4日に発表された8月の米雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比17万3000人増となり、市場予想の21万7000人増を下回った。ただし、7月と6月の非農業部門就業者数の伸びは上方修正され、この2カ月間の上方修正幅は合計で4万4000人増となった。失業率 は5.1%と、2008年4月以来の水準に低下した。8月の平均時給は、前月比0.3%増。前年比では2.2%増となった。

NY外国為替市場のドル円相場は、米雇用統計の結果を受けて、発表直後は118円57銭に急落したものの、すぐ119円56銭まで急反発するなど乱高下した。結局、NYダウの下落を受けて、リスク回避の円買いが優勢となて、119円台前半で引けた。

週明け7日の東京市場のドル円相場は、118円台後半と円高基調で推移している。

ドル円の4時間足を見ると、8月25日に116円14銭まで急落し、長大下ヒゲを引いて引き戻しているため、下値の堅さが意識されているが、しかし、もう一度、116円台を見に行く可能性が高いだろう。

8月25日直前の高値は125円28銭(8月12日)であり、これと直後の最安値116円14銭にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、高値から0.38倍押し=121円81銭、0.5倍押し=120円71銭、0.62倍押し=119円62銭となる。

8月31日の高値は121円68銭で、ほぼ0.38倍押しに達したが、その後は反落し、現在は0.62倍押しのラインを下回っている。

そのため、全値戻しの可能性があり、もう一度、116円台まで下落することが予想される。

雇用統計の反応で、ごく短期的に118円57銭~119円56銭のレンジが形成されたが、118円57銭を下回った場合、レンジの下抜けとなり、下落基調が強まるだろう。

しかし、相場が上昇に転じ、121円68銭を上回った場合、この下落見通しは否定されると考える。


yen60

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