11月4日(火)

【10月31日の海外相場および市況】
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*週末31日のNY金はドル高・ユーロ安や米株高を背景に売られ急落した。終値ベースでは2010年7月29日(1171.20ドル)以来、約4年3カ月ぶりの安値となった。日銀の追加金融緩和や、年金積立金管理運用独立法人(GPIF)の新たな資産構成を受けて、円売り・ドル買いが進行。ドルは対ユーロでも買われ、一時2年2カ月ぶりの高値を付けた。このため、ドル建て金に割高感が強まり売り込まれた。また、日銀の金融緩和を受けて、リスク回避の動きが後退したことから、安全資産としての金を売る動きも広がった。1180ドルの水準は昨年12月と今年6月の2度の下落局面ではキープされていたが、今回はここを下回った。ただ、小売り需要は堅調で、米国の金貨の10月の販売は22%増となった。CFTC建玉10月28日時点:ファンド筋の買い越しは10万739枚(前週比-7245枚)と減少した。

白金は続落し、10月3日以来1カ月ぶりの安値水準で終了した。CFTC建玉10月28日時点:ファンド筋の買い越しは2万950枚(前週比-1546枚)と2週連続の減少。

*週末31日の米欧石油市場の原油相場は、日銀の追加金融緩和を受けたドル高を嫌気して続落した。月間ベースでは4カ月連続の下げとなった。WTIは一時80ドルを割り込んだが、引け間際でショートカバーが出て下げ幅を縮小した。10月のOPECの生産はアンゴラとナイジェリアが日量12万バレル減ったが、全体の生産は依然目標の日量3000万バレルを72万バレル上回る水準だった。OPECのバドリ事務局長は29日、15年にOPEC諸国の生産が変わる見込みは薄く、原油価格の下落を懸念していないと語った。CFTC建玉10月28日時点:ファンド筋の買い越しは26万7304枚(前週比-1万2797枚)と減少。

*コーンは反発。大豆や大豆ミール相場の上昇に支援された。大豆は大豆ミール上昇に追随して反発。コーンCFTC建玉10月28日時点:ファンド筋の買い越しは15万5340枚(前週比+2万9020枚)と3週連続の増加。

大豆CFTC建玉10月28日時点:ファンド筋の買い越しはー737枚、売り越しに転じた。

*週末31日のNY外国為替市場の円相場は、日銀の追加緩和決定などを背景に売り込まれ、2008年1月以来約6年10カ月ぶりに112円台に急落した。日銀はこの日の政策決定会合で、追加金融緩和を決定。公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は国内外の株式投資を倍増させる新しい基本ポートフォリオ(資産構成)を発表した。これを受けて、海外市場では今後の日米金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが活発化。円は一気に110円台へ下落した。この日発表されたロイター・米ミシガン大学の10月の消費者景況感指数(確報値)、10月のシカゴ地域の景況指数がいずれも市場予想を上回ったことから、円売り・ドル買いが一段と加速。また、米株式相場が堅調に推移したこともドル買いの支援材料となり、円は一時112円47銭まで急落した。ユーロは対ドルで2012年8月下旬以来2年2カ月ぶりに一時1.24ドル台まで下落。一方、対円では9月23日以来1カ月ぶりに140円台を回復した。日銀の追加緩和は、マネタリーベース目標額を年間約80兆円に相当するペースで増加するよう調節し、従来の「年間約60兆-70兆円」から引き上げる。また、指数連動型上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(J-REIT)の買い入れも「それぞれ年間約3兆円、年間約900億円に相当するペース」に拡大する。

*週末31日のNY株式市場は、日銀の追加金融緩和を好感した買いでほぼ全面高となり、約1カ月半ぶりに終値での史上最高値を更新して終了した。日銀の追加緩和は、投資マネーの流入期待につながり、世界的な株高に発展した。欧州の主要株価は英国が1.3%高、ドイツが2.3%高、フランスが2.2%高など。米連邦準備制度理事会(FRB)が今週、量的金融緩和の終了を決定したばかり。その直後のタイミングで日銀が追加緩和に踏み切り、世界的には緩和が続くとの安心感を誘った。この日発表された経済統計で米国の給与・賃金の伸びが堅調だったほか、民間の景気指標も市場予想を上回ったことで、景気先行きへの楽観的な見方が広がり、一段と買い進まれた。

