4月27日(水)
【4月26日の海外相場および市況】
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*26日のNY金は続伸。3月の米耐久財受注額は前月比0.8%増と市場予想の1.8%増を大きく下回った。また、米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が公表した2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(全米主要20都市)は前月比0.7%上昇したものの、市場予想の0.8%上昇を下回った。経済指標がさえない内容だったため、対ユーロでドル安が進行し、金は買われた。ただその後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まったこともあり、様子見気分が強まった。今回のFOMCでは利上げが見送られる可能性が高いが、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長発言や声明から、6月の会合で利上げを示唆する内容があるかどうかが注目されている。NY白金はドル安を受けて続伸。

*26日のNY原油は上昇。耐久財受注などの米経済指標が低調で、為替市場でドルが対ユー
ロで下落したため、ドル建て原油に割安感が生じて買われた。ガソリン価格が大幅上昇したことも強材料視された。

*26日のシカゴトウモロコシは、米中西部の降雨予想を受けて続伸。シカゴ大豆も、作付け遅延懸念から続伸。

*26日のNY外国為替市場では、日銀による追加金融緩和への思惑から円売り・ドル買いが優勢となり、ドル円相場は111円台前半に反発した。3月の米耐久財受注や民間調査会社コンファレンス・ボード消費者信頼感指数はいずれも市場予想を下回ったが、大きな影響はなかった。26、27日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げが見送られる公算が高く、27、28日の日銀金融政策決定会合では追加緩和が決定されると見られている。

*26日のNYダウは小反発。26、27日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げが見送られる公算が高く、この日は原油相場が上昇したこともあって、買いが優勢となった。ただ、2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(全米主要20都市)、3月の米耐久財受注、4月のコンファレンス・ボード消費者頼感指数はいずれも市場予想を下回ったため、株価の上値を抑えた。

【本日の主な経済指標およびイベント】
*ヨハネスブルグ休場(フリーダムデー)
07:45 (NZ) 3月貿易収支 +3.39億NZD(+3.67億NZD) +4.01億NZD +1.17億NZD
10:30 (豪) 1-3月期消費者物価指数 (前期比) +0.4% +0.2%
   (豪) 1-3月期消費者物価指数 (前年比) +1.7% +1.7%
17:30 (英) 1-3月期GDP・速報 (前期比) +0.6% +0.4%
   (英) 1-3月期GDP・速報 (前年比) +2.1% +2.0% 
23:00 (米) 3月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) +3.5% +0.5%
27:00 (米) FOMC政策金利発表 0.25-0.50% -- --
30:00 (NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレート 2.25% 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第63回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/