【4月16日 国内市況と終値】
tk0416

*金は反発。15日のNY市場では、弱い米経済指標を受けて、連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを急がないとの見方が浮上し、NY金が上昇し、東京市場も買い優勢となった。RSI(14日)=51.4%。白金は続伸。NY白金相場の上昇を受けて買いが先行した。RSI(14日)=51.5%。昨夜発表された4月のNY州製造業景況指数は-1.19と4カ月ぶりのマイナス。3月の米鉱工業生産指数は前月比0.6%低下し、設備稼働率も1年2カ月ぶりの低水準となった。これを受けて、為替市場では、ドルが対主要通貨で下落した。

*中東産原油は大幅続伸。15日発表された米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫の増加幅が予想を大幅に下回ったことから、NY原油が4カ月ぶりの高値で引けたため、東京原油も強気買いが先行した。NY時間外相場は堅調に推移したため、一時4万7320円と、3月6日以来の高値を付けた。RSI(14日)=63.5%。石油製品も原油の強調地合いを映して続伸。ガソリンのRSI(14日)=64.1%。灯油のRSI(14日)=65.2%。米エネルギー情報局(EIA)が15日発表した10日までの1週間の原油在庫は、前週比130万バレル増加した。増加幅が予想の410万バレルを大きく下回ったことで、市場は強気に転じた。

*ゴムは続伸。原油高と上海ゴム相場の上昇が強材料。RSI(14日)=41.8%。上海ゴム上昇の背景には、中国の経済指標が悪かったため、もう一段の
金融緩和が期待されて、買われているという面がある。

*トウモロコシは上伸。シカゴトウモロコシ相場が産地の作付けの遅れを材料に上昇したことを受けた買いが先行した。新甫2016年5月限は、100円上ざやの2万5270円で発会し、発会値比550円高の2万5820円で引けた。先限足で終値は10日移動平均線を上回った。RSI(14日)=48.0%。一般大豆はまちまち。新甫2016年4月限は、550円下ざやの5万2690円で発会し、発会値よりも790円高い5万3480円で引けた。RSI(14日)=43.5%。

*東京外国為替市場のドル円相場は、朝方は119円を割り込み、一時118円77銭まで下落したが、次第に買い戻され、119円台前半に戻した。前日の米経済指標が弱かっことから対ユーロを中心にドル売りが活発化した。しかし、下値では買い戻しが入り、ドル円は堅調に転じた。

*日経平均株価は小反発。朝方、為替が118円台77銭まで下落したことを受けて、株価も下落したが、為替が円安に転じたことから、株価も反発に転じた。週明けには、決算発表が本格化するが、国内の企業業績は2桁増益との見方が大勢で、株式市場にも先高期待が強い。


第10回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/