【11月3日の海外相場および市況】
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*週明け3日のNY金はドル高・ユーロ安の進行などから小幅続落し、約4年3カ月ぶりの安値を更新して引けた。米株相場が軟化したことが安全資産としての金相場を下支えしたが、ドルが対ユーロで上伸し、ドル建て金相場の割高感につながった。米サプライ管理協会(ISM)が発表した10月の製造業景況指数は59.0と、前月比上昇し市場予想の56.2も大きく上回り、ドル買いが一段と強まった。中国で週末に発表された10月のHSBC製造業景況指数(PMI)の確報値は、前月から上昇したものの、構成指数は景気の鈍化懸念を示していた。中国国家統計局が発表した同月の非製造PMIは53.8で、8カ月ぶりの低水準となった前月から一段と低下した。主要消費国の景気減速に対する警戒感も、金相場の下押し要因となった。WTI原油相場が3%近く急落し、10年6月以来の安値となる78ドル付近となったことも弱材料。

*世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・シェアーズが3日公表したデータによると、10月の資金流出額は10億ドルを超えた。金価格が現在の4年ぶり安値水準から一層下落すると見込み、投資家が金保有量を減らした。10月のSPDRの金保有量は28.7トン減少し、6年ぶり低水準。月間ベースでは今年最大の減少。

*週明け3日の欧米市場の原油相場は、サウジアラビアがアジアや欧州向け原油輸出価格を引き上げる一方で対米価格を引き下げたことを受けて2ドル急落した。WTIは2012年半ば以来の水準まで落ち込んだ。ドル高に加え、中国の経済成長に対する懸念から地合いは弱まった。北海ブレントは、サウジ国営石油会社サウジアラムコがアジアや欧州への原油売却価格を引き上げたことを受けて一時的にプラス圏に反発したが、同社は一方で米国向け価格を引き下げた。先週の日銀の追加緩和策を受けて上げていたドルはこの日続伸、対円相場は7年ぶりの高値、対ユーロでは2年ぶり高値をつけた。原油相場を圧迫した。

*コーンは反落。収穫に適した良好な天候や大豆相場の急落に圧迫された。ただ、100日移動平均を上回る水準を維持して引けた。大豆は供給量が増加したことなどを受け反落した。

*週明け3日のNY外国為替市場の円相場は、日銀の追加金融緩和をきっかけとした円売りに歯止めが掛からず、一時114円21銭と、2007年12月27日以来約6年10カ月ぶりに114円台に下落した。円は対ユーロでも売られ、一時142円56銭と、4月4日以来約7カ月ぶりの安値を付けた。東京市場が祝日で休場となる中、欧米市場では前週末の日銀の追加金融緩和発表を受けた円売り・ドル買いの流れが加速。米国が来年6月にも利上げに踏み切るとの観測が強まる中、日米金利差拡大を見込んだ円売りの流れが継続し、一段安となった。米サプライ管理協会(ISM)が発表した10月の製造業景況指数が59.0と前月から上昇したほか、市場予想の56.2も大幅に上回ったことも、円売りを強めた。ユーロは、ユーロ圏の景気先行き不安などを背景にアジア取引時間帯に対ドルで一時2012年8月下旬以来2年2カ月ぶりの安値を付けた。

*週明けのNYダウは3営業日ぶりに下落した。ダウは前週末、日銀の金融緩和や年金積立金管理運用独立法人(GPIF)の運用改革を好感し、史上最高値を更新した。この日は、4日の米中間選挙、7日の米雇用統計などを控えて様子見姿勢が強い中、序盤に取引時間中の最高値を再び更新した後は、利益確定売りに押された。 米建設支出が前月比0.4%減と低迷したため、住宅関連株が売られた。原油安を受けてエネルギー関連株も下落した。一方、日銀の追加緩和やGPIF改革は、引き続き投資家の安心感につながっている。

【3日の主な経済指標およびイベント】
10:00 (中国) 10月非製造業PMI・速報 54.0 -- 53.8
18:30 (英) 10月PMI製造業 51.6 51.4 53.2
24:00 (米) 10月ISM製造業景況指数 56.6 56.1 59.0

*数値は順に、前回、予想、結果。

【本日4日の主な経済指標およびイベント】
09:30 (豪) 9月貿易収支 -7.87億AUD -18.50億AUD
09:30 (豪) 9月小売売上高 [前月比] +0.1% +0.3%
12:30 (豪) RBAキャッシュターゲット 2.50%
18:30 (英) 10月PMI建設業 64.2 63.5
19:00 (ユーロ圏) 9月生産者物価指数 [前年比] -1.4% -1.5%
22:30 (米) 9月貿易収支 -401億USD -402億USD
30:45 (NZ) 第3四半期失業率 5.6% 5.5%

*数値は順に、前回、予想。