7月27日(月)
【7月24日の海外相場および市況】
ny0724

*週末24日のNY金は反落。前週のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で、FRBが年内に利上げに踏み切る可能性が高いとの観測が高まり、利子を生まない金には売りが継続した。28、29日の両日、米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されている。ここで、利上げへの言及があれば、金には一段の売り圧力がかかりそうだ。RSI(14日)=20.4%。CFTC建玉7月21日時点:ファンドの金買い越しは2万8279枚(前週比-1万9545枚)と買い越し幅は減少。総取組高は45万9760枚と前週より2904枚減少。ファンドは買いを減らし、売りを増やしている。

*週末24日の白金は金に連れて小反落。RSI(14日)=22.3%。CFTC建玉7月21日時点:ファンドの白金買い越しは2万0139枚(前週比-287枚)と買い越し幅は減少。総取組高は8万0783枚と前週より894枚減少。ファンドは買い、売り共に増やしている。

*週末24日のNY原油は3日続落。7月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値が48.2と、前月確報値の49.4から低下し、2014年4月以来の低水準となった。低調な景気指標を受け、エネルギー需要が鈍化するとの懸念が広がった。また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの統計によると、最新週の国内掘削リグ稼動数は659基と、前週から21基増加した。リグ稼動数が増加したことで産油量がさらに増えるとの思惑も弱材料となった。RSI(14日)=25.1%。CFTC建玉7月21日時点:ファンドの原油買い越しは25万3683枚(前週比-1万0704枚)と買い越し幅は減少。総取組高は166万8737枚と前週より6万4958枚減少。ファンドは買いを減らし、売りを増やしている。北海ブレント原油も需給緩和懸念から続落し、3月以来の安値となった。

*週末24日のシカゴトウモロコシは、産地の天候改善見通しに大幅下落。RSI(14日)=44.2%。CFTC建玉7月21日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは32万3494枚(前週比+6万5264枚)と買い越し幅は増加。総取組高は138万6008枚と前週より3万6961枚増加。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*週末24日のシカゴ大豆は、産地の天候改善を受けて続落し、2週間ぶりの安値を付けた。RSI(14日)=39.9%。CFTC建玉7月21日時点:ファンドの大豆買い越しは11万3921枚(前週比+6875枚)と買い越し幅は増加。総取組高は67万9722枚と前週より3278枚増加。ファンドは買いを増やし、売りを減らしている。

*週末24日のNY外国為替市場のドル円相場は、123円台後半に軟化した。7月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値が48.2と、市場予想を下回り、1年3カ月ぶりの低水準となった。また、最近の原油などの商品相場の下落も意識され、世界的な景気先行き不安が高まり、リスクが低い円が買われやすくなった。28、29日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されているため、様子見ム
ードも強まった。

*週末24日のNY株式相場は、弱い中国製造業指標や米住宅統計を嫌気し4営業日続落した。7月の中国製造業購買担当者景況
指数(PMI)が48.2と、5カ月連続で節目の50を割り込んだことが弱材料視された。


【本日の主な経済指標およびイベント】
17:00 (独) 7月IFO景況指数 107.4 107.2
21:30 (米) 6月耐久財受注 [前月比] -1.8%(-2.2%) +3.2%
   (米) 6月耐久財受注 [前月比:除輸送用機器] +0.5%(0.0%) +0.5% 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第24回 『おしえて陳さん』 
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