テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

【10月1日 国内市況終値】
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*金は3日続落。昨夜のNY金はユーロ安と原油安を受けて下落したが、本日の時間外も続落し、為替が円安に振れたため、朝の始値近辺でもみ合った。白金は時間外安を受けた手じまいや弱気の売りに大幅下落となった。

*昨夜のNY金相場は、ユーロ圏消費者物価指数を受けてドル高・ユーロ安が進行し、ドル建て金に割高感が生じ、約9カ月ぶりの安値を付けて引けた。9月のユーロ圏消費者物価上昇率は前年同月比0.3%と、8月分から0.1ポイント縮小し、デフレ懸念が強まった。2日には欧州中央銀行(ECB)理事会が開催される。6月に政策金利を引き下げ、9月には追加利下げに加え資産担保証券(ABS)などの買い入れを実施することを決定したばかりだが、10月の理事会で追加緩和はでるかどうか注目されている。

*中東産原油は反落。30日の欧米原油相場がドル高・ユーロ安を背景に急落したことから、弱気売りが先行したが、円安やWTI時間外相場の底堅さを眺めた買い戻しに下げ渋った。石油製品は原油安に追随して反落。

*30日の欧米原油相場はWTI、北海ブレント原油共に急落。ブレントは一時94.24ドルまで値を下げ、2012年7月2日(95.30ドル)以来約2年3カ月ぶりの安値を付ける場面もあった。ドル高基調が続いているため、ドル建て原油相場の割高感が意識されている。また、欧州と中国の景気後退懸念が根強く、先行きの需要増加観測が盛り上がりにくい状況にもある。中国国家統計局と物流購買連合会が1日発表した9月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は51.1で、前月と同じ水準で、需要が増加する環境にもない。米国経済の回復基調は強まっているが、シェールオイル増産の影響もあり、米国でも需給の引き締まりは見込みにくい。中東やウクライナなどの地政学的リスクも大きな影響はなく、サポート要因に欠けるようだ。

*石油連盟が1日発表した原油・石油製品供給統計週報(9月21~27日)によると、元売りや商社が保有する週末在庫は、ガソリンが前週比3.5%減の168万6828キロリットル、灯油が5.6%増の282万0054キロリットルだった。

*東京ゴム2015年3月先限は一時175円50銭をつけて2009年7月以来の安値を付けた。現物の供給過剰感が強く、中国市場が休場にもかかわらず下げが加速した。

*東京外国為替市場のドル円相場は、日銀短観や豪小売統計を受けた豪ドル売り・米ドル買いの影響を受けて一気に110円台に急伸した。午後は利益確定売りに伸び悩み、109円台後半で推移している。

*日経平均株価は円安進行を受けて買いが入ったものの、上値は利益確定売りに抑えられた。朝方発表された9月の日銀短観は、悪くなかったものの、週後半に欧州中央銀行(ECB)理事会の開催や米雇用統計の発表といった重要イベントを控えているため、慎重姿勢が強まったようだ。

*中国の9月製造業PMI速報値は、予想51.0に対し、今回は51.1と若干上振れとなった。

*豪州の8月小売売上高は、予想+0.4%に対し、+0.1%と悪化した。

【東京金テクニカル分析】
東京金日足は、7月下旬以降、レンジ相場が継続しており、方向性が明確になっていない。7月11日に4382円の高値を付けた後は反落に転じたものの、下値は一目均衡表の雲と200日移動平均線にサポートされて下げ止まった。その後の高値は4342円(8月15日)、安値は4219円(7月25日)であることから、4219~4342円のレンジが形成されたといえるだろう。

現在、一目均衡表の雲の中で推移しており、終値ベースで雲を上に放れるか、下に抜けるか注目される。雲の下限は現在4253円にあり、200日移動平均線4253円と一致している。MACDはデッドクロスした後にゼロラインを割り込んでおり、RSI(相対力指数)14日も50%を下回っていることから、やや弱基調に傾いていると言えるだろう。終値ベースで雲を割り込むと200日移動平均線も下回るため、その場合はレンジ相場を下に抜けて来る可能性が高まるだろう。
終値が4250円を維持するかどうかに注目したい。逆に、終値が4300円上回れば、雲の上限を超えるだけではなく、50日、100日、200日の主要な移動平均線を上回るため、レンジ相場を上抜ける可能性が高まるだろう。


*東京金日足
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 【日銀短観】

本日10月1日、9月の日銀短観が発表された。

企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業でプラス13となり、前回の6月調査(プラス12)から1ポイント改善した。DIの改善は2四半期ぶり。

