【豪準備銀行、政策金利据え置き】
11月4日、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の2.50%に据え置いた。据え置きは14会合連続。消費拡大の兆しがみられる一方、成長見通しが低下しているため、金利据え置きは正当化されると説明した。
 
鉱山部門の減速や輸出価格の下落を受け、市場では金利の据え置きが予想されていた。
 
スティーブンス総裁は「中銀は依然として、今後数四半期の成長はトレンドをやや下回ると予想する」とし、最近の声明での文言を踏襲。「現時点で出ている指標を踏まえると、金利の安定期間を設けることが最も賢明とみられる」とした。
 
総裁は声明で、豪ドル相場は基本的な価値に関する予想の大半を依然として上回っているとしつつ、一段の下落を求めることはしなかった。
 
豪ドル相場下落に向けた文言が強められなかったことから、豪ドルは上昇した。

連休明けの4日からの豪ドル円の動きを見ると、一時98.295円まで下落したものの、政策金利の据え置きにもかかわらず豪ドル高への牽制がなかったことから、反発に転じ、99円台を回復。昨夜のNY市場でも、99円台前半で推移した。

*豪ドル円15分足
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