【東京トウモロコシテクニカル分析】
東京トウモロコシ相場は、24日に一時2万8000円を付けたが、その後は上値が重くなり調整安場面を迎えている。年初来高値は2万8490円(4月30日)だが、残り2営業日を残すだけで、高値を更新することは困難かもしれない(100%不可能とは言えないが)。しかし、日足の一目均衡表を見ると、三役好転状態は続いており、上昇相場に変化はない。

現状は、2万7350円~2万8000円で形成されたレンジ(グリーンのBOX)の中で推移しており、レンジの上限をブレイクすれば、レンジ幅2万8000-2万7350=650円をレンジの上限から上方に伸ばして、2万8000+650=2万8650円が上値目標値として算定される(年初来高値は更新される)。

逆に、レンジの下限を下回れば、レンジ幅650円をレンジの下限から下方に伸ばして、2万7650-650=2万7000円が下値目標値として算定される。この場合、転換線を下回るが、その下にある基準線(2万6950円)にサポートされるだろう。

大勢的には50日移動平均線が100日移動平均線とゴールデンクロスして上昇しており、現在は50日移動平均線が200日移動平均線に接近して、ゴールデンクロスを示現する日が近づいている。50日移動平均線との乖離率を見ても、過熱感が強まる10%をまだ超えていないため、長期的な上昇基調に変化はないと言える。

日柄面では、年初来高値の2万8490円(4月30日)から年初来安値の2万2680円(10月3日)まで、およそ5ヶ月かかっているが、下落の日柄を年初来安値から対等に伸ばすと、2015年3月となり、少なくともこの日まで上昇相場は継続すると考えてもいいだろう。

*トウモロコシ円日足

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