【6月15日 国内市況と終値】
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*金は続落。先週末12日のNY金が下落し、為替が円高に振れたため、売りが優勢となった。
RSI(14日)=49.3%。今夜は5月の米鉱工業生産指数の発表が予定されており、雇用市場に続いて企業の生産活動も回復基調にあることが確認されれば、市場が9月の利上げ実施を意識する公算が大きく、金には弱材料になりそうだ。ただ、16~17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるため、結果が出るまでNY金は小動きに留まりそうだ。白金は続落。NY白金時間外安を受けた売りに下げ幅が拡大した。RSI(14日)=37.0%。

*中東産原油は続落。先週末12日の米欧原油相場が、世界的な供給過剰見通しを受けた利益確定売りに下落したことから、売りが優勢となった。RSI(14日)=52.3%。今週の在庫統計に大きな変化がなければ、原油市場は、16~17日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)とそれを受けたドル相場の動向に左右されそうだ。石油製品も原油に追随して続落。ガソリンのRSI(14日)=51.4%。灯油のRSI(14日)=54.0%。

*ゴムは、上海ゴム安を受けた利食い売りに続落。終値は25日移動平均線を下回った。RSI(14日)=48.9%。中国の新車販売の減速に加えて、米商務省がこのほど、中国製タイヤに対し関税を課すことを決定するなど、ゴムの需要面で弱材料が出てきていることが嫌気されたようだ。

*トウモロコシは続落。RSI(14日)=52.0%。一般大豆は先限のみ反発。RSI(14日)=44.5%。シカゴ大豆時間外で、新穀11月限が9ドルの節目を割り込んでいる。米中西部で好天が続き、売りが継続しているようだ。一方、7日現在の米クロップ・ブログレスでは、主要18州の作付け進展状況は79%(平年81%)と、今年初めて平年を下回った。

*東京外国為替市場のドル円相場は、123円台半ばで保ち合いとなった。ギリシャ金融支援交渉の決裂から円高になる場面もあったが、日経平均株価が下げ渋るとドルが買い戻された。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を控えて、様子見が強まっている。

*日経平均株価は下落。ギリシャの債務返済問題が嫌気され、売りが優勢となった。今週はギリシャ問題で大詰めを迎えるユーロ圏財務相会合が18日に開かれる。また、FOMCや日銀金融政策決定会合が予定されており、様子見が次第に強まった。


第18回 『おしえて陳さん』 
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