テクニカルマイスター

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【日経225テクニカル分析】

本日10日、日本の株式市場は大幅に下落となって日経225は1万5250円前後で推移している。日足チャートの一目均衡表を見ると、雲の下限に達しいる。しかも、1万5250円は1万3931円(5月21日)と1万4663円(8月8日)を結ぶ上昇トレンドラインがある。終値で雲の下限を下回ると、この上昇トレンドラインも下回るため、上昇相場が崩れる可能性が高まる。

MACDもデッドクロスして下落して、先行するラインがゼロラインを割り込んできている。RSI(相対力指数14日)は37.1%で地合いは悪化している。

仮に、今日、来週初めに雲を割り込んでも、早急に反発して雲を上回れば、上昇トレンドを維持したことになるが、1万5250円を下回ったままであれば、年末に向けて弱気相場が展開する可能性があるだろう。

*日経225日足
NK2251010

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10月10日(金)
【10月9日 海外相場および市況】

*NY金相場は、欧米株安を背景にリスク回避の動きが強まって買われた。終値ベースでは9月18日(1226.90ドル)以来約3週間ぶりの高値で引けた。米株の下げ幅が一時300ドル超下げるなど、欧米株安を背景に投資家心理が悪化。これを受けて、安全資産として金を買う動きが強まった。前日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、米早期利上げ観測が後退したことも、支援材料になった。ただ、ドル高や原油相場安が上値を抑えた。白金は4日続伸。

*米欧石油市場では、北海ブレントが続落し、一時90ドルを下回った。90ドル割れは2012年の夏以来。株価下落に加え、世界経済の先行きに対する懸念や原油在庫の拡大が相場を圧迫した。WTIも続落し、約1年10カ月ぶり安値を記録。また、ガソリンも約4年ぶりの安値を付けた。最大の産油国サウジアラビアが供給過剰解消に向けて、大幅な減産に踏み切る公算が小さいことが背景にあるようだ。
 
*コーンは小幅上昇し、7営業日続伸。米農務省が10日発表する需給報告を前にショートカバーの買いが入り、3週間ぶりの高値となった。相場は先週、5年ぶりの安値の318.25セントを付けたが、それ以降は上昇に転じている。米中西部の穀倉地帯で、降雨の影響で収穫に遅れが出ていることも支援要因。大豆は反発。米東部の穀倉地帯で収穫が遅れる中、大豆ミール相場の堅調地合いも強材料。ただ、米農務省が10日発表する需給報告で、国内の生産高が既に過去最高水準になっているとの見方が広がり、上値は抑えられた。

*NY外国為替市場の円相場は、米早期利上げ観測の後退からドル買いポジションの巻き戻しが広がり、107円台後半を中心としたレンジで推移した。前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、主に海外経済の低迷による景気の減速リスクに加え、ドル高が物価や輸出へ及ぼす影響への懸念が示されたため、ドル買いが弱まった。また、早朝の米金融・債券市場では、早期利上げ観測の後退を受けて、ドルと連動性の高い長期金利が一段と低下した。ただ、米労働省が朝方発表した週間新規失業保険申請件数は28万7000件と、市場の増加予想に反して1000件減少。このため、ドル円は一時108円18銭まで反発した。ユーロ・ドル相場は前日の取引で一時1.2791ドルと、9月24日以来の高値を付けた後、1.2664ドルまで急落し、1.26ドル台後半で推移した。

*ドイツ経済研究所(DIW)とハレ経済研究所(IWH)、Ifo経済研究所、RWI経済研究所が合同でまとめた独経済見通しでは、ことしの国内総生産(GDP)成長率が1.3%と、4月時点の1.9%予想から下方修正された。15年の成長率についても1.2%と、同2%予想から引き下げられている。

*欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は9日、ワシントンで講演し、「ECBには物価安定という責務がある。過度に低いインフレ率を引き上げる」と述べた。

*FOMCは9月会合の後に発表した声明で、資産購入プログラム終了後も「相当な期間」、低金利 を維持すると表明した。資産購入プログラムは今月終了する見通し。これに対し、米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は、連邦公開市場委員会(FOMC)が低金利を維持する期間を表現する際に用いる「相当な期間」という文言について、自身にとっては2カ月から1年の間を意味するとの見解を示した。 ただ、政策見通しは最新の経済データに応じて変化すると強調した。

*NY株式相場は、世界経済の先行きに対する懸念からリスク回避の動きが強まり大幅下落。下げ幅は2013年6月20日の約353ドル安以来の大きさ。欧州や日本をはじめとする世界的な景気の先行きに警戒感が出ているほか、ドル高や原油安が米経済に及ぼす影響に対する不透明感が強まって、米株市場はほぼ全面安となった。前日は早期利上げ観測の後退で、ダウ平均は今年最大の上げ幅となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
21:30 (加) 9月雇用ネット変化 -1.10万人 +2.00万人
21:30 (加) 9月失業率 7.0% 7.0%

*数値は順に、前回、予想。

【ユーロドルテクニカル分析】
日足チャートには3本の指数平滑移動平均線と24日高値ラインと24日安値ラインが入れてある。中段はMACD、下段はストキャスティックス(スロー12本)。8日に12日線をブレイクし、24日線を試そうとしている。MACDはゴールデンクロスを示現し、ストキャスティックスは上昇して50%を超えている。

