3月26日(木)
【3月25日の海外相場および市況】
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*25日のNY金は、ドル安を受けて買いが継続し、6営業日続伸となった。終値は今月4日以来3週間ぶりの高値を更新した。ドイツの3月IFO景況指数が107.9と予想の107.3を上回り、前回の106.8も大幅に上回った。欧州連合(EU)最大の経済国であるドイツの企業景況感指数が昨年7月以来の高水準となり、5カ月連続で上昇した。 一方、米国の耐久財受注は前月比で-1.4%と予想の+0.2%を大きく下回った(前回は+2.0%)。これを受け、為替市場ではドル売り・ユーロ買いが一段と加速し、ドル建て金は割安感から買われた。一時1200ドルの節目が迫ったが、原油相場が国内在庫の急増を嫌気した売りに上げ幅を圧縮すると、インフレヘッジを目的とした買いが弱まり、上値の重い展開となった。RSI(14日)=55.0%。白金はドル安を受けて反発。RSI(14日)=47.7%。

*25日のNY原油は、地政学的リスクへの懸念が強まる中、対ユーロでのドル安を受けて買われ、続伸した。終値は3月9日(50.00ドル)以来2週間ぶりの高値で終了し、25日移動平均線を上回った。RSI(14日)=53.1%。イエメン情勢が緊迫化する中、南部アデンにあるハディ大統領の滞在先の敷地一帯が空爆を受けたとの報道で、地政学的リスクへの懸念が強まった。イエメンでの戦闘は中東からの原油積み出しの安全性に関する懸念をもたらすという。為替市場では、ドイツと米国の景況感の違いから、ドルが対ユーロで下落した。ただ、米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫が前週比820万バレル増と、市場予想の510万バレルを上回る積み増し幅となったことは嫌気された。北海ブレント原油もドル安と地政学的リスクを受けて上昇した。

*シカゴトウモロコシは、米国の今春のトウモロコシ作付面積が前年実績を下回るとの見通しが強材料となり、2月27日以来約1カ月ぶりの高値を付け、4日続伸した。市場予想によると、米農務省が来週発表する作付け意向面積報告では、前年比で大豆の作付面積が拡大する一方、トウモロコシは縮小すると見込まれている。RSI(14日)=58.6%。

*シカゴ大豆は、南米の豊作や、来週の米作付け意向面積報告では、大豆が増加するとの見通しから売られた。RSI(14日)=47.1%。

*25日のNY外国為替市場のドル円相場は、米シカゴ連銀総裁の発言や軟調な米経済指標で早期利上げ観測が後退し、下落する展開となった。米シカゴ連銀のエバンズ総裁がロンドンでの講演で、6月の利上げの可能性について「時間をかけて経済動向を精査する必要がある」と慎重な見解を述べたことから、円買い・ドル売りが進み、一時119円23銭を付けた。2月の耐久財受注額が前月比1.4%減と、市場予想の0.4%増に反して落ち込んだことも、ドル売りを強めた。その後、ドルの買い戻しが入り、円が上げ幅を縮小する場面もあったものの、引けにかけて119円50銭前後に落ち着いた。ユーロ相場でドルが売られていたことも、円買い・ドル売りをサポートした。

*25日のNY株式市場は、低調な米経済指標を受けて、景気への先行き警戒感が台頭し、大幅続落した。2月の耐久財受注額は前月比1.4%減と市場予想の0.4%増を大きく下回った。米景気の先行きに対する警戒感が強まり、株式市場では売り優勢の展開となった。3月期末を控えたファンドが換金売りを出しいるとの観測も出ていた。


【本日以降の主な経済指標およびイベント】
18:30 (英) 2月小売売上高指数 [前月比] -0.7% +0.4%
      (英) 2月小売売上高指数 [前年比] +4.8% +4.2%
18:30 (南ア) 2月生産者物価指数 [前年比] +3.5% +2.8%
21:30 (米) 週次新規失業保険申請件数 29.1万件 29.0万件
未定 (南ア) SARB政策金利発表 5.75% 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。