【11月27日 国内市況終値】
*金は続落。NY金時間外相場の下落や円高の進行につれて売りが膨らんだ。ただ、引け間際ではNY金時間外相場が値を戻したことから、やや下げ幅を縮小して終えた。白金は反落。NY白金相場の上昇を眺めた買いに高寄りしたが、その後はNY白金時間外相場の軟化や為替の円高を受けて値を沈めた。昨夜公表された米週間失業保険申請件数や10月の米個人消費は、市場予想を下回る内容だった。一方、米株式市場は年末商戦への期待感からダウが史上最高値を更新し、金には強弱混じる状況だった。目先は、30日のスイス金準備売却禁止法案の国民投票が材料となる。

*中東産原油、石油製品はWTI時間外取引の大幅安と為替の円高を受けて大幅安。WTI原油は、現在取引が行われている時間外で一時72.87ドルと節目の73ドルを割り込んだ。これは2010年9月21日の72.81ドル以来約4年2カ月ぶりの安値水準。石油輸出国機構(OPEC)定例総会が日本時間27日午後6時に開催される。ロイター通信によると、サウジアラビアを中心とするOPEC加盟のペルシャ湾岸4カ国は、総会での協調減産を提案しないことで一致した。このため、市場では、OPECが減産で合意する可能性は限りなく小さくなったとの見方が広がっている。

*ゴムは続落。原油安や円高・ドル安進行が弱材料となり、下げ幅が拡大した。先限は199円30銭まで値を下げたが、終値は200円を維持した。26日には中国政府が2015年の国内総生産(GDP)成長目標を14年の7.5%から7.0~7.2%に引き下げるとの観測が報じられたが、上海ゴム相場への影響は小さかったようだ。市場は12月1日に発表される中国の11月の製造業購買担当者景況指数(PMI)待ちの状況。

*トウモロコシは小反落。シカゴ時間外相場が感謝祭で入電がなかったものの、円高・ドル安の進行を反映して整理売りが優勢となった。一般大豆はまちまち。シカゴ穀物相場は、大豆ミール相場が大幅続伸したことを反映して堅調に推移している。米中西部の東部地域で大豆ミールの需給逼迫感が強まっているため。大豆の収穫がほぼ終了し、今後、ミールの需給が緩むとの見方から、上昇は一服していたが、20日以降、反発に転じている。今シーズンの米穀物は豊作だったものの、中西部の東部地域では大豆の収穫遅れの影響で、大豆ミールが不足し、相場は急騰、トウモロコシや大豆も連れ高となっている。11月中旬からは大規模な寒波による荷動き停滞懸念も強材料になっている。

*東京外国為替市場のドル円相場は、米市場の休場を控え調整的な売りが優勢となり、117円台前半で軟調に推移している。今夜の米国市場が感謝祭で休場となるため、調整的なドル売り・円買いが出やすいようだ。

*日経平均株価は、円安の一服感を背景に利益確定売りが広がり、続落した。

*東京金1時間足
18本、36本、54本の3本の移動平均線を下回った。MACDもデッドクロスして下落し、ゼロラインを下回った。下落基調に転じた可能性があるが、4450円のサポートラインが維持されるなら、レンジ内で推移することになる。4450円を下回れば、4400円のサポートラインが試される展開になるだろう。
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