【7月29日 国内市況と終値】
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*金は小反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで、小幅なレンジで推移した。RSI(14日)=29.2%。日本時間30日午前3時にFOMC声明が発表される。9月の利上げを示唆する内容が出れば、ドルが上昇し、NY金は下落の展開となりそうだ。ただ、円建て金は円安により下げ幅は限定的になる可能性がある。逆に、消極的な内容であればNY金は反発する可能性がある。また、日本時間30日午後9時半には、4~6月期の米国内総生産(GDP)発表される。市場は、年率換算で前期比2%台半ば程度の増加を予想しており、想定通りであれば利上げが意識され、金には弱材料になりそうだ。白金は反発。RSI(14日)=34.9%。

*中東産原油は反発。28日のNY原油が米原油在庫の減少観測を背景に反発したため、買いが優勢となった。
RSI(14日)=31.6%。石油製品も原油高になびいて反発。ガソリンのRSI(14日)=30.6%。灯油のRSI(14日)=26.7%。

*ゴムは上海ゴムの堅調を受けて4日ぶりに反発。RSI(14日)=38.7%。週明け27日に上海株は急落したが、28日は下げ渋る展開となり、29日の終値は前日比プラスとなり、過度なリスク警戒感が後退したようだ。

*トウモロコシは3日続落。28日のシカゴトウモロコシは上昇したが、為替が円高に振れたため、東京市場は売りが優勢となった。RSI(14日)=39.0%。一般大豆は買い戻しに反発。RSI(14日)=36.5%。

*東京外国為替市場のドル円相場は、123円台半ば付近で下げ渋った。日中は、日経平均株価がマイナスに転じたことで売りが強まり、一時123円30銭まで下落したが、午後に株価が下げ幅を縮めると、123円台半ば付近に戻した。明日未明のFOMCの結果公表を控えて様子見ムードが強まった。

*日経平均株価は4日続落。朝方は、前日の欧米株価の上昇を受けて買いが先行したが、戻り売りに値を崩した。前日、中国関連の輸出企業が、通期の業績見通しを下方修正したため、中国景気の悪化が懸念された。また、FOMCの声明文発表を控えて様子見ムードも強まった。


第24回 『おしえて陳さん』 
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