テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

11月17日(月)
【11月14日の海外相場および市況】
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*週末14日のNY金は、ショートカバーやテクニカルな買いが入り大幅続伸した。終値ベースでは10月30日(1198.60ドル)以来、2週間ぶりの高値となった。対ユーロでのドル安を背景にドル建て金の割安感が強まり買いが入った。原油相場が上伸したことも金の押上げ要因となった。10月の米小売売上高は前月比0.3%増と、市場予想の0.2%増を上回ったが、金相場への影響は限定的だった。売られ過ぎの状態が続いていたが、週末のG20を控えてかなりのショートカバーが入ったようだ。CFTC建玉11月11日時点:ファンドの買い越しは5万6043枚(前週比-7182枚)と買い越し幅は減少傾向にある。取組高は44万3422枚と前週比2万6045枚の増加で、新規のロングとショートが増えている。

*白金は金、銀に連れて5日ぶりに反発。CFTC建玉11月11日時点:ファンドの買い越しは2万2133枚(前週比+813枚)と微増。取組高は6万167枚と前週比155枚の増加でほぼ変化なし。

*週末14日の海外原油先物相場は、北海ブレントが2ドル近く上昇した。80ドルを割り込み、4年ぶりの安値に下落した後で買い戻しが入った。WTI原油は、米北東部と中西部での週末の冷え込みで暖房用需要が増えるとの観測から2%上昇した。ただ、市場が最も懸念している供給過剰が解消されたわけではなく、この上昇も懐疑的に見ている向きも多いようだ。27日に開催される石油輸出国機構(OPEC)会議では、相場を押し上げる具体的な対応が打ち出される可能性は、今のところないようだ。CFTC建玉11月11日時点:ファンドの買い越しは27万6832枚(前週比+8300枚)と買い越しはやや増加。取組高は150万9371枚と前週比1万635枚と増加しており、安値圏での取組が構成されつつあるようだ。

*米下院は14日、カナダと米メキシコ湾岸をつなぐ原油パイプライン「キーストーンXL」建設を承認する法案を可決した。ただ、上院も同様の法案を18日に採決する予定だが、可決されるかは不透明という。同パイプラインは、雇用増につながるとして野党共和党が建設推進を主張。これに対し、オバマ政権側は環境への影響懸念から慎重な姿勢を示している。ただ、民主党内でも石油を主要産業とする州の保守的な議員らは賛成している。

*国際エネルギー機関(IEA)は14日発表した月報で、石油市場について、中国経済成長鈍化と米シェールエネルギー生産増加で新しい時代に入ったと指摘、価格がすぐに高値へと戻る公算は小さいとの見解を示した。IEAは「北海ブレントで80~90ドルが新しい均衡点になるかもしれないとの観測がある一方、需給バランスからは価格下落がまだ行き着いていないことを示唆している」と分析し、供給混乱が新たに発生しなければ、価格下落圧力は2015年前半に一段と増す可能性があるとの見通しを示した。

*IEAの11月月報によると、2015年の石油需要予測は前年比114万バレル(1.2%)増の日量9358万バレルとなり、前月予想から5万バレル上方修正された。2014年は前年比68万バレル(0.7%)増の9244万バレルで、前月予想から4万バレル上方修正された。リビアで起きた油田の操業停止騒動は、需給逼迫の一因になる可能性があるが、ドル高や米国での生産増などの要因により、逼迫状態は緩和され、原油価格は軟化傾向が続くと分析している。

*コーンは反落。前日までに7月以来の高値を付けたため、週末要因から利益確定売りが強まった。前日は7月18日以来の高値となる389.00セントを付けた。CFTC建玉11月11日時点:ファンドの買い越しは2万5115枚(前週比+1万1823枚)と買い越しは増加。取組高は132
万8322枚と前週比2万3461枚と増加、ロングが増加し、ショートが減少している。

*大豆は現物市場の軟調を反映して大幅反落。11月限の受け渡しが大量だったため、圧迫されたようだ。CFTC建玉11月11日時点:ファンドの買い越しは21万392枚(前週比+2万2765枚)と買い越しは5週連続の増加。取組高は66万607枚と前週比5308枚と増加、ロングが増加し、ショートが減少している。