消費増税前の駆け込み需要の反動減は残っているものの、影響は小さくなっている。

業況判断DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた値。回答期間は8月27日~9月30日で、今回の回収基準日は9月10日。

収益改善に加え、2014年度の為替レートが想定より円安に推移していることが景況感を支えた。

2014年度の想定為替レートは1ドル=100円73銭と、前回の100円18銭よりも円安・ドル高方向に修正された。

大企業非製造業のDIはプラス13と、前回(プラス19)から6ポイント悪化した。個人消費の落ち込みで2四半期連続の悪化となった。

消費増税前の駆け込み需要の反動減が原因。人件費や関連資材の高騰など人手不足やコスト高への懸念も影響した。



景況感が2期ぶりに改善したことを受けて、日経平均株価も1万6096円73銭まで下落していたが、反転しプラスサイドに上昇した。

為替も円安方向に振れ、日経平均の上昇も相まって110円11銭までドル買い・円売りが進み、110円を突破した。110円台は2008年8月以来、6年1か月ぶりのこと。


*ドル円5分足
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10月1日(水)

【9月30日 海外相場および市況】
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*30日のNY金相場はドル高・ユーロ安の進行などを受けて反落した。2013年12月31日以来約9カ月ぶりの安値で引けた。ユーロ圏の弱い経済指標などを受け、ユーロが対主要通貨で下落したため、ドル建て金相場は割高感に圧迫され、一時1204.30ドルの安値を付けた。買戻しに小反発したが、米株が下落し、原油相場も売られる中、金相場も引けにかけてジリ安となった。最近の中国や欧州などの景気に対する不安による需要への懸念も根強いようだ。

*30日の米欧石油市場では、WTIと北海ブレントがそれぞれ大幅反落した。ガソリン価格の急落や四半期末に絡んだ売りに押されたほか、ドル高も相場を圧迫した。ロイター通信の調査によると、9月の石油輸出国機構(OPEC)加盟国の産油量は増加し、約2年ぶりの高水準となった。リビアの原油生産改善やサウジアラビアの増産などが背景。今回のOPEC産油量の調査結果は、OPEC諸国が減産していないとの市場の懸念を裏付け、供給過剰状態が改めて確認された格好になった。

*30日公表されたロイター通信の調査結果によると、9月の石油輸出国機構(OPEC)加盟国の原油生産は日量平均3096万バレルとなり、前月(3015万バレルに改定)から81万バレル増加した。OPECの産油量としては2012年11月以来、約2年ぶりの高水準だった。このうち、リビアは81万バレル(前月53万バレル)、イラクは320万バレル(同294万バレル)とそれぞれ拡大。サウジアラビアは978万バレルと、前月の同970万バレルを若干上回った。

*コーンは1%超反落し、5年ぶり安値を更新した。期末在庫が大きく膨らんだことや、順調な収穫が圧迫材料となった。米農務省によると、9月1日時点の期末在庫は12億3500万ブッシェルと、平均推計の11億8500万ブッシェルを上回った。米中西部では週後半、降雨が予想され、収穫を遅らせる可能性があるが、全体的には温暖で乾燥し、収穫に適した天候が続く見込み。欧州連合(EU)産コーンの急増が見込まれ、今後数カ月間、飼料価格の下落観測が強まっている事も弱材料。大豆は反落。2013~14年度産の期末在庫は想定を下回ったものの、過去最大規模が見込まれる収穫の進展が下落要因になった。米農務省によると、9月1日時点の国内在庫は9200万ブッシェルと、1973年以来の低水準となり、アナリストの平均予想を3400万ブッシェル下回った。

*米農務省が30日に発表した、9月1日時点の米国農産物の四半期在庫は、コーンは前年同時点比50%増の12億3568万8000ブッシェルとなり、市場予想平均の11億8500万ブッシェルを上回った。大豆の在庫は35%減の9196万ブッシェルとなり、市場予想平均(1億2600万ブッシェル)を下回った。小麦の在庫は2%増の19億1400万ブッシェルとなり、市場予想平均(18億8000万ブッシェル)を上回った。

*NY外国為替市場の円相場は、米長期金利の小幅な上昇や対ユーロでのドル買いなどに押されて弱含んだ。海外市場では、欧州中央銀行(ECB)による追加金融緩和観測が一段と強まり、ユーロ売り・ドル買いが加速。これに連れて、円売り・ドル買いが進み、一時109円86銭まで下落した。しかし、7月のS&Pケースシラー住宅価格指数が前月比0.5%低下と3カ月連続でマイナスとなったことをきっかけに、円買い・ドル売り基調に転じた。また、9月のシカゴ地区の景況指数、9月の米消費者信頼感指数がいずれも市場予想を下回ったこともドル売り要因になり、109円半ばまで反発した。その後、米国の長期金利が小幅に上昇したことが円売り・ドル買い要因となり、109円台後半まで戻した。
 
