【3月27日 国内市況と終値】
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*金は5営業日続伸。イエメン情勢など地政学リスクに対する警戒感からNY金が上昇し、買いが先行。利食い売りに押されて伸び悩んだが、NY金時間外相場の堅調を眺め、4600円台で引けた。RSI(14日)=53.5%。白金も堅調。RSI(14日)=45.5%。26日のNY金は、イエメン情勢に対する懸念から7営業日続伸。終値が心理的な節目の1200ドルを上抜いたことで、買い戻しが優勢になった。サウジアラビアなどがイエメンへ軍事介入したことを契機に原油価格が急伸、為替市場ではドル安が進んだ。NY金は、一時1219.50ドルの高値を付けたが、その後押し戻された。市場は、今夜(日本時間28日午前4時45分)に予定されているイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に注目している。イエレン議長は、連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、ドル高がもたらす悪影響について懸念を示してたが、ドル高に対する牽制発言が出れば、金には追い風となるだろう。

*中東産原油は反落。イエメン情勢の緊迫を背景に26日の欧米原油相場が上昇したことを受け、高寄りしたが、その後は、NY原油時間外相場の上値の重さを眺めた利益確定の売りに反落に転じた。RSI(14日)=48.9%。石油製品も反落。ガソリンのRSI(14日)=48.9%。灯油のRSI(14日)=54.5%。NY原油時間外相場は、でじりじりと上値を削っている。サウジアラビア主導のアラブ各国部隊によるイエメンでの空爆作戦で地政学的リスクが意識され、26日の取引では買いが殺到したが、週末を控え、利益確定売りが出ているようだ。ただ、サウジ軍主体のアラブ各国部隊は26日夜もイエメンでの空爆作戦を続行したもようで、展開次第では相場が大きく吹き上がる可能性は残っている。一方、米国の需給は緩和している。米エネルギー情報局(EIA)の最新の週報では、原油在庫は4億6670万バレルと、過去最高に積み上がっている。ただ、最新週の生産は前週比3000バレル増にとどまり、1月30日までの1週間(3万6000バレル減)以来の低調な状況だったが、市場は、減少傾向に転じたかどうか、今後数週間は見る必要があるとしている。

*東京ゴムは、上海ゴム相場が中国の景気減速懸念から下げたことを受けて大幅安。RSI(14日)=40.9%。

*トウモロコシは続落。RSI(14日)=40.9%。一般大豆は上伸。RSI(14日)=51.4%。シカゴ市場では、大豆に関して31日に米農務省が発表する作付け意向面積が、2月に同省が示した8350万エーカーを上回るとの見方が浮上し、圧迫材料となっている。週間成約高によると、今年度の中国向け累計は前年同期比6.9%増の2866万500トンとなり、伸び率は鈍化傾向が続いている。中国経済の減速に加えて、ドル高が南米産大豆との競争上の足かせになっている。

*東京外国為替市場のドル円相場は、株価の急落になびいて119円台前半で上値重い展開となった。ただ、株価の下げほどには、ドル円は下落しなかった。

*日経平均株価は大幅続落。株価指数先物への仕掛け的な売りを受けて裁定解消売りが広がり、日経平均は下落幅を広げた。欧米株安に引きずられる形で下落して始まった後に切り返し、前日比100円超も値上がりする場面があった。しかし、午後になると、株価指数先物に売りがかさみ、マイナス圏に転落し、一時は400円近く値下がりした。