【東京金テクニカル分析】

東京金相場は10月22日に4300円の節目にタッチしたが、この上値抵抗線をブレイクすることができず次第に上値を切り下げる展開になっている。日足における一目均衡表の雲の上限が4300円であり、これが上値抵抗線として機能したようだ。ただ、転換線と基準線はすでにゴールデンクロスしており、50日、100日、200日の主要な移動平均線を上回っていることに加え、MACDもゴールデンクロスしていることなどから、軟調な展開に転じても下値は堅いと予想する。

また、6月以降の高値4075円(6月2日)と安値4382円(7月11日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、0.38倍押し=4265円、0.5倍(半値)押し=4229円、0.62倍押し=4192円となるが、現状は0.38倍押しのラインを上回っているため、全値戻しに向けて上昇していく可能性がある。

直近では雲が上値抵抗ゾーンになっているが、厚さはそれほどなく、今月下旬には雲自体が切り下がり、厚みがさらに薄くなるため、上方へのブレイクが今よりも容易になる可能性が高い。日柄待ちというところだろう。

以上は強気の見方だが、0.62倍ラインを下回った場合、下落基調が新たに始まった可能性もあるため注意したい。

*東京金日足
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