3月29日(火)
【3月28日の海外相場および市況】
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*3連休明け28日のNY金は3日続落。ただ、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したため、ドル建て金は割安感から買い支えられ、下げ幅は限定的だった。金ETF「SPDRゴールド・トラスト」の金保有高は24日時点で、2648万オンス(およそ824トン)と、2013年12月以来の水準に増加した。NY白金は金に連れて3日続落。

*3連休明け28日のNY原油は小幅続落。市場では、増産凍結に向けた主要産油国による協議が4月17日に予定されているが、最終合意に至るかどうか疑わしくなっているという。ただ、為替市場ではドルが対ユーロで下落したため、買い戻しが入り、下げ幅を大きく縮小した。

*連休明け28日のシカゴトウモロコシは小幅続伸。ロイター通信によるアナリスト調査では、米農務省が31日に発表する2016年度作付面積見通しは、8997万2000エーカーと予想されている。2015年は8799万9000エーカーだった。シカゴ大豆は利益確定売りに反落。

*連休明け28日のNY外国為替市場のドル円相場は、113円台半ばに反発した。日本の輸入企業や機関投資家の年度末を控えたドル買い需要が高まった。2月の個人消費支出は年換算で前月比0.1%増と、予想通りの伸びとなった。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が注視するインフレ指標の個人消費支出(PCE)物価指数は0.1%低下と、前月の0.1%上昇に対して落ち込んだことから、利上げペースが遅れるとの見方も出た。

*連休明け28日のNYダウは小幅続伸。2月の個人消費支出は年換算で前月比0.1%増と、予想通りの伸びとなった。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が注視するインフレ指標の個人消費支出(PCE)物価指数は0.1%低下と、前月の0.1%上昇に対して落ち込んだ。一方、2月の中古住宅販売成約指数が市場予想を大きく上回ったほか、ダラス連銀の3月の製造業景況指数も前月からマイナス幅を縮小し、経済指標は総じて良好な内容となったことから、景気回復は順調と見られた。

【本日の主な経済指標およびイベント】
08:30 (日) 2月失業率 3.2% 3.2% 3.3%
08:30 (日) 2月有効求人倍率 1.28 1.29 1.28
22:00 (米) 1月S&P/ケースシラー住宅価格指数 (前年比) +5.74% +5.75%
23:00 (米) 3月消費者信頼感指数 92.2 94.0
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第59回 『おしえて陳さん』 
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