*週末14日のNY外国為替市場のドル円相場は、好調な米経済指標を受けた買いが強まり一時116円83銭まで上昇したが、米長期金利の低下を受けて116円台前半に戻して引けた。10月の小売売上高は前月比0.3%増と市場予想の0.2%増を上回った。11月のミシガン大学消費者景況指数暫定値は、89.4に上昇し、予想の87.5より上振れした。消費関連の指標が良好なため、年末商戦を前に米景気先行きに楽観的な見方が強まり、ドル買い・円売りが加速した。引けには上値を削ったものの、日本の消費再増税の先送りや衆院解散・総選挙観測などの不透明感から、円売り圧力が再び強まる可能性はありそうだ。

*週末14日のNYダウは、週末を控えて利益確定売りが優勢となり、反落して引けた。10月の小売売上高とミシガン大学の11月の消費者景況感指数がともに市場予想を上回ったことで、米景気の堅調ぶりが確認されたが、週前半に連日で最高値を更新していたため、週末を控えて利食い売りが強まった。

【本日の主な経済指標およびイベント】
06:45 (NZ) 第3四半期小売売上高指数 [前期比] +1.2% +0.8% +1.5%
08:50 (日) 第3四半期GDP・一次速報 [前期比] -1.8% +0.5% -0.4%
      (日) 第3四半期GDP・一次速報 [前期比年率] -7.1% +2.2% -1.6%
19:00 (ユーロ圏) 9月貿易収支 +92億EUR +180億EUR
22:30 (米) 11月ニューヨーク連銀製造業景気指数 6.17 12.00
23:15 (米) 10月鉱工業生産 [前月比] +1.0% +0.2% 

*数値は順に、前回、予想、結果。

【豪ドル円テクニカル分析】

豪ドル円は2014年の年初来高値を更新している最中にある。年初からの動きを見ると、2月3日の安値88.225円と10月10日の安値91.75円を結ぶラインがサポートラインになっていた。これと並行なチャネルラインを、2月3日以降の高値である4月4日の96.535円から引くと、9月5日の高値98.765円が、ほぼこのチャネルラインに一致する。

11日の大陽線でチャネルラインを上抜き、100円の大台に乗せた。RSI(14日)も80%近くまで上昇したため、高値警戒感から反落も予想されるところだが、一方で、高値98.765円と安値91.75円で形成されたボックスを上抜けたので、価格レンジが上方にシフトしてきたとの見方もできる。

ボックスをブレイクした後、5日の高値99.735円はチャネルラインの抵抗を受けて反落に転じた、6日には98.005円まで下落したが、そこから反発に転じてボックスの上限を再びブレイクしている。その後は、チャネルラインをブレイクしたが、既に4営業日が過ぎたので、日柄フィルターはパスしたと考えて良いだろう。つまり、今回のブレイクは信頼性が高い。

この場合、レンジ幅の98.765-91.75=7.015円をレンジの上限に上乗せして、98.765+7.015=105.78円が次の上値目標値として算定される。

以上は強気の見方だが、98円を割り込んだ場合、調整の下落になりそうだ。しかし、その場合でも50日、100日、200日移動平均線のある95~96.5円レベルではサポートされそうだ。

*豪ドル円日足
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【11月14日 国内市況終値】
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*金は小幅安。NY時間外相場が小安く推移したため、上値重い展開が続いた。ドル円は116円台前半で推移したが、引けにかけてNY時間外が下げ幅を広げて小安く引けた。白金もNY時間外安を受けて下落した。13日のNY金は米週間新規失業保険申請件数が前週比1万2000件増の29万件と市場予想よりも悪化したことをきっかけに買いが入ったが、時間外取引では反落した。市場は、今夜公表されるユーロ圏の7~9月期GDPや、10月の米小売売上高を待っている状況だろう。市場は、ユーロ圏GDPが低調で、米小売売上高は改善すると予想している。見通し通りであれば、ドル買い・ユーロ売りが進み、また米国経済指標の改善から利上げへの思惑も強まってNY金には弱材料となりそうだ。

*中東産原油はCBが発動され、4日続落。一時5万6880円まで値を下げ、10月24日(5万6460円)以来3週間ぶりの安値を付ける場面もあった。13日の海外原油相場が、約4年1カ月半ぶりの安値に沈んだため、売りが膨らみ、暴落となった。NY原油時間外相場が一段安となったため、売りが広がり、下げ幅が拡大した。石油製品も原油安につれて大幅に急落となった。27日の石油輸出国機構(OPEC)総会に向けて、一部で減産の話も出ているが、最大の産油国であるサウジアラビアが前向きでないため、市場の弱気感は払拭されていない。

