12月30日(水)
【12月29日の海外相場および市況】
ny1229

*29日のNY金は保ち合いとなった。原油相場の上昇を受けてインフレヘッジとして買われたが、一方でドルが対ユーロで反発したため、ドル建て金が割高となり、上値を抑えた。12月の消費者信頼感指数は96.5と、市場予想の93.8を上回ったが、相場の反応は一時的だった。白金は株高を受けて反発。

*29日のNY原油は反発。暖冬が続いていた米欧地域で気温が低下し始め、ヒーティングオイル価格が上昇し、原油相場にとって支援材料となった。米東部には今週後半に寒気が流れ込み、気温がさらに下がるとの予報が出ている。

*29日のシカゴトウモロコシは6日ぶりに反発。ただ、世界在庫が潤沢にあり、ドル高による輸出力の低下で上値は重かった。シカゴ大豆は6日ぶりに反発。ブラジルで来週、主要生産地の中西部を含む地域で降雨が予想されていることが相場の上値を抑えた。

*29日のNY外国為替市場のドル円相場は、120円台半ばで小動き。年末休暇のため市場参加者も少なかった。ドルが対ユーロで買われた流れを受けて対円でもドルが反発した。12月の消費者信頼感指数は96.5と前月の92.6から改善したが、相場の反応は限定的だった。

*29日のNYダウは3日ぶりに反発。暖冬が続いていた米欧地域で気温が低下し始めたことから、暖房需要を見込んで原油相場が反発したことが好感された。また、S&Pケース・シラー住宅価格指数や消費者景気信頼感指数が、いずれも前月比で堅調な伸びを示したことも強材料視された。

【30日の主な経済指標およびイベント】
21:00 (南ア) 11月貿易収支 -214億ZAR -66億ZAR 
24:00 (米) 11月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) +0.2% +0.7% 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第46回 『おしえて陳さん』 
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