テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【ニュージーランド円テクニカル分析】
ニュージーランド(NZ)ドルが午後に入り、急落している。対ドルで一時0.8000米ドルを割り込み、1年ぶりの安値を更新。対円では9時の高値88円18銭から87円26銭(午後1時15分)まで1.04%も下落している。NZ準備銀行(中央銀行)が、為替レートの水準は正当化されず持続不能だと声明で指摘したことが売り要因になったようだ。日足で見ると、大陰線が入って一目均衡表の転換線と基準線を割り込み、雲の中に突入している。RSI(相対力指数14日)は50%を割り込み、地合いは悪化していると言えるだろう。

2014年の年初来安値の81円41銭(2月4日)と年初来高値の89円92銭(4月1日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、高値から0.38倍押し=86円70銭、0.5倍押し=85円67銭、0.62倍押し=84円65銭となる。81円41銭と8月8日の安値85円73銭を結ぶ上昇トレンドラインは、現時点では0.38倍押しの水準より少し上に位置し、なおかつ雲の下限の下にある。このため、0.38倍押し当たりの水準は強力なサポートゾーンになりそうだ。仮に、0.38押しを割り込めば0.5倍押し水準である85円67銭レベルでサポートされるだろう。5月29日の安値85円85銭、8月8日の安値85円73銭はいずれもここで下げ止まっている。また、今年のボトムはRSIが33%を割り込んだ時に形成されており、今回も30%前半まで下落した時は下げ止まる可能性があり、注目しておきたい。


*ニュージーランドドル円日足
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情報提供:(株)インベステック
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【東京白金テクニカル分析】

白金が4700円のサポートラインを割り込み、一時4637円の安値を付けた。これは4月24日以来、5か月ぶりの安値になる。ここ1年の高値4994円(7月3日)と安値4458円(12月20日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、高値から0.38倍押し=4790円、0.5倍(半値)押し=4723円、0.62倍押し=4662円となり、3月の安値と4月の安値は0.62倍押しの水準でサポートされたことがわかる。

現在、4650円前後の水準で推移しているが、ほぼ0.62倍押しの水準まで下落してきたことに加え、RSI(相対力指数14日)が28.3%まで低下し、自律反発の可能性が強まる状況である事を考慮すると、間もなく下げ止まって反発に転じる可能性があるだろう。ただ、3月28日の安値4632円を終値で下回った場合、サポートラインが機能しなかった可能性があり、その場合は全値戻しの可能性が強まるだろう。


*東京白金日足
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【豪ドル円テクニカル分析】
豪州は資源国で中国と経済的な結びつきが強い。同国の通貨豪ドルは資源輸出国通貨の代表格であり、高金利通貨でも知られていた。しかし、中国の経済成長が頭打ちとなり、資源の需要減退観測が強まって素材価格は5年ぶりの低水準に下落している。中国の楼継偉財政相は21日、中国経済が下振れ圧力に直面しているとの認識を示した。中国の景気減速を受けて豪州の2015年の経済成長率は2%にとどまる可能性があるという。こうした背景から、豪州経済の低迷が予想され、豪ドルは対米ドルで7カ月ぶりの安値を付けている。しかし、豪ドル円に関しては、円が対ドルで109円台まで下落している影響から、対ドルとは異なる様相を見せている。

年初来安値の88円225銭と8月8日の安値93円92銭を結ぶ上昇トレンドラインと、96円50銭(4月4日の高値96円535銭と7月1日の高値96円52銭)の上値抵抗線で形成されていた三角保ち合いを上方にブレイクして、9月5日に年初来高値98円765銭を付けた。21日の報道を受けて24日には96円07銭まで下落したが、その後、96円70銭台に戻している。96円50銭のサポートラインが機能したといえるだろう。また、年初来高値98円765銭(9月5日)と年初来安値88円225銭(2月3日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、高値から0.38倍押し=94円76銭、0.5倍(半値)押し=93円50銭、0.62倍押し=92円23銭となるが、現時点ではまだ0.38倍押しのレベルより上に位置しており、上昇基調は崩れていない。

現況は、MACDがデッドクロスし、RSI(相対力指数14日)も50%を下回っていることから、上昇のモメンタムは弱まっており、売り圧力が継続する可能性がある。その場合、96円50銭を下回る可能性もあるが、95円20銭レベルには上昇トレンドラインがあり、一目均衡表の雲がある。さr6あには0.38倍押しのラインが94円76銭にあるため、このレベルで下げ止まると予想される。

