【7月26日(火) 国内市況と終値】
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*26日の金は4日続落。NY金時間外が軟調に推移した上に、為替が大幅な円高となったため売りが優勢となって下げ幅が拡大した。白金も円高を受けて続落。26、27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げは見送られるとの見方が広がっているが、声明で、9月以降の追加利上げの可能性にどこまで言及するかが注目されている。

*26日の中東産原油は3日続落。昨日のNY原油が供給過剰懸念から下落し、一時442.97ドルと4月26日以来、約3カ月ぶりの安値を付けた。これに加え、本日の為替は円高で推移したため売りが優勢となった。先限は一時2万8110円まで売られ、5月9日以来、約2カ月半ぶりの安値を付けた。石油製品も原油安になびいて下落。

*26日のゴムは大幅続落。上海ゴムの下落と円高が弱材料となった。

*26日のトウモロコシは円高を受けて軟調。一般大豆も安い。米国ではトウモロコシの受粉期も終え、大豆の着さやに焦点が移っている。米国産地では生育が順調で、豊作観測が強まっているという。

*26日の東京外国為替市場のドル円相場は、まとまった売りが出て104円台前半まで下落した。早朝は、105円70銭前後で推移していたが、日経平均株価の下落を受けて105円を割り込むと、ストップロスが誘発され、104円30銭付近まで水準を切り下げた。日本政府による経済対策の規模が期待外れになるとの見方から、まとまった売りが出たようだ。

*26日の日経平均株価は下落。NYダウの下落や円高が嫌気された。今週の日銀金融政策決定会合では、追加金融緩和が予想されているが、一方で、英国の欧州連合(EU)離脱決定後の金融市場の混乱がとりあえず収束しているため、追加緩和を見送る可能性も予想されている。


第75回 『おしえて陳さん』 
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