【日経225】
日経225を年初から振り返ると、1月2日の高値1万6411円から反落に転じ、ここを起点とする下落トレンドラインが引かれていたが、5月23日にこのラインがブレイクされた。5月29日には一目均衡表の雲の上限をブレイクし、遅行線も実体とゴールデンクロスとなって上昇相場に転じた。8月8日に急落したが、安値1万4663円は雲の下限でサポートされ、長大下ヒゲとなって上昇基調は維持された。

これにより、1万3908円(5月19日)と1万4663円(8月8日)を結ぶ上昇トレンドラインが引かれることになった。9月25日の高値1万6453円は年初来高値となったが、上昇トレンドラインと並行なチャネルラインの上限にあたり、この抵抗を受けて反落に至った。10月2日のろうそく足は、長大下ヒゲ陰線となった。安値1万5366円は雲の上限でサポートされた格好で、8月8日のパターンとよく似ている。

1万5300円より下側には雲と上昇トレンドラインがあり、この両者があるため、1万5200円レベルは強力なサポートゾーンになるだろう。ストキャスティックス(スロー12日)は下落の途上にあるが、先行するラインが20%を割り込みつつあり、底値圏に入ろうとしている。

今夜午後9時30分(日本時間)に、9月の米雇用統計が発表されるが、これで株価が下落する可能性もあるが、仮にそうなると、ストキャスティックスが20%以下に下落し、雲レベルまで下落すれば、調整安のポイントに近づくことになると予想する。

以上は強気の見方だが。1万5200円を割り込んだ場合、サポートを下回るため、強気相場にひびが入った可能性があるので注意したい。

 
*日経225日足
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