*豪ドル円日足
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9月25日(木)

【9月24日 海外相場および市況】
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*NY金相場は対ユーロでドル高が進行したことから小反落した。外為市場で、ユーロ安・ドル高が進行し、ドル建て金の割高感が強まった。また、米商務省が発表した新築一戸建て住宅販売件数が年換算で50万4000戸と、市場予想の43万戸を大きく上回ったことも、金の圧迫材料になった。さらに、NYダウが大幅に反発したため、株式に資金が流入する一方で、安全資産とされる金市場から資金が逃避した。

*米欧石油市場では、ブレント原油、WTIがいずれも上昇。米原油在庫が予想に反して減少した事が強材料。中東地域の緊張の高まりに加え、予想を上回る中国の成長見通しがブレント原油の強気要因。 米エネルギー情報局(EIA)が24日発表した9月19日までの1週間の原油在庫は430万バレル減の3億5800万バレルとなった。予想は38万6000バレル増。イラク南部の石油ターミナルからの原油輸出量は平均日量258万バレル。これは8月の平均238万バレルを上回る水準。また、ナイジェリアによる原油輸出は11月には1年2カ月ぶりの高水準に達する見通し。国際通貨基金(IMF)は24日、中国の2015年の経済成長率について、「7%を大幅に上回る」との見通しを示している。

*米軍とサウジアラビア軍、アラブ首長国連邦(UAE)軍は現地時間の24日、シリア東部でイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の製油施設12カ所に空爆を加えた。イスラム国は石油売却で活動資金を得ており、爆撃には、収入源に打撃を与える狙いがある。

*コーンは6日ぶりに反発。テクニカル的に売られ過ぎにあり、安値拾いの買いに4年ぶりの安値から回復した。ただ、米国産トウモロコシの生産高が過去最高を記録すると見込まれるほか、米国産以外のトウモロコシに対する世界的な需要が限られており、上値を抑えているという。米国産地の天候は、収穫にとり良好で、週末にかけ温暖で乾燥した天候が続くと見込まれている。大豆は5営業日ぶり反発。4年超ぶりの安値水準に値下がりしていたことで買戻しが入った。ただ、収穫高が過去最高になるとの見通しにより上値は重い。

*NY外国為替市場の円相場は、調整的な円買い・ドル売りが一服し、109円台に戻した。米商務省が発表した8月の米新築一戸建て住宅販売件数は前月比18.0%増の50万4000戸と市場予想を大幅に上回る水準。住宅市場が急改善したとの見方から、円売り・ドル買いに反転した。クリーブランド連銀のメスター総裁が講演で事実上のゼロ金利を「相当の間」維持する方針に変更が必要との見解を表明した。ユーロはドル、円に対して下落。独IFO景況感指数の悪化や欧州中央銀行(ECB)による追加金融緩和観測が圧迫材料となり、ユーロは1年2カ月ぶりに一時1.27ドル台を付けた。

*NY株式相場は、米住宅指標の堅調な内容を受けて景気の先行き期待が高まり、3営業日ぶりに反発した。8月の新築住宅販売件数が季節調整済み年換算で前月比18.0%増の50万4000戸と、2008年5月に並ぶ高水準を記録。米景気の底堅さが改めて示され、買い安心感が広がった。市場では、10月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、FOMC声明の文言が変更されるとの見方が広がっているが、市場は織り込みつつあるという。


【本日の主な経済指標およびイベント】
21:30 (米) 週次新規失業保険申請件数(28.0万件、29.8万件)
21:30 (米) 8月耐久財受注(前月比 +22.6%、-18.0%)
*カッコ内の数字は前から順に、前回、予想。

【9月24日 国内市況終値】
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*金は反発。23日のNY金が米軍によるシリア領内空爆を受けて上昇した地合いを引き継ぎ、水準を切り上げた。白金は反発。手じまい売りに小安く始まった後、NY時間外高を反映して切り返した。23日のNY金先物相場は、シリア情勢に対する地政学的リスクへの懸念から続伸し、一時1237ドルまで上昇して1222ドルで引けた。NY金融市場は、米軍によるシリア領内での「イスラム国」に対する空爆を受けて、ドル下落や長期金利低下、株安で反応。NY金は安全資産としての買いが優勢となった。24日の時間外取引も堅調に推移し、1224ドル台で推移した。

