【4月6日 国内市況と終値】
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*金は反発。3月の雇用統計が弱い内容だったため、ドルが急落し、NY金時間外相場は上伸したため、買いが優勢となった。終値は50日移動平均線を上回った。10日と25日の移動平均線はゴールデンクロスした。RSI(14日)=59.1%。白金もNY時間外高を反映して反発。終値は50日移動平均線を上回った。RSI(14日)=55.5%。週末3日に公表された3月の米雇用統計は非農業部門の就業者数が前月比12万6000人増と市場予想の24万5000人増を大幅に下回った上、過去の数値も下方改定され1~3月期の平均は20万人増を割れた。失業率は横ばいにとどまったものの、連邦準備制度理事会(FRB)が注目している平均時給は前年同月比2.1%増と伸び悩んだ。今夜発表される3月の米ISM非製造業景況指数が悪化していれば、NY金は一段高になる可能性が高い。

*中東産原油は反発。NY原油時間外相場は、3月雇用統計の悪化を受けたドル安から反発しており、買いが先行した。RSI(14日)=47.9%。石油製品も原油に追随して反発。ガソリンのRSI(14日)=45.8%。灯油のRSI(14日)=51.1%。NY原油時間外相場は、ドル安を受けて節目の50ドルを回復し、一時50.47ドルの高値を付けた。

*ゴムは続落し、先限は一時200円を割り込んで、約2カ月ぶりの安値となった。為替相場の円高を受けて売りが膨らんだ。終値は50日安値を更新した。RSI(14日)=34.5%。本日は、上海市場が清明節で休場。

*トウモロコシは反落。シカゴ時間外相場は反発したが、為替の円高が嫌気されて売りが優勢となった。RSI(14日)=35.1%。一般大豆は反発。RSI(14日)=58.7%。

*週明け6日の東京外国為替市場のドル円相場は、119円前後で保ち合い。前週末に発表された3月の雇用統計は予想以下の内容となり、失望感が強まったが、すでに119円を割り込む水準まで下落していたため、買い戻しが先行し、むしろ底堅く推移した。

*日経平均株価は小幅安。前週末公表された3月の米雇用統計で新規就業者数の伸びが市場の事前予想を下回ったため、売りが先行し、一時200円安近くまで下落した。ただ、下値での買いも入り、下げ幅を縮めた。

第9回 『おしえて陳さん』 
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