【豪ドル円テクニカル分析】

*豪ドル円5分足
AUD5_1002

本日2日午前10:30、オーストラリア連邦統計局が発表した8月の貿易収支(季節調整済み)は、7億8700万豪ドルの赤字だった。予想は8億豪ドルの赤字だったため、予想より悪くなかった数字を受けて豪ドル円は反発している。発表前の95.375円から一時95.805円まで上昇した。

豪ドル円日足を見ると、一目均衡表を見ると、転換線と基準線を割り込み、続いて1日の陰線で雲を割り込んだものの、本日の陽線で下げ渋っている状況。95円のサポートラインが意識されているのだろう。

さて、2014年の年初来安値は88.17円(2月3日)、年初来高値は98.67円(9月5日)で上昇幅は10.500円。これにフィボナッチ比率を当てはめると、高値から0.38倍押し=94.68円、0.5倍(半値)押し=93.42円、0.62倍押し=92.16円となる。95円の下には0.38倍押しのラインがあり、8月の下落場面ではこれがサポートラインになっている。また、5月の安値は0.5倍押しのラインがサポートになっている。

本日の貿易収支が地合い好転のきっかけになるかどうか。ストキャスティックス(スロー20日)を見ると、20%以下に下落し、ボトム圏に入っているため、反発しやすい条件ではある。終値が雲の上限を超えてくれば、調整安場面が終了し、再度、上昇相場が開始すると考えてもいいだろう。

反発に転じた場合、96.500円の上値抵抗線をブレイクするかどうかがポイントになるだろう。96.500円銭は4月4日、7月1日の高値でもある。


*豪ドル円日足
AUD1002

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