*南アフリカの白金大手ロンミンは23日の声明で、資金を海外に移転し、租税回避を図っているとの一部報道を否定し、「全操業管轄区において適切で完全な納税を行っている」と反論した。同社は白金生産で世界3位。現地の週刊新聞では先週、ロンミンが資金を海外に移し、労働者らの賃上げ要求や労働契約などに対応できないようにしたり、課税所得を回避したりしていると報道していた。

*中東産原油は続落。東京休場中の欧米原油の下げや、円相場の反発を受けて安寄りし、その後も下げ幅が拡大した。石油製品も、中東産原油の下げに追随して下落。

*NYWTI時間外相場は上値が重かった。米軍はサウジアラビアなどの中東5カ国とともに、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」を標的としてシリア領内での空爆を実施。23日の相場ではリスク懸念が強まって原油相場は反発した。23日に発表された9月のHSBC中国製造業購買担当者(PMI)景況指数速報値が前月比0.3ポイント高の50.5に上昇したことも、中国の先行き需要増加観測につながり、相場を押し上げた。ただ、24日の時間外では次第に弱含む展開となった。中国製造業PMIは改善したが、23日に発表されたユーロ圏総合PMIは52.3と、9カ月ぶりの低水準だった。一方、リビアの原油生産量は足元で日量80万バレルにまで回復しており、世界的に原油は先行きの需給の緩みが予想され、相場の先安観は払拭されていないため、上値を重くしているようだ。

*東京ゴムは当限が前営業日比10円安の158円と継続足で09年6月以来の安値で寄り付き、一時5年3カ月ぶりの安値をつけたが、その後は現物に比べた割安感から買い戻されて切り返した。タイでは、現物価格の下落で農園から労働者が流出し、生産が落ち込んでいる。天然ゴム生産国連合(ANRPC)が先週、加盟生産国の在庫の合計が昨年末の約120万トンから、7月末現在で80数万トンに減少したと発表しており、ファンダメンタルズが好転する可能性もあるようだ。

*トウモロコシは下押す。シカゴ相場が産地の好天を背景に下落したことを受け、弱気の売りが先行し、時間外取引が弱含みとなったことや、円相場の下げ渋りを受けて売り優勢の状態が続いた。一般大豆もシカゴ時間外相場の下落を眺めた売りに軟調推移した。一般大豆は先限が一時4万7500円まで下げ、2012年11月以来、継続足で約1年10カ月ぶりの安値を付けた。シカゴ大豆は9月中旬にはシーズン終盤の霜害への懸念から、970セント付近で下げ止まる気配を見せる局面もあったが、収穫の進展とともに再び売りが強まっている。産地の現物市場ではハーベストプレッシャーが強まっている。

*東京外国為替市場のドル円相場は、108円台後半で推移。中東の地政学的リスクを背景に世界の株価が軟調となり、ドルの上値が抑えられた。テクニカル的にも、ドル円相場のRSI(相対力指数14日)は8月29日以降、買われ過ぎを示す70を上回る水準が続いているため、利益確定売りが出やすくなっている。

*東京株式相場は続落。中東での地政学リスクの高まりや欧州景気の悪化、為替の円高進行に警戒感が広がり、売られた。

*23日、セントルイス連銀のブラード総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)は10月の会合で量的緩和の終了を発表するのに伴い、声明から低金利維持の文言を削除する必要があろうとの認識を示した。 9月のFOMC会合では、量的緩和はまだ終了していなかったため、声明から『相当な期間』の文言の削除を試みることは時期尚早だと私は考えた」とした上で、「より妥当な時期は量的緩和の終了が予定されている10月の会合だろう」と述べた。同総裁は、FOMCはよりデータに依存した方針に移行してほしいと述べ、米経済が力強く成長するとの予測に基づき、最初の利上げは来年1-3月(第1四半期)末に行われる可能性があるとの見通しをあらためて示した。FOMCは9月会合の声明で、現行の資産購入プログラムを次回10月の会合で終了させるとの見通しを示した上で、プログラムが終了した後も政策金利を「相当な期間」ゼロ付近で据え置くとの方針を改めて示している。

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