ユーロは対ドルで海外時間に2年ぶり安値まで下落。9月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が前月を下回る上昇率となり、追加緩和への期待が強まった。一時は1.2571ドルと12年9月以来の水準までユーロ安・ドル高が進行。その後1.26ドル台前半まで値を戻した。


*米供給管理協会(ISM)が発表した9月のシカゴ地区製造業景況指数 (季節調整済み)は60.5と、前月の64.3から低下。

*7月のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で6.7%上昇と、2012年11月以来で最低。予想中央値は7.4%上昇だった。

*NY株式市場は、さえない米景気指標を受けて警戒感が強まり下落した。この日発表された住宅価格と消費者信頼感に関する民間統計はいずれも予想より悪化した。ただ、ユーロ圏では9月の消費者物価指数の上昇率が約5年ぶりの低水準となったため、欧州中央銀行(ECB)による追加金融緩和への期待が高まり欧州株式市場では上昇したことが米株式をサポートした。
 

【本日の主な経済指標およびイベント】
香港休場(建国記念日)
08:50 (日) 日銀短観
10:00 (中) 9月製造業PMI速報 51.1、51.0
10:30 (豪) 8月小売売上高 [前月比] +0.4%、+0.4% 
17:30 (英) 9月PMI製造業 52.5、52.7
21:15 (米) 9月ADP全国雇用者数 +20.4万人、+20.5万人
23:00 (米) 9月ISM製造業景況指数 59.0、58.3
*数値は順に、前回、予想。

【9月30日 国内市況終値】
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*金は軟調。29日のNY金相場は、米株式の下落を受けて小反発したが、時間外取引では反落しているため、売りが先行した。白金は上げ幅を拡大。高寄り後も買い優勢で推移した。昨

夜のNY金相場は、香港での民主派デモを受けた米株式の下落を受けて安全資産としての買いに反発した。今週、欧州中央銀行(ECB)理事会や米雇用統計を控え、様子見ムードが

強まりそうだ。ただ、米国景気の回復によるドル高基調が続くため、上値は重い展開が続きそうだ。

*中東産原油は4営業日続伸。NY原油がガソリン高を材料に上昇したことを受けて反発した。石油製品はガソリン、灯油共に続伸した。石油製品スポット(業者間転売)相場は、ガソリンが下落している一方、灯油は上昇している。ガソリンは軟調な陸上スポットの動きに影響されたが、灯油は陸上の下げ止まりが反映されたようだ。円安の影響で、元売りはスポット価格を下げたくないようで、買い姿勢を維持していると言われている。

*ゴムは上海高眺め小反発。上海相場が手じまい買いに上昇したことに追随して切り返したが、その後、上海の伸び悩みを眺めて上げ幅を削った。上海ゴムの中心限月2015年1月限は30日、一時トン当たり前日比550元(4.5%)高の1万2650元をつけるなど、急反発している。10月1~7日の国慶節の休場を控え、手じまい買いが膨らんだようだ。9月のHSBC製造業購買担当者景況指数(PMI)確定値が50.2と、速報値から0.3低下したものの、輸出受注が伸びたことが買い材料視されたようだ。26日現在の青島保税区の在庫が15万トンを下回り、荷余り感が解消されつつあるという。

*トウモロコシは上伸。シカゴ相場が買い戻しに上昇した地合いを引き継ぎ堅調に推移した。一般大豆は10月当限が整理商いに2950円安と暴落。米農務省は現地時間30日に、農作物の四半期在庫報告で9月1日時点の在庫を発表する。事前調査では、14年9月1日時点の在庫は大豆が1億2600万ブッシェル、トウモロコシは11億8500万ブッシェルと

予想されている。

*東京外国為替市場のドル円相場は、下値では買い戻しも入り、109円台前半で下げ渋った。
朝方、109円40銭前後で取引されたが、日経平均株価が下げ幅を広げ、じり安となった。香港のデモで中国情勢が不透明なため、ドル円は上値を追う状況には至らなかった。

*日経平均株価は反落した。鉱工業生産の停滞など景気の先行きに対する不透明感から幅広い銘柄が売られた。香港のデモ激化による中国経済への警戒感も嫌気されたようだ。

*9月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)確報値は50.2で速報値の50.5を下回った。8月の確定値は50.2。

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