テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

9月16日(火)

【9月12日海外相場および市況】
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*週末12日のNY金は一時8カ月ぶり安値に下落、約1%値下がりした。投資需要不足に加え、ドル高による海外商品相場が広く値下がりしたことが圧迫材料。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ時期が予想より早まるとの見方が背景。8月の米小売売上高などが堅調だったため、下落幅を拡大した。

*週末12日の米欧石油市場では、WTIと北海ブレントがそれぞれ反落した。需要の弱さや潤沢な供給に加え、ドル堅調も相場を圧迫した。

*コーンは小幅続落。小麦相場の下落に圧迫された。今秋、穀物ベルトの北部、西部で気温が低下し、降霜の懸念が出ていることは、支援材料にはならなかった。大豆は反発。前日に約4年ぶり安値に下落したことを受け、安値拾いやショートカバーが入った。今秋の収穫が過去最大規模に達するという観測が上値を抑え続けている。

*週末12日のNYダウは下落。小売売上高が4カ月ぶりの高い伸びを示したことを背景に、利上げが早まるとの観測が広がった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は債券購入プログラムを縮小し、利上げに関して検討する中、景気の強さを見極めようとしている。FOMCは16、17両日に定例会合を開く。

*ボラティリティ指数 (VIX )は3.9%上昇して13.31。週間では10%上げて、8月1日終了週以来の大幅上昇となった。

*米商務省の発表によると、8月の小売売上高(速報値)は、季節調整済みで前月比0.6%増加し、予想中央値と一致した。また、ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は84.6と、前月の82.5から上昇し、2013年7月以来の水準となった。予想中央値は83.3。

*週末12日のNY外国為替市場では、ドルが円に対し6年ぶり高値に上昇。8月の米小売売上高が4カ月ぶりの高い伸びとなり、米国の利上げ観測が強まった。 FOMCは来週16-17日に定例会合を開き、利上げのタイミングや金利の道筋に関するガイダンスを変更するかどうかを検討する。市場では、予想される利上げ ペースを速める可能性があるほか、金利のガイダンスを修正する公算もあるとの見方が強まっている。


【9月15日海外相場および市況】
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*週明け15日のNY金相場は、中国の弱い鉱工業生産統計を受けて反発した。ただ、今週16、17日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)が早期利上げについて言及するかもしれないとの見方から、上値は重かった。多くのエコノミストは2015年半ばの利上げを想定しているが、FOMCでは、これより早い利上げが示唆される可能性があるとの見方が強まっている。
 
*13日に発表された中国の8月小売売上高(前年比)は予想+12.1%に対し+11.9%と下振れしていた。8月鉱工業生産(前年比)も、予想+8.8%に対し+6.9%。

*NY連銀が発表した9月の同地区の製造業景況指数は27.54と、前月の14.69から上昇した。予想中央値は15.95だった。同指数はゼロが景況の拡大と縮小の境目を示す。
 

*週明け15日の米欧石油市場では、8月の中国鉱工業生産伸び率が約6年ぶり水準に鈍化したことが嫌気され、北海ブレントが一時、2年2カ月ぶり安値に下落したが、その後は値を戻し、小幅安で引けた。WTIは、先週、下値支持線の1年4カ月ぶり安値近辺まで下げた後、上昇に転じた。中国では鉱工業生産以外の指標も減速を示しており、景気が急激に冷え込むリスクに懸念が高まっている。一方、ロシアのノバク・エネルギー相が16日にウィーンで石油輸出国機構(OPEC)関係者らと会談するとのニュースは支援要因。

*トウモロコシはショートカバーに3日ぶり反発。米農務省によると、民間輸出業者から、米国産トウモロコシ12万トンをメキシコ向けに2015~16年度渡しで販売したとの報告があったという。一方、同省が発表した11日までのトウモロコシの週間輸出検証高は74万1230トンにとどまり、アナリスト予想の下限を大きく下回った。大豆は安値拾いの買いに続伸。全米油実加工業者協会(NOPA)が公表した8月の大豆圧砕高は1億1063万3000ブッシェルと市場予想を下回った。

【本日の主な経済指標およびイベント】
17:30 (英) 8月消費者物価指数(前月比 前回=-0.3%、予想=+0.4%)
         (英) 8月消費者物価指数(前年比 前回=+1.6%、予想=+1.5%)
18:00 (独) 9月ZEW景況感調査 (前回=8.6、予想=5.0)
18:00 (ユーロ圏) 9月ZEW景況感調査 (前回=23.7)
21:30 (米) 8月生産者物価指数 (前月比 前回=+0.1%、予想=0.0%)
      (米) 8月生産者物価指数 (前年比 前回=+1.7%、予想=+1.8%)

