【ドル円テクニカル分析】
ドル円は10月以降、ほぼ108~110円のレンジが形成されていたが、昨日8日からレンジの下限を割り込む回数が増えてきた。下ヒゲが出現し、108円台に戻していたものの、現在(9日午後3:08)、107.83円まで下落し、レンジを割り込む状況が強まっている。

サポートラインとなっている108円は9月18日にブレイクされている。10月3日には一時的に107.995円まで下落しているが、すぐにレンジに戻しているため、強固な下値支持線と見られていたが、9月の米雇用統計、日銀金融政策決定会合、FOMC議事録公表等、重要なイベントが消化され、サプライズもなかったことから、108~110円で構築されたロングポジションが整理されつつあるのだろう。

MACDはデッドクロスした後、ゼロラインを割り込んで下落しており、短期的には下落基調に転じている。

108~110円のレンジを下に抜けた場合、レンジ幅が2円なので、単純に見れば108-2=106円が下落の目安になる。

また、チャートからは、106.80円、105.73円、104.67円がサポートラインとして見える。

今週末、日本は3連休となるが、連休中のドル円の急落には注意したいところだ。


*ドル円4時間足
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