5月26日(木)
【5月25日の海外相場および市況】
*25日のNY金は6日続落し、4月6日以来約7週間ぶりの安値を付けた。原油相場が続伸し、リスクオンモードが強まった。日欧米株が続伸し、安全資産の金には売りが優勢となった。ただ、米国のサービス業購買担当者景況指数(PMI)が予想より低かったことを受けてドルが反落したため、金相場は下げ幅を縮めた。NY白金は金に連れて3日続落。
*25日のNY原油は続伸。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計では、米原油在庫が20日まで
の1週間に前週比420万バレル減少し、市場予想250万バレル減を上回る大幅な取り崩しとなった。これを受けて一時49.62ドルまで上昇した。しかし、ガソリン在庫が前週比200万バレル増と減少予想に反して積み増しとなったことから、上げ幅を縮小した。
*25日のシカゴトウモロコシは大豆高に連れて反発。米国産トウモロコシの輸出が、引き続き堅調との見通しも支援材料となった。シカゴ大豆は大豆ミール高を受けて急反発し、一時1週間ぶりの高値を付けた。
*25日のNY外国為替市場のドル円相場は、110円台前半で推移した。この日は主要な米経済指標の発表もなく、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの発言も、目新しい内容に乏しかった。フィラデルフィア連銀のハーカー総裁とダラス連銀のカプラン総裁はそれぞれ年内に2回ないし3回の利上げが適切との従来の見解を繰り返したほか、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は緩やかに経済が成長するとの見通しを示した。
*25日のNYダウは原油相場高を好感して続伸。米エネルギー情報局(EIA)による最新週の原油在庫統計では、在庫の減少幅が市場予想よりも大きく、供給過剰の解消期待から原油価格が上昇し、エネルギー株を中心に上昇した。
【本日の主な経済指標およびイベント】
17:30 (英) 1-3月期GDP・改定 (前期比) +0.4% +0.4%
(英) 1-3月期GDP・改定 (前年比) +2.1% +2.1%
18:30 (南ア) 4月生産者物価指数 (前年比) +7.1% +7.3%
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 27.8万件 27.5万件
21:30 (米) 4月耐久財受注 (前月比) +0.8%(+1.3%) +0.5%
(米) 4月耐久財受注 (前月比:除輸送用機器) -0.2% +0.3%
23:00 (米) 4月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) +1.4% +0.7%
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。
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