【国内市況終値】

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*
東京金、白金はともに続落。金は、NY金相場がドル高・ユーロ安などを背景に続落し、時間外も軟化していたため下げ幅を拡大した。白金も続落。ニューヨーク安を反映し、売り優勢の展開。

 

*東京原油は小反発。NY原油相場が反発し為替も円安に振れたが、3連休を控えて買いは盛り上がらなかった。ガソリンと灯油も現在、不需要期にあるため小動きで終わった。

 

*とうもろこしはまちまち。シカゴ相場安を受けて安寄りしたが、その後は夜間相場高や円相場の軟化を受けて買い戻された。一般大豆はまちまち。シカゴ相場が需給報告の弱気な内容を受けて下落したことから、売り優勢で始まった。その後は連休を前にして買戻しが入り一部限月がプラス圏に戻した

 

*東京外国為替市場では、一時は10739銭と2008922日以来の水準までドル高円安が進んだ。米国の量的緩和第3弾(QE3)が10月に終了する見通しで、今後は利上げ開始の時間軸を出していく方向にあり、政策金利の引き上げが規定路線にあることが背景。

 

*米国では来週、1617日の日程で連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。労働市場の見通しに関して「文言の変更」があるかどうか、低金利政策については、「considerable time(相当な期間)」を外すかどうかが注目されている。

 

*オバマ米大統領が承認したイスラム教過激派組織「イスラム国」に対するシリアでの空爆に関し、米ワシントン・ポスト紙は11日、バグダディ指導者を含む組織幹部を標的とする殺害作戦が承認されたと報じた。


【スコットランドは独立するか?】


"Scotland is my country."

主演メルギブソンの映画「ブレイブハート」(1995年)は、スコットランドの独立のために戦った実在の人物ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史映画だ。13世紀末のスコットランド、無慈悲なイングランド王エドワード1世の侵略によって家族を殺害されるウィリアム・ウォレスは復讐を決意し、圧政に苦しむスコットランドの民衆の支持を受けて強力なイングランド軍を撃退していくが、奸計と仲間の裏切りにより遂に捉えられ、拷問を受けながら死刑にされてしまう。冒頭のセリフは、映画でイングランド王エドワード1世が叫んだセリフ。

その後、1707年の王位継承法 (Act of Settlement)により、イングランドとスコットランド両王国が連合し、グレートブリテン王国が成立した。1801年には、連合法(Acts of Union)によってアイルランド王国も併合され、「グレート・ブリテンおよびアイルランド連合王国」が生まれた。世界に先駆けて産業革命を成し遂げた「連合王国」は、「陽の沈まぬ大英帝国」として、世界の覇権国となった。しかし、2度の世界大戦を経て、さしもの大英帝国に綻びが生じ、統一されていたかつての王国は、権限委譲や独立への声を上げてきた。

スコットランドが9月18日に独立の是非を巡って住民投票を実施する。

さて、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は今年2月12日に公表したインフレ報告で、2014年の国内総生産(GDP)伸び率が3.4%(従来予想2.8%)になるとの見通しを示すなど、向こう3年間の経済成長率見通しを大幅に上方修正し、 1年余りのうちに利上げが必要となる可能性を示唆していた。

そのため、ポンドは2月上旬の163円台から上昇に転じ、7月4日には175円39銭と年初来高値を更新した。

しかし、スコットランドの独立の是非を問う住民投票に先立つ世論調査で、独立賛成派が優勢だったことから、ポンドは下落に転じ、9月8日には169円26銭と170円を割り込んだ。高値から3.5%下落した。

最新の調査では、独立反対が52%と、独立賛成派の48%を4ポイント上回ったことが好感され、ポンドは反発に転じた。わずか4営業日で174円台に戻しており、独立反対派優勢を市場は織り込んで来ているようだ。


仮に独立となった場合、米ムーディーズは、スコットランドの格付けを信用リスクの低い「シングルA」になりそうだと表明した。同様に英国の格付けも影響を受けるだろう。独立した場合、スコットランドの独自通貨はどうなるのか。それに伴いポンドの価値も低下しよう。

