テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【コーンテクニカル分析】

シカゴコーンは心理的な節目の350セントと50日移動平均線を突破し、1ヶ月ぶりの高値をつけて引けた。

一目均衡表を見ると、先週すでに転換線と基準線をブレイクしており、現在は転換線が基準線を上回りつつある。遅行線は実体とゴールデンクロスを示現した。今回の下落相場は5月から始まっているが、戻りの局面では基準線が上値抵抗線として機能していた。

しかし、今回の反発で基準線をブレイクしたということで、5か月に渡って続いた下落相場に転機が訪れたと言えるだろう。MACDはゴールデンクロスとなって上昇し、RSIも50%を超えているため、短期的には上昇相場の条件が揃ってきた。

ただ、350セントより上には雲があり、すんなり上昇していくともいえない。ただ、雲の上限は切り下がってくるため、抵抗ゾーンとしての雲の厚みは次第に薄くなってくるので、日柄と共に上値抵抗ゾーンの威力も弱まってくると思う。

今年の年初来の高値519.5セント(5月9日)と年初来の安値318.25セント(10月1日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、高値から0.38倍押し=443.03セント、0.5倍(半値)押し=418.88セント、0.62倍押し=394.73セントとなるが、心理的にも節目となる400セントが回復されれば、0.62倍押しのライン、雲、100日移動平均線の主要な3種類の抵抗線を超えるため、上昇相場に発展する可能性が一段と強まるだろう。

半値押しのレベルをブレイクすれば200日移動平均線も上回る可能性も高く、上昇相場へと展開していくことになるだろう。以上は強気の見方だが、今年の年初来安値を更新した場合は、この見通しを変更する必要がありそうだ。


*シカゴコーン日足
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情報提供:(株)インベステック
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【豪ドル円テクニカル分析】

豪ドル円の日足は先週、一目均衡が”三役逆転”になり上昇基調が崩れた。実際、95円のサポートラインを割り込むと下げが強まった。先週末10日には200日移動平均線も下回って、上昇相場が崩れたと言えるだろう。

一方、2014年の年初来安値88.17円(2月3日)、年初来高値98.67円(9月5日)におけるフィボナッチリトレースメントは、高値から0.38倍押し=94.68円、0.5倍(半値)押し=93.42円、0.62倍押し=92.16円となるが、現在は半値押しのレベルで保ち合っている状況。RSI(14日)は30%を割り込みつつあり、ここから下落しても0.62倍押しのラインでサポートされる可能性が高く、自律反発に転じていく可能性は高い。

今年の1月24日に26%まで下落した時、そこがボトムになって急反発に転じている。今回もこのパターンに倣ってボトムを形成するかどうか注目したい。

反発に転じた場合、95円台を回復できれば0.38倍戻しを達成し、200日移動平均線も上回るため、上昇基調を回復する可能性が高まるだろう。

*豪ドル円日足
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【日経225テクニカル分析】

日経225は先週末10日に一目均衡表の雲を割り込んで引けた。すでに、転換線と基準線を下回り遅行線も実体とデッドクロスして下落しているから”三役逆転”となって下落基調が強まるだろう。しかも、5月19日の安値1万3908円と8月8日の安値1万4683円を結ぶ上昇トレンドラインも下回ったため、上昇相場にヒビが入った可能性が高い。

一方、年初来の安値1万4683円(8月8日)と年初来の高値1万6453円(9月25日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、高値から0.38倍押し=1万5780円、0.5倍(半値)押し=1万5568円、0.62倍押し=1万5356円となり、13日の安値1万4803円と14日の安値1万4793円は0.62倍押しのラインにサポートされて反発している。RSI(14日)も30%にタッチしたことから、短期的には反発する可能性が高い。

しかし、50日、100日、200日といった主要な移動平均線を見ると、現在これらをすべて下回っており、移動平均線の面からも上昇基調は崩れていると言えるだろう。MACDもデッドクロスの後に下落してゼロラインを割り込んだ。短期的に反発しても上値は限定的で、戻りは売られる可能性が高い。

なお、戻りの目安は、通常ブレイクしたトレンドラインに接近する(プルバックという)可能性が高いことに加え、雲の水準を考慮すると1万5300円~1万5500円レベルだろう。


*日経225日足
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10月15日(水)
【10月14日 海外相場および市況】
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*NY金は世界経済の先行き不透明感を背景に続伸。ドイツ政府が14年、15年の成長率見通しを大幅に下方修正したことや欧州経済研究所(ZEW)が発表した10月のドイツ景気期待指数が2年ぶりにマイナス圏に沈んだことを受けて、欧州の景気先行き懸念が一段と強まった。また、中国などのアジア株や日経平均株価の下落も強材料となり、安全資産とされる金が買われた。ただ、外為市場ではユーロが対ドルで下落したためドル建て金の割高感は弱く上値は重かった。白金は3営業日ぶりに反発。

