【豪ドル円テクニカル分析】

先週5日に発表された11月の米雇用統計を受けてドル円が121円半ばまで上昇した影響で、豪ドル円も101円台に浮上した。11月26日以降、何度か100円のサポートを割り込むような動きを見せてきたが、先週末の上昇で、目先的には下抜けが回避された。

しかし、4時間足を見ると、先週の反発で101.38円まで上昇したものの、一目均衡表の雲の上限に抑えられており、レンジを上回ってはいないことがわかる。

上昇相場が再開するには、雲の上限をブレイクする必要がある。上方にブレイクすれば102円を目指す展開になるだろう。

現時点では雲の下限を割り込むような動きを見せており、雲を割り込めば再び100円のサポートを試す可能性もありそうだ。その場合、11月下旬以降に100~102.86円(11月22日高値)のレンジが形成されているため、100円を割り込めば、このレンジ幅102.86-100=2.86円をレンジの下限から下に伸ばして、100-2.86=97.14円が下値目標値として算定される。

また、10月以降の安値は91.75円で、高値は102.86円なので、これにフィボナッチリトレースメントを当てはめると、0.38倍押し=98.64円、0.5倍(半値)押し=97.31円、0.62倍押し=95.97円となり、半値押しのレベルとレンジ下放れで算定された数値がほぼ一致するため、97円台はサポートラインとして有効に機能しそうだ。

MACDはゼロラインに差し掛かっており、上に抜けるか、再び反落するかのポイントに来ている。ストキャスティックス(スロー12本)は80%を割り込んで下向きに転じており、調整安を示唆している。現状は、再び100円のサポートラインを試す可能性が高そうだ。

*豪ドル円4時間足

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