【ドル円テクニカル分析】

昨日、”ドル円は短期的に調整安場面を迎えそうだ。121円を割り込むと、下落基調が強まって72本移動平均線(現時点で120.30円)に向かって下落する可能性が高まるだろう”とレポートしたが、昨夜のNY市場では、121円のサポートラインを割り込んで、一時120円20銭まで下落した。雲の下限のみならず72本移動平均線も下回ったが、その後は急速に引き戻した。

現在、72本移動平均線と転換線も上回って、雲の中に入り込んでいるが、戻りは基準線に抑えられて上値は重い。遅行線も実体とデッドクロスしており下落のモメンタムが生じている。MACDはゼロラインまで下落しており、ここで反転反発しなければ、ゼロラインを割り込んで下落するため、下落基調が強まり、雲の下限と72本移動平均線を再び割り込む可能性は高いだろう。

現在、雲の下限と72本移動平均線は120.60円でほぼ一致しているため、ここで下げ止まるか、ここを割り込むかが注目される。

仮に割り込んだ場合、下ヒゲが出現した時の安値120円20銭(12月9日)と120円13銭(12月5日)が下値の目安になる可能性がある。

逆に反発した場合、雲を上回れば上昇基調に戻る可能性が高いが、遅行線が実体とゴールデンクロスしなければ、戻りは限定的になるだろう。遅行線と実体は121円50銭前後で遭遇するため、ここを上回るか、跳ね返されるかがポイントになるだろう。


*ドル円1時間足
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