*米欧石油市場の原油相場は大幅続落。下げ幅は一時4ドル超と過去2年超で最大となった。原油需要後退見通しや米国のシェールオイル生産増予想が弱材料になった。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟国が生産削減に消極的であることも嫌気されている。北海ブレント原油は一時、2010年以来となる85ドル割れとなった。サウジアラビアは生産削減による価格維持ではなく、市場シェア維持に注力すると言明。生産削減を真っ先に呼び掛けるイランまでも、クウェートに追随して供給抑制の必要はないと表明した。

*アラブ首長国連邦(UAE)の経済省当局者は、原油価格の下落が今年の同国国内総生産(GDP)成長を損なうことはないとの見解を示した。石油がGDPに占める割合は30%未満で、経済的な打撃は小さい。経済は多様化しており、GDPに原油価格が大きく反映されることはないと強調した。

*国際エネルギー機関(IEA)は14日、10月の石油市場月報を発表し、2014年の石油需要の伸びが急激に落ち込むと予想、70万バレル増に下向き改訂した。前月予想から20万バレルの下方修正となった。経済成長の鈍化や消費の落ち込みが要因。2015年の石油需要予測に関しては前年比113万バレル(1.2%)増の9353万バレルとなり、前月予想から31万バレル下方修正された。

*コーンは大幅続伸。ここ数日、中西部では幅広い地域で降雨があり、収穫が遅れている。心理的な節目の350セントと50日間移動平均を突破し、1ヶ月ぶりの高値をつけた。大豆は大幅続伸。中西部全域で降雨により収穫が遅れている。コーン相場の上昇も支援材料。

*NY外国為替市場の円相場は、世界景気の先行き不安から買われ上伸した。ドイツ政府は14日、2014~15年の国内総生産(GDP)伸び率予想を大幅に引き下げた。8月のユーロ圈諸国の鉱工業生産が不振となり、英国の物価上昇圧力が鈍化した。アジア株の全面安も加わり、投資家心理が悪化し、安全資産として円が買い進まれた。このほか、米債券買いに伴う長期金利の大幅低下も、円買い・ドル売りを強めた。ドルは対ユーロで約1週間ぶりの大幅高。米国の景気が改善している一方、欧州で成長失速の兆候が出ていることからドル買い・ユーロ売りが強まった。

ドイツ経済省の14日発表によると、14年の成長率は1.2%の見込み。4月時点は1.8%を見込んでいた。15年予想は1.3%と、従来の2%から下方修正された。 ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がまとめた10月の独景況感指数はマイナス3.6と、前月のプラス6.9から低下し、2012年11月以来の低水準となった。

英政府統計局(ONS)が14日発表した9月の消費者物価指数は前年同月比1.2%上昇。インフレ率は8月の1.5%を下回り、2009年9月以来の低水準となった。エコノミスト予想は1.4%。コアインフレ率も5年ぶり低水準に下がった。 9月のインフレ率が前月から低下し、エコノミスト予想も下回ったため、イングランド銀行(英中銀)による利上げ見通しが後退した。

*NY株式相場は、4月半ば以来約半年ぶりの安値を更新して取引を終えた。ダウの下落は4営業日連続で下げ幅は679ドルに達した。米主要企業の7~9月期決算は全体的に堅調な内容が予想されているものの、原油相場の急落やエボラ出血熱の感染拡大、欧州景気の悪化など懸念材料が多く、決算の内容を確認するまでは、積極的な買いを控える投資家が増えそうだ。

【本日の主な経済指標およびイベント】
10:30 (中国) 9月生産者物価指数 [前年比] -1.2% -1.5%
10:30 (中国) 9月消費者物価指数 [前年比] +2.0% +1.7%
17:30 (英) 9月失業保険申請件数 -3.72万件 -3.50万件
17:30 (英) 9月失業率 2.9% 2.8%
20:00 (南ア) 8月実質小売売上高 [前年比] +2.4% +2.4%
21:30 (米) 9月小売売上高 [前月比] +0.6% -0.2%
         (米) 9月小売売上高 [前月比:除自動車] +0.3% +0.2%
21:30 (米) 10月ニューヨーク連銀製造業景気指数 27.54 20.00
21:30 (米) 9月生産者物価指数 [前月比] 0.0% +0.1%
         (米) 9月生産者物価指数 [コア:前月比] +0.1% +0.1% 
         (米) 9月生産者物価指数 [前年比] +1.8% +1.8%
         (米) 9月生産者物価指数 [コア:前年比] +1.8% +1.8%
27:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

