【1月28日(木) 国内市況と終値】
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*28日の金は続伸したものの、上値は重くなった。NY金時間外は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明公表後には前日比10ドル近く急伸し、一時1128.0ドルと約3カ月ぶりの高値を付けたが、その後は売りに押され、1120ドルを割り込んだ。FOMC声明は総じてハト派的だったが、3月利上げの可能性が完全に消えたわけではないとの見方が次第に強まったようだ。白金も続伸ながら、上値を削った。

*28日の中東産原油は、昨日の海外原油相場高と円安を受けて続伸。石油製品も原油になびいて上昇。主要産油国のロシアと石油輸出国機構(OPEC)が協調減産に向けて合意を目指すとの報道が強材料となった。

*28日のゴムは株安を受けて下落。ゴムの主産地であるタイでは、政府が今月12日に、天然ゴム相場の低迷で収入減に見舞われている生産農家への支援策を決議した。政府の介入を受けて現物価格は上昇し、東京市場も急伸したが、ゴム自体の供給過剰感が強いため、効果は一時的なものにとどまりそうだ。

*28日のトウモロコシは材料難から反落。一般大豆は変わらず。

*28日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の下落を受けて、118円台半ばに反落した。26、27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が終了し、市場は29日の日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁の記者会見待ちとなっている。

*28日の日経平均株価は反落。原油相場の反発や円安を受けてプラス圏まで戻す場面もあったが、明日公表される日銀金融政策決定会合待ちで、売りが優勢となった。


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