【9月30日 国内市況と終値】
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*30日の東京金は3日ぶりに反発。今夜には9月のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用報告、10月1日には9月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)と注目度の高い経済指標の発表を控えているため、買い戻しも限定的だった。RSI(14日)=47.0%。白金も株高を受けて買戻しに大幅反発。RSI(14日)=35.5%。

*30日の中東産原油は、NY原油高や株価の上昇を受けて反発。RSI(14日)=45.3%。今朝発表された米石油協会(API)の週間統計よると、原油在庫は前週比460万バレル増加し、市場予想(10万2000バレル増)を大きく上回る積み増しとなった。一部では減少との予想も出ていたことから、API統計を受けて、時間外相場は売りが強まった。ただ、WTIの受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫は120万バレル減だったため、下げ幅は小さかった。10月1日は中国で国家統計局の9月の製造業PMIのほか、マークイット・財新の9月の製造業PMI改定値など主要経済指標が発表されるため、原油相場が大きく動意付く可能性がありそうだ。石油製品も連れ高となった。ガソリンのRSI(14日)=48.5%。灯油のRSI(14日)=43.6%。

*30日のゴムは株高、原油高を受けて小反発。RSI(14日)=39.0%。中国政府が打ち出した自動車減税策も支援要因となったようだ。減税対象となるのは排気量1600cc以下の乗用車で、10月1日から2016年末までの間、購入時の税率は半分になるという。

*30日のトウモロコシはシカゴ相場高を受けて上昇。RSI(14日)=55.9%。大豆も高い。RSI(14日)=45.1%。シカゴ大豆は、28日に中国向けや仕向け地不明で計124万9000トンの大口の輸出成約が報告されたことや、最新の米クロップ・ブログレスで、主要18州の作柄の優・良の合計が62%と前週から1ポイント低下したことが強材料視されている。

*30日の東京外国為替市場のドル円相場は、119円台後半で上値の重い展開が続いた。朝方は、日経平均株価の上昇や実需の買いが入り、一時120円台まで上昇したが、上値は重く、次第に119円台後半に軟化した。株高に対するドル円の反応は鈍かった。今夜のADP全米雇用報告や明日未明のイエレンFRB議長の講演を待っている状況。

*30日の日経平均株価は3日ぶりに大幅反発。昨夜のNYダウが反発したことで下値不安が薄れ、買いが優勢となった。日本の8月鉱工業生産指数速報値は市場予想に反して前月比で減少し、基調判断も「弱含み」に下方修正された。


*第33回 『おしえて陳さん』 
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