*数値は順に、前回、予想。

【10月14日 国内市況終値】
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*金は反発。13日のNY金相場がドル安・ユーロ高を背景に上伸し、時間外取引でも続伸していたため堅調に推移した。上昇基調にあった米株やドル高の調整が進んでいることで、NY金はショートカバーが先行している。ただ、米国が金融の引き締めに動く一方で、日欧は金融緩和を継続していくため、今後もドルや米長期金利の上昇トレンドが続くと予想され、金の上値も限定的との見方が強い。しかし、株価の下落基調が続けば、質への逃避買いが金の下値を支える可能性は高いだろう。白金は反発。NY時間外高を受けて買いが継続した。

*中東産原油は9営業日続落。欧米原油安と為替の円高・ドル安を受けた手じまい売りが出た。WTI時間外相場が下落したため安値圏で推移した。石油製品も続落。

北海ブレント原油は、6月19日に年初来高値(115.71ドル)を付けて以降、ほぼ一本調子で値下がりし、高値からの下落率は23.2%に達した。13日には、一時87.74ドルまで下落し、2010年12月1日(85.41ドル)以来3年10カ月半ぶりの安値を付ける場面があった。欧州景気の後退懸念が根強く残る中、国際通貨基金(IMF)の諮問機関である国際通貨金融委員会(IMFC)は世界経済について「回復にばらつきがあり、想定より弱く、下方リスクは増加している」との見方を示した。

また、石油輸出国機構(OPEC)が10日発表した月報では、9月のサウジアラビアの産油量が、前月比で日量約10万バレル増加し、原油価格が下落基調にある中でもサウジが減産に動いていないことが明らかになった。国営クウェート通信は12日、オメール石油相が原油相場の押し上げに向けたOPECの減産は必ずしも効果的ではなく、OPECが減産に踏み切る可能性は低いとの認識を示したと伝えた。需給緩和観測は高まっており、下落基調が続きそうだ。

*ゴムは急反発。主要生産5カ国が価格維持政策の実施で合意したことを受け高寄りした。軒並みサーキットブレーカー(当初値幅5円)が発動されたが、高値からは伸び悩んだ。天然ゴムの主要生産国5カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、カンボジア)が、現在の価格水準以下で販売しないことで合意したと13日、生産国メディアが報じたため、買い戻しが膨らんだ。

*穀物相場は堅調に推移した。米主産地の収穫遅れを映し、買い戻しが優勢となった。ただ、円が反発したため上値は重かった。前週末に米農務省が発表した10月の需給報告では、大豆、トウモロコシともに収穫量が引き上げられた。内容的には弱材料だが、予想の範囲で相場には織り込み済みだったようだ。むしろ産地で週末に雨が降り、収穫が遅れたことが買い材料視された。主要穀物生産国のブラジルでは、26日の大統領選の決選投票を前に、世論調査で野党党首のネベス氏の支持率が現職のルセフ氏を上回った。連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は、世界経済が減速した場合、米国の金融政策の正常化が遅くなる可能性に言及した。13日の外為市場ではレアル高・ドル安が進み、穀物市場では、米国産の割安感が意識される展開となったことも買い材料視されたようだ。

*東京外国為替市場のドル円相場は、株価が下げ幅を拡大したため、107円前半で伸び悩んだ。早朝にはドルが売られた海外市場の流れを引き継ぎ、一時106円76銭と9月11日以来の水準までドル売り・円買いが進行。その後は徐々にドル買いが優勢となり、一時107円30銭まで値を戻す場面が見られた。

ユーロ・ドル相場は早朝に1ユーロ=1.2768ドルと3営業日ぶりドル安値を付けたが、その後1.27ドル台前半まで戻した。欧州では本日、10月の独ZEW景況感指数、8月のユーロ圏鉱工業生産指数の発表が予定されている。 欧州の経済指標は悪化が予想されている。

*日経平均株価は米株続落と円高を受けて1万5000円の節目を割り込む大幅下落となった。

*本日のワンポイントチャート
本日の東京金の高値は4260円。なかなか、4260円の上値抵抗線は重いようだ。4260円をブレイクすれば4300円への展望が開けるのだが。サポートはギャップの下限4240円。その下には保ち合い時の下限である4230円。そこを下回れば4194~4205円がサポートゾーンになるだろう。

*東京金1時間足
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情報提供:(株)インベステック
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