1727年の設立以来スコットランドを本拠地としているスコットランド最大の金融機関RBS(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド)は、持ち株会社と中核事業会社をイングランドに移転することが必要になるだろうとの声明を発表した。
 
そして北海油田の権益をどうするのか。仮に独立となれば英国はその権益を失うわけだが、指を咥えて譲渡するとも思えない。スコットランドにしても、イングランドと緊張状態(最悪の場合は、資源を巡っての軍事衝突)に陥る事態は避けたいだろう。

算盤をはじけばはじくほど、独立賛成にはマイナスが大きい。双方とも金を生む鶏を、みすみす潰すようなことはしないだろう。


ということで、私見だが、「独立はない」と予想。


この選挙に関しては、スコットランド出身の著名人が入り乱れてヒートアップしているようだ。独立賛成派の代表には映画「007」の初代ジェームズボンド役のショーン・コネリー。独立反対派の代表には、ハリー・ポッターの作者JKローリング。落日の大英帝国の秘密諜報部のトップ部員も、21世紀の魔法には敵わなかったのだろう。

ポンド円日足チャートは170円割れのサポートゾーンを確認して反発し、抵抗ゾーンの雲をブレイクした。上昇基調は維持されたようだ。

最後に、選挙結果が独立賛成となったら、MI6が最新秘密兵器を開発したということでしょう。。。。

*ポンド円日足
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【WTI原油テクニカル分析】
WTI原油は、11日のNY市場で一時90.43ドルまで下落し、1月9日の安値91.24ドルを下回った。取引時間に年初来安値を更新したものの、終値は、92.83ドルまで引き戻しており、長大下ヒゲ陽線となって、90ドルのサポートラインで反発に転じた格好になった。ただし、高値の93.44ドルは転換線の抵抗を受けたようだ。これで下落トレンドが転換するとは判断できないが、下値に警戒感が出てきたと言えるだろう。

ここ1か月で原油価格は下値を切り下げているが、MACDのラインは8月下旬から横ばいに推移しており、RSI(相対力指数14日)は下値を切り上げている。価格の動きに指標が追随しない逆行現象が出現しており、テクニカル的には底値形成の動きにつながる可能性がある。

MACDの2本のラインはゴールデンクロスを示現しつつあり、短期的に買いのシグナルが出ている。目先の上値抵抗線は転換線(93.22ドル)だが、8月下旬には転換線をブレイクしても基調転換には至らず、基準線の抵抗を受けて押し返されている。よって、今後の上昇としては

、基調転換として少なくとも基準線(現在94.5ドル)のブレイクを確認したいところ。さらに言えば、チャートフォーメーション的には直近のトップをブレイクする必要があるので、8月29日の戻り高値96ドルをブレイクできるかどうかがポイントになるだろう。


*WTI原油日足
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【NY金テクニカル分析】

NY金日足の一目均衡表は日足が転換線を下回り、転換線が基準線を下回って、それらがいずれも雲を下回っている。遅行線は実体とデッドクロスした後、さらに雲も割り込んでいる。いわゆる「三役逆転」状態にあり、下落相場が形成されて、下値を模索する展開になっている。

ここ1年の高値と安値にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、高値=1391.90ドル(2014年3月17日)安値=1185.00ドル(2013年12月31日)で、高値から0.38倍押し=1313.28ドル、0.5倍(半値)押し=1288.45ドル、0.62倍押し=1263.62ドルとなり、現在0.62倍押しの水準も下回ったことで全値(1185.00ドル)戻しの可能性も考えられる。

しかし、RSI(相対力指数14日)が26.8%まで低下し、テクニカル的には反発しやすい状況に入っている可能性がある。今年の5月28日に、0.62倍押し水準を割り込んで、全値戻しの可能性が強まったが、RSIが30%を割り込んできたため、反発に転じている。今回もこのパターンが踏襲されるかどうか注目される。目先の上値抵抗戦は転換線=1264ドル、0.62倍押し=1263.62ドル。ここを終値で上回り、なおかつRSIが30%を上回れば、下落基調に変化が出たといえるだろう。5月28日の場合、当日から12営業日かかって0.62倍の水準を回復している。今回は0.62倍のラインを割り込んだのが9月8日であり、12営業日後は9月23日になる。雲のねじれの日にちが9月22日であるため、日柄的には変化日と同調している。果たしてどうなるか。

”暑さ寒さも彼岸まで”ともいうが。。。。。

*NY金日足
nyg0912

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