短期的に上昇基調に転じており、24日線をブレイクする可能性はある。これを上抜ければ、48日線にトライすることになろう。そこは24本高値ラインもある。価格は節目となる1.30ドル。1.30ドルをブレイクしないとは予想できない。

ただ、大勢的には下落トレンドが継続しているため、ストキャスティックスが90%台に達していれば、1.30ドルの戻りは達成感を伴うだろう。

*ユーロドル日足
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【10月9日 国内市況終値】
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*金は3日続伸。NY金時間外相場の上昇を受け買いが継続した。白金は3日続伸。NY時間外高から買いが断続的に入った。8日のNY金相場は、利益確定売りに押されて反落したが、時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表を受けて20ドル以上も反発している。8日に公表されたFOMC議事要旨では、欧州の景気減速によるリスクやドル高進行による米経済への悪影響の恐れを指摘、雇用に関しては、労働資源の活用は著しく不十分と判断していることなどが明らかになった。ハト派的な内容だった事が判明したため、金にはプラス要因となった。

*中東産原油は7営業日続落。先限足では13年11月11日(6万1300円)以来約11カ月ぶりの安値水準。欧米の時間外相場の伸び悩みや、円相場の反発から売り優勢となった。石油製品も時間外相場の軟調地合いや円高を受けて続落した。8日の欧米原油相場は続落したが、ブレントが一時90.57ドル、WTIは86.83ドルの安値を付けた後に値を戻しており、底堅さも出てきているようだ。今後は北半球が灯油の需要期に入るため、需要増加も出てきそうだ。米エネルギー情報局(EIA)が8日発表した週報によると、足元の原油在庫は製油所の稼働率が低下する中、前週比500万バレル増の3億6170万バレルと、市場予想の150万バレル増を大幅に上回る積み増しとなった。OPECの次回総会開催日は11月27日で、それまでに減産に対する市場の警戒感が出る可能性もありそうだ。

*ゴムは3日続伸。朝方は原油相場を受けて軟調だったが、上海ゴム相場の切り返しを眺めて反発に転じた。ただ、中国の9月のHSBC製造業購買担当者景況指数(PMI)や、サービス業PMIが弱いため、戻りは重かった。近く発表される9月の中国の新車販売が注目される。

*トウモロコシは小幅まちまち。8日のシカゴ相場は上昇したが、時間外の上値が重く、為替が円高に振れたため下落に転じた。一般大豆は軟調。米農務省の10月需給報告を控えて、整理売りが優勢となった。

*東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の下落などを眺めて上値が重く、107円台後半で軟調推移している。朝方、日経平均株価がプラスで始まると、ドル円も上昇し、一時は108円30銭前後まで値を上げた。その後は株価が伸び悩むにつれて売られたが、午後は株価がマイナス圏に落ち込んだことで売りが強まった。

8日の海外市場ではFOMC議事録の公表前に108円74銭までドルが買われていたが、議事録で政策当局者が世界経済の成長減速とドルの上昇が米経済見通しにとってリスク要因になり得ると指摘していたことが判明すると、108円台前半まで下落していた。

フェデラルファンド(FF)金利先物の動向によると、2015年7月までにFRBが利上げを実施する確率は32%と、FOMC翌日の9月18日時点の59%から低下している。

日本銀行の黒田東彦総裁は8日夜、ニューヨークで講演した後の質疑の中で、追加緩和は経済次第 でオプションはたくさんあるとし、物価目標2%の安定的な達成に向けて必要ならば躊躇なく金融政策を調整する姿勢を繰り返し示した。

*日経平均株価は米国株高を受けて買いが先行したが、円高が重しとなり、後場には下げに転じた。


*本日のワンポイントチャート
本日の東京金は上昇。4242円のレジスタンスラインをブレイクし、次のレジスタンスライン4260円をブレイクするかどうか。すんなり4260円を突破すれば、4300円が視野に入る。逆に、4260円で押し返された場合、4242円レベルが維持されるかどうかがポイントになるだろう。4242円を下回るなら、4207円がサポートラインになるだろう。

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【ドル円テクニカル分析】
ドル円は10月以降、ほぼ108~110円のレンジが形成されていたが、昨日8日からレンジの下限を割り込む回数が増えてきた。下ヒゲが出現し、108円台に戻していたものの、現在(9日午後3:08)、107.83円まで下落し、レンジを割り込む状況が強まっている。

サポートラインとなっている108円は9月18日にブレイクされている。10月3日には一時的に107.995円まで下落しているが、すぐにレンジに戻しているため、強固な下値支持線と見られていたが、9月の米雇用統計、日銀金融政策決定会合、FOMC議事録公表等、重要なイベントが消化され、サプライズもなかったことから、108~110円で構築されたロングポジションが整理されつつあるのだろう。

MACDはデッドクロスした後、ゼロラインを割り込んで下落しており、短期的には下落基調に転じている。

108~110円のレンジを下に抜けた場合、レンジ幅が2円なので、単純に見れば108-2=106円が下落の目安になる。

また、チャートからは、106.80円、105.73円、104.67円がサポートラインとして見える。

今週末、日本は3連休となるが、連休中のドル円の急落には注意したいところだ。


*ドル円4時間足
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