と親ロシア派が5日、4月の戦闘開始以来初めて同国東部の停戦について文書で合意したため、地政学的リスクに対する懸念が後退したことも奏功し、NYダウは前日比67.78ドル高の1万7,137.36ドルで引けた。


NY外国為替市場ではドルが14カ月ぶりの高値から下げた。ドル円に関しては、当日の東京市場で105円70銭と2008年10月以来のドル高・円安水準に達したものの、雇用統計発表を受けて、一時104円66銭まで円は買い戻された。もっとも、米景気の回復基調に変化はないとの見方からドル売りは限定的で終値は105円台を維持した。

欧州中央銀行(ECB)は利下げを実施し、日本銀行は量的・質的金融緩和の維持を決定しているが、ここ1か月の騰落率をみると、ユーロは1.9%下落し、円も1%下落しているが、ドルは1.7%上昇している。ドル上昇基調は継続していると見てよさそうだ。

【NY金テクニカル分析】

NY金先物相場は低金利が維持されるとの見方から反発し、前日比0.80ドル高の1267.30ドルで引けた。安値は1258.0ドルで1250ドルが維持された。


NY金日足に一目均衡表を当てはめてみると、転換線が基準線を下回り、日足も雲を割り込んでいる上に、遅行線が実体とデッドクロスして、いわゆる「三役逆転」状態にあり、下落相場にあるといえる。

また、NY金のここ1年の値動きにフィボナッチリトレースメントを当てはめてみる。安値=1185.00ドル(2013年12月31日)、高値=1391.90ドル(2014年3月17日)。上昇幅は1391.9-1185.00=206.9ドル。高値から0.38倍押し=1313.28ドル、0.5倍(半値)押し=1288.45ドル、0.62倍押し=1263.62ドル、となる。終値ベースで0.62倍押しの水準が維持されたことに注目したい。

しかし、RSI(相対力指数)=36.9%と、30%の底値水準に近付いているため、ここからの下落幅も限定的だろう。6月3日の安値は1241.7ドルだった。

このレベルを割り込まなければ値固め期に入ったと見られ、今年後半の上昇相場の起点となる可能性が強まるだろう。日柄的には9月20日に雲のねじれの時間を迎えるため、このあたりで基調変化が起きる可能性がありそうだ。

*NY金

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9月8日(月)

【9月5日海外相場および市況】
*NY金=1267.30ドル(+0.80)、NY銀=1915.60セント(+1.80)
*NY白金=1411.00ドル(+2.70)、NYパラジウム=891.45ドル(+0.45)
*WTI原油=93.29ドル(-1.16)、ブレント原油=100.82ドル(-1.01)
*シカゴコーン=356.00セント(+9.50)、シカゴ大豆=1021.50セント(+18.25)
*NYダウ=17137.36ドル(+67.78)、CRB指数=288.0199(-0.6083)、VIX=12.09(-0.55)
*NYドル円=105.135(+0.065)、NYユーロドル=1.2953(+0.0001)
*日本10年債=0.537(+0.007)、米10年債=2.460(+0.009)

*週末5日のNY金は小反発。8月の米雇用統計で、景気動向を反映する非農業部門就業者数が市場予想を大幅に下回り、13年2月以来約8カ月ぶりの低水準となったことから、米国の早期利上げ観測が後退したほか、ドルが対ユーロで軟調となり、ドル建て金価格の割安感が強まったため、一時的に上昇する場面もあったが、買い一巡後はウクライナのポロシェンコ大統領と親ロシア派双方が、ウクライナ東部の停戦合意を発表し、地政学的リスクに対する懸念が後退したことから、上値を切り下げて引けた。

*NY白金は一時4月24日以来の安値を付けたが、その後は金の上昇に連れて小反発に転じた。

*週末5日のNY原油は続落。8月の米雇用統計で、非農業部門就業者数が市場予想を大幅に下回ったうえ、8カ月ぶりの低い伸びにとどまったことから、米景気の回復に伴う需要増加期待が萎んだ。ウクライナ政府と親ロシア派が5日、4月の戦闘開始以来初めて同国東部の停戦について文書で合意したため、地政学的リスクに対する懸念も後退した。

*週末5日のシカゴコーンは反発。利益確定の買戻しに加え、大豆高と米産地での降霜予報が強材料。シカゴ大豆は反発。米産地の一部での降霜予報や病害発生が強気要因。

*週末5日の外国為替市場の円相場は、105円を維持して引けた。8月米雇用統計は、非農業部門就業者数が市場予想を大きく下回り低調な内容だった。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が後退したため、ドルは円やユーロなどの対主要通貨で下落。一時104円台後半まで円高・ドル安が進行した。ただ、ウクライナ政府と親ロシア派が停戦で合意したと伝わると、ドルが買い戻され、105円台を回復した。

*米労働省が発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比14万2000人増加。増加幅は、予想値の下限も下回った。予想中央値は23万人増。前月は21万2000人増(速報20万9000人増)に修正された。 失業率 は6.1%と、前月の6.2%から低下した。


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【本日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 7月経常収支(前回=-3991億円、予想=+4442億円、結果=+4167億円))
08:50 (日) 第2四半期GDP・二次速報 (前期比 前回=-1.7%、予想=-1.8%、結果=-7.1%)
未定 (中) 8月貿易収支(前回=+473.0億USD、予想=+400.0億USD)

【9月5日国内市況終値】
*東京金=4287円(±0)、東京銀=65.0円(+0.2)
*東京白金=4819円(+5)、東京パラジウム=3023円(+46)
*東京原油=66900円(+10)東京ガソリン=79840円(+80)、東京灯油=82110円(+110)
*東京コーン=24010円(-110)、東京大豆=49050円(-400)
*日経平均=15668.68円(-7.50)、東京ドル円=105.32円(+0.110)

*週末5日の東京金は、4日のNY金相場が欧州中央銀行(ECB)による追加緩和を受けたドル高・ユーロ安を要因に反落した流れを引き継いで売り先行。後場は、今夜の米雇用統計発表を控えてポジション整理が入り変わらずで引けた。白金は小反発。NYは下落したものの、105円台の円安受けて買いが優勢となった。

*8月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比22万5000人増と好内容が予想されている。

*東京原油は反発。好調な米経済指標を受けて需要増加期待から海外原油相場が上伸したため、強気買い優勢となった。ガソリン、灯油も連れて反発。

*東京コーンは続落。シカゴ相場安を受けて、売り優勢だった。先限は2012年6月以来の安値を付けた。一般大豆は下落。4日のシカゴ相場安を受けて軟調に推移した。

*東京外国為替市場の円相場は、一時、5年11カ月ぶりの円安水準となる105円70銭を付けた。

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