11月24日(火)
【11月23日の海外相場および市況】
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*週明け23日のNY金は続落。終値としては2010年2月以来約5年10カ月ぶりに安値を更新した。週明け、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測を背景に、ドルが主要通貨に対して上昇し、ドル建て金に割高感が強まった。また、米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は21日、米経済指標が失望を誘う内容にならない限り、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月に利上げする「強い根拠」があると発言したことも金を押し下げた。RSI(14日)=27.7%。白金は続落し、7年ぶりの安値近辺で推移した。RSI(14日)=24.3%。

*週明け23日のNY原油は小反落した。サウジアラビアの報道機関によると、同国政府が長引く原油安に対処するため価格の安定に向けて他の産油国と協力する準備があると報じた。これを受けて世界的な供給過剰状態が緩和されるのではないかとの期待が高まり、相場は一時42.75ドルまで上昇した。ただ、買い一巡後は再びマイナス圏に沈んだ。RSI(14日)=40.9%。北海ブレント原油は堅調。

*週明け23日のシカゴトウモロコシはファンドの売り越し拡大が警戒されて買戻しに小反発。RSI(14日)=46.1%。シカゴ大豆は、時間外相場で2009年3月以来の最安値を付けたため、ショートカバーが入り反発。RSI(14日)=45.3%。

*週明け23日のNY外国為替市場のドル円相場は、米長期金利が軟化したため、122円台後半に下落した。ただ、年内の米利上げ観測が強まる中、ドル円の下げ幅も限定的だった。米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は21日、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月に利上げする「強い根拠」があると発言した。10月の米中古住宅販売件数(季節済み、年率換算)は前月比3.4%減の536万戸となり、市場予想の540万戸を若干下回った。

*週明け23日のNYダウは、利益確定売りに小反落。10月の米中古住宅販売は前月比3.4%減と市場予想を下回ったものの、ほとんど材料視されなかった。

【本日の主な経済指標およびイベント】
16:00 (独) 7-9月期GDP・確報 (前期比) +0.3% +0.3%
         (独) 7-9月期GDP・確報 (季調前・前年比) +1.8% +1.8%
18:00 (独) 11月Ifo景況感指数 108.2 108.2
18:30 (南ア) 7-9月期GDP (前期比年率) -1.3% +1.0%
21:00 (トルコ) トルコ中銀政策金利発表 7.50%
22:30 (米) 7-9月期GDP・改定 (前期比年率) +1.5% +2.1%
22:30 (米) 7-9月期個人消費・改定 (前期比年率) +3.2% +3.2%
22:30 (米) 7-9月期GDPデフレーター・改定 (前期比年率) +1.2% +1.2%
22:30 (米) 7-9月期コアPCEデフレーター・改定 (前期比年率) +1.3% +1.3%
23:00 (米) 9月S&P/ケースシラー住宅価格指数 (前年比) +5.09% +5.10%
24:00 (米) 11月消費者信頼感指数 97.6 99.5
24:00 (米) 11月リッチモンド連銀製造業指数 -1 1 

*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第41回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/