1月12日(火)
【1月11日の海外相場および市況】
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*週明け11日のNY金は小幅続落。為替市場ではドルが対ユーロで反発し、ドル建て金に割高感が強まった。 ただ、中国景気の先行きが不透明なことから、リスク回避の金買いもあり、下値は限定的だった。また、中国の金融システムに対する不安も根強いようだ。中国の金融当局が株式市場や為替相場のコントロールに失敗したとの受け止めが広がっており、中国政府が経済政策を管理し切れなくなるとの懸念が強まっている。NY白金は、南アランドが対ドルで史上最安値を更新したことを受けて3日ぶりに大幅反落した。

*週明け11日のNY原油は6日続落。上海株の大幅反落を受けて中国景気の減速不安が強まり、エネルギー消費大国である同国の需要減退懸念が広がったことから、原油相には売りが強まった。為替市場でドルが対ユーロで堅調に推移したこともドル建て原油には売り材料となり、一時31ドルを割り込む場面もあった。また、世界的な需給緩和も依然として懸念されている。

*週明け11日のシカゴトウモロコシは利食い売りに反落。商品相場全般の下落に加え、中国の景気減速懸念が嫌気された。シカゴ大豆は反落。中国の需要鈍化が懸念されている。

*週明け11日のNY外国為替市場のドル円相場は、NYダウの上昇を受けてリスク回避姿勢が弱まり、円が売り戻されて、ドル円は117円台後半に上昇した。ただ、原油相場がおよそ12年ぶりの安値を付けたため、リスク懸念は払拭されず、ドル円の上値は限定的だった。

*週明け11日のNYダウは、4日ぶりに反発。安値拾いの買いが先行し、一時115ドル高まで上昇した。しかし、原油相場がおよそ12年ぶりの安値を付けたことが嫌気され、高値から反落し、上値は重かった。


【12日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 11月国際収支-経常収支 +1兆4584億円 +8950億円
08:50 (日) 11月国際収支-貿易収支 +2002億円 -1587億円
15:00 (日) 12月景気ウォッチャー調査・現状判断DI 46.1 46.6 
15:00 (日) 12月景気ウォッチャー調査・先行き判断DI 48.2 48.0
18:30 (英) 11月鉱工業生産 (前月比) +0.1% 0.0%
18:30 (英) 11月製造業生産 (前月比) -0.4% +0.1%
24:00 (英) 英国立経済研究所(NIESR)GDP +0.6%
24:00 (米) 1月IBD/TIPP景気楽観度指数 47.2 47.5 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第47回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/