*ゴムは小安い。午前は、利食い売りに安寄りした後、上海相場の堅調を眺めて値を戻した。17日に上海11月限納会、20日に生産3カ国協議を控え、様子見が強まっている。中国新車販売台数は1~9月の累計で、前年同期比7.0%増だったが、10月22日には中国汽車工業会の幹部が通年の成長見通しを従来の8.3%から4.6%へと大きく引き下げている。一方、13日のタイ・オファー価格はタイ産RSS3号、インドネシア産TSR20号とも上昇しており、3カ国協議で価格維持策が出ることへの期待が強まっている。

*トウモロコシは続伸。日中は、シカゴ相場がエタノール需要の増加を背景に上昇した流れを引き継ぎ、続伸して始まった。シカゴ時間外は軟化したものの、為替が円安に振れたことから下値を切り上げた。一般大豆は、まちまち。

*東京外国為替市場のドル円相場は、株高に買いが強まり116円台前半に上昇している。日経平均株価が堅調となったほか、ポンド売り・ドル買いがドル円に波及した面もあるという。

*日経平均株価は、利益確定売りに押される場面があったが、円安を受けて再び買われ、4営業日続伸した。

*東京金1時間足
13日の高値4331円、14日の高値4229円で2本の角(ツノ)が出現し、4330円レベルに上値抵抗線があることが示唆された。一方、13日の安値4288円は下ヒゲとなっており、ここは下値支持線になりそうだ。4288~4331円のレンジが形成された。本日の終値は移動平均線に辛うじてサポートされており、上昇基調は維持されている。夜間取引で、ここを下回った場合、4288円で下げ止まるかどうか注目される。逆に、4231円を上回れば4250円を目指す可能性が高まるだろう。
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ブログネタ
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【東京トウモロコシテクニカル分析】

東京トウモロコシの日足で、年初来高値2万8490円円(4月30日)と年初来安値2万2680円円(10月3日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、0.38倍押し=2万6280円、0.5倍(半値)押し=2万5590円、0.62倍押し=2万4890円となり、昨日13日には0.38倍押しをブレイクし、現在もここを上回って推移している。

11月11日には200日移動平均線を上回っており、大勢的に上昇相場で推移している。

そのため、0.38倍押しも上回っていることから、全値戻しが期待されるところだが、RSI(14日)が買われ過ぎゾーンに達していること、依然として50日移動平均線と100日移動平均線が200日移動平均線の下側にあることから、調整安を迎える可能性には注意しておきたい。

10月以降の今回の上昇相場は、一目均衡表の転換線にサポートされる格好で上昇しており、調整安となった場合、これが下げ止まりの目安になるだろう。そこで再び反発に転じれば地合いの強さが確認されるが、転換線を割り込んだ場合、調整の下げ幅は拡大しそうだ。転換線の下側にある基準線がサポートの目安になるだろう。

現在、50日移動平均線が緩やかに上昇しており、横ばいで推移している100日移動平均線に近づきつつある。長期的に下値は支えられ、押し目は買われていく展開になるだろう。

ただ、50日線と100日線がゴールデンクロスすれば長期上昇相場に移行するが、50日線が100日線で押し返された場合、再び下落基調に転換する可能性が高まるため注意が必要だろう。


*東京トウモロコシ日足

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【東京金テクニカル分析】

東京金の日足で、年初来高値4545円(3月13日)と年初来安値4074円(2月5日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、0.38倍押し=4366円、0.5倍(半値)押し=4310円、0.62倍押し=4253円となり、現在は4310円台で推移していることから、0.5倍戻しのラインに達しているところ。

12日の終値は4318円で0.5倍押しラインをブレイクして引けた。13日は夜間取引で一時4288円まで下落し、0.5倍押しラインの抵抗を受けて押し返されたと思われたが、下ヒゲを引いて引き戻し、終値は0.5倍押しラインの4310円を上回った。本日14日の終値が4310円を超えれば、3日連続して上回ったことになる。

なお、4280円より下側には50日、100日、200日の主要な移動平均線があり、これらが下値をサポートしている。

上値抵抗線や下値支持線のブレイクが確実かどうかを確認するには、日柄のフィルターを必要とするが、経験則から3日連続のブレイクは信頼性が高まる。

本日の終値が0.5倍押し=4310円を上回れば、半値戻しが達成されるため地合いはさらに強まり、0.38倍押しの4366円に向けて上昇するだろう。年末に向けて金の上昇相場が開始されるだろう。7月11日の高値4382円を上回れば、全値戻し(4545円)に向けて上昇していく可能性が高まる。

以上は強気の見方だが、4176円を下回った場合、年初来安値に向けて下落基調が強まるだろう。


*東京金日足
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