【9月29日 国内市況と終値】
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*29日の金は大幅続落。28日のNY金が年内利上げ観測の高まりを背景に売られたことや、為替の円高を反映して売りが優勢となった。RSI(14日)=45.0%。白金は暴落。株安やフォルクスワーゲンによるディーゼル車の排ガス不正問題に伴う需要減速懸念が引き続き弱材料視された。3年1カ月ぶりに3500円の節目を割り込んだ。RSI(14日)=29.8%。

*29日の中東産原油は、昨日の海外原油相場が中国の需要減退懸念や株安を受けて下落したことや、為替が円高に振れたこともあって売りが優勢となった。RSI(14日)=42.4%。中国国家統計局が発表した8月の工業部門企業利益は、前年同月比8.8%減と大幅な落ち込みとなった。1日は中国国家統計局の9月製造業PMIと非製造業PMIのほか、マークイット財新の9月製造業PMI改定値などの経済指標の発表が相次ぐため、結果次第では、原油相場の一段安も予想される。石油製品も原油安と円高を受けて下落。ガソリンのRSI(14日)=46.1%。灯油のRSI(14日)=40.7%。

*29日のゴムは原油安、株安、上海株安を受けて大幅安。RSI(14日)=38.5%。28日に発表された8月の工業部門企業利益は、前年同月比8.8%の減少と大幅に低下したため、1日の製造業PMIにも弱気な見方が強まっていることも弱材料視された。

*29日のトウモロコシはシカゴトウモロコシ安と円高を受けて反落。RSI(14日)=51.3%。一般大豆もシカゴ安を受けて反落。RSI(14日)=40.5%。

*29日の東京外国為替市場のドル円相場は、株価の大幅安を受けて、リスク回避の円買いが強まり119円台前半に下落した。一時119円30銭台まで下落したが、株の下落幅に比べるとドル円の下げは限定的だった。ただ、今夜の欧米市場でさらに下押しする可能性もありそうだ。

*29日の日経平均株価は、大幅下落となり、1月16日以来の1万7000円割れとなった。中国の景気悪化懸念が再燃して、昨日の欧米株が軒並み大幅安となった流れを引き継ぎ、本日の東京市場でも幅広く売られた。円高・ドル安が進んだことも、株売りに拍車をかけた。


*第33回 『おしえて陳さん』 
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