【豪ドル円テクニカル分析】

豪ドル円は2014年の年初来高値を更新している最中にある。年初からの動きを見ると、2月3日の安値88.225円と10月10日の安値91.75円を結ぶラインがサポートラインになっていた。これと並行なチャネルラインを、2月3日以降の高値である4月4日の96.535円から引くと、9月5日の高値98.765円が、ほぼこのチャネルラインに一致する。

11日の大陽線でチャネルラインを上抜き、100円の大台に乗せた。RSI(14日)も80%近くまで上昇したため、高値警戒感から反落も予想されるところだが、一方で、高値98.765円と安値91.75円で形成されたボックスを上抜けたので、価格レンジが上方にシフトしてきたとの見方もできる。

ボックスをブレイクした後、5日の高値99.735円はチャネルラインの抵抗を受けて反落に転じた、6日には98.005円まで下落したが、そこから反発に転じてボックスの上限を再びブレイクしている。その後は、チャネルラインをブレイクしたが、既に4営業日が過ぎたので、日柄フィルターはパスしたと考えて良いだろう。つまり、今回のブレイクは信頼性が高い。

この場合、レンジ幅の98.765-91.75=7.015円をレンジの上限に上乗せして、98.765+7.015=105.78円が次の上値目標値として算定される。

以上は強気の見方だが、98円を割り込んだ場合、調整の下落になりそうだ。しかし、その場合でも50日、100日、200日移動平均線のある95~96.5円レベルではサポートされそうだ。

*豪ドル円日足
aud1114
情報提供:(株)インベステック
※本画面に掲載されている情報の著作権は、インベステック及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、インベステック及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。