【ドル円テクニカル分析(短期)】

昨日の東京市場で、ドル円が115.50円と7年ぶりの高値をつけた後、急落に転じ、114.05円を付けた。日経平均株価も急落したため、ドル円にも高値警戒感が出て、調整安が警戒されると予想した。

しかし、昨夜の海外市場では、ECB政策理事会の決定を受けてドルが対ユーロで一段と上昇し、対円でも堅調に推移した。NY市場でのドル円の安値は114.395円に留まり、その後は反発に転じて115円の大台を回復した。

昨日の動きから114円がサポートラインとして確認されたようだ。

また、114.05円が72本移動平均線の上で下げ止まった事から、72本移動平均線もサポートラインになると言えるだろう。

今夜は、日本時間午後10時30分に、10月米雇用統計が発表される。非農業部門雇用者数の予想は23.5万人(前月は24.8万人)、失業率予想は5.9%(前月も5.9%)。非農業部門雇用者数は前月よりもやや下回るとの予想だが、20万人を上回っていれば、市場はこれを好感して、ドル買いが強まると予想される。ドル円も一段高になる可能性が高い。

逆に、予想より下振れした場合、ドル売り・円買いが強まるだろうが、その場合、1時間チャートにおける72本移動平均線もしくは114円が維持されるかどうか注目したい。


*ドル円1時間足

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